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状況依存ヘルプの使用

  1. RoboHelp ユーザーガイド
  2. 概要
    1. RoboHelp ワークスペースの概要
    2. RoboHelp(2022 リリース)の新機能
      1. アップデート 5 の新機能
      2. アップデート 4 の新機能
      3. アップデート 3 の新機能
      4. アップデート 2 の新機能
      5. アップデート 1 の新機能
    3. RoboHelp で解決済みの問題
    4. RoboHelp 必要システム構成
    5. Windows および macOS に RoboHelp をダウンロード
    6. アドビアプリのダウンロードおよびインストール
    7. RoboHelp FAQ
    8. RoboHelp(2020 リリース)の新機能
      1. アップデート 8 の新機能
      2. アップデート 7 の新機能
      3. アップデート 6 の新機能
      4. アップデート 5 の新機能
      5. アップデート 4 の新機能
      6. アップデート 3 の新機能
      7. アップデート 2 の新機能
      8. アップデート 1 の新機能
  3. プロジェクト
    1. RoboHelp プロジェクトの計画
    2. プロジェクトの作成
    3. プロジェクトの管理
    4. トピックとフォルダーの操作
    5. レポートの生成
    6. 状況依存ヘルプの使用
    7. 参照の管理
    8. RoboHelp での環境設定
  4. 作成者との共同作業
    1. Git を使用した共同作業
    2. SharePoint Online を使用した共同作業
    3. Azure DevOps(Team Foundation Server)を使用した共同作業
  5. PDF レイアウト
    1. PDF テンプレート
    2. ページレイアウトのデザイン
    3. PDF 出力の公開
    4. 一般的なコンテンツスタイルの利用
    5. PDF テンプレートのコンポーネント
    6. 言語変数のサポート
    7. PDF のカスタマイズ
  6. 編集と書式
    1. コンテンツの書式設定
    2. 相互参照の作成と管理
    3. リンクの作成と管理
    4. スニペットによるシングルソース
    5. 画像とマルチメディアの操作
    6. 作成した変数を使用して簡単に更新を行う
    7. 変数セットの操作
    8. 検索と置換の使用
    9. コンテンツの自動保存
    10. スプリットビューで並べて編集
    11. スペルチェック機能の使用
    12. ブックマークの作成と編集
    13. フィールドの挿入と更新
    14. 複数ビュー間の切り替え
    15. CSS の自動番号付け
  7. 読み込みとリンク
    1. プロジェクトへの Markdown ファイルの読み込み
    2. Word ドキュメントのプロジェクトへの読み込み
    3. FrameMaker ドキュメントのプロジェクトへの読み込み
  8. Toc、indexes、用語集および引用
    1. 目次の作成と管理
    2. 索引の作成と管理
    3. 用語集の作成と管理
    4. 引用の作成と管理
    5. 閲覧シーケンスの作成と管理
    6. 関連項目および関連トピックの操作
  9. 条件付きコンテンツ
    1. 条件付きコンテンツとは
    2. コンディションタグの作成と適用
    3. 条件付きコンテンツの出力プリセットの設定
    4. 条件付きコンテンツの最適化と管理
  10. マイクロコンテンツ
    1. マイクロコンテンツ
  11. レビューと共同作業
    1. レビューと共同作業
  12. 翻訳
    1. コンテンツの複数言語への翻訳
    2. サービスプロバイダー向け翻訳フレームワークの設定
  13. 出力を生成中
    1. 出力の生成
    2. フレームレス出力の生成
    3. ナレッジベース出力の生成
    4. PDF 出力の生成
    5. レスポンシブ HTML5 出力の生成
    6. Word ドキュメント出力の生成
    7. コンテンツのみの出力の生成
    8. 電子ブック出力の生成
    9. Microsoft HTML Help 出力の生成
    10. モバイルアプリ出力の生成
  14. 出力の公開
    1. RoboHelp Server への公開
    2. FTP サーバー、セキュア FTP サーバーまたはファイルシステムへの公開
    3. SharePoint Online への公開
    4. Zendesk ヘルプセンターへの公開
    5. Salesforce ナレッジベースに公開
    6. ServiceNow ナレッジベースへの公開
    7. Zoho ナレッジベースへの公開
    8. Adobe Experience Manager への公開
    9. アトラシアン Confluence ナレッジベースに公開します
  15. 付録
    1. Adobe RoboHelp スクリプトリファレンス
    2. RoboHelp のキーボードショートカット

ここでは、状況依存ヘルプの概念とその使用方法について説明します。

状況依存ヘルプとは

状況依存ヘルプのトピックでは、ユーザーが実行するタスクに関連するアプリケーションのユーザーインターフェースの情報が表示されます。例えば、状況依存ヘルプのトピックには、ダイアログボックスのフィールドやコントロール、ウィンドウオブジェクトまたはスクリーンオブジェクトの説明、メッセージの説明に関する詳細情報が表示されます。状況依存ヘルプのトピックにアクセスするには、F1 キーを押すか、ヘルプボタンをクリックするか、メニューを使用して選択するか、疑問符アイコンをクリックします。

マップファイルとは

RoboHelp では、出力ビュー内のマップファイルを使用して、状況依存ヘルプトピックを表示します。マップファイルの作成、割り当て、割り当て解除、編集、読み込み、書き出しを行うことができます。各トピックのマップ ID とマップ番号のペアは、マップファイル内に保存されます。 

マップファイルに保存されるマップ ID とマップ番号のペア

マップ ID:各トピックに一意のマップ ID を割り当てます。このマップ ID は、CSH(状況依存ヘルプ)内に表示されます。例えば、「ID_SetupScreen」などの ID を割り当てます。

マップ番号:トピックに関連付ける数値を指定します。マップ番号は、状況依存ヘルプを呼び出すトピックを指定するためにアプリケーションで使用されます。例えば、「101」などの値を指定します。

アプリケーション開発者が、マップ番号とマップ ID のいずれか、または両方を使用するかどうかは、使用するプログラミング言語によって異なります。 

トピック:マップ ID とマップ番号に対して、トピックの割り当てと割り当て解除を行うことができます。例えば、トピック名として「SetupScreen」などを指定します。

作成者と開発者のタスク

作成者と開発者はマップファイルを使用して、アプリケーション用の状況依存ヘルプを作成します。 

  • 作成者は、アプリケーションを構成するコンポーネント(ウィンドウ、ダイアログボックス、フィールド、コントロールなど)の使用方法を説明するためのヘルプトピックを作成します。
  • 開発者は、アプリケーションを構成するコンポーネント(ウィンドウ、ダイアログボックス、フィールド、コントロールなど)の開発を行います。

作成者は、マップ ID を保管するマップファイルを作成し、そのファイルを開発者に渡すことができます。また、開発者からマップファイルを受け取ることもできます。

マップファイルを共有するには、.h ファイルを以下の形式でマップファイルとして書き出します。

#define ID_SetupScreen 101

マップファイルの作成

マップファイルを作成するには、以下の手順を実行します。

  1. 出力ツールバーで、「マップファイル」をクリックします。

  2. マップファイルパネルの右上隅に表示されている アイコンをクリックし、次に「新規マップファイル」をクリックします。 

  3. 新規マップファイルダイアログボックスで、マップファイルの名前を入力します。

    注意:

    ファイル名を入力する場合は、スペースの代わりにアンダースコアを使用してください。また、以下の文字は使用しないでください。
    \ / : * ? < > | # " $ & [ ]

  4. 終了」をクリックします。

    マップファイルパネルに、ファイル名のアルファベット順にマップファイルが表示され、マップファイルエディターが起動します。

マップファイルの編集

マップファイルを編集するには、以下の手順を実行します。

  1. 出力ツールバーで、「マップファイル」をクリックします。

  2. マップファイルパネルで、編集するマップファイルをダブルクリックします。または、編集するマップファイルの「オプション編集」を選択します。

    マップファイルエディターが起動します。エディターの左側にはコンテンツパネルが表示され、エディターの右側には、「マップ ID」フィールド、「マップ番号」フィールド、「トピック」フィールドが表示されます。

  3. 以下に示すいずれかの方法で、トピックをマップすることができます。

    方法 1:マップ ID とマップ番号を自動的に割り当てる場合は、コンテンツパネルからトピックをドラッグし、マップファイルエディター内のフィールド名の下にドロップします。

    この操作により、トピック名がマップ ID として自動的にマップされます。最初のトピックには、デフォルトのマップ番号として「1」が割り当てられます。マップ ID とマップ番号は編集することができます。

    注意:

    マップファイルの設定が指定されている場合は、ドラッグアンドドロップ操作で使用するすべてのトピックにその設定が適用されます。

    方法 2:カスタムのマップ ID またはマップ番号を指定し、その ID や番号に対してトピックを個別に割り当てる場合は、以下の手順を実行します。

    1. マップ ID」フィールドにマップ ID を入力して Enter キーを押します。 

    2. マップ番号」フィールドにマップ番号を入力して Enter キーを押します。

    3. 行の右側に表示されている アイコンをクリックしてトピックを割り当てます。 

    4. トピックの挿入ダイアログボックスでトピックを検索するか、「コンテンツ」ドロップダウンセクションまたは「最近の使用」ドロップダウンセクションでトピックを選択します。 

    5. 挿入」をクリックします。

      選択したトピックがマップ ID とマップ番号に割り当てられ、「トピック」フィールドの下にトピックファイルの名前が表示されます。

      トピックの割り当てを解除するには、目的のトピック名の横に表示されている アイコンをクリックします。

      マップ ID、マップ番号、トピックの行全体を削除するには、その行に表示されている アイコンをクリックします。

      注意:

      マップファイルの設定が指定されている場合は、個別に割り当てられたトピックや、その設定を指定する前に定義されたマッピングには適用されません。

  4. 「マップ ID」フィールドと「マップ番号」フィールドの値は、変更することができます。

マップファイルの設定を指定する

マップファイルエディターでトピックをドラッグアンドドロップ操作すると、そのトピックにマップファイルの設定が適用されます。マップファイルの設定を指定するには、以下の手順を実行します。

  1. 出力ツールバーで、「マップファイル」をクリックします。

  2. マップファイルパネルで、目的のマップファイルを右クリックして「オプション」をクリックします。または、目的のマップファイルの「 アイコン/オプション」を選択します。

  3. マッピングオプションダイアログボックスで、以下の操作を実行します。

    • マップ ID のプレフィックス:すべての新しいマップ ID にプレフィックスを自動的に追加する場合は、このフィールドでそのプレフィックスを指定します。 
    • 開始マップ番号:特定の数値を基準としてマップ番号の割り当てを自動的に行う場合は、このフィールドでその数値を指定します。
    • 大文字でマップ ID を作成:マップ ID を大文字で自動的に作成する場合は、このフィールドを選択します。 
  4. 終了」をクリックします。

マップファイル名の変更

マップファイル名を変更するには、以下の手順を実行します。

  1. 出力ツールバーで、「マップファイル」をクリックします。

  2. マップファイルパネルで、目的のマップファイルを右クリックして「名前の変更」をクリックします。または、目的のマップファイルの「 アイコン/名前の変更」を選択します。

  3. 名前の変更ダイアログボックスで、マップファイルの新しい名前を入力します。 

  4. 終了」をクリックします。

    変更されたマップファイル名がマップファイルパネルに表示されます。

マップファイルの読み込み

作成者または開発者から受け取ったマップファイルを読み込むことができます。マップファイルを読み込むには、以下の手順を実行します。

  1. 出力ツールバーで、「マップファイル」をクリックします。

  2. マップファイルパネルの右上隅に表示されている アイコンをクリックし、次に「読み込み」をクリックします。 

  3. 読み込みダイアログボックスで、目的のマップファイルを選択します。

  4. 開く」をクリックします。

    読み込まれたマップファイルが、ファイル名のアルファベット順にマップファイルパネルに表示されます。

注意:

マップ番号とトピック ID はマップファイルに保存されます。インポート後、ユーザーはマップエディターでこれらのマップ番号とマップ ID を変更できます。

マップファイルの書き出し

マップファイルを書き出して、作成者または開発者と共有することができます。マップファイルを書き出すには、以下の手順を実行します。

  1. 出力ツールバーで、「マップファイル」をクリックします。

  2. マップファイルパネルで、目的のマップファイルを右クリックして「書き出し」をクリックします。または、目的のマップファイルの「 アイコン/書き出し」を選択します。

  3. 書き出しダイアログボックスで、マップファイルの保存場所を選択します。

  4. 保存」をクリックします。

    選択した場所にマップファイルが書き出されます。

マップファイルの削除

マップファイルを削除するには、目的のマップファイルを選択して Delete キーを押します。または、以下の手順を実行します。

  1. 出力ツールバーで、「マップファイル」をクリックします。

  2. マップファイルパネルで、目的のマップファイルを右クリックして「削除」をクリックします。または、目的のマップファイルの「 アイコン/削除」を選択します。

  3. 確認ダイアログボックスで「はい」をクリックして、削除操作を確定します。

    マップファイルが削除されます。

コンピューター上のマップファイルの場所を確認する

コンピューター上でマップファイルの場所を確認するには、以下の手順を実行します。

  1. 出力ツールバーで、「マップファイル」をクリックします。

  2. マップファイルパネルで、目的のマップファイルを右クリックして「エクスプローラーで表示」をクリックします。または、目的のマップファイルの「 アイコン/エクスプローラーで表示」を選択します。

    Windows エクスプローラーが起動し、マップファイルとその場所が表示されます。

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