編集/カタログ設定(Windows)または Lightroom Classic/カタログ設定(Mac OS)を選択し、「ファイル管理」を選択します。
- Lightroom Classic ユーザーガイド
- Lightroom Classic の概要
- ワークスペース
- 写真の読み込み
- Lightroom Classic での写真の整理
- 写真の処理および現像
- 写真の表示
- 写真を書き出し
- 外部エディターの使用方法
- カタログとファイルの管理
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- Lightroom と アドビのサービス
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- テクニカルサポート
- パフォーマンスガイドライン
- 技術的な問題
- GPU の問題
- スタートアップの問題
- レンダリングの問題
- 安定性の問題
- その他の問題
- ワークフローの問題
Adobe Lightroom Classic のパフォーマンスを改善したい場合は、下記の提案のいくつかをお試しください。
最良の結果を得るには、全体的なアプローチが必要です。ここに記載されている提案をすべてお読みください。ご使用のコンピューターセットアップでどれを実施すべきか検討してください。使用するファイルのタイプと特定のワークフローについてもご検討ください。各環境はユニークであり、Lightroom Classic から最も効率のよいパフォーマンスを実現する技術の組み合わせは環境ごとに異なります。
ハードウェアと OS の最適化
Lightroom Classic の最新バージョンに更新する
Lightroom Classic では、ヘルプ/アップデートを確認を選択します。
必要なシステム構成を超える
Lightroom Classic を実行するのに必要なシステム構成は、Lightroom Classic の操作の最小要件に過ぎません。特に、RAM を追加したり、プロセッサーの速度を上げたりすると、パフォーマンスを著しく向上させることができます。この要件は、以下によって変化します。
- 使用するファイルのタイプ
- 使用するファイルのサイズ
- カタログ内の画像の総数
- 画像に適用されるスポットヒーリングやローカル(ブラシ仕上げ)調整の範囲
以下のオプションで、パフォーマンスを上げることができます。
- 64 bit、マルチコアプロセッサー(最大 6 コアで最良のパフォーマンス)。複数のまたは高解像度のモニターを使用する場合はさらに大きなパワーが必要であるため、パワーに余裕があることが特に重要です。
- 12 GB の RAM (推奨)最低 4 GB の RAM。同時に Photoshop も使用する場合は、さらに多くの RAM の量が必要です。
- 高速ハードドライブ。特に、カタログとプレビュー用に必要です。
ご使用の Lightroom Classic バージョンの必要システム構成を見つけてください。
Lightroom Classic で特定のシステム構成の詳細を見るには、「ヘルプ/システム情報」を選択します。
12 GB 以上の RAM を搭載するマシンで Lightroom Classic を実行する
最高のパフォーマンスを得るには、12 GB 以上の RAM を搭載するマシンで Lightroom Classic を実行することをおすすめします。 推奨の RAM 容量を使用すると、特に写真の読み込みや書き出し、ルーペビューにおける写真間の移動、HDR 画像とパノラマの作成などを行う際に、パフォーマンスに大きなメリットがあります。
カタログ、画像ファイル、プレビューをソリッドステートドライブ(SSD)に保存すると、Lightroom Classic のパフォーマンスが向上します。
パフォーマンスを最大限に向上させるには、オペレーティングシステムおよびプログラムファイルに同じ SSD を使用することをおすすめします。
カタログファイルはネットワークドライブに保存できませんが、お持ちの写真はネットワークドライブに保存できます。ただし、ネットワークドライブ(ネットワークを介してアクセスされるハードディスク)は、高速なデータ転送速度ではありません。従って、Lightroom において、モジュールを切り替えるとき、またはファイルを別のファイルに切り替えるときは、時間がかかる場合があります。
十分な容量のあるハードドライブと空きスペースがあることを確認する
空スペースが少な過ぎる状態で作業すると、パフォーマンスが低下することがあります。Lightroom Classic のカタログ、プレビュー、画像ファイルを保存するハードドライブに、少なくとも 20 パーセントの空スペースがあることを確認してください。
ご使用の Lightroom Classic バージョンに必要な最小のハードディスクスペースを見つけるには、「Lightroom Classic の必要システム構成」を参照してください。
グラフィックドライバーを更新する
互換性のあるグラフィックプロセッサー(グラフィックカード、ビデオカード、GPU とも呼ぶ)を使用します。グラフィックドライバーのソフトウェアは、常に最新のものを使用してください。
ご使用のコンピューターのグラフィックプロセッサーが Lightroom と互換性がない場合は、Lightroom Classic (macOS)/編集(Win)/環境設定/パフォーマンスで、「グラフィックプロセッサーの使用」チェックボックスをオフにします。
詳細については、「Lightroom Classic グラフィックプロセッサー(GPU)のトラブルシューティングと FAQ」を参照してください。
Lightroom Classic とともに Photoshop を使用している場合は Photoshop の RAM の設定を確認する
ご使用のコンピューターに最適な RAM 設定を行うには、このテクニカルノートにある「RAM の最大値」と「メモリ使用量」のセクションを参照してください。Photoshop でメモリ設定を変更するには、Apple /環境設定/パフォーマンス(Mac OS)または編集/環境設定/パフォーマンス(Windows)を選択します。
高解像度ディスプレイ
Lightroom が高解像度ディスプレイの画面全体を使用している場合、画面への描画が遅くなる場合があります。高解像度ディスプレイは、2560 x 1600 程度の解像度をネイティブで有し、30 インチモニターや Retina MacBook に採用されています。そのようなディスプレイのパフォーマンスを向上させるには、Lightroom Classic のウィンドウサイズを小さくするか、「ナビゲーター」パネルで 1:2 または 1:3 のビューを使用します。
Lightroom Classic での最適設定を使用
Lightroom Classic で編集中に、「Lightroom と同期する」を一時停止する
画像を同期するには、CPU リソースとシステムリソースを使用してプレビューを作成し、Creative Cloud から画像のアップロード/ダウンロードを行います。デスクトップコンピューターで画像の読み込みおよび編集を行う際に Lightroom との同期を一時的に停止します。続いて、Lightroom との同期を再開し、アプリケーションを夜間ずっと開いたまま同期プロセスを継続して完了させます。
意図的に 1:1 プレビューをレンダリングする
Lightroom Classic は、プレビューを使用して、グリッド表示、拡大鏡表示、スライドショー、印刷、web の各モジュールで写真のサムネールを表示します。
写真の読み込み時には、以下のように品質が次第に向上する 3 種類のプレビューを選択できます。
ミニマル:写真内に埋め込まれた小さな低解像度の JPEG プレビュー。カメラによって生成されます。これらは、作成が最も高速なタイプのプレビューです。ライブラリモジュールの映写スライドとグリッド表示では、それらのサムネール用に標準サイズのプレビューを Lightroom がレンダリングするまで、ミニマルプレビューが一時的に使用されます。
埋め込みとサイドカー:ミニマルプレビューより少し大型で、作成時間も長くなるプレビュー。これらもカメラによって生成されます。
標準:Lightroom Classic で作成される標準プレビュー。これらのプレビューでは処理に Camera Raw エンジンを使用します。そのため、ミニマルプレビューや埋め込みプレビューとは異なる表示になることがあります(特に、現像モジュールで調整を適用した場合)。使用するディスプレイに基づいて、必要な標準プレビューのサイズを指定できます。標準プレビューは、映写スライドとグリッド表示のサムネールや、スライドショー、印刷、web の各モジュールのプレビュー領域と内容領域で使用されます。
1:1:実際のピクセルの 100% 表示。標準プレビューと同様に、Camera Raw エンジンによって処理されます。Lightroom Classic は 1:1 プレビューの生成時に、ミニマルと標準のプレビューも生成するので、必要に応じてこれら 3 種類のプレビューを使用できます。1:1 プレビューの作成には、非常に大量のデータが処理されるので、かなり時間がかかる可能性があります。ライブラリモジュールで 1:1 以上にズームすると、Lightroom Classic は常に 1:1 プレビューを使用します。
Lightroom Classic で写真を表示し、処理するには、標準プレビューまたは 1:1 プレビューが必要です(タスクによって必要なタスクが決まります)。読み込み時に Lightroom Classic にミニマルまたは埋め込みプレビューの生成を指定するだけで、Lightroom Classic での作業時に標準または 1:1 のプレビューが自動的に生成されます。このプロセスはパフォーマンスを妨害します。生産性を上げ、この妨害を減らすには、1:1 プレビューをレンダリングする時期と方法を管理する必要があります。それらのプレビューは読み込みと同時にレンダリングするか、別に時間をとって手動でレンダリングします。
読み込み時に 1:1 プレビューをレンダリングするには、読み込みウィンドウのファイル管理パネルを使用します。「プレビューのレンダリング/1:1」を選択します。読み込み時に高品質の 1:1 プレビューを生成すると読み込みプロセスが遅くなりますが、ライブラリモジュールでの作業開始時に Lightroom Classic の応答性が向上します。
あるいは、読み込みプロセスの速度を上げたい場合は、読み込み時にミニマルまたは標準のプレビューをレンダリングします。そして、任意の時点で、ライブラリモジュールのグリッド表示で複数の写真を選択して、「ライブラリ/プレビュー/1:1 プレビューのレンダリング」を選択します。Lightroom Classic に画像を処理させてから、それらの画像で作業を開始します。
1:1 および標準のプレビューを削除するには、ライブラリ/プレビュー/標準および 1:1 のプレビューを破棄を選択します。
標準サイズプレビューを可能な限り小さく保つ
標準プレビューのレンダリングには時間がかかるので、Lightroom Classic を必要以上に作動させないでください。標準プレビューを小さく保つとプレビューファイルのキャッシュサイズを減らすことができ、パフォーマンスの速度が上がり、ハードディスクのスペースが節約されます。
標準プレビューを小さくするには、以下のように、カタログ設定ダイアログボックスで適切なサイズと品質を指定します。
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「標準プレビューサイズ」では、画面解像度の最長エッジに最も近く、それより短くないサイズを選択します。例えば、スクリーン解像度が 1920 x 1200 ピクセルの場合は、2048 ピクセルより大きい標準プレビューサイズを選択してください。
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「プレビュー品質」では、「低」または「中」を選択します。これらは、JPEG ファイルの品質スケールの低または中と同等です。
使用するモニターが大きくなるほど(そして解像度が高くなるほど)、プレビューの計算と調整時のピクセルの更新で Lightroom が行う作業が多くなります。大型モニターでパフォーマンスが遅くなったら、 ディスプレイコントロールパネル(Windows)またはディスプレイシステム環境設定(Mac OS)を使用してディスプレイの解像度の低減を試行してください。
1:1 プレビューを可能な限り小さく保つ
1:1 プレビューはすぐにディスクスペースを消費してしまうので、Lightroom Classic には、定期的に(毎日、毎週、または毎月)プレビューを廃棄するオプションがあります。プレビューを廃棄するたびに、次に必要になったとき(拡大鏡表示にズームインするだけの場合でも)、Lightroom Classic でそれらを再作成する必要があります。
ディスクスペースに問題がない限り、できるだけ 1:1 プレビューを保持してパフォーマンスを最適化します。カタログ設定ダイアログボックスの「ファイル管理」領域で、「1:1 プレビューの自動廃棄」を選択して「30 日後」または「なし」を選択します。
ただし、プレビューを削除するオプションを「30 日後」または「なし」に設定した場合は、プレビューを含むファイル( [カタログ名] Previews.lrdata)が大きくなる可能性があります。このファイルはカタログファイルと同じフォルダーにあります。このオプションを「なし」に設定し、ハードウェアディスクのスペースが少なくなった場合は、このファイルのサイズを確認します。ファイルが大き過ぎる場合は、ファイルを削除してください。
カタログとプレビューキャッシュを同じフォルダーに保存する
デフォルトでは、Lightroom Classic はプレビューキャッシュファイル([カタログ名] Previews.lrdata)をカタログファイル([カタログ名].lrcat)と同じフォルダーに保存します。カタログファイルを移動するか、キャッシュファイルとは別のフォルダーに格納した場合は、Lightroom Classic でプレビューを再生成しなければなりません。したがって、これらのファイルは同じフォルダーに保存してください。
カタログ、プレビューなどの Lightroom Classic ファイルのデフォルトの場所については、「環境設定ファイルおよびその他のファイルの場所」を参照してください。
XMP 自動書き込みをオフのままにする
デフォルトでは、Lightroom Classic でファイルに加えた変更(例えば、キーワードの追加やレッドアイの修正)は、Lightroom Classic カタログに写真付きで保存されます。 ただし、他のアプリケーション(Adobe Bridge や Camera Raw など)では、それらの編集が認識できるように XMP(拡張可能なメタデータプラットフォーム)データとして保存されます。このデータは画像ファイルに添付されます。
Lightroom では、編集内容は XMP に自動でも手動でも保存できます。Lightroom Classic /Adobe Bridge/Camera Raw 間で定期的に切り替える場合は、変更内容を XMP に自動的に保存するようにするのが最も便利です。その場合は、切り替えに留意する必要がなくなります。アプリケーションが常に同期し、現在の Lightroom Classic の編集内容を反映するので、メタデータの不一致を示すアイコンやバッジは Bridge や Lightroom Classic に表示されません。
ただし、自動的に変更内容を保存すると、Lightroom Classic のパフォーマンスが著しく低下する可能性があります。複数のアプリケーションを操作するのでない場合は、自動書き込みの設定をオフにすることをおすすめします。その場合も変更内容はカタログに保存されるので、Lightroom Classic から写真の印刷または書き出しを行うと、それらの変更内容は出力に反映されます。
XMP 自動書き込みをオフにするには、以下の手順を実行します。
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「編集/カタログ設定」(Windows)または「Lightroom/カタログ設定」(Mac OS)を選択します。
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「メタデータ」タブをクリックし、「Automatically Write Changes Into XMP」の選択を解除します。
XMP 自動書き込みをオフにしても、いつでも、個々のファイルにメタデータの変更内容を手動で書き込むことができます。詳細については、「メタデータの基本事項とアクション」を参照してください。
カタログの最適化
Lightroom Classic は、変更をカタログファイル(.lrcat)に絶えず書き込みます。パフォーマンスが遅いときは、「ファイル/カタログの最適化」を選択して Lightroom Classic カタログを最適化してください。カタログの最適化では、Lightroom Classic がカタログのデータ構造を調べ、データ構造が簡潔であるかどうか確認します。
さらにパフォーマンスを最適化し、カタログの安定性を高めるには、Lightroom Classic を終了してカタログをバックアップする際に、「バックアップの前に整合性をテストする」と「バックアップの後にカタログを最適化する」のオプションを選択します。これらのプロセスは少し時間がかかりますが、カタログ操作をスムーズに保つために有効です。
Camera Raw キャッシュサイズを増やす
現像モジュールで未加工の画像を表示または編集するたびに、Lightroom Classic によって高品質な最新プレビューが生成されます。Lightroom Classic は、元の画像データに基づいて、適用された処理または調整のプレビューを更新します。元の画像データが Camera Raw キャッシュに保存されている場合は、このプロセスが少し速くなります。Lightroom Classic は、キャッシュをチェックして元の画像データの有無を確認し、画像データがキャッシュされていると、初期の処理をスキップできます。
Lightroom Classic では、デフォルトで Camera Raw キャッシュを 5 GB に設定しています。ユーザーがキャッシュサイズを増やすと、保存できる画像データが増え、それらの画像のプレビューの生成を高速化できます。 一部の Lightroom Classic ユーザーは、Camera Raw キャッシュを 20 GB 以上に増やすと、現像モジュールでのパフォーマンスを大幅にスピードアップできることを知っています。Camera Raw キャッシュのサイズを増やすには、以下の手順を実行します。
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「Lightroom Classic/環境設定」(Mac OS)または「編集/環境設定」(Windows)を選択します。
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「ファイル管理」タブをクリックします。
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「Camera Raw キャッシュ設定」領域で、最大サイズ 10.0 GB 以上で試してみてください。
キャッシュをさらに高速にするには、キャッシュを高速ハードディスクに保存します。Camera Raw キャッシュの場所を指定するには、以下の手順を実行します。
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「Lightroom Classic 環境設定」(Mac OS)または「編集/環境設定」(Windows)を選択します。
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「ファイル管理」タブをクリックします。
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「Camera Raw キャッシュ設定」領域で、「選択」をクリックし、キャッシュを保存する場所にナビゲートします。
スポット除去ツール、ローカル修正ブラシ、および履歴パネル
スポット除去ツールとローカル修正ブラシは、何百から何千もの修正を目的とするものではありません。画像に多くの(数百の)ローカライズされた調整が含まれる場合、そのような修正を行うには Photoshop のようなピクセルベースの編集アプリケーションの使用を検討してください。
多くの修正がある場合は、「履歴」パネルを確認してください。「履歴」パネルには制限がなく、指定されない限り削除されません。ローカルまたはスポットの修正を多く実施した場合、履歴が長くなっている可能性があり、Lightroom Classic の全体的なパフォーマンスが低下することがあります。
「履歴」パネルのヘッダーの右側にある X をクリックして「履歴」パネルをクリアします。
この操作の順序は、Lightroom デスクトップ版および Adobe Camera Raw にも適用されます。
パフォーマンスを向上させ、予期しない結果を回避するための最適な現像操作の順序は、次のとおりです。
- ノイズ除去
- コンテンツに応じた削除/修復/スポット
- レンズプロファイル補正(CA およびプロファイル、利用可能な場合)
- プロファイル
- 全体補正
- 部分補正
注意:推奨されるワークフローは、明瞭度、ハイライト、シャドウ、かすみの除去、白レベル、黒レベルを修復後まで適用しないことです。 また、必要に応じて(修復前に)、悪影響を与えずに最初に使用できるツールには、露光量、コントラスト、パラメトリック、およびポイントカーブがあります。
必要のない修正を避ける
この提案は、特にローカル補正に当てはまります。ローカル補正やグラデーションフィルターを適用するときに変更した各スライダーは、その補正全体に適用されます。さらに、各オプションがリソースを使用し、パフォーマンスに影響を与える可能性があります。
ローカル補正やグラデーションを適用する場合、選択したすべての補正が必要であることを確認してください。
特定の種類の補正を実行するのにブラシのストロークまたはグラデーションが必要ない場合は、そのスライダーをゼロに設定します。
また、不要なグローバル補正、特に、ノイズ低減、鮮明化、およびレンズ補正などのリソースを使用するオプションは使用しないでください。
いくつかのスライダーは、それらをデフォルトでオンにする値に初期設定されます。さらにリソースを大量に消費するオプションの場合、ゼロに設定するとスライダーが無効になります。
ズームオプション
左側のパネルのナビゲーターをクリックすると、画面上の画像に合わせる、または画面上の画像を塗りつぶすことができます。また、 6%から 1600%までのズーム倍率を選択することもできます。
Lightroom Classic のプレビューキャッシュを削除する
まれにですが、以下の問題が 1 つ以上発生する場合があります。発生した場合は、プレビューキャッシュファイルを削除する必要がある可能性があります。
- ハードディスクが突然満杯になります。
- Lightroom Classic 内でキャッシュに関するエラーが発生します。
- 画像の中に線、点、または予期しない色付きの領域などのノイズが生成されます。
サムネールやプレビューデータを含むファイルが [カタログ名] Previews.lrdata という名前になり、カタログと同じフォルダーに存在します。
サムネール、小さなプレビュー、および 1:1 (フルサイズ)プレビューがこの Previews.lrdata ファイルに保存されます。Lightroom Classic の環境設定には、最大プレビューである 1:1 プレビューを削除するタイミングを指定するオプションがあります。1:1 プレビューを削除すると、Previews.lrdata ファイルのサイズが縮小します。1:1 プレビューを削除しないと、プレビューファイルが非常に大きくなる可能性があります。
大きな 1:1 プレビューが削除されるタイミングのデフォルト設定は 1 週間です。これらの大きなプレビューが削除されると、プレビューファイルのサイズが縮小しますが、ファイル全体は手動で削除しない限り削除されません。1:1 プレビューをめったに削除しない、または一度も削除したことがないという場合以外はファイルが巨大化することはありませんが、それがハードディスクに影響を与えるかどうかはご使用のハードディスクの空き容量に依存します。1:1 プレビューの削除頻度は、「編集/カタログ設定/ファイル処理」(Windows)または「Lightroom Classic/カタログ設定/ファイル処理」(Mac OS)を選択して変更できます。
注:このテクニカル ノートで説明した Previews.lrdata ファイルを、すべてのスマートプレビューを含む [カタログ名] Smart Previews.lrdata と混同しないでください。ハードディスクの空き容量が非常に限られている場合は、このファイルを削除する必要がある可能性がありますが、ハードディスクの空き容量が、ハードディスクの容量不足エラーが表示されるほど少ない場合、ゴミ箱を空にし、一部のファイルをアーカイブし、および/またはデータを整理してハードディスクの空き容量を広げる必要があります。
Previews.lrdata ファイルを削除すると Lightroom Classic で開くフォルダーまたはコレクションごとにプレビューが再作成されるため、フォルダーを初めて使用する際に、プレビューが再作成されるまでいくらかの遅延が発生します。
「1:1 プレビューを自動的に破棄する」オプションを「破棄しない」または「30 日後」に設定すると、プレビューファイルが非常に大きくなる可能性があります。数 GB の領域を専有する可能性があります。ハードディスクが突然満杯になった場合は、このファイルのサイズを確認してください。確認後、ファイルを削除できます。
キャッシュに問題があることを示すエラーが Lightroom Classic で発生する可能性があります。この場合も、previews.lrdata ファイルを削除してください。
画像に色付きの線、色付きの点、または予期しない色の領域などのノイズが表示された場合、プレビューファイルが破損している可能性があり、問題を解決するには previews.lrdata ファイルを削除するしかありません。
カタログ内に、アーカイブした画像からの画像のプレビューを含めている場合、それらのプレビューも失われるので注意してください。
Previews.lrdata ファイルを削除しても問題が解決しない場合は、ご使用の Camera Raw キャッシュファイルを消去してみてください。
- Lightroom で、「編集/環境設定/ファイル管理」(Windows)または「Lightroom/環境設定/ファイル管理」(Mac OS)を選択します。
- 「Camera Raw のキャッシュ設定」で「キャッシュのパージ」をクリックします。
必要に応じて、「選択」をクリックしてこのキャッシュの場所を変更することもできます。このキャッシュは現像モジュールでのみ使用されることに注意してください。
プリセットの数を減らす
現像モジュールは、各プリセットの「ナビゲーション」ペインでサムネールを生成するので、Lightroom Classic にプリセットを追加すると、(そのプリセットを自分で作成したか、サードパーティによって作成されたかにかかわらず)パフォーマンスが低下することがあります。プリセットが 2,000 個を超えると、その傾向が強くなります。このようなスローダウンを避けるために、Lightroom Classic に読み込まれるプリセットの数を、最も頻繁に使用する分だけに減らします。
定期システムメンテナンスの実行
Lightroom Classic を最新状態に維持
更新プログラムを使用すると、バグを修正してパフォーマンスを改善できます。ご使用の Lightroom Classic の最新の更新プログラムを実行していることを確認します。「ヘルプ/アップデートの有無をチェック」を選択します。
不要なアプリケーションおよびスタートアップ項目を閉じる
開いている他のアプリケーションやスタートアップ項目によって、Lightroom で使用できるメモリの容量が減少します。不要なアプリケーション、スタートアップ項目、および拡張機能を終了し、Lightroom Classic で使用できるメモリを増やします。
Lightroom Classic での作業時は、リアルタイムスキャンや自動バックアップを実行するアンチウイルスやセキュリティのソフトウェアも一時的に無効にしてください。アンチウイルスまたはセキュリティソフトウェアの機能を無効にする手順については、ご使用のアンチウイルスまたはセキュリティソフトウェアのドキュメントを参照してください。
ディスククリーンアップを実行する(Windows)
アプリケーションで作業すると、データファイルの一時コピーが Windows によってハードドライブに保存されます。多くのアプリケーションは、.tmp ファイルを作成し、アプリケーション終了時に削除します。しかし、クラッシュやシステムエラーによりアプリケーションからこれらのファイルが削除されず、ディスク容量が使用され問題が発生する可能性があります。「ディスククリーンアップ」を実行し、一時ファイルや未使用のファイルを削除します。
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Windows:「スタート」を選択し、検索テキストボックスに Disk Cleanup と入力し、プログラムリストから「ディスククリーンアップ」を選択します。
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クリーンアップするドライブがある場合は、ドライブを選択します。
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「一時ファイル」と、削除するすべてのファイルを選択します。
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「OK」をクリックします。
ハードディスクを最適化する
ハードディスク上でファイルを追加、削除、および移動すると、使用可能な領域は単一の連続したブロックではなくなります。システムが、十分な大きさの連続した領域を取得できない場合は、ファイルを断片化し、ハードディスクドライブ上の複数の場所に保存します。Lightroom Classic による断片化したファイルの読み書きの所要時間は、連続した場所に保存されているファイルの場合より長くなります。
ハードディスクをデフラグで最適化する際には、必ず、ドライブエラーを修正して不良セクターを修復するオプションを選択してください。Windows でハードディスクを最適化する手順については。Microsoft のヘルプでこれらに関するトピックを参照してください:
- (Windows 7)コンピューターのパフォーマンスを高める方法
- (Windows 8)ドライブを最適化してパフォーマンスを改善する
- (Windows 10) Windows 10 で PC のパフォーマンスを向上させるためのヒント
一般的に言えば、Mac OS のハードディスクにデフラグは不要です。Mac OS X は、自動的に小さなファイルをデフラグします。Mac OS 上でのより堅牢なデフラグやハードディスクの問題のトラブルシューティングには、Apple ディスクユーティリティを使用します。あるいは、Micromat Tech Tool Pro などのサードパーティのユーティリティを使用します。Apple のサポート web サイトで「Mac OS X でのディスク最適化について」を参照してください。
OS の最新の更新プログラムをインストールする
Windows または macOS オペレーティングシステムをアップデートすると、パフォーマンスが改善され、アプリケーションとの互換性が高まります。
Microsoft の web サイトから、Windows Service Pack および他の更新プログラムを入手します。Windows Service Pack およびほかの更新プログラムのインストールについて手助けが必要な場合は、Microsoft テクニカルサポートにご連絡ください。
Mac OS X の更新プログラムを入手するには、Apple メニューから「ソフトウェアのアップデート」を選択します。更新プログラムのインストールについては、Apple のテクニカルサポートにお問い合わせください。
システム更新プログラムをインストールする前に、アドビソフトウェアの必要システム構成をチェックして、互換性を確認してください。(アドビソフトウェアとともに使用するサードパーティ製ソフトウェアまたはハードウェアも確認してください。)このアップデートが表示されない場合は、アドビ、あるいはサードパーティ製ソフトウェアまたはハードウェアの製造元にお問い合わせください。