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Adobe Animate での線とシェイプの描画

  1. Adobe Animate ユーザーガイド
  2. Animate の概要
    1. Animate の新機能
    2. ビジュアル用語集
    3. Animate の必要システム構成
    4. Animate キーボードショートカット
    5. Animate での複数のファイルタイプの取り扱い
  3. アニメーション
    1. Animate のアニメーションの基本
    2. Animate でフレームとキーフレームを使用する方法
    3. Animate でのフレームアニメーション
    4. Animate でのクラシックトゥイーンアニメーションの操作方法
    5. ブラシツール
    6. モーションガイド
    7. モーショントゥイーンと ActionScript 3.0
    8. モーショントゥイーンアニメーションについて
    9. モーショントゥイーンアニメーション
    10. モーショントゥイーンアニメーションの作成
    11. プロパティキーフレームの使用
    12. トゥイーンを使用した位置のアニメーション化
    13. モーションエディターを使用したモーショントゥイーンの編集
    14. トゥイーンアニメーションのモーションパスの編集
    15. モーショントゥイーンの操作
    16. カスタムイージングの追加
    17. モーションプリセットの作成と適用
    18. アニメーションのトゥイーンスパンの設定
    19. XML ファイルとして保存したモーショントゥイーンの操作
    20. モーショントゥイーンとクラシックトゥイーン
    21. シェイプトゥイーン
    22. Animate のボーンツールアニメーションの使用
    23. Animate でのキャラクターリグの操作
    24. Adobe Animate でのマスクレイヤーの使用
    25. Animate でのシーンの操作
  4. インタラクティブ機能
    1. Animate でのボタンの作成
    2. 他のドキュメントタイプ形式への Animate プロジェクトの変換
    3. Animate での HTML5 Canvas ドキュメントの作成およびパブリッシュ
    4. Animate のコードスニペットを使用したインタラクティブ機能の追加
    5. カスタム HTML5 コンポーネントの作成
    6. HTML5 Canvas でのコンポーネントの使用
    7. カスタムコンポーネントの作成例
    8. カスタムコンポーネントのコードスニペット
    9. ベストプラクティス - Animate を使用した広告
    10. バーチャルリアリティの作成と公開
  5. ワークスペースとワークフロー
    1. ペイントブラシの作成と管理
    2. HTML5 Canvas ドキュメントでの Google フォントの使用
    3. Creative Cloud ライブラリと Adobe Animate の使用
    4. Animate のステージとツールパネルの使用
    5. Animate ワークフローとワークスペース
    6. HTML5 Canvas ドキュメントでの Web フォントの使用
    7. タイムラインと ActionScript
    8. 複数のタイムラインの操作
    9. 環境設定
    10. Animate オーサリングパネルの使用
    11. Animate でのタイムラインレイヤーの作成
    12. モバイルアプリおよびゲームエンジン用アニメーションの書き出し
    13. オブジェクトの移動とコピー
    14. テンプレート
    15. Animate での検索と置換
    16. 取り消し、やり直し、ヒストリーパネル
    17. キーボードショートカット
    18. Animate でのタイムラインの使用
    19. HTML 拡張機能の作成
    20. 画像とアニメーション GIF の最適化オプション
    21. 画像および GIF の書き出し設定
    22. Animate のアセットパネル
  6. マルチメディアとビデオ
    1. Animate のグラフィックオブイジェクトの変形と組み合わせ
    2. Animate でのシンボルインスタンスの作成と操作
    3. 画像トレース
    4. Adobe Animate でのサウンドの使用方法
    5. SVG ファイルの書き出し
    6. Animate で使用するビデオファイルの作成
    7. Animate にビデオを追加する方法
    8. Animate でのオブジェクトの描画および作成
    9. 線とシェイプの変更
    10. Animate CC での線、塗り、グラデーション
    11. Adobe Premiere Pro と After Effects の使用
    12. Animate CC のカラーパネル
    13. Animate で Flash CS6 ファイルを開く
    14. Animate でのクラシックテキストの操作
    15. Animate へのアートワークの挿入
    16. Animate に読み込まれたビットマップ
    17. 3D グラフィック
    18. Animate でのシンボルの操作
    19. Adobe Animate での線とシェイプの描画
    20. Animate でのライブラリの使用
    21. サウンドの書き出し
    22. Animate CC でのオブジェクトの選択
    23. Animate での Illustrator AI ファイルの操作
    24. ブレンドモードの適用
    25. オブジェクトの配置
    26. コマンドメニューを使用したタスクの自動化
    27. 多言語テキスト
    28. Animate でのカメラの使用
    29. グラフィックフィルター
    30. サウンドと ActionScript
    31. 描画の環境設定
    32. ペンツールを使用した描画
  7. プラットフォーム
    1. 他のドキュメントタイプ形式への Animate プロジェクトの変換
    2. カスタムプラットフォームサポート
    3. Animate での HTML5 Canvas ドキュメントの作成およびパブリッシュ
    4. WebGL ドキュメントの作成とパブリッシュ
    5. AIR for iOS 用アプリケーションのパッケージ化
    6. AIR for Android アプリケーションのパブリッシュ
    7. デスクトップ用 Adobe AIR のパブリッシュ
    8. ActionScript パブリッシュ設定
    9. ベストプラクティス - アプリケーションでの ActionScript の整理
    10. Animate での ActionScript の使用
    11. Animate ワークスペースのアクセシビリティ
    12. スクリプトの記述と管理
    13. カスタムプラットフォームサポートの有効化
    14. カスタムプラットフォームサポートの概要
    15. カスタムプラットフォームサポートプラグインの操作
    16. ActionScript 3.0 のデバッグ
    17. カスタムプラットフォームサポートの有効化
  8. 書き出しとパブリッシュ
    1. Animate CC からファイルを書き出す方法
    2. OAM パブリッシング
    3. SVG ファイルの書き出し
    4. Animate によるグラフィックとビデオの書き出し
    5. AS3 ドキュメントのパブリッシュ
    6. モバイルアプリおよびゲームエンジン用アニメーションの書き出し
    7. サウンドの書き出し
    8. ベストプラクティス - モバイルデバイス向けのコンテンツ作成のヒント
    9. ベストプラクティス - ビデオ規則
    10. ベストプラクティス - SWF アプリケーションのオーサリングガイドライン
    11. ベストプラクティス - FLA ファイルの構造化
    12. FLA ファイルを Animate 向けに最適化するベストプラクティス
    13. ActionScript パブリッシュ設定
    14. Animate のパブリッシュ設定の指定
    15. プロジェクターファイルの書き出し
    16. 画像とアニメーション GIF の書き出し
    17. HTML パブリッシュ用テンプレート
    18. Adobe Premiere Pro と After Effects の使用
    19. アニメーションのクイック共有とパブリッシュ
  9. トラブルシューティング
    1. 解決済みの問題
    2. 既知の問題

 

直線ツールを使用した直線の描画

直線セグメントを 1 つずつ描画する場合は、線ツールを使用します。

  1. 線ツール  を選択します。
  2. ウィンドウ/プロパティを選択し、線の属性を選択します。

     線ツールに塗り属性を設定することはできません。

  3. ツールパネルの「オプション」セクションで、オブジェクトの描画ボタン をクリックし、結合描画モードまたはオブジェクト描画モードを選択します。オブジェクト描画ボタンを押すと、線ツールがオブジェクト描画モードになります。
  4. 線の描画の開始点にポインターを置き、線の終点までドラッグします。線の角度を 45 度の倍数に制限する場合は、Shift キーを押しながらドラッグします。

矩形と楕円の描画

楕円ツールと矩形ツールによって、これらの基本的な幾何学図形を作成し、線、塗りを適用、そして角の丸めを指定できます。結合描画モードまたはオブジェクト描画モードの他に、楕円ツールと矩形ツールにはプリミティブオブジェクト描画モードがあります。

矩形プリミティブツールまたは楕円プリミティブツールを使用して矩形または楕円を作成するときに、Animate ではシェイプが個別のオブジェクトとして描画されます。これらのシェイプは、オブジェクト描画モードで作成するシェイプとは異なります。プリミティブシェイプツールでは、プロパティインスペクターのコントロールを使用して、矩形の角丸の半径を指定できます。また、開始角度、終了角度および楕円内の内側の半径も指定できます。プリミティブシェイプを描画した後に、ステージでシェイプを選択し、プロパティインスペクターのコントロールを調整して、半径やサイズを変更します。

 プリミティブオブジェクトの描画ツールを選択すると、プロパティインスペクターは前回編集したプリミティブオブジェクトの値を保持しています。矩形を変更してから 2 番目の矩形を描画する場合などがその例です。

 ステージの中心から描画するには、シェイプを描画する際に Alt キーを押したままにします。

矩形プリミティブの描画

  1. 矩形プリミティブツールを選択するには、矩形ツール をクリックしてマウスボタンを押したままにし、ポップアップメニューから矩形プリミティブツール を選択します。
  2. 矩形プリミティブを描画するには、ステージ上で矩形プリミティブツールをドラッグします。

     矩形プリミティブツールを使用してドラッグしているときに角丸の半径を変更するには、上向き矢印キーまたは下向き矢印キーを押します。角が目的の丸みになったら、キーを放します。

  3. 矩形プリミティブを選択した状態で、プロパティインスペクターのコントロールを使用して、さらにシェイプを変更し、線および塗りのカラーを指定できます。
    矩形プリミティブのプロパティ

    矩形プリミティブツール専用のプロパティインスペクターのコントロールは次のとおりです。

    矩形の角丸の半径のコントロール 矩形の角丸の半径を指定できます。それぞれのテキストボックスに内側の半径の数値を入力できます。負の数値を入力すると、逆向きの半径が作成されます。角丸の半径を強制するアイコンの選択を解除し、角丸の半径を個別に調整することもできます。

    リセット 矩形プリミティブツールのすべてのコントロールをリセットし、ステージで描画された矩形プリミティブシェイプを初期のサイズとシェイプに戻します。

  4. 各頂点に異なる角丸の半径を指定するには、プロパティインスペクターの矩形オプション領域にあるロックアイコンの選択を解除します。ロックすると、各頂点が同じ半径を使用するように半径のコントロールの機能が制限されます。
  5. 角丸の半径をリセットするには、プロパティインスペクターの「リセット」ボタンをクリックします。

楕円プリミティブの描画

  1. 楕円ツール  をクリックしてマウスボタンを押したままにし、楕円プリミティブツール  を選択します。

  2. 楕円プリミティブを描画するには、ステージでプリミティブ楕円ツールをドラッグします。シェイプを円に限定する場合は、Shift キーを押しながらドラッグします。
  3. ステージで楕円プリミティブを選択した状態で、プロパティインスペクターのコントロールを使用して、さらにシェイプを変更したり、線や塗りのカラーを指定したりできます。
    楕円プリミティブのプロパティ

    プリミティブ楕円ツール固有のプロパティインスペクターのコントロールは次のとおりです。

    開始角度終了角度 楕円の開始ポイントと終了ポイントの角度。これらのコントロールを使用すると、楕円と円のシェイプを扇形、半円、およびその他の図形に簡単に変更できます。

    内側の半径 楕円内の内側の半径(または楕円)。ボックスに内側の半径の数値を入力するか、またはスライダーをクリックして半径の大きさをインタラクティブに調整します。削除される塗りのパーセントを表す 0 ~ 99 の値を入力できます。

    パスを閉じる 楕円のパス(内側の半径を指定している場合は複数のパス)を閉じるかどうかを指定します。開いたパスを指定すると、シェイプに塗りは適用されず、線のみが描画されます。デフォルトでは、閉じたパスが選択されます。

    リセット 楕円プリミティブツールのすべてのコントロールをリセットし、ステージで描画された楕円プリミティブシェイプを初期のサイズとシェイプに戻します。

楕円と矩形の描画

楕円ツールと矩形ツールを使用すると、次のような基本的な幾何学図形を描画できます。

  1. 矩形ツール  または楕円ツール  を選択するには、矩形ツールまたは楕円ツールをクリックしてマウスボタンを押したままにし、ドラッグして選択します。

  2. 矩形または楕円を描画するには、ステージで矩形ツールまたは楕円ツールをドラッグします。
  3. 矩形ツールで角丸を指定するには、「角丸のポイント数」ボタンをクリックして、角丸の半径の値を入力します。ゼロ(0)を指定すると角が直角になります。
  4. ステージ上でドラッグします。矩形ツールを使用してシェイプをドラッグで描画する際に、マウスボタンを押したままの状態で上矢印キーまたは下矢印キーを押すと、角丸の半径を調整できます。

    楕円ツールと矩形ツールでは、Shift キーを押しながらドラッグすると、正円と正方形を描画できます。

  5. 楕円または矩形のサイズを指定するには、楕円ツールまたは矩形ツールを選択し、Alt キー(Windows)または Option キー(Mac OS)を押します。次に、ステージをクリックして楕円の設定ダイアログボックスまたは矩形の設定ダイアログボックスを表示します
    • 楕円の場合は、高さと幅をピクセル単位で指定し、楕円を中心から描画するかどうかを指定します。

    • 矩形の場合は、高さと幅をピクセル単位で指定し、角が丸い場合はその半径を指定し、矩形を中心から描画するかどうかを指定します。

カラーのライブプレビューも参照してください。

Animate を使用した基本的なキャラクターの描画

Animate を使用すると、アニメーション化されたキャラクターの作成は簡単です。矩形および楕円シェイプを使用して、クールなキャラクターを描画したい場合は、この例の最後にあるチュートリアルをご覧になり、次の手順に従ってください。

  1. 矩形ツール をクリックしてマウスボタンを押したままにします。

  2. 矩形プリミティブを選択します。

  3. 矩形オプションで、スライダーをドラッグして、オブジェクトの角丸の半径を変更します。

  4. 楕円ツール  を選択します。

  5. オブジェクトの描画ボタン  をクリックします。

Adobe Animate を使用した基本的なキャラクターの描画方法

独自のキャラクターを作成するには、このビデオをご覧ください。

多角形と星の描画

  1. 矩形ツールでマウスボタンをクリックして押したままにし、ポップアップメニューから選択することで、多角形ツール を選択します。
  2. ウィンドウ/プロパティを選択し、塗りと線の属性を選択します。
  3. 「オプション」をクリックし、次の操作を行います。
    • 「スタイル」では、「多角形」または「星」を選択します。
    • 「辺の数」では、3 ~ 32 の数値を入力します。
    • 「星のポイントサイズ」では、0 ~ 1 の数値を入力して星の頂点の深度を指定します。0 に近い数を指定するほど、針のように鋭い頂点が作成されます。多角形を描画する場合は、この設定は変更しないでください (多角形のシェイプには影響しません)。
  4. 「OK」をクリックします。
  5. ステージ上でドラッグします。

カラーのライブプレビューも参照してください。


オブジェクト描画モード

オブジェクト描画モードでは、オブジェクトを選択して描画するときに、レイヤーの色に従ってシェイプ領域に沿って細いアウトラインが表示されます。小さな円はアンカーポイントを示しています。これらの円はインタラクティブではなく、選択ツールを使用して編集することはできません。オブジェクトモードでの描画中、線とシェイプはデフォルトで選択されなくなります。

シェイプの周囲のアウトライン

鉛筆ツールによる描画

線やシェイプを描くには、実際の鉛筆で描くのと同じように、鉛筆ツールを使用します。描画した線やシェイプを自動的に滑らかにしたりまっすぐにするには、鉛筆ツールの描画モードを選択します。

  1. 鉛筆ツール を選択します。
  2. ウィンドウ/プロパティを選択し、線のカラー、線の太さ、およびスタイルを選択します。
  3. ツールボックスの「オプション」で描画モードを選択します。

    • 直線を描画する場合は、「ストレート」 を選択します。このオプションを選択した場合、三角形、楕円、円、矩形および正方形に近いシェイプを描くと、それぞれに応じた基本図形に変換されます。
    • 滑らかな曲線を描画する場合は、「スムージング」 を選択します。
    • 修正を行わずにフリーハンドの線を描く場合は、「インク」 を選択します。
    「ストレート」、「スムージング」、および「インク」の各モードで描画した線

  4. 鉛筆ツールで描画する場合、垂直方向または水平方向に直線を描画するには Shift キーを押しながらドラッグします。ステージをクリックし、ドラッグします。

ブラシツールによるペイント

ブラシツール を使用すると、ブラシのような線を描画できます。ブラシツールを使用すると、筆で書いたような跡など、特殊な効果をつくり出すことができます。ブラシツールのオプションを使用して、ブラシの太さおよびブラシの形を選択します。

Animate では、ステージのズームレベルの増減に比例してブラシサイズが拡大/縮小されます。この機能によって、あらゆるズームレベルに合わせながらシームレスに描画でき、描画中に作業内容をプレビューできます。ステージのズームレベルを変更しても同じピクセルサイズを維持する以前のデフォルトのブラシ動作に戻す場合は、ブラシのプロパティインスペクターで「ステージのズームレベル」チェックボックスをオフにする必要があります。 

「ステージのズームレベル」チェックボックスをオフにすると、ステージの表示比率を変更しても、新しい線のブラシサイズはそのまま維持されます。そのため、ステージの表示比率を下げると、同じブラシサイズが大きく表示されます。例えば、ステージの表示比率を 100% に設定し、ブラシツールのサイズを最小にしてペイントするとします。次に、表示比率を 50% に変更し、最小のブラシの太さでもう一度ペイントします。ペイントする線は非先細の先端なしで前の線よりも 50 %太く、均一、正確に表示されます(ステージの表示比率を変更しても既存のブラシストロークのサイズは変更されません。)

ブラシツールでペイントする際に、読み込まれたビットマップを塗りに使用できます。

コンピューターに Wacom 筆圧感知タブレットが接続されている場合は、ブラシストロークの太さと角度を変化させてください。そのためには、ブラシツールの「筆圧」ボタンと「傾き」ボタンを使用して、ペン先の筆圧を変えます。

「筆圧」ボタンを選択している場合、ペン先の筆圧を変えるとブラシストロークの太さが変化します。「傾き」ボタンを使用している場合、タブレット上でペンの角度を変えるとブラシストロークの角度が変化します。「傾き」ボタンでは、ペンの上部(消しゴム)とタブレットの上端(北)との間の角度が測定されます。例えば、ペンをタブレットに対して垂直に持つと、その傾きは 90 度になります。「筆圧」ボタンと「傾き」ボタンはいずれも、ペンの消しゴム機能でも完全にサポートされています。

 タブレットでは、ペンモードを使用する場合にのみ、ブラシツール機能の「傾き」と「筆圧」オプションを使用できます。マウスモードではこれらのオプションは使用できません。

ペンで描かれた太さが変化したブラシストローク

  1. ブラシツール を選択します。
  2. ウィンドウ/プロパティを選択し、塗りのカラーを選択します。
  3. ブラシモードオプションをクリックし、ペイントモードを選択します。

    標準

    同じレイヤー上の線と塗りの上にペイントします。

    塗りのみをペイント

    塗りのみをペイントし、線および空白の部分のペイントをスキップします。

    背面をペイント

    同じレイヤー上のステージの空白部分をペイントします。線と塗りには適用されません。

    選択範囲をペイント

    「塗りのカラー」コントロールで塗りを選択するか、またはプロパティインスペクターの「塗り」ボックスを選択した場合に、選択範囲に新しい塗りが適用されます。塗りつぶされた領域を選択して新しい塗りを適用するのと同じです。

    内側をペイント

    ブラシストロークを置いた塗り領域をペイントします。線を越えてペイントすることはありません。空白領域でペイントを開始した場合、その塗りによって既存の塗りつぶし領域が影響されることはありません。

  4. ブラシツールのオプションでは、ブラシの太さおよびブラシの形を設定します。
  5. 描画中にステージのズームレベルの増減に比例してブラシをズームするには、「ステージに合わせてサイズを拡大 / 縮小」チェックボックスをオンにします。この機能によって、あらゆるズームレベルに合わせながらシームレスに描画でき、描画中に作業内容をプレビューできます。

  6. コンピューターに Wacom 筆圧感知タブレットを接続している場合は、「筆圧」および「傾き」ボタンのいずれか、または両方を選択し、ブラシストロークを変化させることができます。
    • 「筆圧」ボタンを選択すると、ペン先の筆圧を変えることでブラシストロークの太さを変化させることができます。
    • Wacom 筆圧感知タブレットに対するペンの角度を変えることでブラシストロークの角度を変えるには、「傾き」ボタンを選択します。
  7. ステージ上でドラッグします。垂直方向または水平方向にまっすぐなブラシストロークを描画するには、Shift キーを押しながらドラッグします。

描画プレビューと出力

CC 2015.1 リリースでは、トラディショナルブラシ ツールとペイントブラシ ツールが強化され、さらに正確かつ滑らかに描画できるようになりました。生成される最終的な線が、ライブプレビューに非常に近いものになっています。これにより、ブラシストロークが予想外に細くなったり太くなったりすることはありません。ブラシツールを使用して描画した細かい曲線でも、切れ目や隙間は表示されません。

カスタムブラシの作成

ブラシツールでは、シェイプや角度などのブラシのパラメーターを設定して、ブラシをカスタムに定義できます。この機能により、それぞれの描画ニーズに合わせてブラシツールをカスタマイズすることで、プロジェクトで自然なアートワークを作成できます。ツールボックスのブラシツールを選択している場合に、Animate のプロパティインスペクターでカスタムブラシを選択、編集および作成できます。カスタムブラシを作成、編集および削除する方法については、カスタムブラシを参照してください。

ペイントブラシの筆圧と傾き

筆圧および傾きのオプションの使用

Animate では、ペイントブラシツールを使用して描画される線の筆圧と傾きをサポートしています。スタイラスにかかる筆圧や傾きを調整して、アートやパターンの線の幅を変化させることができます。さらに微調整を行う場合は、線幅ツールを使用して線幅ポイントを調整します。

詳しくは、ペイントブラシの操作を参照してください。

 ツールバーの筆圧アイコンと傾きアイコンは、お使いのコンピューターに Wacom 筆圧感知タブレットが接続されている場合にのみ表示されます。

ブラシライブラリ

Animate には、アートブラシとパターンブラシの膨大なコレクションを含むベクターブラシの統合グローバルライブラリがあります。ブラシライブラリパネルを開くには、ウィンドウ/ブラシライブラリをクリックするか、プロパティインスペクターのブラシアイコンをクリックします。ブラシを使用する前に、ブラシをダブルクリックして現在のドキュメントに追加します。

Creative Cloud ライブラリからの新しいベクターブラシの読み込み

デフォルトで用意されているブラシプリセットに加え、Creative Cloud ライブラリを使用して Animate ドキュメントに新しいアートブラシとパターンブラシを読み込むことができます。新しいアートブラシまたはパターンブラシを追加するには、Creative Cloud ライブラリパネルを開き、サポートされているブラシのいずれかをクリックします(Animate が現在サポートしているのは、Creative Cloud ライブラリの Illustrator のブラシだけです)。Creative Cloud ライブラリに新しいブラシを追加する場合、Android および iOS 用のブラシアプリを使用できます。Creative Cloud ライブラリのブラシをクリックすると、グローバルなブラシライブラリパネルと現在のドキュメントの両方にブラシが追加されます。

アートブラシまたはパターンブラシとして任意のブラシを使用できます。デフォルトでは、ブラシはアートブラシとして追加されます。パターンブラシに変更するには、「ブラシを編集」オプションを使用し、「ブラシの種類」として「パターンブラシ」を選択します。

ブラシの編集

ブラシの編集アイコンは、選択したブラシのブラシを編集ダイアログボックスを起動します。編集するアートブラシを選択すると、アートブラシオプションダイアログボックスが表示されます。ブラシの方向、拡大/縮小設定および重なり設定などのプロパティを変更して、変更を既存の線に適用できます。

詳しくは、ペイントブラシの操作を参照してください。

アートブラシオプション

可変線幅ツールを使用した線とシェイプの強調

線幅ツールを使用して、様々な太さの幅を追加することで、線を装飾できます。また、可変線幅は、他の線に適用可能な線幅プロファイルとして保存できます。線幅ツールは、ツールパネルから選択するか、キーボードショートカット(U キー)を使用して選択できます。

線幅ツールを選択して線の上にマウスポインターを移動すると、線上にハンドル(幅ハンドル)付きのポイント(線幅ポイント)が表示されます。線幅ポイントを移動したり、コピーしたり、削除したりして、線幅を調整できます。線の幅を変更すると、線幅の情報が情報パネルに表示されます。

また、複数の線幅ポイントを選択して、前述のアクション(移動、コピー、削除)を実行できます。

複数の線がある場合、線幅ツールでは作業中の線のみを調整できます。線を調整したい場合、線幅ツールを使用して線の上にマウスポインターを移動します。

 可変線幅の線が含まれているファイルを以前のバージョンの Animate を使用して開くと、可変線幅の線は、均等線幅の線に変換されます。

線幅ツールを使用した線への可変線幅の追加

線に線幅を追加するには、次の操作を行います。

  1. 任意のツールを使用して線またはシェイプを描画します。例えば、線ツールを使用します。
線ツールを使用して線のサイズを 88、スタイルを実線に設定し、さらに線幅プロファイル 1 を使用して作成した線

  1. ツールパネルで線幅ツール  を選択します。
  2. 線幅ツールを選択して、線の上にマウスポインターを移動します。これにより、線幅ポイントと幅ハンドルが表示されます。また、ツールの外観が  に変わり、線幅ツールがアクティブになって可変線幅が線に適用できることを示します。
(A)線幅ポイント (B)幅ハンドル

  1. 線幅ツールでポイントを選択して、線幅ハンドルを外側にドラッグします。

 線幅のサイズは、線幅ポイントの両側 100 pixel に制限されます。

外側にドラッグして線幅を追加

  1. 可変線幅が線に追加されたことを確認できます。線幅ツールを選択して、線の上にマウスポインターを移動すると、新しい線幅ポイントと幅ハンドルが表示されます。
可変線幅が線に追加され、線幅ポイントと幅ハンドルがハイライト表示される

線に適用した可変線幅の移動またはコピー

線に作成した線幅ポイントを移動またはコピーできます。これは実質的に、線に適用した可変線幅を移動またはコピーできるということです。線幅ポイントを移動するには、次の操作を行います。

  1. ツールパネルで線幅ツール  を選択します。
  2. 線の上にマウスポインターを移動して既存の線幅ポイントを表示し、移動したい線幅ポイントを選択します。 
  3. 線に沿って線幅ポイントをドラッグします。

 線幅ポイントの移動は、両隣の線幅ポイントまでに制限されます。

線幅ポイントの移動

  1. 線幅ポイントが新しい位置に移動され、それに応じて線が変更されます。
線幅ポイントが新しい位置に移動される

線幅ポイントをコピーするには、次の操作を行います。

  1. ツールパネルで線幅ツール  を選択します。
  2. 線の上にマウスポインターを移動して既存の線幅ポイントを表示し、コピーしたい線幅ポイントを選択します。
  3. Alt(Mac の場合は Option)キーを押しながら、線に沿って線幅ポイントをドラッグして、選択した線幅ポイントをコピーします。

 線幅ポイントの移動は、両隣の線幅ポイントまでに制限されます。

線幅ポイントのコピー

  1. 線幅ポイントがコピーされます。また、それに応じて線が変更されます。
線幅ポイントがコピーされる

線の可変線幅の変更

任意の線幅ポイントで線の可変線幅を変更すると、線幅ポイントの両側に均等に線を拡大または縮小します。ただし、線幅ポイントの片側だけ線幅を変更したい場合は、次の操作を行います。
  1. ツールパネルで線幅ツール  を選択します。
  2. 線の上にマウスポインターを移動して既存の線幅ポイントを表示し、変更したい幅ハンドルの端から線幅ポイントを選択します。 
  3. Alt(Mac の場合は Option)キーを押しながら、線幅ハンドルを外側にドラッグして、選択した線幅ポイントを変更します。
線の幅の変更

  1. 線幅ポイントが移動され、それに応じて線が変更されます。 
線幅ポイントが非対称的に移動され、それに応じて線が変更される

線の可変線幅の削除

線幅ポイントを削除するには、次の操作を行います。

  1. 削除したい線幅ポイントの上にマウスポインターを移動して、選択します。
  2. Backspace キーまたは Delete キーを押して、線幅ポイントを削除します。
線幅ポイントが削除され、線が変更される

線幅ツールのコントロール

次の表は、線幅ツールを操作するときのショートカットキーの一覧です。

線幅のコントロールタスク

キーボードのショートカットキー

縦横比を変更した線幅の作成

Alt キーを押しながらドラッグ (Windows)または Option キー(Mac OS)を押しながらドラッグ

線幅ポイントのコピーの作成

Alt キーを押しながら線幅ポイントをドラッグ (Windows)または Option キー(Mac OS)を押しながら線幅ポイントをドラッグ

パスに沿ってすべてのポイントをコピーして移動

Alt + Shift キー(Windows)または Option + Shift キー(Mac OS)を押しながらドラッグ

複数の線幅ポイントを選択してドラッグ

Shift キーを押しながらドラッグ

選択した線幅ポイントの削除

削除

線幅プロファイルの保存

線幅を定義した後、可変線幅のプロファイルをプロパティインスペクターから保存できます。

  1. 可変線幅を追加した線を選択します。
  2. プロパティインスペクターの線幅ドロップダウンの右にある「+」ボタンをクリックします。
  3. 可変線幅プロファイルダイアログで、「プロファイル名」に入力します。
  4. OK」をクリックします。

 

A) 線幅プロファイルを保存アイコン B) 線幅プロファイルを削除アイコン C) 線幅プロファイルをリセットアイコン

プロパティパネルの線幅プロファイルドロップダウンリストから線幅プロファイルを選択して、線幅プロファイルを選択したパスに適用できます。可変線幅のない線が選択されている場合は、リストに「均等」線幅プロファイルが表示されます。デフォルトの線幅プロファイルを復元するには、「プロファイルを初期化」ボタンをクリックします。

線幅プロファイルの保存は、ステージでデフォルトの線幅プロファイル以外の可変線幅が選択された場合に有効になります。線幅ツールを使用して独自の線プロファイルを作成し、保存できます。線幅プロファイルの削除も同様に、ドロップダウンでカスタムの線幅プロファイルが選択された場合に有効になります。カスタムプロファイルを削除する場合に、このオプションを使用できます。

 プロパティインスペクターでデフォルトの線幅プロファイルを復元すると、保存したカスタムプロファイルが削除されます。保存したカスタムプロファイルをクラウドに同期することもできます。

ライブカラープレビュー

ライブカラープレビュー機能を使用すると、ステージ上にシェイプを描画するときに、線および塗りのカラーが同時に表示されます。これにより、描画するときにシェイプの完成時に近い外観を確認できます。この機能は、Animate で利用できるすべての描画ツールで有効になっています。

また、ライブカラープレビュー機能は Animate の色見本でも有効になっています。これにより、ステージ上で選択したシェイプの線または塗りのカラーの変化を確認できます。目的のカラーの上にマウスポインターを置くことで、色の変化を確認できます。

ライブカラープレビューは次のパネルの色見本で有効になっています。

  • ツールパネル
  • プロパティインスペクター(PI)
  • ステージ PI
  • テキスト PI
  • グリッド
  • ガイド

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