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さまざまなカラーモード:
- RGB モード(数百万色)
- CMYK モード(4 色刷り)
- インデックスモード(256 色)
- グレースケールモード(256 階調のグレー)
- ビットマップモード(2 色)
カラーモードまたは画像モードにより、カラーモデルのチャンネル数に基づいてカラーを組み合わせる方法が決まります。カラーモードが異なると、カラーのディテールとファイルサイズのレベルが異なります。例えば、フルカラーの印刷パンフレットの画像には CMYK カラーモードを使用し、Web や電子メールの画像には RGB カラーモードを使用して、カラーの整合性を維持しながらファイルサイズを小さくします。
RGB カラーモード
Photoshop の RGB カラーモードでは、RGB モデルに基づいて各ピクセルに照度値を割り当てます。1 チャンネルが 8 ビットの画像では、0(ブラック)~ 255(ホワイト)の範囲で RGB(レッド、グリーン、ブルー)の各構成要素の照度の値が割り当てられます。例えば、鮮明なレッドを示す RGB の値は、それぞれ 246、20、50 になります。この 3 つの要素の値が等しいと、中間調のグレースケールのカラーになります。すべての値が 255 であれば純粋なホワイトになり、すべての値が 0 であれば純粋なブラックになります。
RGB 画像では、3 つのカラー(チャンネル)を使用して、画面上にカラーを再現します。1 チャンネルが 8 ビットの画像では、これらの 3 つのチャンネルは 1 ピクセル当たり 24(8 ビット × 3 チャンネル)ビットのカラーを表現します。24 ビット画像では、3 つのチャンネルによってピクセルあたり最大 1,670 万色を再現できます。48 ビット画像(16 bit/チャンネル)および 96 ビット画像(32 bit/チャンネル)では、さらに多くのカラーを再現できます。RGB モデルは、Photoshop で新規画像を作成する際の初期設定モードです。また、モニターでは常に RGB モデルを使用してカラーを表示します。このため、Photoshop では、CMYK などの RGB 以外のカラーモードを使用する画像の場合は、画面に表示するために CMYK 画像が RGB に変換されます。
RGB は標準のカラーモデルですが、カラーの正確な再現範囲はアプリケーションやモニターによって多少異なります。Photoshop の RGB カラーモードでは、カラー設定ダイアログボックスで指定された作業スペースの設定により、カラーの再現範囲が決まります。
CMYK カラーモード
CMYK モードでは、各ピクセルに各プロセスインキのパーセント値が割り当てられます。最も明るい(ハイライト)カラーに割り当てられるプロセスインキカラーの割合が低く、濃い(シャドウ)カラーは高くなります。例えば、鮮明なレッドはシアン 2%、マゼンタ 93%、イエロー 90%、ブラック 0%のような含有率になります。CMYK 画像では、純粋なホワイトは CMYK の各値がすべて 0%のときに生成されます。
画像をプロセスカラーでプリントするには、CMYK モードに変換する必要があります。RGB 画像を CMYK 画像に変換すると、色分解が行われます。RGB 画像を使用して作業する場合は、RGB で編集を完了してから、編集処理の最終段階で CMYK に変換する方法をお勧めします。RGB モードでは、「校正設定」コマンドを使用して、実際の画像データを変更せずに CMYK 変換結果をシミュレーションできます。CMYK モードを使用して、ハイエンドシステムからスキャンや読み込みを行った CMYK 画像を直接編集することもできます。
CMYK は標準のカラーモデルですが、カラーの再現範囲は印刷機や印刷条件によって多少異なります。Photoshop の CMYK カラーモードでは、カラー設定ダイアログボックスで指定された作業スペースの設定により、カラーの再現範囲が決まります。
Lab カラーモード
CIE L*a*b* カラーモデル(Lab)は、人が色を認識する仕組みを利用してカラーを再現します。Lab は、通常の視力を持つ人が認識できるすべてのカラーを数値で表します。Lab は、モニターやデスクトッププリンター、デジタルカメラなどのデバイスに、特定の色素がどの程度必要であるかを考慮するのではなく、カラーの見え方を定義してカラーを再現するので、デバイスに依存しないカラーモデルと言えます。カラーできるように、あるカラースペースから別のカラースペースにカラーを変換するために、Lab をカラー基準として使用します。
Lab カラーモードでは、輝きの要素(L)を 0 ~ 100 の範囲で設定できます。Adobe カラーピッカーおよびカラーパネルでは、a 要素(グリーンからレッドへの軸)と b 要素(ブルーからイエローへの軸)を -128 ~ +127 の範囲で設定できます。
Lab 画像は、Photoshop、Photoshop EPS、ビックドキュメント形式(PSB)、Photoshop PDF、Photoshop 汎用、TIFF、Photoshop DCS 1.0、Photoshop DCS 2.0 の各形式で保存できます。48 ビット(16 bit/チャンネル)Lab 画像は、Photoshop、ビックドキュメント形式(PSB)、Photoshop PDF、Photoshop 汎用、TIFF の各形式で保存できます。
DCS 1.0 と DCS 2.0 の形式のファイルは、開いたときに CMYK に変換されます。
グレースケールモード
グレースケールモードでは、画像内で様々な階調のグレーを使用します。8 ビット画像では、256 階調までのカラーを再現できます。グレースケール画像の各ピクセルに、0(ブラック)~ 255(ホワイト)までの明るさの値を割り当ててカラーを再現します。16 ビット画像と 32 ビット画像の階調数は、8 ビット画像の階調数をはるかに上回ります。
グレースケールの値は、黒インキの使用率(0%はホワイト、100%はブラック)で表すこともできます。
グレースケールモードでは、カラー設定ダイアログボックスでユーザーが指定した作業スペースの設定により、カラーの再現範囲が決まります。
モノクロ 2 階調モード
モノクロ 2 階調モードでは、2 つのカラー値(ブラックまたはホワイト)のいずれかを画像内のピクセルに割り当てます。モノクロ 2 階調モードの画像は、ビット数が 1 なので 1 ビット画像と呼ばれます。
ダブルトーンモード
ダブルトーンモードは、1 色から 4 色のカスタムインキを使用してモノトーン、ダブルトーン(2 版)、ダブルトーン(3 版)およびダブルトーン(4 版)のグレースケール画像を作成します。
インデックスカラーモード
インデックスカラーモードでは、最大 256 色を使用して 8 ビット画像を再現します。インデックスカラーへの変換時、Photoshop はカラールックアップテーブル(CLUT)を作成します。このテーブルは画像のカラーを保管し、そのカラーのインデックスを作成します。元画像のカラーがテーブルに表示されていない場合は、最も近いカラーを使用するか、利用可能なカラーを用いたディザを使用してそのカラーをシミュレートします。
インデックスカラーはカラーパレットを制限するので、目に見える画質を維持しながらファイルサイズを小さくすることができます。このカラーモードは、マルチメディアプレゼンテーションや Web ページなどに適しています。インデックスカラーモードでは、制限付き編集が可能です。より詳細な編集には、一時的に RGB モードに変換する必要があります。インデックスカラーファイルは、Photoshop、BMP、DICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)、GIF、Photoshop EPS、ビックドキュメント形式(PSB)、PCX、Photoshop PDF、Photoshop 汎用、Photoshop 2.0、PICT、PNG、Targa®、TIFF の各形式で保存できます。
マルチチャンネルモード
マルチチャンネルモードの画像は、チャンネルごとに 256 階調のグレーを使用し、特殊なプリントに便利です。マルチチャンネル画像は、Photoshop、ビックドキュメント形式(PSB)、Photoshop 2.0、Photoshop 汎用、Photoshop DCS 2.0 の各形式で保存できます。
画像をマルチチャンネルモードへ変換する場合には、次のガイドラインを参照してください。
レイヤーはサポートされていないため、統合されます。
元画像のカラーチャンネルは、変換後の画像のスポットカラーチャンネルになります。
CMYK 画像をマルチチャンネルに変換すると、シアン、マゼンタ、イエローおよびブラックのスポットカラーチャンネルが作成されます。
RGB 画像をマルチチャンネルに変換すると、シアン、マゼンタおよびイエローのスポットカラーチャンネルが作成されます。
RGB、CMYK または Lab 画像からチャンネルを 1 つ削除すると、画像は自動的にマルチチャンネルモードに変換され、レイヤーが統合されます。
マルチチャンネル画像を書き出すには、Photoshop DCS 2.0 形式で保存してください。
インデックスカラーおよび 32 bit 画像は、マルチチャンネルモードに変換できません。