- InDesign ユーザーガイド
- InDesign とは
- InDesign の概要
- ワークスペース
- 生成 AI(中国本土ではご利用いただけません)
- InDesign の概要
- ドキュメントの作成とレイアウト
- ドキュメントとページ
- グリッド
- レイアウト補助
- コンテンツの追加
- テキスト
- テキスト編集
- テキストの書式設定
- レビューテキスト
- スペルチェックと言語の辞書
- 参照を追加
- スタイル
- 表
- インタラクティブ機能
- グラフィック
- カラーと透明度
- 検索と置換
- 共有
- 書き出し、読み込み、および公開
- 配置、書き出しおよび公開
- プリント
- InDesign の拡張
- トラブルシューティング
ドキュメントの復元
InDesign には、自動復元機能が備わっており、予期しない電源障害やシステム障害からデータを保護します。自動的に復元されたデータは、オリジナルのドキュメントファイルとは別の一時ファイルとしてディスクに保存されます。自動復元ファイルに保存されたドキュメントの更新データは、「保存」や「別名で保存」を選択したり、InDesign を正常終了すると自動的にオリジナルのドキュメントファイルに追加されるため、通常の状況では自動復元データについて考慮する必要はありません。自動復元データは、予期しない電源障害やシステム障害が発生する前に、データを正常に保存できなかった場合に重要です。
万全を期すため、予期しない電源障害やシステム障害に備えて、頻繁にファイルを保存してバックアップファイルを作成しておいてください。
復元されたドキュメントの検索
-
コンピューターを再起動します。
-
InDesign を起動します。
自動復元データが存在する場合、InDesign では復元したドキュメントが自動的に表示されます。ドキュメントウィンドウのタイトルバーのファイル名の後に「復元」という文字が表示されている場合、そのドキュメントには、自動的に復元された未保存の変更が含まれていることを示しています。
注意:InDesign が自動的に復元された変更を使ってドキュメントを開くことができない場合は、その自動復元データが破損している可能性があります。
-
次のいずれかの操作を行います。
復元データを保存するには、ファイル/別名で保存を選択し、ファイルの保存場所と新しい名前を指定して、「保存」をクリックします。「別名で保存」は、自動復元データを含む復元バージョンのファイルを保存します。保存すると、タイトルバーから「復元」という文字が消えます。
自動的に復元された変更を破棄して、障害が発生する前にディスクに最後に保存したドキュメントを使用する場合は、復元ファイルを保存せずに閉じ、ディスクに保存されているファイルを開くか、ファイル/復帰を選択します。
自動復元データの保存場所の変更
-
編集/環境設定/ファイル管理(Windows)または InDesign/環境設定/ファイル管理(Mac OS)を選択します。
-
「ドキュメント復帰データ」の「参照」(Windows)または「選択」(Mac OS)をクリックします。
-
復元したドキュメントの新しい保存場所を指定し、「選択」をクリックして「OK」をクリックします。
誤操作の取り消し
必要なら、時間のかかる操作を完了前にキャンセルしたり、直前の変更を取り消したり、前に保存されたバージョンに復帰したりできます。最新の操作からさかのぼって数百の操作を取り消したり、やり直すことができます。ただし、その操作の数はメモリー容量(RAM)容量や実行した操作の種類によって異なります。記録される一連の操作は、「別名で保存」コマンドを選択するか、ドキュメントを閉じるか、プログラムを終了したときに破棄されます。
-
次のいずれかの操作を行います。
最新の変更を取り消すには、編集/[操作名] を取り消しを選択します(スクロールなどの取り消せない操作もあります)。
操作をやり直すには、編集/[操作名] をやり直しを選択します。
最後にプロジェクトを保存してから行ったすべての変更を取り消すには、ファイル/復帰(InDesign)またはファイル/コンテンツの復帰(InCopy)を選択します。
変更を適用せずにダイアログボックスを閉じるには、「キャンセル」をクリックします。
破損したドキュメントの自動修復
ドキュメントの破損につながる要因は、InDesign アプリケーションの内部と外部の両方に複数存在します。
InDesign には、破損したドキュメントを検出し、自動的に復元する自動修復メカニズムが用意されています。復元されたバージョンのドキュメントは、InDesign で開かれ、ドキュメントを保存してから、作業を進めてください。