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- その他のアプリケーションの使用
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- メモリ、ストレージおよびパフォーマンス
- ナレッジベース
Mark Christiansen が、彼の著書『After Effects Studio Techniques』(Adobe Press の Web サイトで入手可能)で、合成の概要について詳しく説明しています(マスク、マット、描画モード、アルファチャンネルについて取り上げています)。
Rich Young が、ビネットを作成する様々な方法に関するチュートリアルとリソースをまとめて紹介しています。
Chris Zwar が、彼自身の Web サイトで、カラーキーイングおよび合成に関するヒントを公開しています。
静止画シーケンスをレンダリングして書き出す
レンダリングしたムービーを静止画のシーケンスとして書き出すことができます。この場合、ムービーの各フレームは個別の静止画ファイルとして出力されます。ネットワーク上にある複数のコンピューターを使用して 1 つのムービーをレンダリングする場合は、常に静止画シーケンスとして出力されます。静止画シーケンスは、多くの 3D アニメーションプログラムで使用できます。ビジュアル要素を After Effects から Flash Professional に変換するには、PNG ファイルのシーケンスにすると便利です。
ムービーを作成してフィルムに変換する場合は、静止画のシーケンスを作成してから、フィルムレコーダーを使用してフィルムに変換する必要があります。
PSD ファイルのシーケンスを作成すると、フレームを Photoshop に変換して、修正、編集できます。その後、画像シーケンスを After Effects に読み込んで戻すことができます。
静止画シーケンスの出力ファイル名は、実際にはファイル命名テンプレートを指定します。指定する名前は、角括弧で囲まれたポンド記号([#####])を含む必要があります。各フレームがレンダリングされると、[#####] の部分がシーケンス内のフレーム順序を示す番号で置き換えられます。例えば、mymovie_[#####].tga というファイル名を指定すると、出力ファイルには mymovie_00001.tga、filmout_00002.tga といった名前が付けられます。
静止画シーケンスには、最高で 32766 個のフレームを含めることができます。
コンポジションの 1 つのフレームをレンダリングして書き出す
コンポジションから 1 つのフレームをレイヤー情報を保持した Adobe Photoshop(PSD)ファイルまたはレンダリングされた画像のいずれかの形式で書き出せます。Adobe Photoshop でのファイル編集、プロキシ作成、ムービーからポスターやストーリーボード用にイメージの書き出しの際に便利です。
「Photoshop レイヤー」コマンドでは、After Effects コンポジションの単一フレームのすべてのレイヤーが Photoshop ファイルに保存されます。ネスト化したコンポジションは、PSD ファイルにレイヤーグループとして保持されます(最大で 5 レベルまで)。PSD ファイルの色深度は、After Effects プロジェクトと同じになります。
Photoshop のレイヤーファイルには、すべてのレイヤーを埋め込んだ(統合された)イメージが含まれます。この機能によって、Adobe Photoshop レイヤーに対応してしないアプリケーションでも、統合されたイメージが表示されます(レイヤーは無視されます)。
Photoshop でサポートされていない機能を使用しているフレームを Photoshop のレイヤーファイルとして保存すると、After Effects で表示したフレームと出力結果が異なることがあります。例えば、Photoshop で使用できない描画モードは、最も類似する描画モードに置き換えられます。ただし、統合されたイメージ(Photoshop レイヤーに対応していないアプリケーションでのみ表示可能)は、After Effects と同じように表示されます。または、コンポジション/フレームを保存/ファイルのコマンドを使用してフレームをレンダリングし、フラット化およびレンダリングされたファイルのバージョンを PSD 形式で書き出すことができます。
プロジェクトのカラーマネジメントが無効な場合(プロジェクトの作業用カラースペースを「なし」に設定している場合)、フレームを保存/Photoshop レイヤーを選択して生成した PSD ファイルには、sRGB IEC61966-2.1 ICC カラープロファイルが埋め込まれます。プロジェクトのカラーマネジメントが有効な場合(プロジェクトの作業用カラースペースを「なし」以外に設定している場合)、フレームを保存/Photoshop レイヤーを選択して生成した PSD ファイルには、プロジェクトの作業用カラースペースに対応するカラープロファイルが埋め込まれます。(カラーマネジメントとカラープロファイルを参照)。
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書き出すフレームを選択します。フレームがコンポジションパネルに表示されます。
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次のいずれかの操作を行います。
単一のフレームをレンダリングするには、コンポジション/フレームを保存/ファイルを選択します。レンダーキューパネルで適切な設定を行い、必要に応じて「レンダリング」をクリックします。
単一のフレームをレイヤー情報を保持した Adobe Photoshop のファイルとして書き出すには、コンポジション/フレームを保存/Photoshop レイヤーを選択します。
フレームを保存/ファイルコマンドの初期設定の出力設定を変更するには、「フレームの初期設定」のレンダリング設定テンプレートの設定を変更します(詳しくは、レンダリング設定テンプレートを作成、編集、管理するを参照)。