マニュアル キャンセル

フッテージアイテムの操作

  1. After Effects ユーザガイド
  2. ベータ版のリリース
    1. ベータ版プログラムの概要
    2. After Effects ベータ版ホーム
  3. はじめに
    1. After Effects の概要
    2. After Effects の新機能
    3. リリースノート | After Effects
    4. After Effects の必要システム構成
    5. After Effects のキーボードショートカット
    6. サポートされているファイル形式 | After Effects
    7. ハードウェアに関する推奨事項
    8. Apple シリコン対応の After Effects
    9. 計画と設定
  4. Workspaces
    1. 一般ユーザーインターフェイスアイテム
    2. After Effects インターフェイスについて
    3. ワークフロー
    4. Workspaces、パネルおよびビューア
  5. プロジェクトとコンポジション
    1. プロジェクト
    2. コンポジションの基本
    3. プリコンポーズ、ネスト化およびプリレンダリング
    4. コンポジションプロファイラーを使用した詳細なパフォーマンス情報の表示
    5. CINEMA 4D コンポジションレンダラー
  6. フッテージの読み込み
    1. 静止画の準備と読み込み
    2. After Effects および Adobe Premiere Pro の読み込み
    3. ビデオとオーディオの読み込みと変換
    4. 3D イメージファイルの準備と読み込み
    5. フッテージアイテムの読み込みと変換
    6. フッテージアイテムでの作業
    7. シーン編集の検出を使用した編集ポイントの削除
    8. XMP メタデータ
  7. テキストとグラフィック
    1. テキスト
      1. 文字の書式設定と文字パネル
      2. テキストエフェクト
      3. テキストレイヤーの作成と編集
      4. 段落の書式設定と段落パネル
      5. テキストレイヤーとシェイプレイヤーの押し出し
      6. テキストのアニメーション化
      7. テキストアニメーションのサンプルとリソース
      8. Live Text テンプレート
    2. モーショングラフィック
      1. After Effects でのモーショングラフィックステンプレートの操作
      2. エクスプレッションを使用した、モーショングラフィックステンプレートのドロップダウンリストの作成
      3. エッセンシャルプロパティを使用したモーショングラフィックステンプレートの作成
      4. モーショングラフィックステンプレートおよびエッセンシャルプロパティでの画像とビデオの置き換え
      5. プロパティパネルを使用して、すばやく簡単にアニメートする
  8. 描画、ペイント、パス
    1. シェイプレイヤー、パス、ベクトルグラフィックの概要
    2. ペイントツール:ブラシ、コピースタンプおよび消しゴム
    3. テーパシェイプストローク
    4. シェイプレイヤーのシェイプ属性、ペイント操作およびパス操作
    5. 「パスのオフセット」シェイプエフェクトを使用したシェイプの変更
    6. シェイプの作成
    7. マスクを作成
    8. コンテンツに応じた塗りつぶしパネルを使用したビデオからのオブジェクトの削除
    9. ロトブラシとマットを調整
  9. レイヤー、マーカー、カメラ
    1. レイヤーの選択と配置
    2. 描画モードとレイヤースタイル
    3. 3D レイヤー
    4. レイヤープロパティ
    5. レイヤーの作成
    6. レイヤーの管理
    7. レイヤーマーカーとコンポジションマーカー
    8. カメラ、ライト、目標点
  10. アニメーション、キーフレーム、モーショントラッキング、キーイング
    1. アニメーション
      1. アニメーションの基本
      2. パペットツールを使用したアニメーション化
      3. シェイプパスとマスクの管理とアニメーション化
      4. After Effects を使用した Sketch と Capture シェイプのアニメーション化
      5. 多彩なアニメーションツール
      6. データ駆動型アニメーションの操作
    2. キーフレーム
      1. キーフレーム補間法
      2. キーフレームの設定、選択および削除
      3. キーフレームの編集、移動、コピー
    3. モーショントラッキング
      1. モーションのトラッキングとスタビライズ
      2. 顔のトラッキング
      3. マスクのトラッキング
      4. マスク参照
      5. 速度
      6. 時間伸縮とタイムリマップ
      7. タイムコードと時間の表示単位
    4. キーイング
      1. キーイング
      2. キーイングエフェクト
  11. 透明度と合成
    1. 合成と透明化の概要とリソース
    2. アルファチャンネルおよびマット
    3. トラックマットとトラベリングマット
  12. カラーの調整
    1. カラーの基本
    2. カラーマネジメント
    3. 色調補正エフェクト
    4. OpenColorIO および ACES のカラーマネジメント
  13. エフェクトおよびアニメーションプリセット
    1. エフェクトおよびアニメーションプリセットの概要
    2. エフェクトリスト
    3. エフェクトマネージャー
    4. シミュレーションエフェクト
    5. スタイライズエフェクト
    6. オーディオエフェクト
    7. ディストーションエフェクト
    8. 遠近エフェクト
    9. チャンネルエフェクト
    10. エフェクトの生成
    11. 時間エフェクト
    12. トランジションエフェクト
    13. ローリングシャッターの修復エフェクト
    14. ブラー&シャープエフェクト
    15. 3D チャンネルエフェクト
    16. ユーティリティエフェクト
    17. マットエフェクト
    18. ノイズ&グレインエフェクト
    19. 「詳細を維持しながらアップスケール」エフェクト
    20. 旧バージョンエフェクト
  14. エクスプレッションと自動化
    1. エクスプレッション
      1. エクスプレッションの基本
      2. エクスプレッション言語について
      3. エクスプレッション制御の使用
      4. JavaScript と以前の ExtendScript のエクスプレッションエンジンの構文の違い
      5. エクスプレッションの編集
      6. エクスプレッションエラー
      7. エクスプレッションエディターの使用
      8. エクスプレッションを使用したテキストプロパティの編集とアクセス
      9. エクスプレッション言語リファレンス
      10. エクスプレッションの例
    2. 自動化
      1. 自動化
      2. スクリプト
  15. イマーシブビデオ、VR、3D
    1. After Effects での VR 環境の作成
    2. イマーシブビデオエフェクトの適用
    3. VR/360 度ビデオの合成ツール
    4. 高度 3D レンダラー
    5. 3D モデルを読み込んでコンポジションに追加
    6. Creative Cloud ライブラリからの 3D モデルの読み込み
    7. 画像ベースの照明
    8. 3D モデルからのライトとカメラの抽出およびアニメーション化
    9. 3D カメラの移動のトラッキング
    10. シャドウを落とすおよび受ける
    11. 埋め込まれた 3D モデルアニメーション
    12. シャドウキャッチャー
    13. 3D 深度データ抽出
    14. 3D レイヤーのマテリアルプロパティの変更
    15. 3D デザインスペースでの作業
    16. 3D 変形ギズモ
    17. 3D アニメーションによるその他の操作
    18. Mercury 3D エンジンを使用した、3D デザインへのリアルタイムのプレビュー変更
    19. グラフィックへのレスポンシブデザインの追加
  16. ビューとプレビュー
    1. プレビュー
    2. Mercury Transmit を使用したビデオプレビュー
    3. ビューの変更と使用
  17. レンダリングと書き出し
    1. レンダリングと書き出しの基本
    2. After Effects の H.264 エンコード
    3. After Effects プロジェクトを Adobe Premiere Pro プロジェクトとして書き出し
    4. ムービーの変換
    5. マルチフレームレンダリング
    6. 自動レンダリングとネットワークレンダリング
    7. 静止画および静止画シーケンスのレンダリングと書き出し
    8. After Effects での GoPro CineForm コーデックの使用
  18. その他のアプリケーションの使用
    1. Dynamic Link と After Effects
    2. After Effects およびその他のアプリケーションの使用
      1. After Effects プロジェクトを Premiere Pro プロジェクトとして書き出し
    3. After Effects の設定の同期
    4. After Effects の Creative Cloud ライブラリ
    5. プラグイン
    6. Cinema 4D と Cineware
  19. 共同作業:Frame.io と Team Projects
    1. Premiere Pro と After Effects での共同作業
    2. Frame.io
      1. Frame.io のインストールとライセンス認証
      2. Premiere Pro および After Effects での Frame.io の使用
      3. よくある質問
    3. Team Projects
      1. Team Projects の概要
      2. チームプロジェクトの作成
      3. Team Projects を使用した共同作業
  20. メモリ、ストレージおよびパフォーマンス
    1. メモリとストレージ
    2. プレビュー時のメモリ不足の問題に対する After Effects の処理    
    3. 処理速度の向上
    4. 環境設定
    5. After Effects の GPU および GPU ドライバーの要件
  21. ナレッジベース
    1. 既知の問題
    2. 修正された問題
    3. よくある質問
    4. After Effects および macOS Ventura
    5. プレビュー時のメモリ不足の問題に対する After Effects の処理

フッテージアイテムの整理、表示、管理、 トリム

コンポジションとフッテージアイテムはプロジェクトパネルに一覧表示されます。タイムラインパネルやエフェクトコントロールパネル内のアイテムとは異なり、プロジェクトパネル内のアイテムの順序は、作成するムービーの外観には影響しません。プロジェクトパネル内ではフォルダーを使用するなどの方法で、フッテージアイテムとコンポジションを好きなように整理できます。単色の平面フッテージアイテムは、自動的に平面フォルダーに保存されます。

プロジェクトパネルで作成したフォルダーは、プロジェクトパネルのみに存在します。フォルダーを展開して内容を表示したり、フォルダーの中に別のフォルダーを移動させることができます。ファイルやフォルダーをプロジェクトパネルの上位レベルに移動するには、パネル上部のグレーの情報エリアにドラッグします。

プロジェクトパネルの検索フィールドを使用して、不明ソースファイルなどの様々な検索条件に一致するフッテージアイテムを検索できます。

フッテージパネルでフッテージアイテムをトリムする

フッテージアイテムをトリムしてコンポジションに挿入するには、フッテージパネルで、インポイントを設定アウトポイントを設定リップルインサート編集オーバーレイ編集の各コントロールを使用できます。フッテージパネルでトリムした方が、フッテージアイテムをコンポジションに追加してタイムラインパネルでレイヤーをトリムするより便利です。

アイテムごとに情報を表示する

  • フッテージアイテムまたはコンポジションの情報を表示するには、プロジェクトパネルでそのフッテージアイテムやコンポジションを選択します。情報は、プロジェクトパネル上部のサムネール画像の横に表示されます。
  • フッテージアイテムのファイル作成者 ID を表示するには、Alt キー(Windows)または Option キー(macOS)を押しながら、プロジェクトパネルでそのフッテージアイテムをクリックします。

フォルダーを作成する

  1. ファイル新規新規フォルダーを選択するか、プロジェクトパネルの新規フォルダーを作成アイコン をクリックします。

アイテムの名前の変更と並べ替え

  • コンポジション、フッテージアイテム、またはフォルダーの名前を変更するには、次のいずれかの操作を行います。
    • プロジェクトパネルでアイテムを選択し、Enter キー(Windows)または Return キー(macOS)を押して、新しい名前を入力します。

    • アイテムを右クリック(Windows)または Control キーを押しながらクリック(macOS)し、「名前を変更」を選択して、新しい名前を入力します。

  • コメント列の名前を変更するには、列の見出しを右クリックするか(Windows)、Control キーを押しながらクリックし(macOS)、「これに名前を付ける」を選択します。
注意:

コメント列を使用すると、並べ替えオプションをカスタマイズできます。列の名前を変更し、各アイテムに適切な情報(カメラの番号など)を入力して、その列で並べ替えます。

  • アイテムを特定の列で並べ替えるには、プロジェクトパネルで列の名前を選択します。

アイテムをコピーする

  • プロジェクトパネルでアイテムを複製またはコピーするには、そのアイテムを選択し、編集複製または編集コピーを選択します。
  • フッテージアイテムを Windows エクスプローラー(Windows)または Finder(macOS)にコピーするには、フッテージアイテムをプロジェクトパネルからデスクトップにドラッグします。

フッテージアイテムを表示する

  • フッテージアイテムがコンポジションのどこで使用されているかを表示するには、プロジェクトパネルでフッテージアイテムを右クリック(Windows)または Control キーを押しながらクリック(macOS)して、「コンポジションで開く」を選択します。次に、表示する特定のインスタンス(コンポジション名レイヤー名)を選択します。
  • プロジェクトパネル内のレイヤーのソースフッテージアイテムを表示するには、タイムラインパネルでそのレイヤーを右クリック(Windows)または Control キーを押しながらクリック(macOS)して、「プロジェクト内のレイヤーソースを表示」を選択します。
  • Adobe Bridge、Windows エクスプローラーまたは Finder でのフッテージアイテムの場所を表示するには、プロジェクトパネルでそのフッテージアイテムを右クリック(Windows)または Control キーを押しながらクリック(macOS)して、「Bridge で表示」、「Windows エクスプローラーで表示」または「Finder で表示」を選択します。

フッテージアイテムを更新する

  1. プロジェクトパネルで選択したフッテージアイテムを更新してソースフッテージファイルの最新バージョンを使用するには、ファイルフッテージを再読み込みを選択します。

フッテージパネルまたはオペレーティングシステムで割り当てられたメディアプレーヤーでフッテージアイテムを表示する

アイテムをフッテージパネルでプレビューすると、フッテージ変換処理の結果が表示されます。

  • フッテージパネルでフッテージアイテムを開くには、プロジェクトパネルでフッテージアイテムをダブルクリックします。
  • 選択したフッテージアイテムをフッテージパネルで開くには、プロジェクトパネルがアクティブになっているときにテンキーパッドの Enter キーを押します。
注意:

ファイルの種類に関連付けられているプレーヤーアプリケーションを使用してフッテージアイテムのソースを開くには、プロジェクトパネルでフッテージアイテムを Alt キー(Windows)または Option キー(macOS)を押しながらダブルクリックします。アプリケーションとファイルの種類の関連付けを変更する方法については、オペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。

拡張された平面フォルダー構造

拡張された平面フォルダー構造により、平面、調整レイヤー、ヌルをより適切に整理できます。次の作業を実行できます。

  • 平面フォルダーの名前を変更する:既存の平面フォルダーの名前を変更できます。すべての新しい平面が、「平面」という名前の別のフォルダーではなく、名前を変更したフォルダーに作成されます。フォルダーの名前を変更するには、次のどちらかのオプションを実行します。

平面フォルダーの名前を変更する

既存の平面フォルダーの名前を変更できます。すべての新しい平面が、「平面」という名前の別のフォルダーではなく、名前を変更したフォルダーに作成されます。フォルダーの名前を変更するには、次のどちらかのオプションを実行します。

オプション 1

  1. フォルダーを選択して、Enter キー(Windows)または Return キー(macOS)を押します。

  2. 名前フィールドに新しい名前を入力します。

オプション 2

  1. 右クリックして、「名前を変更」を選択します。例えば、フォルダーの名前を "Color Squares" に変更します。

  2. フォルダー名を変更した後、平面を作成しようとすると、警告メッセージが表示されます。

  3. 名前を変更したフォルダーを継続して使用するには、「はい」をクリックして、Color Squares を使用します。

  4. 新しい平面フォルダーに平面を作成したい場合、「いいえ」をクリックして、「平面」を使用します。

平面フォルダーの初期設定の名前を設定する

新規プロジェクトで作成する平面フォルダーの初期設定の名前を変更できます。名前を変更するには、次の手順に従います。

  1. 環境設定新規プロジェクトを選択して、環境設定ダイアログボックスを開きます。

  2. 環境設定ダイアログボックスで、新しいプロジェクト平面フォルダーテキストボックスに新しい名前を入力して、「OK」を選択します。

注意:

これらの設定は、作成する新しいフォルダーに適用されます。現在のプロジェクトには影響しません。

平面フォルダーを他のフォルダーにネストする

平面フォルダーを他のフォルダー内にネストできます。ネストする現在のプロジェクトの別のフォルダー内に平面フォルダーをドラッグします。フォルダーがネストされると、新しい平面は引き続きネストされたフォルダー内に作成されます。

注意:

チームプロジェクトのフォルダーにはネストできません。

任意のフォルダーを平面フォルダーとして設定する

フォルダーを平面フォルダーとして設定できます。フォルダーを平面フォルダーとして設定するには、次の手順に従います。

  1. プロジェクトパネルで目的のフォルダーを右クリックします。

  2. メニューから平面フォルダーを選択して、平面フォルダーとして設定します。  

注意:

1 度に 1 つのフォルダーのみ、平面フォルダーとして設定できます。詳しくは、平面レイヤーと平面フッテージアイテムを参照してください。

作成元のアプリケーションでフッテージを編集する

フッテージアイテムは、After Effects プロジェクトから作成元アプリケーションで直接開いて編集することができます。ただし、使用中のコンピューターに作成元のアプリケーションがインストールされている必要があります。さらに、アプリケーションの実行に十分な RAM の空き容量が必要です。作成元のアプリケーションでフッテージを編集して変更を保存すると、次に After Effects プロジェクトを開いたときに、そのフッテージのすべてのインスタンスに変更が適用されます。

注意:

アルファチャンネルのあるフッテージを編集する場合は、作成元のアプリケーションで、アルファチャンネルを含めたすべてのチャンネルを表示して編集してください。すべてのチャンネルを表示しないで編集した場合、変更がアルファチャンネルに適用されず、カラーチャンネルとのずれが生じる可能性があります。

タイムラインパネルまたはコンポジションパネルで選択した静止画シーケンスを編集する場合は、表示中の個々のイメージが開きます。プロジェクトパネルで選択した静止画シーケンスを編集する場合は、シーケンスの最初のイメージが開きます。

  1. プロジェクトパネル、コンポジションパネル、タイムラインパネルでは、フッテージアイテムまたはフッテージアイテムをソースとして使用しているレイヤーを選択します。コンポジションパネルまたはタイムラインパネルから静止画シーケンスを選択した場合は、編集する静止画が表示されているフレームに現在の時間インジケーターを移動します。

  2. 編集オリジナルを編集を選択します。

  3. 作成元のアプリケーションでフッテージを編集し、変更を保存します。

プロジェクトからアイテムを削除する

プロジェクトを整理したり、未使用のフッテージを削除したり、フッテージを統合する前に、プロジェクトに番号をつけて保存してバックアップを作成することを検討してください。

  • プロジェクトからアイテムを削除するには、プロジェクトパネルでアイテムを選択して、Delete キーを押します。
  • プロジェクトから未使用のフッテージアイテムをすべて削除するには、ファイル未使用のフッテージを削除を選択します。
  • プロジェクトから重複したフッテージアイテムすべてを削除するには、ファイルすべてのフッテージを統合を選択します。After Effects では、「フッテージを変換」の設定が同じフッテージアイテムのみが複製されます。複製したアイテムを削除した場合、その複製アイテムを参照しているレイヤーは、残っている方のアイテムを参照するように情報が更新されます。
  • 選択していないコンポジションと、プロジェクトパネルで選択したコンポジションで使用されていないフッテージアイテムを削除するには、ファイルプロジェクトの整理を選択します。このコマンドは、プロジェクトパネルがアクティブになっているときにだけ使用可能になります。

未使用のフッテージアイテムと選択したコンポジションにネスト化されていないその他すべてのコンポジションが削除されます。

選択したコンポジションに、アクティブになっていない要素(タイムラインパネルで選択されていないビデオスイッチやオーディオスイッチ)がある場合は、「プロジェクトの整理」コマンドを実行してもこれらのアイテムは削除されません。

選択したコンポジションのエクスプレッションが、関連のないコンポジションに含まれる要素を参照している場合に「プロジェクトの整理」を実行すると、ネスト化されていないコンポジションと適用されているエクスプレッションが削除されます。「プロジェクトの整理」を選択すると、これらの削除を確認するメッセージが表示されます。ここで、必要であればこのコマンドを取り消すことができます。ネスト化されていないコンポジションからエクスプレッションが削除されないようにするには、そのコンポジションを参照元のコンポジションへドラッグし、追加したコンポジションのオーディオスイッチおよびビデオスイッチの選択を解除します。

プレースホルダーとプロキシ

フッテージアイテムを一時的に代用する場合は、 プレースホルダーまたはプロキシを使用します。

プレースホルダー

フッテージアイテムがない場合にその代わりに一時的に使用する、カラーバーの静止画です。プレースホルダーは、コンポジションの作成中に、まだ存在しないフッテージアイテムの構想を練る場合に便利です。プレースホルダーは自動的に生成されるので、プレースホルダーフッテージアイテムを作成する必要はありません。

プロキシ

フッテージアイテムの代わりに一時的に使用するファイル。あらゆるファイルを使用できますが、通常は既存のフッテージの低解像度版や静止画版を使用します。また、ストーリーボードイメージを使用する場合もあります。最終フッテージを準備するまでの間や、実際のフッテージはあるけれども、テストムービーのプレビュー速度やレンダリング速度を上げたい場合には、プロキシを使用すると効率的です。プロキシを使用するときは、プロキシとして使用できるファイルが必要です。

レイヤーに適用したマスク、属性、エクスプレッション、エフェクトおよびキーフレームは、プレースホルダーやプロキシを最終フッテージアイテムに置き換えた後も維持されます。

プロジェクトパネルでは、実際のフッテージアイテムとプロキシのどちらが使用されているかを示す次のようなマーカーが、フッテージアイテム名に付きます。

  • 塗りつぶされたボックスは、プロキシアイテムがプロジェクト全体で現在使用されていることを示します。プロキシの名前は、フッテージアイテムを選択されているときにプロジェクトパネルの上部に太字で表示されます。

  • 白い四角形のボックスは、プロキシが割り当てられているにもかかわらず、実際のフッテージアイテムがプロジェクト全体で使用されていることを示します。

  • ボックスがない場合、プロキシはフッテージアイテムに割り当てられていません。

プレースホルダーおよび不明なフッテージアイテムを使用して作業する

プレースホルダーを効率よく代用するには、プレースホルダーのサイズ、デュレーション、フレームレートを実際のフッテージと同じに設定します。

プロジェクトを開いたときにフッテージが自動検出されない場合は、プロジェクトパネルに表示されるフッテージに不明ラベルが付き、そのフッテージの名前が斜体で表示されます。そのアイテムを使用するコンポジションでは、アイテムがプレースホルダーに置き換えられます。プロジェクト内に不明なアイテムがある場合でも作業を進めることができ、そのレイヤーに適用したエフェクトはそのまま維持されます。プレースホルダーを実際のフッテージに置き換えると、フッテージは使われるすべてのコンポジション内の正しい位置に戻ります。

注意:

ソースアイテムがないフッテージアイテムを検索するには、プロジェクトパネルの検索フィールドに不明と入力します。詳しくは、タイムラインパネル、プロジェクトパネルおよびエフェクト&プリセットパネルでの検索とフィルターを参照してください。

  • プレースホルダーを使用するには、ファイル読み込みプレースホルダーを選択します。
  • 選択したフッテージアイテムをプレースホルダーに置き換えるには、ファイルフッテージの置き換えプレースホルダーを選択します。
  • プレースホルダーを実際のフッテージアイテムに置き換えるには、プロジェクトパネルで置き換えるプレースホルダーを選択し、ファイルフッテージの置き換えファイルを選択して実際のフッテージを選択します。

フッテージアイテムにプロキシを使用する

フッテージにプロキシを使用すると、そのフッテージアイテムが使われているすべてのコンポジションで実際のフッテージがプロキシに置き換わります。作業を終えると、プロジェクトリストに表示されている実際のフッテージに切り替えることができます。すべてのコンポジションで、プロキシが実際のフッテージアイテムに置き換えられます。

コンポジションをムービーとしてレンダリングする場合は、高解像度のフッテージアイテムすべてに関してプロキシを使用するかどうかを選択できます。低解像度のムービーを高速でレンダリングしてモーションのテストを行う場合などは、プロキシを使ってムービーをレンダリングします。

最も効率よくフッテージをプロキシで代用するには、プロキシのフレーム縦横比を実際のフッテージアイテムに合わせて設定します。例えば、実際のフッテージアイテムが 640 x 480 ピクセルのムービーの場合、160 x 120 ピクセルのプロキシを作成して使用します。プロキシアイテムを読み込むと、実際のフッテージと同じサイズとデュレーションにアイテムが変更されます。実際のフッテージアイテムとフレーム縦横比が異なるプロキシを作成すると、スケール調整にかかる時間が長くなります。

  1. プロジェクトパネルで、次のいずれかの操作を行います。

    • プロキシを選択して使用するには、フッテージアイテムを選択し、ファイルプロキシ設定ファイルを選択して、プロキシとして使用するファイルを選択し、「開く」を選択します。

    • 元のフッテージとそのプロキシの使用を切り替えるには、フッテージ名の左にあるプロキシマーカーを選択します。

    • プロキシの使用を止めるには、元のフッテージアイテムを選択し、ファイルプロキシ設定なしを選択します。

プロキシを作成する

プロキシ作成」コマンドを使用すると、プロジェクトパネルまたはタイムラインパネルで選択したフッテージまたはコンポジションからプロキシを作成することができます。このコマンドにより、選択したフッテージがレンダーキューパネルに追加され、「レンダリング後の処理」オプションが「プロキシ設定」になります。

  1. プロジェクトパネルまたはタイムラインパネルで、フッテージアイテムまたはコンポジションを開きます。

  2. フッテージパネルで、時間インジケーターを、プロキシ静止画アイテムとして使用するフレーム、またはムービーフッテージアイテムのポスターフレームとして使用するフレームへ移動します。

  3. 次のいずれかのコマンドを選択します。
    • 静止画プロキシを作成する場合は、ファイルプロキシ作成静止画を選択します。

    • ムービープロキシを作成する場合は、ファイルプロキシ作成ムービーを選択します。

  4. プロキシの名前および出力先を指定します。
  5. レンダーキューパネルでは、レンダー設定を指定して「レンダリング」を選択します。

出力モジュールにプレースホルダーを作成する

プレースホルダーファイルを作成して、複数のコンポジションで使用することができます。例えば、24 fps のムービーをレンダリングするためのプレースホルダーを作成し、それを 30 fps のコンポジションにドラッグできます。この場合に 30 fps のコンポジションをレンダリングする際には、After Effects は先に 24 fps でプレースホルダーをレンダリングして、このレンダリングバージョンを 30 fps のコンポジションをレンダリングするときに使用します。

  1. キューに追加されているアイテムの出力モジュールレンダーキューパネルからプロジェクトパネルへドラッグします。これにより、プロジェクトパネルにプレースホルダーが作成され、「レンダリング後の処理」オプションが「読み込み&使用の置き換え」に設定されます。

フッテージアイテムをループさせる

ビジュアルフッテージアイテムをプロジェクト内で 連続してループする場合は、After Effects で 1 サイクルのフッテージアイテムを 作成するだけで十分です。

  1. プロジェクトパネルで、ループさせるフッテージアイテムを選択します。

  2. ファイルフッテージを変換メインを選択します。

  3. ループ」に整数値を入力して、「OK」を選択します。

最後のフレームでフリーズ

レイヤーの最後のフレームをコンポジションの最後までフリーズできるようになりました。レイヤー内の時間リマッピングキーフレームが設定され、コンポジションの最後までレイヤーのデュレーションが延長されます。 

コンポジションをフッテージの最後のフレームでフリーズするには、レイヤー時間最後のフレームでフリーズを選択します。

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クリエイターの祭典

2025 年 2 月 13 日
東京ビッグサイト