複数のデバイスでのプリセットの同期

プリセットの同期の廃止

   Photoshop 25.0 のリリース（2023年9月リリース）で廃止

Photoshop の最新リリースでは、「プリセットの同期」は廃止され、この機能は動作しなくなります。

「プリセットの同期」が Photoshop の環境設定で有効であると、Photoshop を閉じるたびに、プリセットはローカルディスクに保存されます。

Photoshop を 25.0 にアップグレードすると、ブラシ、グラデーション、パターン、スウォッチ、シェイプ、スタイルのプリセットパネルの最後の設定を引き続き使用できるようになります。

Photoshop 25.0 のプリセット設定が、以前インストールした Photoshop と異なる場合は、次の手順に従ってコピーを復元します。

1. Photoshop を終了します。

2. フォルダーの場所を見つけます。

• MAC：/Users//Library/Preferences/Adobe Photoshop [前バージョンの年] Settings
• Win10：C:\Users\AppData\Roaming\Adobe\Adobe Photoshop version\Adobe Photoshop [前バージョンの年] Settings

3. ファイル、Brushes.psp、CustomShapes.psp、Gradients.psp、Patterns.psp、Styles.psp、Swatches.psp を探します。

4. これらのファイルのコピーを作成します。

5. Photoshop 25.0 の Settings フォルダーにファイルをコピーします。

• MAC：/Users//Library/Preferences/Adobe Photoshop 2024 Settings
• Win10：C:\Users\\AppData\Roaming\Adobe\Adobe Photoshop version\Adobe Photoshop 2024 Settings

6. Photoshop を再起動します。

Photoshop プリセットの同期の概要

   Photoshop バージョン 24.7 以前に有効

Photoshop プリセットの同期では、お気に入りのプリセットを任意のデスクトップデバイスにシームレスに同期して管理できます。デバイス間またはアプリのバージョン間の書き出しと読み込みが不要になりました。

プリセットの同期が有効な場合、任意のデバイス上のプリセットが Creative Cloud に同期され、同じ Adobe ID を使用してログインする他のデスクトップデバイスに同期されます。

有効にすると、ブラシ、グラデーション、スウォッチ、スタイル、シェイプ、およびパターンのプリセットタイプが Creative Cloud に同期されます。

プリセットの同期を有効にする

「プリセットの同期」は初期設定でオンになっています。環境設定／一般／プリセットの同期で、プリセットの同期を有効または無効にできます

プリセットの同期を無効にする

「プリセットの同期」をオフにすると、ダイアログが表示され、現在同期されているプリセットを維持して他のデバイスから引き続きアクセスできるようにするか、同期済みプリセットをアカウントから削除するかを確認するメッセージが表示されます。

注意：「いいえ」を選択すると、現在同期されているプリセットが Creative Cloud から削除され、「プリセットの同期」が有効になっている他のシステム上のプリセットが削除されます。

プリセットの同期を有効にする

「プリセットの同期」を有効にすると、確認ダイアログが表示されます。

一般的な質問

「プリセットの同期」をバックアップとして使用できますか？

「プリセットの同期」は、安全なバックアップとして使用することを目的としていますが、お気に入りのプリセットを手動でバックアップすることを常におすすめします。

プリセットの構成は保持されますか？

はい。「プリセットの同期」を有効にすると、デバイス間でプリセットのフォルダー、階層、順序がすべて保持されます。

プリセットが同期されているかどうかを確認する方法を教えてください。

最初の同期で、Photoshop が反応しなくなったのはなぜですか？

「プリセットの同期」を初めて有効にした際に Photoshop がフリーズする場合は、しばらくそのまま待って、Photoshop を強制終了しないでください。大量のプリセットを同期する場合、最初の同期が完了するまでに 1～2 分かかる場合があります。

同期したプリセットが別のコンピューターに表示されないのはなぜですか？

プリセットを同期するすべてのデバイスで、「プリセットの同期」が有効になっていることを確認してください。いずれかのコンピューターで「プリセットの同期」を有効にしても、他のコンピューターでは「プリセットの同期」が自動的に有効になりません。

両方のマシンでプリセットの同期が有効になっていますか？

プリセットの同期をマシン A で有効にしても、マシン B でプリセットの同期が自動的に有効になることはありません。同期するすべてのマシンで「プリセットの同期」チェックボックスを環境設定／一般でオンにする必要があります。

プリセットの同期は処理中ですか？

Creative Cloud デスクトップアプリを開き、右上隅にあるクラウドアイコンを選択します。いずれかのマシンで「ファイルの同期」が処理中の場合、プリセットは一方のマシンから他方のマシンに転送中です。

エラーメッセージ「プリセットの同期中に問題が発生しました。Photoshop を再起動して回復をお試しください」が表示されました。どうすればよいですか？

1. カスタマーサポート担当者用の注意事項：Photoshop と CC ライブラリが通信できず、プリセットデータを転送できない場合に表示されるエラーメッセージです。Photoshop を再インストールまたはダウングレードしても、この問題は解決しません。次の 2 つの提案があります。

i. Photoshop を開くことができる場合は、プリセットの同期をオフにしてみてください。環境設定に移動し、クラウドでプリセットを保持するか削除するかを選択します。クラウド内のプリセットは、ライブラリの割り当て量にカウントされます。手順 3b に進みます。

ii.Photoshop を起動できない場合は、プリセットの同期を強制的にオフにします。環境設定に進みます。強制的にオフにしても、クラウドからプリセットを削除するオプションは提供されません。クラウドからプリセットを削除する場合は、さらに手順を実行する必要があります。説明されている手順を参照してください。3C に進みます。

2. Photoshop を開いて環境設定に移動できる場合は、プリセットの同期をオフにしてみます。

i. マシンがインターネットに接続していることを確認します。

ii.すべてのマシンで Photoshop を終了します。

iii.プリセットをバックアップしていない場合はバックアップします。Adobe Photoshop 2021/22 の Settings フォルダーからプリセットファイルを安全な場所にコピーします（Brushes.psp、CustomShapes.psp、Gradients.psp、Patterns.psp、Styles.psp、Swatches.psp）。

                - MAC：/Users/<ユーザー>/Library/Preferences/Adobe Photoshop 202X Settings
                - Win10：C:\Users\...\AppData\Roaming\Adobe\Adobe Photoshop 202X\Adobe Photoshop 202X Settings

iv.Photoshop を起動して環境設定／一般に移動し、「プリセットの同期」をオフにして「OK」を選択します。

v. クラウドにプリセットを保持するかどうかを確認するメッセージが表示されたら、「はい」（プリセットをクラウドに保持し、ライブラリ割り当て量にカウントする）または「いいえ」（クラウドからプリセットを削除する）を選択できます。

3. Photoshop を起動できず、環境設定に移動できない場合は、プリセットの同期を強制的にオフにします。

i. マシンがインターネットに接続していることを確認します。

ii.すべてのマシンで Photoshop を終了します。 

iii.プリセットをバックアップしていない場合はバックアップします。Adobe Photoshop 2021/22 の Settings フォルダーからプリセットファイルを安全な場所にコピーします（Brushes.psp、CustomShapes.psp、Gradients.psp、Patterns.psp、Styles.psp、Swatches.psp）。

                - MAC：/Users/<user>/Library/Preferences/Adobe Photoshop 202X Settings
                - Win10：C:\Users\...\AppData\Roaming\Adobe\Adobe Photoshop 202X\Adobe Photoshop 202X Settings

iv.クラウドからプリセットを削除するかどうかをユーザーに確認します。 

v. プリセットをクラウドに保持する場合

                - テキストファイルを作成し、テキスト「PresetSync 0」を追加します。

                   PSUserConfig.txt が Settings フォルダーにすでに存在する場合は、それを編集してフラグを追加できます。

                - PSUserConfig.txt という名前でテキストファイルを保存します。Adobe Photoshop 202X\Adobe Photoshop 202X Settings フォルダー内に配置します。

                - Photoshop を再起動します。このフラグでは、プリセットの同期が強制的にオフになり、プリセットの同期 の環境設定が「環境設定」ダイアログから削除されます。

vi. クラウドからプリセットを削除する場合：

    - テキストファイルを作成し、個別の行にテキスト「PresetSync 0, PresetSyncInfoPanel 1」を追加します。

                   PSUserConfig.txt が Settings フォルダーにすでに存在する場合は、それを編集してフラグを追加できます。

                - PSUserConfig.txt という名前でテキストファイルを保存します。Adobe Photoshop 202X\Adobe Photoshop 202X Settings フォルダー内に配置します。

                - Photoshop を再起動します。このフラグでは、プリセットの同期が強制的にオフになり、プリセットの同期 の環境設定が「環境設定」ダイアログから削除されます。

                - プリセットの同期情報パネルをウィンドウ／プリセットの同期情報で開きます。スクリーンショットを撮り、参考用に保存します。これをアドビと共有してください。

                - プリセットの同期情報パネルで、右上のメニュー（ハンバーガーメニュー）に移動し、「同期済みライブラリを削除」オプションを選択します。

                - プリセット同期ライブラリが削除されて再作成される時間（5 分以上）をおいてから次の手順に進みます。

                - Photoshop を終了します。

                - PSUserConfig.txt ファイルを Settings フォルダーから削除します。プリセットの同期はオフのまま維持されます。

                - Photoshop を起動します。

エラーメッセージ「Creative Cloud ストレージが不足しているため、ライブラリ更新を同期できません。ストレージをアップグレードするか、ファイルを削除して容量の解放をお試しください」が表示されました。どうすればよいですか？

• プリセットの同期は、ユーザーのライブラリ割り当て量にカウントされます。これは 2021年に発生し始めました。
  
• プリセットの同期をオフにして、クラウドにプリセットを保持するかどうかを尋ねられたときに「いいえ」を選択すると、クラウドからプリセットが削除され、ライブラリの容量が解放されます。
• プリセットはローカルで引き続き使用できます。
  

プリセットの同期エラーが発生しましたか？

1. すべてのマシンで Photoshop を終了します。

2. Adobe Photoshop の設定フォルダーからプリセットファイルを安全な場所にコピーします（Brushes.psp、CustomShapes.psp、Gradients.psp、Patterns.psp、Styles.psp、Swatches.psp）。

3. CC ライブラリの Process.log を次の場所から取得します。

MAC：/Users/<ユーザー>/Library/Logs/CreativeCloud/

Win10：C:\Users\<ユーザー>\AppData\Local\Temp\CreativeCloud\Creative Cloud Libraries

4. ライブラリ同期エラーが発生しているマシンにおいて：

   - Adobe Photoshop の設定フォルダーに PSUserConfig.txt ファイルが存在しない場合は作成します。

    - 「PresetSyncInfoPanel 1」ゲシュタルトを PSUserConfig.txt に追加します。

    - Photoshop を起動または再起動します。

     - ウィンドウ／プリセットの同期情報でプリセットの同期情報パネルを開きます。

    - パネルのメニューで「同期されたライブラリを削除」を選択します。

    - 環境設定／一般でプリセットの同期を有効にします。

    - CCD で同期の完了を待ちます。

    - PSUserConfig.txt から「PresetSyncInfoPanel 1」ゲシュタルトを削除します。

    - Photoshop を再起動する。

5. その他のマシン：

    - Photoshopを起動。

    - 環境設定／一般でプリセットの同期を有効にします。

    - CCD で同期の完了を待ちます。

    - 再同期中に作成された冗長プリセットとフォルダーをすべて削除します。