- InDesign ユーザーガイド
- InDesign とは
- InDesign の概要
- ワークスペース
- 生成 AI(中国本土ではご利用いただけません)
- InDesign の概要
- ドキュメントの作成とレイアウト
- ドキュメントとページ
- グリッド
- レイアウト補助
- コンテンツの追加
- テキスト
- テキスト編集
- テキストの書式設定
- レビューテキスト
- スペルチェックと言語の辞書
- 参照を追加
- スタイル
- 表
- インタラクティブ機能
- グラフィック
- カラーと透明度
- 検索と置換
- 共有
- 書き出し、読み込み、および公開
- 配置、書き出しおよび公開
- プリント
- InDesign の拡張
- トラブルシューティング
スクリプトを使用して一般的なタスクを自動化する方法について説明します。
スクリプトは、様々な作業を実行するのに最適なツールです。一般的な作業を自動化する簡単なスクリプトもあれば、まったく新しい機能となる複雑なスクリプトもあります。スクリプトを作成したり、他のユーザーが作成したスクリプトを実行したりできます。スクリプトについて詳しくは、スクリプティングガイド、スクリプティングの要件、その他の開発者向けリソースをご覧ください。
UXP スクリプティングを使用してプラグインを構築する
デベロッパーは、UXP スクリプティングを使用してプラグインを構築して、ユーザー向けに広範な UI やよりインタラクティブに富んだコンポーネントを構築できるようになりました。最初のプラグインの構築について基本を学びましょう。
スクリプトパネルとスクリプトラベルパネルの概要
InDesign には、スクリプト用のパネルとして、スクリプトパネルとスクリプトラベルパネルの 2 つがあります。
スクリプトパネルを使用すると、InDesign 内からスクリプトを実行できます。スクリプトパネルには、InDesign アプリケーションフォルダー内および Preferences フォルダー内の Scripts フォルダーにあるスクリプトが表示されます。
ウィンドウ/ユーティリティ/スクリプトを選択して、スクリプトパネルを開きます。スクリプトを作成または取得した場合は、Scripts Panel フォルダーにスクリプトを配置すると、スクリプトパネルに表示されます。
macOS |
Users/[ユーザー名]/Library/Preferences/Adobe InDesign/[バージョン]/[言語]/Scripts/Scripts Panel |
Windows XP |
Documents and Settings\[ユーザー名]\Application Data\Adobe\InDesign\[バージョン]\[言語]\Scripts\Scripts Panel |
Windows Vista および Windows 7 |
Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Adobe\InDesign\[バージョン]\[言語]\Scripts\Scripts Panel |
Scripts Panel フォルダーをすばやく見つけるには、スクリプトパネルでスクリプトを右クリック(Windows)または Control キーを押しながらクリック(macOS)し、「エクスプローラーで表示」(Windows)または「Finder で表示」(macOS)を選択します。
スクリプトラベルパネルでは、テキストフレームやシェイプなどのページアイテムのラベルを指定できます。ページアイテムのラベルの指定は、オブジェクトを識別する必要があるスクリプトを作成する場合に特に役立ちます。ウィンドウ/ユーティリティ/スクリプトラベルを選択して、スクリプトラベルパネルを開きます。
スクリプトの追加、実行、編集について詳しくは、「スクリプティングガイド」を参照してください。
スクリプトパネルでスクリプトをダブルクリックするか、「クイックアクセス」を使用してスクリプトを実行します。
AddGuides |
選択したオブジェクトの周囲にガイドを追加します。 |
AddPoints |
選択したオブジェクトのパスにアンカーポイントを追加します。 |
Add QR Code |
QR コードはプレースガンに配置するか、ページアイテムとして直接配置することができます。 |
AdjustPageItems |
偶数/奇数ページのコンテンツを指定した量だけ移動します。マスターページのマージン変更や、ページの挿入の後に、オブジェクトを正しく位置合わせするために使用します。 |
AlignToPage |
オブジェクトをページ上の指定した位置に揃えます。 |
AnimationEncyclopedia |
アニメーションの様々なプロパティを設定したボタンを自動作成します。 |
BreakFrame |
選択したテキストフレームとその内容をストーリーから削除します。 |
CornerEffects |
選択したアイテムのパスを様々な角の効果を使用して再描画します。角の効果は、パス上の選択したポイントに適用できます。 |
CreateCharacterStyles |
選択したテキストに基づいて完成した文字スタイルを定義します。 |
CropMarks |
選択したオブジェクトの周囲に内トンボやセンタートンボを追加します。 |
ExportAllStories |
ドキュメントのすべてのストーリーを一連のテキストファイルとして書き出します。 |
FindChangeByList |
タブ区切りテキストファイルを読み込んで、一連の一般的なテキスト検索/置換操作を実行します。 |
ImageCatalog |
指定したフォルダー内のすべてのグラフィックを「コンタクトシート」レイアウトで配置します。 |
MakeGrid |
選択したオブジェクトを分割または複製することによってグリッドを作成します。 |
Neon |
選択したオブジェクトに「ブレンド」の効果を適用します。 |
PathEffects |
選択したオブジェクトのパスのアンカーポイントの位置を変更して高度な効果を追加します。 |
PlaceMultipagePDF |
PDF のすべてのページを配置します。 |
SelectObjects |
オブジェクトの種類ごとにアクティブなスプレッド上のオブジェクトを選択します。 |
SortParagraphs |
選択範囲内の段落をアルファベット順にソートします。 |
SplitStory |
選択したストーリー内のテキストフレームを、個別のリンクされていないテキストフレームに分割します。 |
TabUtilities |
選択したテキストにタブおよびインデントを適用します。 |
これらのサンプルスクリプトのインストールと使用について詳しくは、「自動処理」を参照してください。
InDesign には、InDesign コミュニティによって作成されたスクリプトも追加されています。
- Kris Coppieters による Unicode Injector で、キーボードショートカットを使用して、1 つ以上の Unicode 文字を InDesign テキストに簡単に挿入できます。詳しくは、操作方法を参照してください。
- Stefan Rakete による Insert Typographer Quote で、キーボードショートカットを使用して、選択したテキストの前後に定義済みのタイポグラフィ引用符を追加します。詳しくは、操作方法を参照してください。
- Paolo Agostinetto による Layer Cloner のスクリプトで、あるレイヤーとその要素をドキュメント間でコピーできます。詳しくは、操作方法を参照してください。
- Roland Dreger による Get x-Height で、テキストの小文字の高さを決定します。詳しくは、操作方法を参照してください。
- Ariel Walden による Snap Margins to Text Frame は、選択したテキストフレームに合わせてドキュメントの余白を変更するスクリプトです。詳しくは、操作方法を参照してください。
- Ariel Walden による Break Text Thread は、テキストフレーム間のスレッドを簡単に分割する InDesign スクリプトです。詳しくは、操作方法を参照してください。
- Kris Coppieters による InCopy Note Alert は、メモの存在をアラートする Adobe® InDesign®、Adobe InCopy® 用のスタートアップスクリプトです。詳しくは、操作方法を参照してください。
- Kris Coppieters による Copy Paste Coordinates は、ページの項目に座標をコピーペーストするスクリプトです。詳しくは、操作方法を参照してください。
- Gregor Fellenz による Chain Grep は、InDesign GREP クエリを新しいスクリプトにチェーンします。詳しくは、操作方法を参照してください。
- Gregor Fellenz による Clear Overrides は、InDesign テキスト、テーブルまたはオブジェクトからスタイルのオーバーライドをクリアします。詳しくは、操作方法を参照してください。
- Luis Felipe による Invert Selection は、InDesign ドキュメントの選択を反転するスクリプトです。詳しくは、操作方法を参照してください。
- Paolo Agostinetto による Layer Cloner のスクリプトで、あるレイヤーとその要素をドキュメント間でコピーできます。詳しくは、操作方法を参照してください。
- Peter Kahrel による End Notes to End of Book Notes は、ドキュメント終わりの後注をブック終わりの後注に変換します。詳しくは、操作方法を参照してください。
- Peter Kahrel による Renumbering Endnote References は、脚注を追加または削除しても参照が自動的に更新されない脚注を作成するスクリプトです。詳しくは、操作方法を参照してください。
- Olav Kvern による Size Thing to Page は、画像などの現在の選択内容をページのサイズに変更します。詳しくは、操作方法を参照してください。
- Olav Kvern による Size Page to Thing は、ページを、画像などの現在の選択内容のサイズに変更します。詳しくは、操作方法を参照してください。
アドビは、オープンソースコミュニティスクリプトのリポジトリを GitHub 上に保持しています。InDesign コミュニティスクリプトリポジトリーについて詳しくは、ReadMe ファイルを参照してください。この ReadMe ファイルには、スクリプトの提供に関する詳細と、スクリプト作成者へのリンクが含まれています。
その他の関連ヘルプ
アドビへのお問い合わせ
ご意見をお待ちしております。Adobe InDesign コミュニティまでお知らせください。