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SharePoint Online 向け Adobe Acrobat Sign 統合のサポートは、2024 年 6 月までに終了する予定です。そのため、その日以降、この統合を介して契約書を送信することはできません。Power Automate 向け Adobe Sign などのその他の統合を使用して、SharePoint から契約書を引き続き送信することができます。
SharePoint サイトから Acrobat Sign プラグインを削除し、ワークフローを他のアプリケーションに移行することをお勧めします。
概要
Microsoft® SharePoint 用 Adobe Sign 統合は、電子サインの作成、送信、追跡および管理のためのソリューションを提供します。
Microsoft® SharePoint 用 Adobe Sign 統合は、SharePoint のアドインアプリケーションとして開発され、次の用途に使用できます。
- 任意の SharePoint 文書ライブラリまたはリストから契約書を署名用に送信する。
- 文書ライブラリまたはカスタム SharePoint リストから 1 人の受信者または受信者のグループに文書を送信する。
- 文書が署名のために送信されたときに、結合マッピングを使用して SharePoint リストおよび文書ライブラリのデータを文書にマッピングする。
- データマッピングを使用して、署名された契約書のフォームフィールドのデータを SharePoint リストおよび文書ライブラリのテキスト列にマッピングする。文書が署名されると、そのステータスが自動的に更新されます。
- SharePoint 内のすべての署名済み契約書をアーカイブする。
- Adobe Sign の管理ページを、SharePoint ユーザーが契約書の追跡および更新のために使用できる SharePoint web パーツとして追加する。
詳しくは、『Microsoft® SharePoint 用 Adobe Acrobat Sign インストールガイド』を参照してください。
サポートされているブラウザー
- Edge- 最新バージョン
- Chrome - 最新バージョン
- Firefox - 最新バージョン
- Safari - 最新バージョン
プライベート/シークレットブラウザセッションはサポートされていません。
Edge ブラウザー
SharePoint アドインが機能するには、Microsoft® Edge で信頼済みサイトの設定が必要です。 Internet Explorer 11 以前のバージョンはサポートされていません。
また、Microsoft® Edge ユーザーは、信頼済みサイトの設定を明示的に編集して次の URL を含める必要があります。
- https://*.microsoftonline.com
- https://*.sharepoint.com
- https://*.echosign.com
- https://*.adobesigncdn.com
- https://*.adobesign.com
信頼済みサイトを編集するには:
- Edge ブラウザーを開いてから、キーボードで Windows® + S キーを押します。
- 検索フィールドに「インターネットオプション」と入力します。
- インターネットオプションメニューで、「セキュリティ」タブを選択します。
- 「信頼済みサイト」アイコンを選択します。
- 「サイト」を選択します。
- 上記の URL のいずれかを入力し「追加」を選択します。
- それぞれの URL に対して手順 6 を繰り返します。
- 完了したら、インターネットオプションメニューを閉じます。
Adobe Sign 機能へのアクセス
Adobe Sign は、SharePoint 管理者がインストールするアドインアプリケーションです。ユーザーには、SharePoint サイトの上部に「Adobe Sign」タブが表示されます。
「Adobe Sign」タブをクリックすると、利用可能なすべての Adobe Sign 機能を含むリボンが表示されます。
リボンのアイコンは、文書またはリスト web パーツ内をクリックするか、文書を選択するまで利用できません。 Web パーツ内をクリックすると、リボンのアイコンがアクティブになります。
モダンユーザーインターフェイスでは、リボンはメニューバーに置き換えられます。同じ機能をすべてメニューバーから利用できます。
リボン/メニューは 5 つのアイコンで構成されています。
- 署名用に送信
- 契約状況
- ライブラリテンプレート
- 契約書を管理
- 設定
このうちの最初の 4 つは、契約書を作成して送信するために日常的に使用するアクションです。
最後の「設定」アイコンを使用すると、個人用の契約書テンプレートを定義できます。いったん定義した後は、テンプレートを調整する必要が生じない限り、このページに戻ることはあまりありません。 それでは、ここから始めましょう。
個人設定の定義
個人設定では、SharePoint から Adobe Sign App を使用して送信するすべての契約書のデフォルトの契約書名とメッセージを定義できます。
「個人設定」ページの右側には、ユーザーガイドのトピックへの直接リンクやより広範な Adobe Sign コンテンツへのリンクを含むラーニングとサポートセクションがあります。
「契約名」フィールド(最大 255 文字)には、契約書を識別する任意の文字列を入力できます。 この文字列は、受信者の電子メールの件名に設定され(下図では黄色でハイライト表示)、管理ページの名前の値にも設定されます。一意で理解しやすい契約書名を指定すると、受信者がより簡単に電子メールを識別するのに役立ち、契約書を検索する必要がある場合に見つけやすくなります。
契約書メッセージは、任意の指示や必要なコメントを入力できるプレーンテキストフィールドです(下図では緑色でハイライト表示)。このメッセージは、すべての受信者に送信される「確認し署名してください」電子メールに表示されます。それぞれの受信者に添付できる個人的なメモのような用途には使用しないでください。
カスタムリスト文書テンプレート
デフォルトの契約書名フィールドとメッセージフィールドのすぐ下には、リストから契約書を送信するときに文書を添付する方法を指定する 2 つの設定があります。
デフォルトでは、送信者が SharePoint 内から文書を選択できます。
ユーザーがデフォルトの方法を変更するための 2 つのオプションが用意されています。
► カスタムリストで、SharePoint の外部から文書テンプレートを使用する - 有効にした場合、送信者には、SharePoint 内から文書を添付するオプションが表示されません。代わりに、Adobe Sign システムで設定されているファイル添付オプションが表示されます。 これには、次の 1 つ以上を含めることができます。
o ローカルシステムからの添付
o Adobe Sign テンプレートライブラリからの添付
► カスタムリストで、指定された文書テンプレートを常に使用する - 有効にした場合、SharePoint は、ユーザーが添付したファイルを記憶し、ファイル選択手順をバイパスして、リストから作成した次の契約書に自動的にそのファイルを添付します。 これは、同じ文書を複数回使用する場合に便利な機能です。
契約書を送信
契約書の開始
契約書の送信と署名の取得は Adobe Sign の中心的な機能であり、SharePoint 環境ではこのプロセスを開始するための 4 つの方法があります。
- リボンまたはメニューを使用した送信
- 右クリックを使用した送信
- リボンまたはメニューを使用したリストからの送信
- 右クリックを使用したリストからの送信
これらの 4 つの方法のいずれの場合も、設定ページが開きます。設定ページでは、受信者と、複数の署名が必要な場合の署名の順序を定義できます。
SharePoint 内から送信できる文書のサイズは 10 MB 以下です。
10 MB を超える文書を送信する必要がある場合は、(SharePoint 統合の外部にある)Adobe Sign ライブラリに文書をアップロードして、そこから添付できます。
リボンまたはメニューを使用した送信
リボンを使用した送信は、複数の SharePoint 文書を添付する必要がある場合に使用する方法です。
1. 文書名の左側にあるチェックをクリックして、送信する 1 つまたは複数の文書を選択します。
2. ページの上部にあるリボンのタブをクリックします。
3. 「署名用に送信」アイコンをクリックします。
○ 選択したすべての文書が自動的に添付されます。
右クリックを使用した送信
右クリックを使用した送信では、文書リスト内の任意の文書をすばやく送信できますが、契約書に添付されるのはその文書のみです。
1. 署名用に送信する文書を右クリックします。
2. ポップアップメニューから「詳細」を選択します。
3. サブメニューから「署名用に送信」を選択します。
クラシックメニューは構造が少し異なっています。
1. 目的のリストレコードを右クリックします。
2. メニューから「詳細」を選択し、サブメニューから「署名用に送信」を選択します。
リストからの送信
リストから送信するには、リボンまたは右クリックコンテキストメニューのどちらかを使用します。
リボンまたはメニューを使用したリストからの送信
1. 目的のリストレコードをクリックします。
2. リボンまたはメニューの「Adobe Sign」をクリックします。
3. ドロップダウンリストから「署名用に送信」を選択します。
右クリックコンテキストメニューを使用したリストからの送信
1. 目的のリストレコードを右クリックします。
2. メニューから、「署名用に送信」を選択します。
クラシックメニューは構造が少し異なっています。
1. 目的のリストレコードを右クリックします。
2. メニューから「詳細」を選択し、サブメニューから「署名用に送信」を選択します。
ページが更新され、ファイル選択ビューが表示されます。
3. ファイルを選択します。
4. 「添付」をクリックします。
「カスタムリストで、SharePoint の外部から文書テンプレートを使用する」を有効にした場合は、SharePoint のファイル添付ウィンドウをバイパスして、契約書の設定ページに直接移動します。 この場合、ファイルセクションを使用して、署名する文書を追加する必要があります。
ここで、2 つの重要な機能を覚えておく必要があります。
► 「カスタムリストで、指定された文書テンプレートを常に使用する」を有効にした場合、このリストに最後に使用されたファイルが自動的に添付されます。
o 別のファイルを添付する必要がある場合は、「カスタムリストで、指定された文書テンプレートを常に使用する」を無効にする必要があります。
► 返送された署名済みコピー(および場合によっては監査証跡)の PDF は、新しいフォルダーに配信されるのではなく、添付ファイルとしてリスト項目に添付されます。
o 文書ストレージフォルダーが SharePoint 管理者によって定義されている場合、PDF は代わりにそのフォルダーに配信されます。
契約書の設定
新しい契約書が開かれると、4 つのタスク固有のセクションがある設定ページが表示されます。
A. 受信者 - 契約書の送信先
B. メッセージ - 契約書の名前とグローバルメッセージ
C. オプション - 契約書に関連するオプション機能
D. ファイル - 署名/承認が必要な実際の文書/ファイル
o 送信プロセスを開始するために使用した文書は自動的に契約書に添付されます。
「受信者」セクション
各受信者は、5 つの要素で作成されます。
A. 署名インデックス - この番号は、順次ワークフローが選択されたときの署名サイクルにおける受信者の相対位置を示します。
B. 役割 - 受信者が文書に対して実行できる操作を定義します。役割はアカウント管理者によって有効にされるので、以下のすべてのオプションが表示されるとは限りません。
○ 署名者(デフォルト) - 少なくとも 1 つの署名を適用することが求められる受信者。
○ 承認者 - 文書を確認して承認するが、法的署名を行う必要のない受信者。
○ 同意者 - 同意者は承認者と実質的に同じ役割を果たしますが、監査レポートにおいては契約書に同意するか、文書を承認するかの違いがあります。
○ 第三者確認担当者 - 第三者確認担当者には、フォームフィールドを割り当てない(ゼロにする)ことができます。「署名」プロセスの間、契約書を委任、却下または確認するように求められます。
○ フォーム入力者 - 署名プロセス中にフォームコンテンツに入力する必要があるものの、プログラムでカスタム文書を作成したり、フィールドコンテンツをデータベースからフォームにプッシュしたりするためのシステムを準備できないお客様向けに特別に設計されています。
○ 委任者 - 委任者の役割は、誰かが、文書に署名したり文書を承認したりする必要がある適切な次の人物について最終判断を下す必要があるワークフロー向けに設計されています。他の役割のそれぞれに委任者バージョンがあります。
C. 電子メールアドレス - 電子メールの受信者を示します。これは個人の電子メールアドレスである必要があります。
○ 自分を追加 - 送信者は、「受信者」セクションの右上にある「自分を追加」リンクをクリックして、自分自身を署名サイクルに挿入できます。
○ 受信者グループを追加 - 複数のメンバーのうちの 1 人を署名サイクルの受信者とすることができます。例えば、5 人の法務チームのいずれか 1 人から署名を得る必要がある場合があります。受信者グループを使用すると、送信者は、5 人全員を署名者候補としてリストしたうえで、そのうちの 1 人のみが署名を適用することを求めることができます(上記の画像の受信者 3 を参照してください)。
D. 検証プロセス - 受信者をどのように審査するかを示します。
○ 電子メール(デフォルト) - 認証は電子メールボックスへのアクセスに基づきます。
○ パスワード - 送信者が生成した英数字のパスワードで、アウトオブバンドで受信者に伝える必要があります。
○ ソーシャル - Facebook や LinkedIn など、サードパーティのソーシャルネットワークで認証します。
○ KBA(米国のみ) - ナレッジベース認証。受信者は社会保障番号を入力する必要があります。入力後に、公開されているデータベースからいくつかの簡単でない質問が生成されます。
○ 電話 - 署名が必要なときに SMS コードを送信できるように、送信者は受信者の電話番号を指定する必要があります。
E. プライベートメッセージ(オプション) - 送信者は、受信者が契約書を表示している際に表示される個別の指示を各受信者に与えることができます。このオプションは、アカウント管理者が Adobe Sign ユーザーインターフェイスを使用して有効にする必要があります。
受信者リストのすぐ下の「CC を表示」リンクは、インタラクティブアクセスを必要としない、契約書を表示する電子メールアドレスをカーボンコピー(CC)できるフィールドを表示します。
受信者の順序を変更するには、受信者を目的の順序までドラッグ&ドロップします。インデックス番号は適切に調整されます。
受信者リストのすぐ上には、基本的な署名順序ワークフローを選択するためのスイッチがあります。
○ 上の図のように「入力した順序で署名」を有効にした場合、受信者にインデックスが付けられ、署名手順が 1 つずつ順に実行されます。
○ 「任意の順序で署名」を有効にした場合、受信者に番号が付けられず、署名は並列に実行されます。
「メッセージ」セクション
「メッセージ」セクションには、結果を劇的に改善する 2 つのフィールドがあります。個人用テンプレートを設定している場合、定義した値がこれらのフィールドに自動入力されます。
「契約名」フィールドを使用すると、契約書を識別する文字列を入力できます。
契約書メッセージは、任意の指示や必要なコメントを入力できるプレーンテキストフィールドです。
これらの値は、契約書が送信されるまでは編集できます。
「オプション」セクション
「オプション」セクションを使用すると、送信後の文書をより適切に制御できます。
► パスワード保護 - 受信者が署名済み PDF ファイルを開いて表示する際に、パスワードの入力を要求します。 このパスワードは、送信者によって定義され、アウトオブバンドで伝えられます。Adobe Sign は、このパスワードを記録しないので、忘れないようにしてください。
► 文書の有効期限 - 期限のフィールドをクリックすると、カレンダーインターフェイスがポップアップ表示されます。契約書が期限切れになって完成できなくなる日付を選択します。この機能を使用するには、「文書の有効期限」がアカウント管理者によって事前に有効にされている必要があります。
► リマインダーを設定 - 契約書が完成されるまでリマインダーを送信する頻度(毎日または毎週)を設定します。現在の受信者のみに通知されます。
► 署名タイプ - このオプションは、必要な署名プロセスを定義します。
o 電子 - このオプションを使用すると、契約書の署名者全員の電子サインが収集されます。
o 手書き - 物理的な署名を取得する必要がある場合は、このオプションを使用して、署名者に対し、文書を印刷し、物理的に署名してから Adobe Sign システムにアップロードするよう依頼できます。(契約書を開くと署名者に手順が示されます)この機能を使用するには、手書き署名ワークフローがアカウント管理者によって事前に有効にされている必要があります。
► 受信者の言語 - 受信者に送信される電子メールと署名処理中に使用する言語を選択します。
o また、この設定は、アカウントで使用するように設定されている場合、表示可能なメッセージテンプレートを定義します。
「ファイル」セクション
SharePoint アカウントが外部文書を許可するように設定されている場合、「ファイル」セクションを使用して文書をトランザクションに添付できます。SharePoint 文書でプロセスを開始した場合は、そのファイルが既に添付されています。
Adobe Sign は、署名プロセスのすべての文書を 1 つの包括的な PDF に組み合わせて、文書がリストされた順序に基づいてその PDF を作成します。ある文書をクリックしてリストの新しい場所にドラッグすることで、文書を並べ替えることができます。
ファイルは、Adobe Sign ライブラリから添付することも、ファイル検索やドラッグ&ドロップを使用してローカルシステムからアップロードすることもできます。
使用できるファイルタイプは、Word、Excel、PowerPoint、WordPerfect、PDF、JPG、GIF、TIF、PNG、BMP、TXT、RTF、HTML です。
署名フィールドをプレビューおよび追加
ファイルリストのすぐ下には、「署名フィールドをプレビューおよび追加」チェックボックスが表示されます。 このオプションを使用すると、アップロードする文書を開いたり、必要に応じてその文書にフォームフィールドを配置したりできます。
デザインされたテンプレートを使用しない場合は、少なくとも署名フィールドを配置する必要があります。その他にも多数のフィールドがあり、必要に応じて複雑なフォームを構築するために使用できます。
署名フィールドが配置されていない場合、Adobe Sign は自動的に契約書にページを追加し、そのページに各署名者の署名ブロックを配置します。
契約書の追跡
- 契約書が完了(署名または承認)した場合、「契約書名」リンクが有効になり、これを選択して完了した文書を表示できます。
- 契約書が終了状態ではない場合、削除アイコンは無効になります。
契約書のステータス
契約書を送信した後は、契約書のステータスページでその進捗状況を追跡できます。このページには、Adobe Sign リボンの「契約書のステータス」アイコンからアクセスします。
SharePoint 文書またはリストを使用して送信されたすべての契約書を簡単に検索するには、次の手順を実行します。
1. 検索する文書/リスト項目を見つけて選択します。
○ 複数の文書を選択できます。
2. 「契約状況」オプション(リボンまたは右クリックコンテキストメニュー)をクリックします。
検索する特定の文書またはリスト項目を選択しない場合、SharePoint により、ユーザーが開始したライブラリまたはリスト内のすべての文書/項目からすべての契約書が返されます。
ユーザーがホームページからリボンの「契約書のステータス」アイコンをクリックすると、SharePoint により、サイトコレクション内のそのユーザーが開始したすべての文書が返されます。
契約書のステータスページに返されるレコードの数は、5,000 件に制限されます。検索結果のレコードの数が 5000 を超える場合は、「契約書を管理」オプションを使用します。
フィルター
ビューに表示される契約書をフィルターするには、ページの右上隅にある検索フィールドを使用します。 この検索フィールドでは、いずれかのフィールドに含まれるあらゆる文字列が検索され、すべての一致が返されます。
すべての契約書は SharePoint によって自動的かつ定期的に更新されます。
契約書レコードの削除
契約書のステータスページの一番右端にあるアイコンは、削除アイコンです。 このアクションを実行すると、SharePoint の契約レコードが削除されます。ただし、Adobe Sign の契約書はキャンセルまたは削除されません。 このアクションは、元に戻すことはできないので、慎重に使用する必要があります。
署名済み文書
SharePoint 管理者が署名済み契約書ストレージをどのように設定しているかに応じて、署名済み文書(および場合によっては監査証跡)は次のいずれかにプッシュバックされます。
► グローバルフォルダー - このように設定されている場合、完成したすべての文書はこのフォルダーに格納されます。
► ソースライブラリ内の新しい「署名済み契約書」フォルダー - グローバルフォルダーが識別されない場合、契約書が作成/送信された文書ライブラリに「署名済み契約書」という名前の新しいフォルダーが作成されます。同じライブラリから送信されたすべての完成した契約書について、完成した PDF が同じ署名済み契約書フォルダーに返されます。
► リスト項目に添付 - リスト項目から契約書を送信した場合、添付ファイルはリストに含まれます。
契約書の管理
「契約書を管理」アイコンをクリックすると、ユーザーに関連する契約書の、より有効な別のビューが開きます。 契約書のステータスページには、すべての契約書の単純なビューと、そのステータスを更新するためのオプションが表示されます。一方、契約書を管理ビューには、契約書の詳細と、契約書のプロパティを変更するための追加のオプションが表示されます。
管理ページの構造
この管理ページには、詳しく調べるための多くの埋め込み機能があります。わかりやすくするために、3 つの機能領域に分割されています。
A. コンテンツとフィルター
B. 契約書リスト
C. 契約書ツール
コンテンツフィルター
管理ページには、次の 4 つのコンテンツ/フィルターオプションがあります。
「管理」ページでは、「自分の契約書」のコンテンツがデフォルトのデータセットです。
- 自分の契約書を選択すると、ページコンテンツには自分が明示的に関連する(送信者、署名者、CC する関係者として、または明示的な契約の共有によって)契約書のみが保持されます。
- ユーザー間でコンテンツの共有を設定したアカウントでは、「自分の契約書」の横に、ユーザーアカウントに共有されているすべてのユーザーとグループを表示するメニューを開くためのドロップダウン矢印が表示されます。
- 1 人のユーザーまたは 1 つのグループを選択すると、管理ページにユーザーまたはグループが明示的に関連するデータセットが自動的に入力されます。
管理ページに一度に読み込めるユーザー/グループデータセットは、1 つだけです。
左側のレールに、契約書のステータスのリストと 3 つのテンプレートタイプがあります。
アカウントのすべてのコンテンツは、次のカテゴリーのいずれかに並べ替えることができます。
- 処理中 - まだ署名サイクル内を移動中の関連付けられている契約書。
- 処理待ち中 – アクション待ちの状態の契約書。
- 完了 - 署名サイクルが正常に完了した契約書。
- キャンセル済み - 破棄された契約書。契約書が破棄された原因には、次の 4 つがあります。
- 送信者が契約をキャンセルする
- 受信者がアクションを拒否する
- 受信者が認証に失敗する
- システムが何らかの理由で契約を処理できない
- 期限切れ - 有効期限タイマーが終了するまでに完了されなかった契約書。
- 下書き - 部分的に構成され、まだ送信されていない契約書。
次のテンプレートタイプがあります。
- テンプレート - 文書ライブラリ内のテンプレートです。
- Web フォーム - Web フォームは、URL リンクとして送信できる、または Web ページに埋め込むことができるオンラインフォームです。署名者がフォームにアクセスすると、自分に固有の契約書で署名をキャプチャするために子の契約書が生成されます。(Web ページの登録フォームなど)。
- 一括送信 (以前の Mega サイン) - 一括送信テンプレートを使用すると、送信者は文書を受信者のリストと組み合わせることができます。各受信者は、自分用に(自分のみが)署名する契約書の一意のコピーを取得します。(年次支出トレーニングなど)。
検索が実行されると、ステータス列の上部に新しいオプション「すべて」が表示されます。
「すべて」を選択すると、契約のステータスに関係なくすべてのコンテンツが 1 つのテーブルに表示されます。
テキストや時間枠を使用して、管理ページのデータセットを削減できます。
テキストで検索すると、大半のメタデータフィールド内で検索している文字列に一致しない契約書が除外されます。検索パラメーターに含まれるフィールドを以下に示します。
- 参加者名
- 電子メールアドレス
- 参加者の役職
- 参加者の会社
- 契約書名
- 契約書メモ
- 契約書メッセージ
- 受信者の個人的なメッセージ
フィルターアイコンをクリックすると、次のデータ範囲を選択することでデータセットをフィルタリングできるオプションが表示されます。
- すべての日付
- 過去 24 時間
- 過去 7 日間
- 過去 30 日間
- 過去 12 ヶ月間
- カスタム日付範囲
フィルターを選択すると、フィルターアイコンの横にタグが表示されます。 いずれかのフィルターを削除するには、データセットが返された後にそのフィルターをクリックします。
テキスト検索の動作方法に関する簡単な注記:
文字列「A simple fish」を検索する場合
- 引用符はリテラル文字列値を指定しません。
- Adobe Sign の検索では、スペースを区切り文字として使用して文字列をトークン化します。例の文字列は、A、simple、fishの 3 つのトークンに分割されます。
- 大文字小文字の区別はトークンから削除されます。
- その後、照会可能なフィールドのいずれかでトークンの全テキスト一致の検索が試行されます。
- 返されるデータセットは、最終変更日で並べ替えられ、最新のものが最上位になります。
フィルターアイコンをクリックすると、非表示のコンテンツを検索するための追加オプションが使用可能になります。
- 「非表示のコンテンツを検索」を選択すると、返されるデータセットには、非表示のコンテンツのみが含まれます。
契約書リスト
契約書リストには、選択したコンテンツと一致し、設定したフィルターによって絞り込まれた個々の契約書が表示されます。
契約書ごとに次の内容が表示されます。
受信者 - 現在の受信者(契約が進行中の場合)または最初の受信者(契約が完了した、キャンセルされた、または期限切れになった場合)。
- 受信者の名前は、わかっている場合にのみ表示されます。名前が不明の場合は、受信者の電子メールが表示されます。
送信者 - 契約書の送信者。
タイトル - 契約書の名前。
ステータス - 署名サイクルに関連する契約書の現在のステータス(以下の例は、「すべて」オプションを使用しているので複数のステータスが表示されます)。
変更日 - 契約書の最終変更日。
コンテンツのデフォルトの並び替え順序は、契約書の最終変更日です。
ただし、列ヘッダーをクリックして、その値でデータセットを並べ替えることができます。
契約書ツール
契約書またはテンプレートのいずれかをシングルクリックすると、次の契約書ツールが表示されます。
右側のレールにポップアップが表示され、契約書(またはライブラリ文書/Web フォーム/一括送信)にアクセスしたり操作したりするためのツールが表示されます。
表示と署名 - 処理待ち中の契約書でのみ使用できます。
契約書/テンプレート/Web フォーム/一括送信を開く - オブジェクトを開いて文書をフルビューモードで表示します。
- 契約書には、署名サイクルの途中であっても、契約書の現在のステータスが表示されます。
- テンプレートには、テンプレートを作成するためのベース文書が表示されます。
テンプレートを使用 - テンプレート(ライブラリ文書)のみ。 このオプションは、テンプレートがすでに添付された状態で新しい契約書を開始します。
コードを取得 - Web フォームのみ。このオプションは、Web フォーム用の HTML またはスクリプトコードをコピーできるページを開きます。
テンプレート/Web フォームを編集 - テンプレートを編集できます。
リマインダー - 現在の受信者に対してリマインダーを設定できます。
キャンセル - 契約書をキャンセルします。
PDF をダウンロード - 現在のステータスでの契約書の PDF コピーをダウンロードします。
- 親テンプレートは、テンプレートの作成に使用されたオリジナルの文書の PDF コピーをダウンロードします。
監査レポートをダウンロード – 契約書の監査レポートをダウンロードします。
フォームフィールドデータをダウンロード - 完了した契約書のフィールドコンテンツを含む csv ファイルをダウンロードします。
- 親テンプレートオブジェクトは、完了したすべての子契約書のフィールドレベルコンテンツを含む csv をダウンロードします。
契約書を変更 - 契約書の文書や文書に配置されたフィールドを編集できます。
- このオプションは、最初の受信者がアクションを実行するまでの間だけ使用できます。
削除 - テンプレート(ライブラリ文書)のみ。システムからテンプレートを削除します。このアクションは取り消すことはできません。
契約書/Web フォーム/一括送信を非表示 - オブジェクトをユーザーに対して表示しません。 このアクションは、表示からオブジェクトを削除するだけで、それ以外のアクションは実行しません。
共有 - 別のユーザーと明示的にオブジェクトを共有できます。 このアクションは、元に戻すことはできません。
メモ - オブジェクトに個人的なメモを適用できます。
個別ファイルをダウンロード - 契約書/テンプレートの作成に使用したファイルが複数ある場合、個別のファイルをダウンロードできます。
アクティビティレポートを表示 - 一括送信のみ。このオプションは、一括送信の進捗の概要を生成し、受信者のリストを契約書の署名ステータスと一致するカテゴリーに分割します。
現在の受信者を置き換え - 自分が送信した契約書のみで使用できます。契約書の現在の受信者を置き換えることができます。
アクティビティ - 契約書に関連して発生したイベントの実行リスト。イベントの作成から始まり、各受信者のアクティビティをログに記録し、完了/キャンセル済み/期限切れのステータスで終了します。
一般的なタスクへのクイックリンク
次に、使用する必要のある最も一般的なタスクに関するクイックリファレンスと、管理ページ自体および重要な機能の高度な調査を示します。
ライブラリ(文書)テンプレート
Adobe Sign リボンの「ライブラリテンプレート」アイコンを使用して SharePoint 文書を Adobe Sign オーサリング環境に送信すると、フォームフィールドを配置し、フィールドが有効になったフォームを Adobe Sign ライブラリに保存することができます。
文書テンプレートを作成するには:
1. テンプレートにする文書をクリックします。
2. リボンの「ライブラリテンプレート」アイコンをクリックします(または右クリックし、メニューから選択します)。
○ Adobe Sign オーサリング環境が開き、文書全体が表示されます。
3. 文書に必要なフィールドを配置します。
○ 2 名からの入力/署名を必要とするテンプレートを作成する場合は、1 人目の受信者のすべてのフィールドを配置します。 次に、「受信者」フィールドを「参加者 2」に変更し、2 人目の署名者/承認者のフィールドを配置します。
メモ:オーサリング環境でテンプレートを作成する場合は、最大 99 人の受信者用に文書を作成できます。3 人目またはそれ以上の参加者を挿入するには、参加者リストの上部にある「新しい参加者を追加」オプションをクリックします。
4. テンプレートが完成したら、右下隅の「保存」ボタンをクリックします。
○ これにより、テンプレートが Adobe Sign ライブラリに保存されます。
Adobe Sign アドインには、SharePoint 管理者が設定できる 2 つの自動化機能が含まれています。次の機能が自分のプロセスにとって有用な場合は、SharePoint 管理者に連絡して、その機能を最大限に活用する方法を検討してください。
署名済み契約書用のサイト全体の文書ストレージ
管理者は、すべての署名済み契約書(およびオプションで関連する監査証跡)を保存できる 1 つの中央フォルダーを設定できます。これには、ライブラリやリストの文書も含まれます。
署名された文書の中央フォルダーが定義されていない場合、すべての署名済み契約書は送信元の文書ライブラリに返されます。
ライブラリに「署名済みの契約書」という新しいフォルダーが作成されます。
リストから送信された契約書については、署名済み契約書 PDF(および場合によっては監査証跡)がリスト項目に添付されます。
フィールドテンプレートの結合
Adobe Sign は、SharePoint リストからフィールドに入力できる文書を作成するというアイデアをサポートしています。
また、署名済み契約書で取得されたフィールドコンテンツで、リストのコンテンツを更新するテンプレートを作成することもできます。