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ページレイアウトのデザイン

  1. RoboHelp ユーザーガイド
  2. 概要
    1. RoboHelp ワークスペースの概要
    2. RoboHelp(2022 リリース)の新機能
      1. アップデート 5 の新機能
      2. アップデート 4 の新機能
      3. アップデート 3 の新機能
      4. アップデート 2 の新機能
      5. アップデート 1 の新機能
    3. RoboHelp で解決済みの問題
    4. RoboHelp 必要システム構成
    5. Windows および macOS に RoboHelp をダウンロード
    6. アドビアプリのダウンロードおよびインストール
    7. RoboHelp FAQ
    8. RoboHelp(2020 リリース)の新機能
      1. アップデート 8 の新機能
      2. アップデート 7 の新機能
      3. アップデート 6 の新機能
      4. アップデート 5 の新機能
      5. アップデート 4 の新機能
      6. アップデート 3 の新機能
      7. アップデート 2 の新機能
      8. アップデート 1 の新機能
  3. プロジェクト
    1. RoboHelp プロジェクトの計画
    2. プロジェクトの作成
    3. プロジェクトの管理
    4. トピックとフォルダーの操作
    5. レポートの生成
    6. 状況依存ヘルプの使用
    7. 参照の管理
    8. RoboHelp での環境設定
  4. 作成者との共同作業
    1. Git を使用した共同作業
    2. SharePoint Online を使用した共同作業
    3. Azure DevOps(Team Foundation Server)を使用した共同作業
  5. PDF レイアウト
    1. PDF テンプレート
    2. ページレイアウトのデザイン
    3. PDF 出力の公開
    4. 一般的なコンテンツスタイルの利用
    5. PDF テンプレートのコンポーネント
    6. 言語変数のサポート
    7. PDF のカスタマイズ
  6. 編集と書式
    1. コンテンツの書式設定
    2. 相互参照の作成と管理
    3. リンクの作成と管理
    4. スニペットによるシングルソース
    5. 画像とマルチメディアの操作
    6. 作成した変数を使用して簡単に更新を行う
    7. 変数セットの操作
    8. 検索と置換の使用
    9. コンテンツの自動保存
    10. スプリットビューで並べて編集
    11. スペルチェック機能の使用
    12. ブックマークの作成と編集
    13. フィールドの挿入と更新
    14. 複数ビュー間の切り替え
    15. CSS の自動番号付け
  7. 読み込みとリンク
    1. プロジェクトへの Markdown ファイルの読み込み
    2. Word ドキュメントのプロジェクトへの読み込み
    3. FrameMaker ドキュメントのプロジェクトへの読み込み
  8. Toc、indexes、用語集および引用
    1. 目次の作成と管理
    2. 索引の作成と管理
    3. 用語集の作成と管理
    4. 引用の作成と管理
    5. 閲覧シーケンスの作成と管理
    6. 関連項目および関連トピックの操作
  9. 条件付きコンテンツ
    1. 条件付きコンテンツとは
    2. コンディションタグの作成と適用
    3. 条件付きコンテンツの出力プリセットの設定
    4. 条件付きコンテンツの最適化と管理
  10. マイクロコンテンツ
    1. マイクロコンテンツ
  11. レビューと共同作業
    1. レビューと共同作業
  12. 翻訳
    1. コンテンツの複数言語への翻訳
    2. サービスプロバイダー向け翻訳フレームワークの設定
  13. 出力を生成中
    1. 出力の生成
    2. フレームレス出力の生成
    3. ナレッジベース出力の生成
    4. PDF 出力の生成
    5. レスポンシブ HTML5 出力の生成
    6. Word ドキュメント出力の生成
    7. コンテンツのみの出力の生成
    8. 電子ブック出力の生成
    9. Microsoft HTML Help 出力の生成
    10. モバイルアプリ出力の生成
  14. 出力の公開
    1. RoboHelp Server への公開
    2. FTP サーバー、セキュア FTP サーバーまたはファイルシステムへの公開
    3. SharePoint Online への公開
    4. Zendesk ヘルプセンターへの公開
    5. Salesforce ナレッジベースに公開
    6. ServiceNow ナレッジベースへの公開
    7. Zoho ナレッジベースへの公開
    8. Adobe Experience Manager への公開
    9. アトラシアン Confluence ナレッジベースに公開します
  15. 付録
    1. Adobe RoboHelp スクリプトリファレンス
    2. RoboHelp のキーボードショートカット

ページレイアウトのデザイン

PDF ドキュメントを作成する場合は、異なる種類の情報を表示するために別のセクションが必要です。 例えば、PDF ドキュメントの表紙には、企業ロゴ、書籍名、バージョン情報などが記載されています。 次に章、付録、グロッサリページが記載されています。 PDF ドキュメントの各セクションで、ページレイアウトを作成およびカスタマイズすることで、体裁を変えることができます。

ページレイアウトを作成する際には、ページを構成するさまざまなエレメントを定義できます。 例えば、ページのサイズ、余白、ヘッダー、フッター、向き、その他のページ仕様を定義できます。 PDF パブリッシング機能を使用することで、ページメディアの基準に合わせてページを作成できます。ページメディアの基準に含まれている設定はほとんどの場合、PDF パブリッシング機能のユーザーインターフェイスで簡単にカスタマイズできます。その他の詳細なレベルのフォーマットについては、「ソースビュー」を使用して独自の CSS コードを記述することも可能です。

ページレイアウトを作成した後で、そのレイアウトを PDF ページレイアウト設定の各セクションと関連付ける必要があります。

カスタマイズ用のページレイアウトを作成および開く方法に関する詳細は、「ページレイアウトを作成およびカスタマイズする」セクションをご参照ください。

ページレイアウトの種類

PDF ドキュメントには通常、次のセクションが含まれています。

  • 表紙
  • 目次
  • 図のリスト
  • 表のリスト
  • 章ページまたはトピックページ
  • 用語集
  • 索引
  • 裏表紙

これらのセクションには、特定の形式で情報を表示するために、対応するページレイアウトが必要となります。 また、白紙ページを間に挟み込むことで、奇数または偶数ページから新たな章を開始することもできます。 このような場合は、デフォルトのページレイアウトを使用するか、余白ページにページレイアウトを作成します。

テンプレート/設定セクションの「ページレイアウト」設定では、PDF の各セクションに使用するページレイアウトを定義できます。 各ページレイアウトには、最初、右、左のページバリアントを設定できます。

最初、右、左のページレイアウトバリアントを作成する

最初、右、左といった異なるページレイアウトバリアントを設定することで、PDF テンプレートのページレイアウトで詳細なカスタマイズが可能になります。 ページレイアウトデザイナーを使用して、ページのデザインを変更することも可能です。

ページレイアウトの作成時には、以下の点にご注意ください。

  • 1 つの章の全ページに同じレイアウトを使用する場合は、バリアントを含まない章のページレイアウトを 1 つだけ作成します。
  • ブックに含まれる章の最初のページの体裁を変更する場合は、章に使用するために、最初のページのレイアウトバリアントを作成する必要があります。
  • ブック内で左右ページの体裁を変更する場合は、章ページレイアウトに使用するために、左側のページバリアントと右側のページバリアントを作成する必要があります。
  • 奇数または偶数ページから章を開始する場合は、余白ページに使用するために、ページレイアウトを作成できます。 このページレイアウトを 2 つの章の間に配置することで、奇数または偶数ページから章が開始されるように設定できます。

次の例では、ページレイアウトのバリアントを作成する手順について解説します。

  1. 「ページレイアウトを新規作成」する手順に従って、「章」ページレイアウトを作成します。

    余白の章ページレイアウトが作成され、「ページレイアウト」の下に追加されます。

    デフォルトでは、ページレイアウトを作成すると、ページレイアウトが開いて編集できます。 次のスクリーンショットには、余白(デフォルト)のページレイアウトが示されています。

    章のページレイアウト
    章のページレイアウト

    デフォルトでは、テンプレートのヘッダー、フッター、コンテンツ領域が作成されます。 ユーザーインターフェイスからアクセスできるページプロパティ、コンテンツプロパティ、その他のツール(画像やフィールドなどの挿入)を使用して、これらの領域を簡単にカスタマイズできます。

  2. 章レイアウトにカーソルを合わせて、「オプション」をクリックし、コンテキストメニューを表示します。

  3. 「レイアウトバリアントを追加」をクリックするか、そのアイコンにカーソルを合わせて、作成するページレイアウト(最初、左、右)を選択します。

一般的な章レイアウトのコピーを使用して、選択したページレイアウトが作成されます。 デフォルトの章ページレイアウトを変更した場合は、ページレイアウトの作成時に、同じ変更がバリアントページレイアウトにも反映されます。

ページレイアウトのページプロパティ操作

ページのレイアウトを作成すると同時に、あらゆるページプロパティを管理することが重要です。 PDF パブリッシング機能には、ページプロパティパネルの主要なページプロパティがすべて含まれています。ページプロパティパネルでは、以下のセクションのあらゆるプロパティにアクセスできます。

  • ページサイズ:ページレイアウトに使用するページサイズを指定します。 「ページサイズ」ドロップダウンリストでは、15 個以上のページサイズから選択できます。 カスタムページサイズを使用してもページレイアウトを作成できます。詳細については「ページサイズを設定する」を参照してください。
  • 配置:ページレイアウトに使用するページを配置する向きを指定します。 ページの配置を縦または横のいずれかから選択できます。 ページレイアウトの各ページバリアントで異なる配置を選択して、適用することも可能です。 例えば、横に長い表や大型の画像がコンテンツに含まれる場合は、横向きのページレイアウトを作成して、そのレイアウトを横に長い表や画像に適用できます。
  • 表示の回転:回転後に表示される元の画像の上面が向く側または方向を指定します。 時計回りに 90 度、反時計回りに 90 度、または半時計回りに 180 度のいずれかを選択できます。 このプロパティは、縦向きと横向きの組み合わせて出力する際に役立ちます。 例えば、規定のページレイアウトとして縦向きに設定し、横に長い表をレンダリングするために、横向きのページレイアウトを設定できます。 この場合は、表のコンテンツを時計回りに 90 度の表示に設定できます。 このように設定すると、ページが横向きに配置され、コンテンツを 90 度回転できるため、続けて表示できようになります。 この方法の詳細については、このセクションで後ほど取り上げる例でも解説します。
  • ページの番号付けを再開する地点:このページレイアウトで番号付けを開始するページ番号を指定します。例えば、すべての章からページ番号を再開するように設定できます。 この場合は、章ページレイアウトの最初のページレイアウトバリアントで、「番号付けの再開」プロパティを「1」に設定する必要があります。
    最初の表示箇所のみに適用このオプションを選択すると、ページレイアウトで最初に表示される箇所の最初の章の最初のページに限定して、ページの番号付けをリセットできます。次のページ以降には番号が自動的に付けられます。例えば、ページの番号付けを再開する地点を 2 に設定して「最初の表示箇所にのみ適用」オプションを選択すると、最初の章の最初のページがページ番号 2 で始まります。 次のページからは 2 以降の番号が自動で付けられます。
  • レイアウト:上下左右の余白とパディングを指定します。 次の図では、コンテンツ周辺の余白、パディング、境界線を表示する方法を示しています。 ページ上下の余白には、ヘッダーとフッターが含まれます。
  • 背景:ページレイアウトの背景に、画像またはカラーを含めます。 画像の場合は、画像の高さと幅に加えて、繰り返しと位置のプロパティを指定できます。
  • 脚注:出力に脚注を表示するためのプロパティを指定します。 境界線のスタイルに加えて、余白やパディングも指定できます。

ページサイズを設定する

ページレイアウトで最初に定義するのは、ページサイズです。 ページプロパティでは、15 個以上のページサイズからページレイアウトを選択できます。 以下の手順に従って、カスタムのページサイズを作成することも可能です。

  1. 編集が必要なページレイアウトを開いてください。
  2. 右側のパネルで、「ページプロパティ」をクリックします。

    • 「ページサイズ」ドロップダウンリストで、「カスタム」を選択します。
    • 「ページ幅」および「ページ高さ」フィールドが表示されます。
    • 「ページ幅」および「ページ高さ」フィールドに、希望するページの寸法を入力します。

ページの配置および表示の回転を使用する

縦向きおよび横向きを組み合わせたページの配置と、表示の回転プロパティの使用例について見てみましょう。 この例では、縦向き PDF をデフォルトで作成しますが、表は横向きにレンダリングされ、コンテンツも時計回りに 90 度回転された状態で表示されます。 最終的には、以下のように出力されます。

ページの向き
ページの向き

上記の出力では、連絡先情報が横向きモードで表示され、コンテンツも 90 度に回転されています。 その他のコンテンツは、標準の縦向きモードで表示されています。

このように出力するには、以下の操作を実行する必要があります。

  1. 横向きのページレイアウトを作成します。

  2. 「表示の回転」プロパティを変更し、コンテンツを 90 度回転させてレンダリングします。

  3. 新しいページレイアウトを使用するには、カスタムスタイルを作成します。

  4. 横向きページレイアウトにレンダリングする表の outputclass 定義に、スタイルを追加します。

上記のタスクを実行するには、次の手順に従って操作します。

  1. 横向きのページレイアウトを作成します。

    「ページレイアウトを新規作成する」の手順に従って、「横向き」ページレイアウトを作成します。

    右側のパネルで、「ページプロパティ」をクリックします。

    ページの向きを選択
    ページの向きを選択

    配置を横向きに変更します。

  2. 「表示の回転」プロパティを変更し、コンテンツを時計回りに 90 度回転させてレンダリングします。

    「表示の回転」ドロップダウンリストから、「時計回りに 90 度」を選択します。

    ページの回転を選択
    ページの回転を選択

    「すべて保存」をクリックし、更新済みページレイアウトのプロパティを保存します。

  3. 新しいページレイアウトを使用するには、カスタムスタイルを作成します。

    左側のサイドバーを展開し、スタイルを作成するテンプレートをダブルクリックします。

    「スタイルシート」セクションを展開します。

    「レイアウト」スタイルシートにカーソルを合わせて、「…」(「オプション」アイコン)をクリックし、「編集」を選択します。

    「レイアウト」スタイルシートが開いて編集できるようになります。

    「他のスタイル」を右クリックして、「新規スタイル」を選択します。

    新規スタイル
    新規スタイル

    スタイルを追加ポップアップで、クラス名に「landscape-style」と入力します。

    スタイル名を入力
    スタイル名を入力

    「完了」を選択します。

    「.landscape-style」スタイルをダブルクリックして、編集用に開きます。

    「ページ割り付け」プロパティを展開します。

    「ページレイアウト」プロパティに「横向き」と入力します。

    「すべて保存」を選択します。

  4. 横向きページレイアウトにレンダリングする表のクラス定義に、スタイルを追加します。

    トピックエディターで、新しいページレイアウトを適用するファイルを開きます。

    <table> エレメントを検索します。そのエレメントを横向きモードにレンダリングします。

    パンくずリストで、表エレメントをクリックして表を選択します。

    右側のパネルで、「コンテンツのプロパティ」パネルをクリックして開きます。

    landscape-style のクラスプロパティをプロパティ値として追加します。

    横向きスタイル
    横向きスタイル

  5. 「すべて保存」を選択します。

  6. PDF 出力を生成します。

背景画像を追加する

必要に応じて背景画像を追加すると、章(PDF)出力の最初のページに画像が表示されます。 ページプロパティの「背景」プロパティでは、背景画像を簡単に追加できます。 この画像をページ全体に複製して、ページの上部、下部、中央に配置できます。

例えば、コンテンツ領域の中央部分に背景画像を挿入するには、次の手順を実行します。

  1. 編集が必要なページレイアウトを開きます。

  2. コンテンツ領域内をクリックします。

  3. 右側のパネルで、「ページプロパティ」をクリックします。

  4. 画像パスの場所フィールドで、「参照」ボタンをクリックします。

  5. 背景に使用する画像を参照および選択します。

  6. 高さと幅のプロパティを調整して、画像のサイズを変更します。

  7. その他のプロパティを設定して、背景イメージを表示する方法を調整します。

    背景の繰り返し:背景を繰り返すかどうかを指定します。

    背景の位置:ページで背景画像を表示する位置を指定します。

ページヘッダーとフッターの操作

ページレイアウトのヘッダーやフッターに情報を追加すると、同じページレイアウトを使用するすべてのページにその情報が反映されます。 通常、ヘッダー領域は章タイトルやトピックタイトルを表示するために使用し、フッター領域はページ番号を表示するために使用します。

ページレイアウトを新たに作成すると、ヘッダー領域やフッター領域がデフォルトで作成されます。 ページレイアウトのヘッダー領域やフッター領域では、あらゆるカスタマイズが可能です。 例えば、画像(ロゴなど)、変数(動的情報を含む)、静的コンテンツを挿入できます。

ヘッダーおよびフッターの余白と罫線を変更する

デフォルトでは、ヘッダーとフッターの余白は 1 インチに設定されています。 このデフォルト値は、ページプロパティパネルの「余白」設定で変更できます。 以下の手順に従って、ヘッダーとフッターのサイズを変更します。

  1. 編集が必要なページレイアウトを開きます。

  2. 右側のパネルで、「ページプロパティ」をクリックします。

  3. 「レイアウト」セクションを展開します。

  4. 「余白」プロパティの横にある鍵アイコンをクリックします。

  5. ヘッダーサイズを変更するには、「上余白」フィールドに値を入力します。

  6. フッターサイズを変更するには、「下余白」フィールドに値を入力します。

ヘッダーおよびフッターを削除する

上下の余白では、ヘッダーとフッターがオーバーレイされます。 このため、ページレイアウトにヘッダーとフッターを使用する場合は、上下に十分な余白を確保する必要があります。

ページレイアウトでヘッダーとフッターを使用しない場合は、次の 2 つの操作を実行して削除します。

  • 上下の余白を維持する場合は、ヘッダー領域およびフッター領域を空白にします。
  • 上下の余白が不要な場合(雑誌の表紙や裏表紙のデザイン時など)は、上下の余白プロパティを 0 に設定すると、余白を削除できます。 このように設定することで、ヘッダーとフッターの余白を削除できます。

ヘッダーに画像やロゴを追加する

必要に応じて画像を追加すると、ページレイアウトのヘッダー領域(またはその他の箇所)に画像が表示されます。 次の 2 つの方法で、ページレイアウトに画像を追加できます。

  • テンプレートの「リソース」に含まれている画像を使用します。
  • ページレイアウトエディターの「画像を追加」ツールを使用します。

企業ロゴのような画像をヘッダー領域に挿入する場合は、以下の操作を実行します。

  1. 編集が必要なページレイアウトを開きます。

  2. 「ヘッダーを編集」アイコンを選択すると、カーソルがヘッダー領域に移動します。

  3. 画像を追加するには、次のいずれかの手順を選択します。

    ツールバーの「画像を挿入」アイコンをクリックして、「パスを選択」ポップアップで画像の場所を参照し、「選択」をクリックしてその画像をヘッダー領域に挿入します。

    「リソース」フォルダーから、ヘッダー領域に画像をドラッグ&ドロップします。

画像挿入後に属性を変更して、必要に応じて体裁を調整します。 「コンテンツプロパティ」パネルを使用すると、ページレイアウトの画像やその他のエレメントの体裁を簡単に変更できます。

フィールドおよびメタデータ追加する

フィールドは、定義済みの情報を挿入する場合に役立ちます。 例えば、章のヘッダー領域に「章タイトル」フィールドを追加できます。このフィールドは、公開時に実際の章タイトルに置き換えられます。

ページレイアウトに挿入できるフィールドは、以下のカテゴリです。

  • 日付
  • 時間
  • トピックタイトル
  • プロジェクトタイトル
  • ページ番号
  • ページ総数
  • 章タイトル
  • 章番号
  • メタデータ

これらのフィールドカテゴリにはさまざまなバリエーションが含まれているため、フィールド情報を挿入できます。 例えば、日付フィールドでは、YYYY-MM-DD、MM/DD/YY、MM/DD/YYYY など、さまざまなバリエーションで入力できます。 また、「ページ番号」には、ローマ字や 10 進法のほか、アラビア語、デーヴァナーガリー文字、ヘブライ語などロケール固有の形式も使用できます。

定義済みフィールドに加え、変数またはフィールドとしてメタデータ情報をページレイアウトに追加することも可能です。 ソースの目次コンテンツにこのメタデータが保存されており、ページレイアウトにデータを簡単に挿入できます。

次の例では、ページレイアウトのフッター領域に、ページ番号と章タイトルを挿入します。

  1. 編集が必要なページレイアウトを開きます。

  2. 「ヘッダーを編集」アイコンを選択すると、カーソルがフッター領域に移動します。または、フッター領域をクリックします。

  3. 「HTML エレメントを挿入」アイコンをクリックし、エレメントのリストから「段落」を選択して、段落エレメントを挿入します。

  4. 「フィールドを挿入」アイコンを選択します。

  5. 「フィールド」リストから「ページ番号」カテゴリを選択し、「フォーマット」リストからデフォルト(1)のページ番号フォーマットを選択してから、「挿入」を選択します。

  6. ページ番号フィールドの後に空白を入力して、「フィールドを挿入」アイコンをクリックします。

  7. 「フィールド」リストから「章タイトル」カテゴリを選択し、「フォーマット」リストから「章タイトル」フォーマットを選択してから、「挿入」をクリックします。

    章タイトルフィールド(公開時に章のタイトルが入力されます)は、フッター領域に挿入されます。 現時点では、ページ番号および章のタイトルのフィールドは、スペースで区切られています。

  8. 章タイトルを右揃えにするには、次の手順を実行します。

    パンくずリストでフィールドエレメントをクリックして、「章タイトル」フィールドを選択します。

    右側のパネルで、「コンテンツのプロパティ」アイコンをクリックします。

    「レイアウトプロパティ」セクションを展開し、横並びプロパティの値を「右」に設定します。

    章タイトルフィールドは、ページフッターに右寄せで配置されます。

コンテンツ領域の操作

コンテンツ領域は、コンテンツ容量が最も大きい領域です。 コンテンツ領域には、トピックのコンテンツが入力されます。 場合によっては、コンテンツ領域に定型コンテンツも追加できます。 このコンテンツは、ページレイアウト内で指定した場所に公開されます。 例えば、目次、用語集、索引の見出しは、定型コンテンツとして追加することが可能で、最終出力では見出しを追加した形で公開されます。 また、章目次も追加されます。通常は各章の最初のページに追加されます。

複数列のレイアウトは、コンテンツ領域で最も一般的に使用されるカスタマイズの 1 つです。 高性能なページレイアウトデザイナーを使用すると、複数の列にレンダリングする特定のページをカスタマイズできます。他のページのコンテンツは、1 つの列に維持できます。

以下のセクションでは、コンテンツ領域をカスタマイズするいくつかのシナリオについて解説します。

章目次を追加する

章目次を作成すると、読者が章の内容をすばやく参照できます。 章目次は一般的に、章の先頭に追加されます。 章目次を使用する場合は、主要な章ページレイアウトのコンテンツ領域か、章の最初のページレイアウトバリアントに追加できます。

次の例では、章の最初のページレイアウトに章目次を挿入します。

  1. 編集が必要なページレイアウトを開きます。

  2. ページレイアウトのコンテンツ領域にカーソルを合わせます。

  3. 「章目次」アイコンを選択します。

  4. 「コンテンツプロパティ」パネルを開き、目次の見出しレベルをカスタマイズします。

このスタイルシートを使用して、デフォルトで設定されている目次の体裁をカスタマイズできます。 chaptoc-level-#(chaptoc-level-1、chaptoc-level-2 など)で始まるスタイルを使用して、章目次のスタイルをカスタマイズします。

複数列ページレイアウトの操作

複数列ページレイアウトは一般的に、雑誌や本の索引の公開時に使用されます。 PDF パブリッシング機能を使用すると、ドキュメントを複数の列に簡単に分割できます。異なるページレイアウトを使用すると、他のセクションを 1 列(または標準)レイアウトにした状態で、特定のセクションを複数の列に分割できます。

複数の列が含まれるページレイアウトを作成するには、次の手順を実行します。

  1. 編集が必要なページレイアウトを開きます。

  2. ヘッダーおよびフッター領域を除くコンテンツに複数列レイアウトが適用されているため、パンくずリストのコンテンツエレメントを選択する必要があります。

    コンテンツのパンくずリストを選択すると、「コンテンツプロパティ」パネルに列のプロパティが表示されます。

  3. 複数列プロパティを使用して、以下の複数列ページレイアウトをカスタマイズします。

    列数:ページを分割する列の数を指定します。 上下の矢印アイコンを使用するか、数値を入力して、列の数を設定します。

    列幅:複数列レイアウトにおける列の幅を指定します。 デフォルトでは、サイズはピクセル(px)で設定されていますが、pt、rem、em、%などの単位でも指定できます。

    列の間隔:列の間のスペースを指定します。

    列スパン:ページレイアウトのエレメントを複数の列にまたがって表示する場合は、このプロパティを使用する必要があります。 この場合はスタイルシートを使用して、対象エレメントのスタイルを修正します。

    ページレイアウトで、章ページレイアウトすべての最初のページに特定のテキストを表示させる場合は、「章」ページレイアウトの先頭ページバリアントにプロパティを追加できます。

    次の例のように、見出しテキストの「列スパン」プロパティが全面的に設定されています。 これにより、ドキュメントが複数列の場合でも、見出しが複数の列にまたがって表示されます。

    列入力:列にコンテンツを入力する方法を指定します。 デフォルトでは、「均等」に設定されています。各列にコンテンツが均一に入力されます。

    列ルール:列の間に線を挿入する場合は、このプロパティで線や罫線のスタイルを定義します。 罫線の「スタイル」、「カラー」、「幅」の値を指定して、列の間に線を追加します。

コンテンツプロパティパネルの操作

コンテンツプロパティパネルを使用すると、ページレイアウトに表示されるエレメントの体裁を簡単に更新できます。 コンテンツプロパティパネルのプロパティは、次のセクションに分類されています。

  • フォント:テキストに関連するプロパティが含まれています。 フォントファミリー、太さ、サイズ、文字装飾(下線、上線、取り消し線)、テキストのスタイル(太字、斜体など)、テキストの配列(左揃え、右揃え、中央揃え、均等割り付け)、ホワイトスペース(定義済み形式、折り返しなし、改行など)、行の高さ、文字の間隔、テキストインデントを設定できます。
  • 境界線:ページレイアウトのエレメントに境界線を追加およびフォーマットするためのプロパティが含まれています。 境界線の配置場所(すべて、上、下、右、左)、境界線のスタイル(実線、破線、点線など)、境界線のカラー、幅、曲った境界線の半径を設定できます。 次の例では、ページのヘッダー領域に曲った境界線が追加されています。
  • レイアウト:ページレイアウトに表示されるエレメントのレイアウトを設定するプロパティが含まれています。 高さ、幅、余白、パディング(上、下、左、右)、横方向または縦方向の配置、横並び(左、右、なし)、クリア(左、右、両方、なし)、エレメントの配置(absolute、fixed、relativeなど)、ディスプレイ(ブロック、コンテンツ、固定など)、Z インデックス、透明度、変形(回転または拡大 / 縮小)、および変形の原点(X および Y オフセット)を設定できます。
  • 背景:背景画像またはカラーシェードを追加するプロパティが含まれています。 画像サイズ(高さまたは幅を設定)、画像の繰り返し(繰り返しあり、なし、回転など)、背景の位置(左上、右中央、中央下など)を設定できます。
  • 列:ページや特定のエレメント(章目次など)の複数列プロパティを設定するプロパティが含まれています。

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2025 年 2 月 13 日
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