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Photoshop の従来の 3D 機能が 2024年7月をもって削除されました。ただし Photoshop (Beta) アプリでは、Adobe Substance 3D Viewer (Beta) アプリを使用して、3D オブジェクトを 2D Photoshop デザインに シームレスに追加できます。詳細については、こちらをクリックしてください。
Photoshop CC 以前のバージョンの Photoshop では、Photoshop Extended をお持ちの場合のみ、この記事で説明されている機能の一部を使用できます。Photoshop には、個別の Extended バージョンはありません。Photoshop には、Photoshop Extended のすべての機能が含まれています。
Vanishing Point を使用すると、ビルの側面や壁、床または四角形オブジェクトなどの遠近法に基づく面が含まれる画像を編集できます。Vanishing Point を使用して、画像内の面を指定し、ペイント、複製、コピー、ペースト、変形などの編集を適用します。すべての編集に、作業中の面の遠近法が反映されます。画像の内容をレタッチ、追加または削除すると、編集内容に遠近法が反映されて向きと拡大縮小が調整されるので、よりリアルな効果が得られます。Vanishing Point での作業が終了したら、Photoshop で画像の編集を続行できます。画像の遠近面の情報を保持するには、ドキュメントを PSD、TIFF または JPEG 形式で保存します。
画像内のオブジェクトを測定し、3D アプリケーションで使用するために 3D 情報と測定値を DXF および 3DS 形式で書き出すこともできます。
Vanishing Point ダイアログボックスの概要
Vanishing Point ダイアログボックス(フィルター/Vanishing Point)には、遠近面を定義するツール、画像を編集するツール、ものさしツールおよび画像のプレビューが含まれています。Vanishing Point のツール(選択、スタンプ、ブラシなど)の動作は、Photoshop のメインツールパネルの対応するツールと同じです。ツールオプションを設定するためのショートカットキーも同じです。Vanishing Point メニュー を開くと、追加のツールの設定およびコマンドが表示されます。
A. Vanishing Point メニュー B. オプション C. ツール D. Vanishing Point セッションのプレビュー E. ズームオプション
Vanishing Point のショートカットキーについて詳しくは、Vanishing Point のショートカットキーを参照してください。
Vanishing Point のツール
Vanishing Point の各ツールの機能は、Photoshop のメインツールパネルの対応するツールと同じです。ツールオプションを設定するためのショートカットキーも同じです。選択したツールに応じて、Vanishing Point ダイアログボックスに表示されるオプションが変わります。
面修正ツール
面の選択、編集、移動およびサイズ変更を行います。
面作成ツール
面の 4 つのコーナーポイントを定義し、面のサイズと形状を調整し、新しい面を派生させます。
選択ツール
正方形または長方形の選択範囲を作成します。また、選択範囲を移動または複製します。
面内で選択ツールをダブルクリックすると、面全体が選択されます。
スタンプツール
画像のサンプルを使用してペイントします。コピースタンプツールとは異なり、Vanishing Point スタンプツールでは別の画像の要素をコピーすることはできません。詳しくは、Vanishing Point でサンプルしたピクセルによるペイントおよびコピースタンプツールによるレタッチを参照してください。
ブラシツール
選択したカラーを面にペイントします。
変形ツール
バウンディングボックスのハンドルを移動して、画像を保持した選択範囲を拡大・縮小、回転および移動します。四角形の選択範囲に対して「自由変形」コマンドを使用するのと似ています。詳しくは、自由な変形を参照してください。
スポイトツール
プレビュー画像内をクリックしたときにペイントに使用するカラーを選択します。
ものさしツール
面上のオブジェクトの距離および角度を測定します。詳しくは、Vanishing Point での測定を参照してください。
ズームツール
プレビューウィンドウの画像の表示を拡大または縮小します。
手のひらツール
プレビューウィンドウの画像を移動します。
プレビュー画像の拡大または縮小
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必要に応じて次のいずれかの操作を行います。
Vanishing Point ダイアログボックス内のズームツール を選択したとき、プレビュー画像をクリックまたはドラッグすると、ズームインします。また、Alt キー(Windows)または Option キー(Mac OS)を押しながらプレビュー画像をクリックまたはドラッグすると、ズームアウトします。
ダイアログボックスの下部にあるズームポップアップメニューで倍率を指定します。
ズームインするにはプラス記号(+)、ズームアウトするにはマイナス記号(-)をクリックします。
プレビュー画像を一時的に拡大するには、「X」キーを押します。この機能は、コーナーポイントを設定して面を定義するときと、ディテールを操作するときに特に便利です。
プレビューウィンドウの画像の移動
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必要に応じて次のいずれかの操作を行います。
Vanishing Point ダイアログボックスで手のひらツールを選択し、プレビュー画像内でドラッグします。
任意のツールを選択し、スペースバーを押しながらプレビュー画像内をドラッグします。
Vanishing Point での作業
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(オプション)Vanishing Point で作業するための画像を準備します。
「Vanishing Point」コマンドを選択する前に、次のいずれかの操作を行います。
Vanishing Point での作業結果を別のレイヤーに配置するには、「Vanishing Point」コマンドを選択する前に新しいレイヤーを作成します。Vanishing Point での作業結果を別のレイヤーに配置すると、元の画像も保持され、レイヤーの不透明度のコントロール、スタイルおよび描画モードを使用できます。
現在の画像サイズの境界線からはみ出している画像の内容を複製する場合は、追加の内容が収まるようにカンバスサイズを拡大します。詳しくは、カンバスサイズの変更を参照してください。
Photoshop クリップボードの内容を Vanishing Point にペーストする場合は、ペーストする内容をコピーしてから「Vanishing Point」コマンドを選択します。別の Photoshop ドキュメントの内容をコピーすることもできます。テキストをコピーする場合は、クリップボードへコピーする前にテキストレイヤーをラスタライズする必要があります。
Vanishing Point での作業結果を画像の特定の領域に限定する場合は、「Vanishing Point」コマンドを選択する前に、選択範囲を作成するか、画像にマスクを追加します。詳しくは、選択ツールの使用およびマスクとアルファチャンネルについてを参照してください。
Photoshop のあるドキュメントから別のドキュメントに遠近法の設定をコピーするには、一方のドキュメントで Vanishing Point を使用しているときにオブジェクトをコピーします。別のドキュメントで Vanishing Point を使用しているときにオブジェクトをペーストすると、オブジェクトの遠近法が保持されます。
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フィルター/Vanishing Point を選択します。
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面の 4 つのコーナーポイントを定義します。
初期設定では、面作成ツール が選択されています。プレビュー画像内をクリックしてコーナーポイントを定義します。面を作成する際に、画像の四角形のオブジェクトをガイドとして使用できます。
追加の面を派生させるには、Ctrl キー(Windows)または Command キー(Mac OS)を押しながらエッジポイントをドラッグします。詳しくは、Vanishing Point での遠近面の作成と編集を参照してください。
-
画像を編集します。
必要に応じて次のいずれかの操作を行います。
選択範囲を指定します。指定した選択範囲は、複製、移動、回転、拡大・縮小、塗りつぶしまたは変形することができます。詳しくは、Vanishing Point での選択範囲についてを参照してください。
クリップボードからオブジェクトをペーストします。ペーストしたオブジェクトは画像を保持した選択範囲になり、移動先の面の遠近法を反映します。詳しくは、Vanishing Point へのペーストを参照してください。
カラーまたはサンプルしたピクセルを使用してペイントします。詳しくは、Vanishing Point でのカラーによるペイントまたは Vanishing Point でのサンプルしたピクセルによるペイントを参照してください。
画像を保持した選択範囲を拡大・縮小、回転、左右に反転、上下に反転または移動します。詳しくは、Vanishing Point での選択範囲についてを参照してください。
面上のオブジェクトを測定します。測定値は、Vanishing Point メニューから「Photoshop へ測定値を描画」を選択して、Photoshop で描画することができます。詳しくは、Vanishing Point での測定を参照してください。
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3D 情報および測定値を DXF または 3DS 形式で書き出します。
テクスチャも 3DS 形式で書き出されます。詳しくは、測定値、テクスチャおよび 3D 情報の書き出しを参照してください。
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「OK」をクリックします。
「OK」をクリックする前に、Vanishing Point メニューから「Photoshop へグリッドを描画」を選択することによって、Photoshop でグリッドを描画することができます。詳しくは、Vanishing Point へのグリッドの描画を参照してください。
測定値、テクスチャおよび 3D 情報の書き出し
Vanishing Point で作成した 3D 情報(面)、テクスチャおよび測定値は、CAD、モデリング、アニメーションおよび特殊効果アプリケーションで使用できる形式で書き出すことができます。DXF 形式で書き出すと、3D 情報とすべての測定値を含むファイルが作成されます。書き出された 3DS ファイルには、幾何学的な情報に加えて描画されるテクスチャが含まれています。
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Vanishing Point メニューを開き、「DXF へ書き出し」または「3DS へ書き出し」を選択します。
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DXF へ書き出しダイアログボックスまたは 3DS へ書き出しダイアログボックスで、ファイルの保存先を選択し、「保存」をクリックします。
遠近面とグリッドについて
Vanishing Point で編集する前に、画像の遠近法を反映した四角形の面を作成できます。面の精度は画像内での編集内容や調整内容に反映される遠近法の拡大縮小と向きに影響します。
4 つのコーナーポイントを設定すると、遠近面がアクティブになり、バウンディングボックスとグリッドが表示されます。遠近面を拡大縮小、移動または変形して微調整できます。画像内の要素に合わせてグリッドサイズを変更することもできます。バウンディングボックスとグリッドを画像のテクスチャやパターンに合わせると、画像の遠近法を正確に反映できる場合があります。グリッドサイズを調整すると、画像内のオブジェクトを数えやすくなる場合があります。
グリッドを使用すると、遠近面を画像の要素に合わせやすくする以外に、ものさしツールと共に使用したときに測定値を視覚化することができます。グリッドサイズをものさしツールで作成した測定値にリンクさせるオプションもあります。
Vanishing Point での遠近面の作成と編集
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Vanishing Point ダイアログボックスで、面作成ツール を選択し、プレビュー画像内をクリックして 4 つのコーナーポイントを追加します。
画像の四角形のオブジェクトや平面を参考にして遠近面を作成します。ポイントの位置を設定しやすいように、「X」キーを押してプレビュー画像を拡大します。追加したコーナーポイントが不正確な場合は、Backspace キー(Windows)または Delete キー(Mac OS)を押すと、直前に追加したポイントが削除されます。ドラッグしてポイントを再配置することもできます。
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面修正ツール を選択し、次のいずれかの操作を行います。
遠近面を変形するには、コーナーポイントをドラッグします。
グリッドを調整するには、「グリッドサイズ」テキストボックスに値を入力するか、下向きの矢印をクリックしてスライダーを移動します。面作成ツールを選択した場合にも、グリッドサイズを調整できます。
面を移動するには、面内をクリックしてドラッグします。
面を拡大縮小するには、バウンディングボックスのセグメントにあるエッジポイントをドラッグします。
通常、遠近面のバウンディングボックスとグリッドは青色です。コーナーポイントの配置に問題がある場合は、面は無効になり、バウンディングボックスとグリッドが赤または黄色に変わります。面が無効である場合は、バウンディングボックスとグリッドが青色になるまでコーナーポイントを移動します。
注意:面が重なり合っている場合は、Ctrl キー(Windows)または Command キー(Mac OS)を押しながらクリックすると、重なり合っている面を順に選択できます。
関連する遠近面の作成
Vanishing Point で面を作成したら、同じ遠近法を使用する追加の面を作成(派生)できます。最初の遠近面から 2 番目の面を派生させたら、2 番目の面から追加の面を派生させるというように、追加面の作成を繰り返すことができます。面は必要な数だけ派生させることができます。新しい面は 90 度の角度で派生しますが、任意の角度に調整することができます。複数の面の間で継ぎ目のない編集をしたり、複雑な面でジオメトリと一致させたりする場合に便利です。例えば、キッチンのコーナーキャビネットは、連続した面の一部として使用されます。面修正ツールを使用すると、関連する遠近面を調整するだけでなく、面のサイズをいつでも変更できます。
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面作成ツールまたは面修正ツールを選択して、Ctrl キー(Windows)または Command キー(Mac OS)を押しながら、既存の面のバウンディングボックスのエッジポイント(コーナーポイントではない)をドラッグします。
新しい面は、元の面に対して 90 度の角度で派生します。
注意:新しく作成した面が画像と揃わない場合は、面修正ツールを選択し、コーナーポイントを調整します。1 つの面を修正すると、連結している面にも影響します(3 つ以上の面が連結している場合、コーナーポイントは編集できません)。
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(オプション)新しく派生した面の角度を変更するには、次のいずれかの操作を行います。
面修正ツールまたは面作成ツールを選択した状態で、Alt キー(Windows)または Option キー(Mac OS)を押しながら、中央のエッジポイントを回転軸の反対側にドラッグします。
「角度」テキストボックスに値を入力します。
角度スライダーをドラッグします。
注意:基準面から新しい面を作成した後は、基準面の角度を調整できなくなります。
Vanishing Point のバウンディングボックスとグリッドの警告
バウンディングボックスとグリッドは、面の現在の状態を反映して色が変わります。面が無効である場合は、バウンディングボックスとグリッドが青色になるまでコーナーポイントを移動します。
ブルー
面が有効であることを示します。面が有効でも、遠近法が結果に適切に反映されない場合があります。バウンディングボックスとグリッドが、画像内の四角形のオブジェクトや平面と正確に揃っていることを確認してください。
レッド
面が無効であることを示します。Vanishing Point は面の縦横比を計算できません。
イエロー
面が無効であることを示します。面のいずれの消失点も解決できません。
赤または黄の無効な面を編集できても、派生させた垂直な面を含んでいる場合、編集結果は適切に反映されません。
グリッド、アクティブな選択範囲および遠近面の境界線の表示と非表示の切り替え
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Vanishing Point メニューから「境界線を表示」を選択します。注意:
「境界線を表示」をオフにしている場合でも、選択範囲をサイズ変更したり、再配置したりすると、選択範囲が一時的に表示されます。
遠近面のグリッドの間隔の調整
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必要に応じて次のいずれかの操作を行います。
面修正ツール または面作成ツール を選択し、「ツールオプション」領域で「グリッドサイズ」の値を入力します。
ものさしツール を選択し、「ツールオプション」領域で「基準寸法とグリッドをリンク」を選択します。面上でものさしツールをドラッグし、「ツールオプション」領域で「相対寸法」の値を入力します。
Photoshop へのグリッドの描画
初期設定では、Vanishing Point のグリッドは画像を Photoshop ドキュメントウィンドウで表示したときには表示されません。ただし、グリッドは画像内に保持されており、Vanishing Point を起動すると表示されます。Vanishing Point での作業を終了したときに、Photoshop ドキュメントウィンドウで表示されるようにグリッドを描画することができます。描画されたグリッドはベクトル画像ではなく、ラスター画像です。
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Vanishing Point メニューを開き、「Photoshop へグリッドを描画」を選択します。
「Photoshop へグリッドを描画」コマンドは、Vanishing Point のセッションごとに選択する必要があります。
注意:グリッドを Photoshop に描画する予定である場合は、Vanishing Point の結果用の新規レイヤーを作成します。これによって、グリッドはメイン画像とは別のレイヤーに保持されます。
Vanishing Point での選択範囲について
選択範囲は、傷の修正、要素の追加または画像の画質調整をするためにペイントまたはレタッチを行うのに便利です。Vanishing Point で選択範囲を作成すると、画像内の面で定義された遠近法を保持しながら、画像内の特定の領域をペイントまたは塗りつぶすことができます。選択範囲を使用して、遠近法の特定の画像を複製および移動することもできます。
Vanishing Point の選択ツールを使用すると、遠近面に選択範囲を描画できます。複数の面にわたる選択範囲を描画すると、各面の遠近法に従ってラップされます。
選択範囲を描画した後、画像内の任意の場所に移動したり、面で設定された遠近法を維持したりすることができます。画像に複数の面がある場合は、選択範囲は通過する面の遠近法に従います。
Vanishing Point を使用して、画像内で移動するときに、選択範囲内の画像のピクセルを複製することもできます。Vanishing Point では、画像内の任意の場所に移動できる画像のピクセルを含む選択範囲を画像を保持した選択範囲と呼びます。別のレイヤー上にあるわけではありませんが、画像を保持した選択範囲内のピクセルはメインの画像の上に浮かんだ別のレイヤーのように見えます。画像を保持した選択範囲がアクティブである場合、選択範囲を移動、回転または拡大縮小することができます。
Vanishing Point にオブジェクトをペーストすると、ピクセルは画像を保持した選択範囲にペーストされます。
画像を保持した選択範囲の外側をクリックすると、選択が解除されます。選択が解除されると、画像を保持した選択範囲の内容は画像にペーストされ、その下にあったピクセルが置き換えられます。画像を保持した選択範囲のコピーを作成すると、元の選択範囲の選択は解除されます。
Vanishing Point には、これ以外にも選択範囲の移動オプションがあります。ポインターを移動した領域のピクセルで選択範囲を塗りつぶすことができます。
Vanishing Point での選択範囲の作成
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選択ツールを選択します。
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(オプション)「ツールオプション」領域で、選択範囲を作成する前に次のいずれかの設定の値を入力します。
ぼかし
選択範囲のエッジをぼかす量を指定します。
不透明度
選択範囲を使用して画像の内容を移動する予定がある場合は、この値を指定します。このオプションによって、移動したピクセルの不透明度、つまり下にある画像をどの程度表示するかを指定します。
ブレンド
選択範囲を使用して画像の内容を移動する予定がある場合は、描画モードを選択します。このオプションによって、移動したピクセルを周囲の画像とどのようにブレンドするかを指定します。
「オフ」を選択すると、選択範囲に周囲のピクセルのカラー、陰影、テクスチャが反映されません。
「輝度」を選択すると、選択範囲に周囲のピクセルの明るさが反映されます。
「オン」を選択すると、選択範囲に周囲のピクセルのカラー、明るさ、陰影が反映されます。
-
面上でツールをドラッグします。複数の面にわたる選択範囲を作成できます。Shift キーを押すと、選択範囲が遠近法内の正方形に制限されます。注意:
面全体を選択するには、面内で選択ツールをダブルクリックします。
Vanishing Point での選択範囲の移動
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遠近面で選択範囲を作成します。
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移動モードメニューから次のいずれかを選択して、選択範囲を移動するときの動作を指定します。
選択範囲の移動先の領域を選択するには、「複製先」を選択します。
選択ツールのポインターをドラッグした領域の画像のピクセルで選択範囲を塗りつぶすには、「ソース」を選択します(Ctrl キーまたは Command キーを押しながら選択範囲をドラッグしても結果は同じです)。
-
選択範囲をドラッグします。Shift キーを押しながらドラッグすると、遠近面のグリッドに合わせて移動が制限されます。
画像を保持した選択範囲の移動、回転および拡大縮小
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必要に応じて次のいずれかの操作を行います。
画像を保持した選択範囲を移動するには、選択ツールまたは変形ツールを選択し、選択範囲内をクリックしてドラッグします。
画像を保持した選択範囲を回転するには、変形ツールを選択してポイントの近くでポインターを動かします。ポインターが湾曲した両方向の矢印に変わったら、ドラッグして選択範囲を回転します。「左右に反転」オプションを選択して選択範囲を面の垂直軸を中心に左右に反転したり、「上下に反転」オプションを選択して選択範囲を面の水平軸を中心に上下に反転したりすることもできます。
A. 移動 B. 3D オブジェクト回転ツール C. 拡大・縮小
画像を保持した選択範囲を拡大縮小するには、選択範囲が遠近面にあることを確認します。変形ツールを選択してポイント上でポインターを動かします。ポインターが両方向の矢印に変わったら、ドラッグして選択範囲を拡大縮小します。Shift キーを押しながらドラッグすると、拡大縮小時に縦横比が維持されます。Alt キー(Windows)または Option キー(Mac OS)を押すと、中心から拡大縮小されます。
画像の別の領域による選択範囲の塗りつぶし
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遠近面で選択範囲を作成します。
-
(オプション)目的の位置に選択範囲を移動します。選択範囲を移動するときに、「移動モード」が「複製先」に設定されていることを確認します。
-
次のいずれかの操作を行います。
Ctrl キー(Windows)または Command キー(Mac OS)を押しながら、選択範囲の内部から、選択範囲の塗りつぶしに使用する画像領域にポインターをドラッグします。
移動モードメニューから「ソース」を選択し、選択範囲の内部から、選択範囲の塗りつぶしに使用する画像領域にポインターをドラッグします。
塗りつぶした選択範囲は画像を保持した選択範囲になり、変形ツールを使用して拡大・縮小、回転、移動、複製したり、選択ツールを使用して移動、複製したりできます。
A. 元の選択範囲 B. 選択範囲をソース画像に移動 C. ソース画像で塗りつぶされた元の選択範囲
Vanishing Point での選択範囲のコピー
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遠近面で選択範囲を作成します。
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Alt キー(Windows)または Option キー(Mac OS)を押しながら選択ツールで選択範囲をドラッグすると、選択範囲とその画像のピクセルのコピーが作成されます。
コピーは画像を保持した選択範囲になり、メイン画像の上に浮かんでいるように見えます。画像を保持した選択範囲を移動したり、変形ツールを選択して、画像を保持した選択範囲を拡大縮小または回転できます。
-
次のいずれかの操作を行います。
画像を保持した選択範囲の外側をクリックして、選択を解除します。画像を保持した選択範囲の内容は画像にペーストされ、その下にあったピクセルが置き換えられます。
選択ツールまたは変形ツールのいずれかで、画像を保持した選択範囲内をクリックし、Alt キー(Windows)または Option キー(Mac OS)を押しながらドラッグして別のコピーを作成します。コピーすると、元の画像を保持した選択範囲の選択は解除され、その下にあったピクセルが置き換えられます。
注意:Ctrl+Shift+T キー(Windows)または Command+Shift+T キー(Mac OS)を押すと、直前の複製の動作が繰り返されます。この方法で簡単に内容を繰り返して複製できます。
Vanishing Point へのペースト
クリップボードの内容を Vanishing Point 内にペーストすることができます。同じドキュメントまたは別のドキュメントの内容をコピーすることができます。Vanishing Point 内にペーストした内容は、画像を保持した選択範囲となり、拡大・縮小、回転、移動、複製ができます。画像を保持した選択範囲を作成した面内に移動すると、面の遠近法が反映されます。
A. 別のドキュメントからコピーしたパターン B. Vanishing Point で開く前に Photoshop で作成した選択範囲(結果を限定する)を含む画像 C. Vanishing Point でペーストされたパターンを面に移動すると、事前に作成した選択範囲で表示範囲が制限される
作業を容易にするために、遠近面は事前に Vanishing Point セッションで作成しておくことをおすすめします。
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内容をクリップボードにコピーします。同じドキュメントまたは別のドキュメントの内容をコピーすることができます。ペーストできるのはラスター画像だけです。ベクトル画像はペーストできません。注意:
テキストをコピーする場合、最初にラスタライズする必要があります。テキストレイヤーを右クリックし、「テキストをラスタライズ」を選択します。次に、選択範囲/すべてを選択を選択し、クリップボードにコピーします。
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(オプション)新規レイヤーを作成します。
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フィルター/Vanishing Point を選択します。
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画像に必要な数の面を作成します。
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Ctrl+V キー(Windows)または Command+V キー(Mac OS)を押して、オブジェクトをペーストします。
ペーストした内容は、プレビュー画像の左上隅で画像を保持した選択範囲になります。初期設定では、選択ツールが選択されます。
-
選択ツールを使用して、ペーストした画像を面にドラッグします。
画像は面の遠近法を反映します。
注意:Vanishing Point で画像をペーストした後は、ペーストした画像を遠近面にドラッグする場合を除いて、選択ツールで画像内をクリックしないでください。他の場所をクリックすると、画像を保持した選択範囲の選択が解除され、ピクセルが完全に画像にペーストされます。
Vanishing Point でのカラーによるペイント
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ブラシツール を選択します。
-
次のいずれかの操作を行って、ブラシカラーを指定します。
スポイトツールを選択し、プレビュー画像内でカラーをクリックします。
「ブラシカラー」ボックスをクリックし、カラーピッカーを開いてカラーを選択します。
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ツールオプション領域で、「直径」(ブラシのサイズ)、「硬さ」(エッジの滑らかさ)、「不透明度」(ペイントによって下にある画像をどの程度表示するか)を設定します。
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ブレンドモードを選択します。
「オフ」を選択すると、周囲のピクセルのカラー、明るさ、陰影はペイントに反映されません。
「輝度」を選択すると、選択したカラーが保持され、ペイントするストロークに周囲のピクセルの明るさのみが反映されます。
「オン」を選択すると、周囲のピクセルのカラー、明るさ、陰影がペイントに反映されます。
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(オプション)ペイントアプリケーションのオプションを指定します。
各面の遠近法を自動的に反映して連続的にペイントするには、Vanishing Point メニューを開き、「複数面の操作を許可」を選択します。このオプションをオフにすると、一度に 1 つずつ面の遠近法に従ってペイントすることができます。ある面のペイントを停止し、別の面のペイントを開始して、遠近法を切り替える必要があります。
ペイントをアクティブな面だけに制限するには、Vanishing Point メニューを開き、「面の境界線で切り取り」を選択します。このオプションをオフにすると、アクティブな面の境界線を越えて遠近法に従ってペイントすることができます。
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画像内をドラッグしてペイントします。面内をペイントすると、面の遠近法を反映してブラシのサイズとシェイプが拡大縮小し、適切な向きが選択されます。Shift キーを押しながらドラッグすると、ストロークを、面の遠近法に従った直線に制限することができます。ブラシツールでポイントをクリックし、Shift キーを押しながら別のポイントをクリックして、遠近法に従った直線をペイントすることもできます。注意:
ブラシツールは選択範囲を反映するので、ブラシツールを使用して選択範囲の境界線沿いに線をペイントできます。 例えば、面全体を選択すると、面の周辺沿いに線をペイントできます。
Vanishing Point でサンプルしたピクセルによるペイント
Vanishing Point のスタンプツールでは、サンプルのピクセルを使用してペイントします。複製された画像には、ペイントする面の遠近法が反映されます。スタンプツールは、画像領域のブレンドとレタッチ、表面の部分的コピーによるオブジェクトのペイント、または画像領域のコピーによるオブジェクトの複製、テクスチャまたはパターンの拡張などの作業に使用します。
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Vanishing Point で、スタンプツール を選択します。
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ツールオプション領域で、「直径」(ブラシのサイズ)、「硬さ」(ブラシ上のぼかしの量)、「不透明度」(ペイントによって下にある画像をどの程度表示するか)を設定します。
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ブレンドポップアップメニューで描画モードを選択します。
「オフ」を選択すると、周囲のピクセルのカラー、陰影、テクスチャはストロークに反映されません。
「輝度」を選択すると、周囲のピクセルの明るさがストロークに反映されます。
「オン」を選択すると、周囲のピクセルのカラー、明るさ、陰影がストロークに反映されます。
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スタンプツールのサンプル動作を指定するには、以下のいずれかを行います。
連続してピクセルをサンプルするときに「調整あり」を選択しておくと、マウスボタンを放しても現在のサンプルポイントは失われません。
「調整あり」の選択を解除した場合は、ペイント操作を中断および再開するたびに、最初のサンプルポイントから継続的にサンプルが採取されます。
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(オプション)ペイントアプリケーションのオプションを指定します。
ある面から別の面へ連続的にペイントするには、Vanishing Point メニューを開き、「複数面の操作を許可」を選択します。
ペイントをアクティブな面だけに制限するには、Vanishing Point メニューを開き、「面の境界線で切り取り」を選択します。
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面内でポインターを移動し、Alt キー(Windows)または Option キー(Mac OS)を押しながらクリックしてサンプルポイントを設定します。
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画像内で、ペイントする領域をドラッグします。Shift キーを押しながらドラッグすると、面の遠近法に従った直線をペイントできます。スタンプツールでポイントをクリックし、Shift キーを押しながら別のポイントをクリックして、遠近法に従った直線をペイントすることもできます。
Vanishing Point での測定
建築家、インテリアデザイナー、施工業者、犯罪科学者等のユーザーの方々にとって画像内のオブジェクトのサイズを知ることは必須です。Vanishing Point では、ものさしツールを使用して、遠近面上でサイズがわかっているオブジェクトの上に線を描画してそれを基準のサイズにすることができます。ものさしツールには、基準寸法の長さを入力するためのオプションもあります。基準寸法の線には、2 つのテキストボックスが表示され、一方には長さが示され、もう一方には遠近面を基準に描画された線の角度が示されます。基準寸法とその長さを設定すると、それ以降のすべての測定値は、最初の基準寸法に従って測定されます。
基準寸法の長さを、遠近面のグリッド間隔にリンクするオプションもあります。例えば、リンクオプションが選択されていて、基準寸法の長さが 5 の場合、グリッドに 5 つの間隔が表示されます。これは、画像内のサイズを見たり、画像内のオブジェクトを数えたりする場合に便利です。リンクを解除すると、基準寸法とは関係なくグリッドの間隔を調整できます。このオプションは、グリッドの間隔が狭すぎ、基準寸法にリンクすると見づらい場合に便利です。
作成した基準寸法は、Vanishing Point ダイアログボックスを閉じた後も、画像に表示されるように描画できます。CAD アプリケーションで読み取ることができる形式で、測定値と幾何学的な情報を書き出すこともできます。
画像内のオブジェクトの測定
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Vanishing Point で、ものさしツールを選択し、面上のオブジェクトをクリックしてドラッグします。
サイズがわかっているオブジェクトを基準寸法にすることをおすすめします。
注意:1 つの面で基準寸法の作成を開始したら、面の境界線を越えて基準寸法の描画を継続することができます。
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基準寸法を選択した状態で、「相対寸法」の値を入力すると、測定された長さが設定されます。
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(オプション)追加の寸法を描画します。
これらの寸法のサイズは、最初の寸法のサイズを基準にしています。
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(オプション)次のいずれかの操作を行います。
グリッドのサイズを、最初の寸法に割り当てられた「相対寸法」の値に関係なく設定するには、「基準寸法とグリッドをリンク」の選択が解除されていることを確認します。この設定はデフォルトです。
グリッドのサイズを、最初の寸法に割り当てられた「相対寸法」の値に従って設定するには、「基準寸法とグリッドをリンク」を選択します。
画像内の Vanishing Point の測定値は、ダイアログボックスを閉じた後も保持されます。Vanishing Point を起動すると、再び表示されます。
Vanishing Point での寸法の自動描画
ものさしツールを使用して、遠近面で定義された面の長さと幅の寸法を自動的に描画できます。
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遠近面でものさしツールをダブルクリックします。
Vanishing Point での寸法の移動
Vanishing Point で、既存の寸法の線を方向(角度)や長さを変えずに移動できます。
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ものさしツールを選択します。
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既存の寸法をクリックして選択し、任意の場所にドラッグします。
寸法の長さと方向の変更
既存の寸法の長さや方向(角度)を変更できます。
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ものさしツールを選択し、既存の寸法の線の端点に移動します。
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必要に応じて次のいずれかの操作を行います。
寸法の方向と長さを変更するには、端点をドラッグします。
寸法の長さを変更し、角度の変更を 15 度単位に制限するには、Ctrl キー(Windows)または Command キー(Mac OS)を押しながら端点をドラッグします。
方向を変更せずに寸法の長さを変更するには、Alt キー(Windows)または Option キー(Mac OS)を押しながら端点をドラッグします。
寸法の長さを変更せずに方向を変更するには、Shift キーを押しながら端点をドラッグします。
Vanishing Point での寸法の削除
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寸法を選択し、Backspace キー(Windows のみ)または Delete キーを押します。
Vanishing Point での寸法の表示と非表示の切り替え
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Vanishing Point メニューを開き、「測定値を表示」を選択します。
Photoshop での測定値の描画
Vanishing Point の測定値は画像を Photoshop ドキュメントウィンドウで表示したときには表示されません。ただし、測定値は画像内に保持されており、Vanishing Point を起動すると表示されます。Vanishing Point での作業を終了したときに、Photoshop ドキュメントウィンドウで表示されるように測定値を描画することができます。描画された測定値はベクトル画像ではなく、ラスター画像です。
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Vanishing Point メニューを開き、「Photoshop へ測定値を描画」を選択します。
「Photoshop へ測定値を描画」コマンドは、Vanishing Point のセッションごとに選択する必要があります。
注意:測定値を Photoshop に描画する予定である場合は、Vanishing Point の結果用の新規レイヤーを作成します。これによって、測定値はメイン画像とは別のレイヤーに保持されます。