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Pantone カラーブックに対する変更
2022 年 8 月 16 日以降にリリースされるソフトウェアアップデートでは、標準プリロードカラーライブラリ(別名:Pantone カラーブック)が、Illustrator、InDesign、Photoshop から段階的に削除されます。
2022 年 11 月以降は、以下の Pantone カラーブックのみが提供されます。
- Pantone + CMYK コーティング
- Pantone + CMYK アンコーティング
- Pantone + Metallic コーティング
クリエイティブワークフローで Pantone カラーをご使用のお客様は、Pantone ライセンスを Adobe Exchange の Pantone Connect プラグイン経由で入手できます。
スポットカラーについて
スポットカラーとは、プロセスカラー(CMYK)インキの代わりに、またはそれに追加して使用する特別な混合済みのインキのことです。スポットカラーそれぞれには、プリント時に固有の版が必要です(ワニスにも個別の版が必要なので、ワニスもスポットカラーと考えます)。
スポットカラーを含む画像をプリントする場合は、スポットカラーチャンネルを作成してスポットカラーを保存する必要があります。スポットカラーチャンネルを書き出すには、PSD または TIFF ファイル形式でファイルを保存します(これらの形式はサイズが小さくなり、作業効率が上がるため)。
スポットカラーを使用して作業する場合は、次の点に注意します。
輪郭が鮮明で、下になっている画像をノックアウトするスポットカラーグラフィックが必要な場合は、ページレイアウト系またはイラスト系のアプリケーションで、アートワークを追加作成します。
スポットカラーを画像全体のグラデーションとして適用するには、画像を「ダブルトーン」モードに変換して、スポットカラーをダブルトーン版の 1 つに適用します。最大で 4 つのスポットカラーを 1 つの版に 1 つずつ使用できます。
スポットカラーの名前は色分解の際にプリントされます。
スポットカラーは、合成後の画像の上にオーバープリントされます。各スポットカラーはチャンネルパネルでの表示順にプリントされ、一番上のチャンネルが一番上のスポットカラーとしてプリントされます。
マルチチャンネルモード以外の画像では、チャンネルパネルで初期設定のチャンネルの上にスポットカラーを移動することはできません。
スポットカラーを、個々のレイヤーに適用することはできません。
カラーチャンネルを含む画像をカラープリンターでコンポジットプリントすると、スポットカラーはチャンネルオプションの「不透明度」で指定された不透明度で印刷されます。
スポットカラーをそのカラーチャンネルのコンポーネントに分割して、スポットカラーチャンネルとカラーチャンネルを統合することができます。
新規スポットカラーチャンネルの作成
新規のスポットカラーチャンネルを作成したり、既存のアルファチャンネルをスポットカラーチャンネルに変換したりできます。
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ウィンドウ/チャンネルを選択して、チャンネルパネルを表示します。
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画像の一部をスポットカラーで塗りつぶすには、選択範囲の指定または読み込みを行います。
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次のいずれかの操作を行って、チャンネルを作成します。
チャンネルパネルで、Ctrl キー(Windows)または Command キー(Mac OS)を押しながら、新規チャンネルを作成ボタン をクリックします。
チャンネルパネルメニューの「新規スポットカラーチャンネル」を選択します。
選択範囲を指定すると、その部分が、現在設定されているスポットカラーで塗りつぶされます。
-
新規スポットカラーチャンネルダイアログボックスで、カラーボックスをクリックします。カラーピッカーで「カラーライブラリ」をクリックして、カスタムカラーシステムを選択し、カラーを選択します。詳しくは、スポットカラーの選択を参照してください。
注意:カスタムカラーを選択すると、画像のプリント時に適切なインキをより簡単に選択できるようになります。
-
スポットカラーチャンネルの名前を入力します。カスタムカラーを選択すると、チャンネルはそのカラーの名前を自動的に受け取ります。
他のアプリケーションがファイルを読み込む際にスポットカラーを認識できるように、スポットカラーに名前を付けます。スポットカラーに名前を付けないと、ファイルが正しくプリントされない可能性があります。
-
「不透明度」に、0 ~ 100%の値を入力します。
このオプションを使用すると、プリントした場合のスポットカラーの不透明度を画像上でシミュレートできます。100%の値では、メタリックインキなどの、下のインキを完全に覆うインキがシミュレートされます。0%の値では、透明なニスなどの、下のインキが完全に見える透明なインキがシミュレートされます。このオプションは、ニスなど、透明に見えるスポットカラーの表示される場所を確認する際にも使用できます。
注意:「不透明度」とカラー選択のオプションは、画面上のプレビューおよびコンポジットプリントにだけ反映されます。プリントの色分解には反映されません。
アルファチャンネルからスポットカラーチャンネルへの変換
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画像内にアクティブな選択範囲がある場合、選択範囲/選択を解除を選択します。
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次のいずれかの操作を行います。
チャンネルパネルでアルファチャンネルのサムネールをダブルクリックします。
チャンネルパネルでアルファチャンネルを選択して、パネルメニューから「チャンネルオプション」を選択します。
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「スポットカラー」オプションを選択します。
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カラーボックスをクリックし、カラーピッカーでカラーを選択するか、「カラーライブラリ」をクリックしてカスタムカラーを選択します。「OK」をクリックします。
-
必要な場合は、チャンネルの名前を変更します。
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「OK」をクリックします。
チャンネルのグレースケール値を含む領域が、スポットカラーに変換されます。
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チャンネルの選択部分にカラーを適用するには、イメージ/色調補正/階調の反転を選択します。
スポットカラーチャンネルの編集によるカラーの追加または削除
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チャンネルパネルでスポットカラーチャンネルを選択します。
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ペイントツールまたは編集ツールを使用して画像上でペイントします。ブラックでペイントすると、100%の不透明度でスポットカラーがさらに追加されます。グレーでペイントすると、不透明度の低いスポットカラーが追加されます。注意:
スポットカラーチャンネルのオプションダイアログボックスの「不透明度」オプションとは異なり、ペイントツールまたは編集ツールの「不透明度」オプションは、プリント出力で使用されるインキの実際の濃度を決定します。
スポットカラーチャンネルのカラーまたは不透明度の変更
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チャンネルパネルでスポットカラーチャンネルのサムネールをダブルクリックします。
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カラーボックスを選択して、カラーを選択します。「カラーライブラリ」を選択して、カスタムカラーシステムから選択します。
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「不透明度」に 0 ~ 100%の値を入力して、スポットカラーのインキの不透明度を調整します。注意:
「不透明度」とカラー選択のオプションは、画面上のプレビューおよびコンポジットプリントにだけ反映されます。プリントの色分解には反映されません。
スポットカラーチャンネルの統合
RGB または CMYK カラーモードの場合、スポットカラーチャンネルを削除したり、スポットカラーチャンネルを標準のカラーチャンネルに統合したりできます。CMYK モードでスポットカラーチャンネルを統合する場合、CMYK インキではスポットカラーインキで使用できる色域を表現できないので、通常、統合後のカラーは元のスポットカラーと完全に同じ色にはなりません。
-
チャンネルパネルでスポットカラーチャンネルを選択します。
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チャンネルパネルメニューの「スポットカラーチャンネルを統合」を選択します。
スポットカラーがカラーチャンネルに変換され、カラーチャンネルと統合します。スポットカラーチャンネルはチャンネルパネルから削除されます。
スポットカラーチャンネルを統合すると、画像のレイヤーも統合されます。統合後の画像には、「不透明度」設定などのスポットカラーのプレビュー情報も反映されます。例えば、不透明度が 50%と 100%のスポットカラーチャンネルでは、統合結果が異なります。
重なるスポットカラーの調整
重なるスポットカラーで、下になっているスポットカラーのオーバープリントや、ノックアウトを避けるには、重なる部分のスポットカラーの 1 つを削除します。
プリント時のカラーの外観を確認するために、オーバープリントされたインキのプリントサンプルを使用して画面表示を調整します。
ニス版やバンプ版などでは、カラーをオーバープリントする方が適している場合もあります。
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チャンネルパネルで、プリントするスポットカラーチャンネルを選択します。
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選択範囲/選択範囲を読み込むを選択します。注意:
チャンネルで画像をすばやく選択するには、Ctrl キー(Windows)または Command キー(Mac OS)を押しながらチャンネルパネルでチャンネルをクリックします。
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「チャンネル」で、手順 1 で選択したスポットカラーチャンネルを選択して、「OK」をクリックします。
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下にあるカラーをノックアウトするときにトラッピングを作成するには、重なっているスポットカラーが下のスポットカラーより暗いか明るいかによって、選択範囲/選択範囲を変更/拡張または縮小を選択します。チャンネルパネルで、ノックアウトする領域を含む、下のスポットカラーチャンネルを選択します。Backspace キー(Windows)または Delete キー(Mac OS)を押します。注意:
この方法は、スポットカラーの下になっているチャンネル(CMYK チャンネルなど)の一部をノックアウトするときにも使用できます。
-
あるチャンネル内のスポットカラーが複数の他のスポットカラーに重なっている場合は、削除する領域を含むすべてのチャンネルに対し、この操作を繰り返します。