Jeff Sengstack
http://www.infiniteskills.com/- Adobe Premiere Pro ユーザーガイド
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- 読み込み
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- シーケンスの作成と変更
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- シーケンスにクリップを追加
- クリップの並べ替えと移動
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- シーケンス設定の変更
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- スピーチを強調
- スピーチを強調に関する FAQ
- オーディオカテゴリのタグ付け
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- リミックスオーディオ
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- オーディオバランスとパンについて
- 高度なオーディオ - サブミックス、ダウンミキシング、およびルーティング
- オーディオエフェクトおよびトランジション
- オーディオトランジションの操作
- オーディオへのエフェクトの適用
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- タイムラインでのオーディオの編集
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Premiere Pro でオーディオミキシングのテクニックをマスターします。オーディオクリップミキサーを使用して、ムービークリップのボリュームおよびパンを効率的に調整する方法を学習します。
オーディオクリップミキサーでは、オーディオクリップミキサーがフォーカスされる前に、ソースモニターパネルよりも後にオーディオトラックミキサーまたはプログラムモニターがフォーカスされた場合、タイムラインパネルの再生ヘッドの下のクリップのボリュームやパンを調整できます。
また、オーディオクリップミキサーがフォーカスされる前に、タイムライン、オーディオトラックミキサーまたはプログラムモニターパネルより後にソースモニターのクリップがフォーカスされた場合、そのクリップのボリュームおよびパンを監視してい調整することもできます。
オーディオクリップミキサーにアクセスするには、メインメニューからウィンドウ/オーディオクリップミキサーを選択します。
ビデオチュートリアル:クリップミキサーを使用してボリュームとパンを調整
オーディオクリップミキサーの概要
オーディオクリップミキサーはインスペクタと同様に動作します。フェーダーはクリップのボリュームレベルにマップされ、パン/バランス制御はクリップのパンナーにマップされます。
タイムラインパネル/プログラムモニターパネル/オーディオトラックミキサーにフォーカスがある場合、タイムラインで再生ヘッドの現在の場所にある各クリップがオーディオクリップミキサー内のチャンネルにマッピングされます。
クリップミキサーには、再生ヘッドにクリップがある場合にのみクリップオーディオを表示します。トラックにギャップが含まれている場合、ギャップが再生ヘッドの下にあると、クリップミキサー内の対応するチャンネルが空白になります。
例えば、下のタイムラインで、トラック A2 は空白です。
再生ヘッドの下にギャップがある(トラック A2 が空白である)ため、クリップミキサーに空白のチャンネル A2 が表示されます。
クリップミキサーでは、クリップボリューム、チャンネルボリューム、およびクリップのパンを調整できます。クリップミキサー内のトラックは拡張可能です。トラックの高さと幅およびそのメーターは、シーケンス内のトラック数およびパネルの高さと幅に応じて異なります。
チャンネルボリュームを表示するには、クリップミキサーを右クリック/Ctrl を押しながらクリップミキサーをクリック(Mac OS)し、コンテキストメニューから「チャンネルボリュームを表示」を選択します。デフォルトでは、このオプションが無効になっています。
キーフレームを書き込みボタンの状態によって、ボリュームまたはパンナーに対して行える変更内容が決まります。
キーフレームを書き込みボタンが押されている場合、ボリュームまたはパンの調整中に、現在の再生ヘッドの位置にキーフレームを追加します。また、再生ヘッドの下にキーフレームがある場合、現在のキーフレームを更新します。
キーフレームを書き込みボタンが押されていない場合、現在のセグメントを移動します。
コミュニティリソース:
オーディオクリップミキサーのオートメーションモード
クリップミキサーの右上にあるポップアップメニューから、トラックのオートメーションモードを設定できます。例えば、再生中にトラックのボリュームフェーダーまたはパン制御をドラッグすると、次回のオーディオ再生時に、オートメーションモードを、「タッチ」または「ラッチ」に設定したトラックが、指定した調整で再生されます。クリップミキサーのチャンネルを調整すると、タイムラインパネルにキーフレームが作成され、それぞれのトラックに対して変更内容が適用されます。逆に、タイムラインパネルで追加または変更したオーディオトラックキーフレームは、クリップミキサーの(フェーダー位置などの)値に反映されます。
オーディオトラックごとに、これらのオプションのいずれかを選択できます。これによって、ミキシング処理中のトラックのオートメーション状態が決まります。
- キーフレームモードラッチ:プロパティの調整を開始するまでオートメーションは開始されません。初期のプロパティ設定は前の調整内容が反映されています。
- キーフレームモードタッチ:プロパティの調整を開始するまでオートメーションは開始されません。プロパティの調整を中断すると、オプション設定は、現在のオートメーションに変更を加える前の状態に戻ります。戻る速度は環境設定のオーディオ設定内にある「自動一致時間」オプションで指定します。