以下に示すいずれかの操作を実行します。
- 作成者ツールバーで、「マイクロコンテンツ」を選択します。マイクロコンテンツグループパネルが開きます。
- 作成者ツールバーで、「コンテンツ」を選択します。コンテンツパネルが表示されます。
コンテンツのコア部分からマイクロコンテンツを作成し、そのマイクロコンテンツを使用して、より大きなコンテンツをプロモーションします。
マイクロコンテンツは、チャットボット、マイクロヘルプ、FAQ を通じて配信される独立型の情報からなる非常に小さいサイズのスニペットです。
RoboHelp では、トピックベースのオーサリングに加えて、新しいマイクロコンテンツを作成したり、トピックの特定部分などの既存のコンテンツを再利用したりして、人工知能(AI)アプリケーションで簡単に要約できるマイクロコンテンツとして使用できます。
RoboHelp では、マイクロコンテンツグループの作成、インテントの収集、そして応答の提供(質問と回答など)から作業を開始できます。マイクロコンテンツとは、特定の要素(「インテント」)に対応して作成された小さなコンテンツです。ユーザーはまずインテントを定義します。例えば、閲覧シーケンスとは何ですか?とします。その後、その応答をリッチテキストコンテンツとして定義します。応答用のテキストは、オーサリングするか、既存のトピックコンテンツを利用して作成できます。インテントと応答の組み合わせにより、ユーザーの好奇心を刺激することができます。
複数のタイプのコンテンツを魅力的で、目を引き、すばやく取り込むことができるマイクロコンテンツとして使用することを検討できます。RoboHelp でマイクロコンテンツを作成した後は、チャットボット、検索スニペット、FAQ、またはマイクロヘルプ内で様々な方法によって展開し、それぞれの方法でトラフィックを誘導してユーザーを引き付けることができます。
チャットボット:任意のチャットボットエンジンと統合できる応答を作成します。詳細については、「チャットボット出力プリセットの設定」を参照してください。
検索スニペット:ホームページおよびトピックページの出力すべてにおいて、検索クエリーに対する簡潔な応答を取得します。詳細については「フレームなし出力への FAQ ページの追加」を参照してください。
FAQ:すべての出力に関する FAQ を作成できます。 詳細については、「フレームなし出力プリセットの設定」および「フレームなし出力への FAQ ページの追加」を参照してください。
マイクロヘルプ:開発者がアプリ内から、メインヘルプのリンクの有無を問わずアクセスできる、小さなファイル(HTML、JSON、XML、テキスト)を作成します。これはサイズが非常に小さく、サーバー上にスタンドアロンで存在しています。この出力では、フレーズやキーワードは必要ありません。詳細については、「マイクロヘルプの出力プリセットの設定」を参照してください。
「インテント」という用語は、ユーザーを支援するための情報の一部を指します。これはユーザーが、検索を行ったり、チャットボットや FAQ ページに含まれている内容に言及してやり取りしたりする際に使用する、すべての要素を表しています。ユーザーが検索を実行しているときやチャットボットとやり取りしているときに、プロジェクトに関する質問を行う可能性があります。
次の例で考えてみましょう。
コーヒーショップのオーナーが、コーヒーや他の飲み物の淹れ方に関するトレーニングを新しいスタッフに行うプロジェクトを作成したとします。トレーニングを受ける側のスタッフは、ヘルプウェブサイトの形でプロジェクトの出力を利用できます。「カプチーノの作り方」を調べたいなら、 それを検索ボックスに入力するだけで、問い合わせに対する応答を得ることができます。つまり「カプチーノの作り方」は、インテントの一部を構成します。また「フレーズ」という概念もあります。フレーズはインテントに関連付けられます。ここでは「カプチーノの作り方」に対応するフレーズとして、
1. カプチーノを準備する方法。
2. カプチーノの淹れ方。.. (以下略)、のように構成できます。
基本的には「カプチーノの作り方」について、ユーザーが質問として入力する可能性のあるすべての表現を含みます。
上述したインテントをチャットボットで使用したり、出力の際に FAQ や検索スニペットに含めたりすることができます。
複数のマイクロコンテンツグループを作成して、インテントを異なるグループに整理するために活用できます。マイクロコンテンツグループを作成するには、次の手順を実行します。
以下に示すいずれかの操作を実行します。
以下に示すいずれかの操作を実行します。
新しいマイクロコンテンツグループダイアログボックスで、マイクロコンテンツグループの名前を指定します。対応するファイル名が、拡張子 .mc で自動的に追加されます。
「終了」をクリックします。
マイクロコンテンツグループがマイクロコンテンツパネルに追加されます。
マイクロコンテンツファイルは、単一行のテーブルとしてオーサリング領域で開かれ、そこでインテントと応答を追加できます。作成する各インテントは、応答に関連付ける必要があります。
左の列の「インテント」では、テキストフォームに新しいインテントを作成できます。
例:「従業員にはどんな福利厚生がありますか?」
右の列の「応答」からは、リッチコンテンツを作成できます。相互参照、ハイパーリンク、画像、変数、スニペット、ドロップダウンコンテンツの追加など、トピックの作成として使い慣れたオプションが提供されています。
インテントには、複数のフレーズを定義して、同じ応答を関連付けることができます。例えば、「シーケンスのナビゲーションとは何ですか?」と「シーケンスの参照とは何ですか?」「シーケンスの参照」インテントの場合、例としてナビゲーション、シーケンス、順序などのキーワードをメタデータとしてインテントに含めることができます。
インテントプロパティは右側のプロパティパネルに表示され、インテントの定義特性を示します。
名前:左側の列に追加されたインテントの名前が表示されます。
フレーズ:同じ回答を含むインテントごとに新しい代替フレーズを追加します。ユーザーが使用する言い回しを予測することは困難であるため、代替フレーズは非常に有効です。代替フレーズを追加すると、メインのインテントが使用されていない場合でも、エンドユーザーに一致する応答を提示できる可能性を向上させることができます。
例:「従業員にはどんな福利厚生がありますか」や「従業員の利点は何ですか」または「従業員の福祉」など。
キーワード:ユーザーが検索で使用できるように、コンテンツに関連付けられたタグとキーワードを追加します。同じ情報に関連する 1 ないし 2 個の単語がユーザーにより入力される場合があるため、キーワードの追加も非常に有効です。
ID:マイクロヘルプ出力で使用する ID を入力できます。
条件タグ:選択したタグが出力に適用されている場合に、グループ内の特定のインテントが含まれないように条件タグを適用できます。
既存のトピックまたはスニペットを使用して、インテントに対する応答を作成できます。これを行うには、次の手順に従います。
作成者ツールバーで「コンテンツ」を選択し、コンテンツパネルで目的のトピックを開きます。
トピック内の必要なコンテンツを選択し、右クリックします。コンテキストメニューが表示されます。
コンテキストメニューから、「マイクロコンテンツに追加」を選択します。
応答として追加ダイアログボックスで、グループとインテントを指定します。
「適用」をクリックします。
選択したインテントに応答が追加されます。
RoboHelp でマイクロコンテンツ出力を生成する前に、出力プリセットを作成して設定する必要があります。 出力プリセットの準備ができたら、プリセットを使用して、チャットボット、マイクロヘルプ、FAQ などの様々な形式で出力を生成できます。
RoboHelp で出力プリセットを作成するには、以下の手順を実行します。
標準ツールバーの左側に表示されている「出力」タブをクリックします。出力ビューが表示されます。
出力ツールバーで、「出力プリセット」をクリックします。出力プリセットパネルが表示されます。
出力プリセットパネルで、 をクリックします。
新しいプリセットダイアログボックスで、以下を指定します。
タイプ:ドロップダウンリストを使用して、必要に応じてチャットボット、フレームなし、マイクロヘルププリセットタイプのいずれかを選択します。
名前:出力プリセットの名前を指定します。
「終了」をクリックします。
出力プリセットには、出力ツールバーの出力プリセットパネルからアクセスできます。または、オーサリングウィンドウのクイック生成ダイアログボックスから出力プリセットにアクセスすることもできます。
以下の設定を使用して、チャットボットのマイクロコンテンツ出力プリセットで様々な設定を構成できます。
タイトル、チャットボットエンジン、出力パス、言語、生成後スクリプトなどの基本的な出力設定を指定するには、次のオプションを使用します。
タイトル:生成された出力のタイトルを指定します。
タイトル内で変数を使用することができます。 タイトル内で変数を使用するには、Ctrl+Shift+9 を入力し、ドロップダウンリストで変数を選択して Enter キーを押します。「コンテンツ」タブ/「変数セット」フィールドで設定された変数を選択すると、出力の生成時に、その変数の値が変数セットから取得されます。
チャットボットエンジン:ドロップダウンからチャットボットエンジンを選択します。現在、チャットボットの出力には、Google ダイアログフローの統合を可能にするコネクターがあります 。
出力パス:出力の場所を指定します。場所を選択するには、 をクリックします。出力パスがプロジェクトフォルダーのパスに含まれていないことを確認します。
言語:チャットボットをさまざまな言語で作成して、より幅広いオーディエンスにアプローチすることができます。この設定を指定すると、ドロップダウンに表示されている言語のいずれかでチャットボットを作成できます。
生成後スクリプト:出力生成後にカスタムスクリプトを実行するには、ドロップダウンリストからスクリプトの .js ファイルを選択します。リストに表示される .js ファイルは、RoboHelp アプリデータのスクリプトフォルダに格納されています。
以下のオプションを使用して、コンテンツ関連の出力設定(マイクロコンテンツグループ、条件式、変数セットなど)を指定します。
マイクロコンテンツグループ:ドロップダウンリストを使用して、必要な数のマイクロコンテンツグループを選択できます。選択したグループに保存されているたくさんのインテントや応答から、ユーザーのクエリに対してさまざまな応答を生成できます。
条件式:出力の条件式を指定する場合は、このドロップダウンリストを使用します。この設定を使用すると、目的の出力タイプや対象ユーザーに応じて、出力内に表示するコンテンツと出力から除外するコンテンツを簡単に指定することができます。選択した条件式を編集するには、をクリックします。条件式を指定しない場合は、ドロップダウンリストで「なし」を選択します。
変数セット:このドロップダウンリストを使用して、該当する出力で使用する変数セットを指定します。プロジェクトのデフォルトの変数セットを使用する場合は、このドロップダウンリストで <デフォルトの変数セット> を選択します。変数セットにより、出力方法に応じて変数を使用することができます。 例えば、顧客と内部ユーザーとで異なる変数セットを使用して出力を生成できます。
次のオプションを使用して、クライアント情報 JSON や埋め込みコードなどの出力設定を指定します。
クライアント情報 JSON:Google ダイアログフローエージェントの認証情報を含む JSON ファイルを指定します。ダイアログフロー認証の設定で、ステップバイステップガイドの最後のメモをクリックして、クライアント情報 JSON ファイルを取得します。
「参照」をクリックし、JSON ファイルを追加します。 「パブリッシュ」ボタンを押す前に、コンテンツからマイクロコンテンツグループを選択してください
以下の設定には、定義済みメッセージのセットが含まれています。これは、サンプルのエージェントでのみ使用されます。ウェルカムテキスト、デフォルトのテキスト、エラーメッセージなど、デフォルトのストリングを使用したり、修正したりして、 チャットボットの出力を生成できます。
ウェルカムメッセージ:ボットが送信する最初の応答として、ライブチャットを開始したユーザーに対してこのメッセージが使用されます。 例:「ご用件をお知らせください」
デフォルトの応答:ユーザーがメッセージを送信したときに応答するチャットボットを設定していない場合、メッセンジャーのチャットボットに対する代替の応答となります。
再送信メッセージ:これは、配信できなかった応答を再配信するプロセスを表示します。 応答が失敗した場合、再送信メッセージが表示されます。 例:「お手伝いいたします」
入力ボックスのプレースホルダーテキスト:Chatbot UI に表示される事前に定義されたテキストを指定します。 テキストが入力フィールドに表示されてから、必要な形式のテキストをユーザーが入力します。
エラーメッセージ:ボットがダイアログサーバーからの応答を取得できない場合に表示されます。 例:「管理者に問い合わせてください」
埋め込みコード:このコードを、チャットボットをレンダリングする HTML 見出しセクションにコピー&ペーストします。
以下の設定を使用して、マイクロヘルプのマイクロコンテンツ出力プリセットで様々な設定を構成できます。
タイトル、出力パス、形式、言語、生成後スクリプトなどの基本的な出力設定を指定するには、次のオプションを使用します。
出力パス:出力の場所を指定します。場所を選択するには、 をクリックします。出力パスがプロジェクトフォルダーのパスに含まれていないことを確認します。
形式:マイクロコンテンツに適した任意の形式を指定します。
言語:コンテンツに言語属性を追加する場合にこの設定を指定します。
生成後スクリプト:出力生成後にカスタムスクリプトを実行するには、ドロップダウンリストからスクリプトの .js ファイルを選択します。リストに表示される .js ファイルは、RoboHelp アプリデータのスクリプトフォルダに格納されています。
以下のオプションを使用して、コンテンツ関連の出力設定(マイクロコンテンツグループ、条件式、変数セットなど)を指定します。
マイクロコンテンツグループ:ドロップダウンリストを使用して、必要な数のマイクロコンテンツグループを選択できます。選択したグループに保存されているたくさんのインテントや応答から、ユーザーのクエリに対してさまざまな応答を生成できます。
条件式:出力の条件式を指定する場合は、このドロップダウンリストを使用します。この設定を使用すると、目的の出力タイプや対象ユーザーに応じて、出力内に表示するコンテンツと出力から除外するコンテンツを簡単に指定することができます。選択した条件式を編集するには、をクリックします。条件式を指定しない場合は、ドロップダウンリストで「なし」を選択します。
変数セット:このドロップダウンリストを使用して、該当する出力で使用する変数セットを指定します。プロジェクトのデフォルトの変数セットを使用する場合は、このドロップダウンリストで <デフォルトの変数セット> を選択します。変数セットにより、出力方法に応じて変数を使用することができます。 例えば、顧客と内部ユーザーとで異なる変数セットを使用して出力を生成できます。
ツールバーで「クイック生成」()をクリックし、目的の出力プリセットを選択して「生成」をクリックします。
次に、クイック生成ダイアログボックスのプログレスバーを確認します。出力の生成が完了したら、出力プリセットの横に表示されている をクリックして出力を表示します。
すべてのファイルを公開するには、「すべてを再公開」を選択し、 をクリックします。公開ログを表示するには、出力プリセットパネルで、該当する出力プリセットについて/公開ログを表示するを選択します。
マイクロコンテンツのグループを作成し、それらを組み合わせて FAQ を作成できます。フレームなし出力で FAQ ページを追加するには、次の手順を実行します。
コンテンツパネルからマイクロコンテンツをドラッグして、目次上にドロップすることで目次にすばやくマイクロコンテンツを挿入します。
または、以下の手順に従います。
作成者ツールバーで、マイクロコンテンツファイルを追加する「目次」を選択します。
以下に示すいずれかの操作を実行します。
トピックを挿入ダイアログボックスで、選択したマイクロコンテンツファイルを検索します。
「終了」をクリックします。
マイクロコンテンツファイルは、出力に FAQ として追加されます。
ホームページおよびトピックページのすべての出力でも、検索クエリーに対する簡潔な応答を取得できます。
注意:検索した単語がインテント、フレーズ、またはインテントのキーワードに含まれている場合、検索結果に応答がスニペットとして表示されます。