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Animate にビデオを追加する方法

  1. Adobe Animate ユーザーガイド
  2. Animate の概要
    1. Animate の新機能
    2. ビジュアル用語集
    3. Animate の必要システム構成
    4. Animate キーボードショートカット
    5. Animate での複数のファイルタイプの取り扱い
  3. アニメーション
    1. Animate のアニメーションの基本
    2. Animate でフレームとキーフレームを使用する方法
    3. Animate でのフレームアニメーション
    4. Animate でのクラシックトゥイーンアニメーションの操作方法
    5. ブラシツール
    6. モーションガイド
    7. モーショントゥイーンと ActionScript 3.0
    8. モーショントゥイーンアニメーションについて
    9. モーショントゥイーンアニメーション
    10. モーショントゥイーンアニメーションの作成
    11. プロパティキーフレームの使用
    12. トゥイーンを使用した位置のアニメーション化
    13. モーションエディターを使用したモーショントゥイーンの編集
    14. トゥイーンアニメーションのモーションパスの編集
    15. モーショントゥイーンの操作
    16. カスタムイージングの追加
    17. モーションプリセットの作成と適用
    18. アニメーションのトゥイーンスパンの設定
    19. XML ファイルとして保存したモーショントゥイーンの操作
    20. モーショントゥイーンとクラシックトゥイーン
    21. シェイプトゥイーン
    22. Animate のボーンツールアニメーションの使用
    23. Animate でのキャラクターリグの操作
    24. Adobe Animate でのマスクレイヤーの使用
    25. Animate でのシーンの操作
  4. インタラクティブ機能
    1. Animate でのボタンの作成
    2. 他のドキュメントタイプ形式への Animate プロジェクトの変換
    3. Animate での HTML5 Canvas ドキュメントの作成およびパブリッシュ
    4. Animate のコードスニペットを使用したインタラクティブ機能の追加
    5. カスタム HTML5 コンポーネントの作成
    6. HTML5 Canvas でのコンポーネントの使用
    7. カスタムコンポーネントの作成例
    8. カスタムコンポーネントのコードスニペット
    9. ベストプラクティス - Animate を使用した広告
    10. バーチャルリアリティの作成と公開
  5. ワークスペースとワークフロー
    1. ペイントブラシの作成と管理
    2. HTML5 Canvas ドキュメントでの Google フォントの使用
    3. Creative Cloud ライブラリと Adobe Animate の使用
    4. Animate のステージとツールパネルの使用
    5. Animate ワークフローとワークスペース
    6. HTML5 Canvas ドキュメントでの Web フォントの使用
    7. タイムラインと ActionScript
    8. 複数のタイムラインの操作
    9. 環境設定
    10. Animate オーサリングパネルの使用
    11. Animate でのタイムラインレイヤーの作成
    12. モバイルアプリおよびゲームエンジン用アニメーションの書き出し
    13. オブジェクトの移動とコピー
    14. テンプレート
    15. Animate での検索と置換
    16. 取り消し、やり直し、ヒストリーパネル
    17. キーボードショートカット
    18. Animate でのタイムラインの使用
    19. HTML 拡張機能の作成
    20. 画像とアニメーション GIF の最適化オプション
    21. 画像および GIF の書き出し設定
    22. Animate のアセットパネル
  6. マルチメディアとビデオ
    1. Animate のグラフィックオブイジェクトの変形と組み合わせ
    2. Animate でのシンボルインスタンスの作成と操作
    3. 画像トレース
    4. Adobe Animate でのサウンドの使用方法
    5. SVG ファイルの書き出し
    6. Animate で使用するビデオファイルの作成
    7. Animate にビデオを追加する方法
    8. Animate でのオブジェクトの描画および作成
    9. 線とシェイプの変更
    10. Animate CC での線、塗り、グラデーション
    11. Adobe Premiere Pro と After Effects の使用
    12. Animate CC のカラーパネル
    13. Animate で Flash CS6 ファイルを開く
    14. Animate でのクラシックテキストの操作
    15. Animate へのアートワークの挿入
    16. Animate に読み込まれたビットマップ
    17. 3D グラフィック
    18. Animate でのシンボルの操作
    19. Adobe Animate での線とシェイプの描画
    20. Animate でのライブラリの使用
    21. サウンドの書き出し
    22. Animate CC でのオブジェクトの選択
    23. Animate での Illustrator AI ファイルの操作
    24. ブレンドモードの適用
    25. オブジェクトの配置
    26. コマンドメニューを使用したタスクの自動化
    27. 多言語テキスト
    28. Animate でのカメラの使用
    29. グラフィックフィルター
    30. サウンドと ActionScript
    31. 描画の環境設定
    32. ペンツールを使用した描画
  7. プラットフォーム
    1. 他のドキュメントタイプ形式への Animate プロジェクトの変換
    2. カスタムプラットフォームサポート
    3. Animate での HTML5 Canvas ドキュメントの作成およびパブリッシュ
    4. WebGL ドキュメントの作成とパブリッシュ
    5. AIR for iOS 用アプリケーションのパッケージ化
    6. AIR for Android アプリケーションのパブリッシュ
    7. デスクトップ用 Adobe AIR のパブリッシュ
    8. ActionScript パブリッシュ設定
    9. ベストプラクティス - アプリケーションでの ActionScript の整理
    10. Animate での ActionScript の使用
    11. Animate ワークスペースのアクセシビリティ
    12. スクリプトの記述と管理
    13. カスタムプラットフォームサポートの有効化
    14. カスタムプラットフォームサポートの概要
    15. カスタムプラットフォームサポートプラグインの操作
    16. ActionScript 3.0 のデバッグ
    17. カスタムプラットフォームサポートの有効化
  8. 書き出しとパブリッシュ
    1. Animate CC からファイルを書き出す方法
    2. OAM パブリッシング
    3. SVG ファイルの書き出し
    4. Animate によるグラフィックとビデオの書き出し
    5. AS3 ドキュメントのパブリッシュ
    6. モバイルアプリおよびゲームエンジン用アニメーションの書き出し
    7. サウンドの書き出し
    8. ベストプラクティス - モバイルデバイス向けのコンテンツ作成のヒント
    9. ベストプラクティス - ビデオ規則
    10. ベストプラクティス - SWF アプリケーションのオーサリングガイドライン
    11. ベストプラクティス - FLA ファイルの構造化
    12. FLA ファイルを Animate 向けに最適化するベストプラクティス
    13. ActionScript パブリッシュ設定
    14. Animate のパブリッシュ設定の指定
    15. プロジェクターファイルの書き出し
    16. 画像とアニメーション GIF の書き出し
    17. HTML パブリッシュ用テンプレート
    18. Adobe Premiere Pro と After Effects の使用
    19. アニメーションのクイック共有とパブリッシュ
  9. トラブルシューティング
    1. 解決済みの問題
    2. 既知の問題

 

Animate には、ビデオを Animate ドキュメントに組み込んで再生できるようにするための様々な方法が用意されています。

始める前に

Animate でビデオを組み込む作業を開始する前に、次の情報を理解しておくことが重要です。

  • Animate では特定のビデオ形式のみ再生できます。

    対応している形式は、FLV、F4V および MPEG ビデオです。異なる形式のビデオを変換する方法については、Animate で使用するビデオの作成を参照してください。

  • 別のアプリケーションである Adobe Media Encoder(Animate に付属)を使用すると、他のビデオ形式を F4V に変換できます。使用方法については、Animate で使用するビデオの作成を参照してください。

  • Animate にビデオを追加するには、状況に応じて様々な方法があります。例えば、次のような方法があります。

  • Animate に内蔵されたビデオの読み込みウィザードを使用します。それには、ファイル/読み込み/ビデオの読み込みを選択します。

  • FLVPlayback コンポーネントを使用します。この方法では、Animate ファイル内で再生するビデオを、最も簡単な方法ですばやく作成できます。

    使用方法については、Web サーバーを使用したビデオのプログレッシブダウンロードを参照してください。

ビデオを Animate で使用する各種の方法

Animate 内でビデオを使用するには、次のような方法があります。

  • Web サーバーからのプログレッシブダウンロード

    この方法では、ビデオファイルは、Animate ファイルや生成された SWF ファイルの外に置かれます。したがって、SWF ファイルのサイズは小さくなります。これが、Animate でビデオを使用する最も一般的な方法です。

  • Adobe Media Server によるビデオのストリーミング

    この方法でも、ビデオファイルは Animate ファイルの外に置かれます。Adobe Media Streaming Server を使用すると、ビデオコンテンツをセキュリティで保護しながらストリーミングビデオをスムーズに再生できます。

  • Animate ファイル内への直接のビデオデータ埋め込み

    この方法では Animate ファイルが非常に大きくなるので、短いビデオクリップの場合にのみお勧めします。使用方法については、Animate ファイル内へのビデオの埋め込みを参照してください。

Web サーバーを使用したビデオのプログレッシブダウンロード

プログレッシブダウンロードを使用すると、作成する FLVPlayback コンポーネントまたは ActionScript を使って外部の FLV または F4V ファイルを SWF ファイルにロードし、実行時に再生することができます。

ビデオファイルは他の Animate コンテンツとは別の外部コンテンツとして保持されるので、SWF ファイルを再パブリッシュせずにビデオコンテンツを更新することも比較的容易に行えます。

プログレッシブダウンロードを使用すると、タイムラインへのビデオの埋め込みに比べて次のような利点が得られます。

  • オーサリング中に、Animate コンテンツの一部またはすべてをプレビューまたはテストするには、SWF ファイルのみをパブリッシュするだけで済みます。その結果、プレビューが高速になり、テスト作業を繰り返す際の所要時間が短縮されます。

  • 再生中に、最初のセグメントがダウンロードされ、ローカルコンピューターのディスクドライブにキャッシュされると、すぐにビデオの再生が開始されます。

  • 実行時には、ビデオファイルはコンピューターのディスクドライブから SWF ファイルにロードされ、ビデオのファイルサイズまたは継続時間の制限はありません。オーディオの同期に関する問題やメモリの制約もありません。

  • ビデオファイルのフレームレートと SWF ファイルのフレームレートを同じにする必要はないので、Animate オーサリングでの柔軟性が増します。

プログレッシブダウンロードのためのビデオの読み込み

ローカルのコンピューターに格納されたビデオファイルを FLA ファイルに読み込んだ後、そのビデオファイルをサーバーにアップロードします。Animate でプログレッシブダウンロードのためにビデオを読み込むことは、実際には、そのビデオへの単なる参照を追加することを意味します。Animate では、この参照を使用して、ローカルコンピューター上または Web サーバー上にある目的のビデオファイルが特定されます。

標準の Web サーバー、Adobe Media Server(AMS)または Flash Video Streaming Service(FVSS)にアップロード済みのビデオファイルを読み込むこともできます。

  1. ファイル/読み込み/ビデオの読み込みを選択して、現在の Animate ドキュメントにビデオクリップを読み込みます。

    ビデオの選択ウィンドウ
    ビデオの選択ウィンドウ

  2. 読み込むビデオクリップを選択します。ローカルコンピューターにあるビデオクリップか、Web サーバーまたは Adobe Media Server に既にアップロードされているビデオの URL を入力するかを選択できます。

    • ローカルコンピューターにあるビデオを読み込む場合は、「外部ビデオを再生コンポーネントと共にロードする」を選択します。

    • Web サーバー、Adobe Media Server または Flash Video Streaming Service のいずれかに既にデプロイされているビデオを読み込むには、「Web サーバー、Flash ビデオストリーミングサービス、または Adobe Media Server からのストリームにデプロイ済み」を選択して、ビデオクリップの URL を入力します。

     Web サーバーにあるビデオクリップの URL は、http 通信プロトコルを使用します。Adobe Media Server または Flash Video Streaming Service の URL は、RTMP 通信プロトコルを使用します。

  3. ビデオクリップのスキンを選択します。 

    ビデオクリップのスキンを選択します
    ビデオクリップのスキンを選択します

    次のいずれかを選択できます。

    • なし」を選択し、FLVPlayback コンポーネントでスキンを使用しない。

    • 事前に定義されている FLVPlayback コンポーネントスキンの 1 つを選択する。Animate は同一のフォルダーに FLA ファイルとしてスキンをコピーします。

     作成中のドキュメントが AS2 または AS3 のどちらをベースにした Animate ドキュメントであるかによって、FLVPlayback コンポーネントのスキンは多少異なります。

    • スキンのある Web サーバーの URL を入力し、ユーザー独自のデザインのカスタムスキンを選択する。

     リモートから呼び出したカスタムスキンを使用するよう選択した場合、ステージ上でのビデオのライブプレビューが使用できなくなります。

  4. ビデオの読み込みウィザードは、ビデオ再生をローカルでテストするために使用できるステージ上で FLVPlayback ビデオコンポーネントを作成します。Animate ドキュメントの作成を完了し、SWF ファイルとビデオクリップをデプロイする場合は、ビデオをホストする Web サーバーまたは Adobe Media Server に次のアセットをアップロードします。

    • ビデオクリップのローカルコピーを使用している場合、ビデオクリップをアップロードする(これは選択したソースビデオクリップ(.flv 拡張子)と同じフォルダーにある)。

     Animate では、FLV ファイルまたは F4V ファイルへの相対パス(SWF ファイルに対する相対パス)が使用されるので、サーバー上で使用しているのと同じディレクトリ構造をローカルで使用できます。そのビデオが、ビデオをホストする FMS または FVSS に既にデプロイされている場合は、このステップを省略することができます。

    • ビデオスキン(スキンの使用を選択した場合)

      事前に定義されたスキンを使用するため、Animate によって、そのスキンが FLA ファイルと同じフォルダーにコピーされます。

    • FLVPlayback コンポーネント

      FLVPlayback コンポーネントの「URL」フィールドを編集してビデオのアップロード先の Web サーバーまたは Adobe Media Server にするには、コンポーネントインスペクター(ウィンドウ/コンポーネントインスペクター)を使用して contentPath パラメーターを編集します。

Adobe Media Server によるビデオのストリーミング

Adobe Media Server は、Flash Player および AIR に対してリアルタイムでメディアをストリーミング配信します。帯域幅検出機能により、実際にユーザーが使用できる帯域幅に適したビデオまたはオーディオコンテンツを配信できます。

Adobe Media Server によるビデオのストリーミング配信には、埋め込みビデオやプログレッシブダウンロードのビデオと比べて次のようなメリットがあります。

  • ビデオの再生が、他の方法でビデオを組み込む場合よりも早く開始されます。

  • ストリーミングでは、クライアントのメモリ容量やディスク容量をあまり多く必要としません。これは、クライアントがファイル全体をダウンロードする必要がないためです。

  • ネットワークリソースがより効率的に使用されます。これは、ビデオのうち表示する部分だけがクライアントに送信されるためです。

  • メディア配信のセキュリティが高くなります。これは、ストリーミング時にはメディアがクライアントのキャッシュに保存されないためです。

  • ビデオのストリーミングは、追跡、報告、および記録の機能に優れています。

  • ストリーミングでは、ライブのビデオおよびオーディオプレゼンテーションを配信したり、Web カメラまたはデジタルビデオカメラからビデオをキャプチャすることができます。

  • Adobe Media Server を使用すると、ビデオチャット、ビデオメッセージおよびビデオ会議アプリケーション用に、複数の方法および複数ユーザーのストリーミングが可能になります。

  • サーバーサイドスクリプトを使ってビデオストリームおよびオーディオストリームを制御することで、サーバーサイド再生リストの作成、ストリームの同期、およびクライアントの接続速度に応じた、よりインテリジェントな配信オプションを実現できます。

Adobe Media Server について詳しくは、www.adobe.com/go/flash_media_server を参照してください。

Flash Video Streaming Service について詳しくは、www.adobe.com/go/learn_fvss_jp を参照してください。

Animate ファイル内へのビデオファイルの埋め込み

ビデオファイルを埋め込むと、すべてのビデオファイルデータが Animate ファイルに追加されます。この結果、Animate ファイルと SWF ファイルのサイズが格段に大きくなります。ビデオは、タイムラインフレームに示される個別のビデオフレームを確認できるタイムラインに配置されます。各ビデオフレームはタイムライン内のフレームによって表されるので、ビデオクリップと SWF ファイルのフレームレートを同じレートに設定する必要があります。SWF ファイルと埋め込まれたビデオクリップで異なるフレームレートを使用すると、ビデオ再生に一貫性がなくなります。

メモ:可変のフレームレートを使用するには、プログレッシブダウンロードまたは Adobe Media Server を使用してビデオをストリーミングします。これらの方法のいずれかを使用してビデオファイルを読み込む場合、FLV または F4V ファイルにはデータがすべて含まれ、SWF ファイルに含まれている他のすべてのタイムラインフレームレートとは異なるフレームレートで実行されます。

埋め込みビデオは、再生時間が 10 秒未満の小さいビデオクリップに最適です。再生時間が長いビデオクリップを使用する場合は、プログレッシブダウンロードされるビデオ、または Adobe Media Server を使ったビデオのストリーミングを検討してください。

埋め込みビデオには、次のような制限があります。

  • 生成される SWF ファイルが非常に大きくなると、問題が発生する可能性があります。Flash Player では、埋め込みビデオが含まれた大きい SWF ファイルをダウンロードして再生しようとすると、多くのメモリが予約され、このために Flash Player でエラーが発生する可能性があります。

  • 長いビデオファイル(長さが 10 秒以上)の場合は、ビデオクリップのビデオ部分とオーディオ部分の間で同期の問題がしばしば発生します。この場合、時間と共にオーディオトラックはビデオと合わなくなり、望ましくない結果となります。

  • SWF ファイルに埋め込まれたビデオを再生するには、ビデオ再生を開始する前に、ビデオ全体をダウンロードする必要があります。非常に大きいビデオファイルを埋め込む場合は、SWF ファイルのすべての内容をダウンロードし、再生が開始されるまでに長い時間がかかることがあります。

  • ビデオクリップを読み込んだ後は編集できません。代わりに、ビデオファイルを再編集および再読み込みする必要があります。

  • SWF ファイルを Web 経由でパブリッシュする場合、ビデオ再生を開始する前に、ビデオ全体をユーザーのコンピューターにダウンロードする必要があります。

  • 実行時には、ビデオ全体が再生コンピューターのローカルメモリに収まっている必要があります。

  • 読み込まれるビデオファイルの長さが 16000 フレームを超えることはできません。

  • ビデオのフレームレートと Animate のタイムラインのフレームレートが一致している必要があります。埋め込みビデオのフレームレートに一致するように Animate ファイルのフレームレートを設定します。

タイムライン上で再生ヘッドをドラッグ(スクラブ)することで、埋め込みビデオのフレームをプレビューできます。ビデオサウンドトラックはスクラブ中には再生されないことに注意してください。ビデオをサウンド付きでプレビューするには、「ムービープレビュー」コマンドを使用します。

Animate ファイル内へのビデオの埋め込み

  1. ファイル/読み込み/ビデオの読み込みを選択して、現在の Animate ドキュメントにビデオクリップを読み込みます。

  2. 次のいずれかのオプションを選択します。

    外部ビデオを再生コンポーネントと共にロードする:ビデオを読み込み、FLVPlayback コンポーネントのインスタンスを作成してビデオ再生を制御します。

    SWF に FLV を埋め込み、タイムラインで再生する:Animate ドキュメントに FLV を埋め込み、タイムラインに配置します。

    H.264 ビデオをタイムラインに埋め込み:Animate ドキュメントに H.264 ビデオを埋め込みます。このオプションを使用してビデオを読み込む場合、そのビデオをステージ上に配置し、デザイン時にアニメーション用のガイドとして使用します。ビデオのフレームは、タイムラインをスクラブするか再生したときにステージ上にレンダリングされます。関連するフレームのオーディオも再生されます。

     ガイドレイヤー上にも非表示レイヤー上にもない H264 ビデオコンテンツを含む FLA ファイルをパブリッシュしようとすると、パブリッシュ先のプラットフォームが埋め込み H.264 ビデオをサポートしていないことを示す警告メッセージが表示されます。

  3. 「参照」をクリックし、コンピューターにあるビデオファイルを選択して「次へ」をクリックします。

    オプション:Adobe Media Encoder をコンピューターにインストールしていて、Adobe Media Encoder を使用してビデオを別の形式に変換する場合は、「ビデオを変換」をクリックします。

  4. ビデオを埋め込むシンボルタイプを選択します。

    シンボルタイプを選択します
    シンボルタイプを選択します

    埋め込みビデオ

    タイムラインで直線的に再生されるビデオクリップを使用する場合は、タイムラインにビデオを読み込むのが最も適切な方法です。

    ムービークリップ

    コンテンツを最もよく制御できるので、ムービークリップインスタンス内にビデオを配置することをお勧めします。ビデオのタイムラインはメインタイムラインとは独立して再生されます。これで、ビデオのためにメインタイムラインのフレーム数を拡張する必要がなくなります。フレーム数が増えると、FLA ファイルの操作が困難になることがあります。

    グラフィック

    ビデオクリップをグラフィックシンボルとして埋め込むと、ActionScript を使用してビデオを操作できなくなります。通常、静止画にはグラフィックシンボルを使用し、メインタイムラインに連動した再利用可能なアニメーションを作成します。

  5. ビデオクリップは、ステージ(およびタイムライン)に直接読み込むか、ライブラリアイテムとして読み込みます。

    デフォルトでは、読み込むビデオは Animate によってステージ上に配置されます。ライブラリのみに読み込むには、「ステージ上にインスタンスを配置」をオフにします。

    直線的に進行するナレーションがあり、ほとんどまたはまったくインタラクションのない、単純なビデオプレゼンテーションを作成する場合は、デフォルト設定を使用してビデオをステージに読み込みます。より動的なプレゼンテーションを作成するには、複数のビデオクリップを操作するか、ActionScript を使って動的なトランジションまたは他のエレメントを追加して、ビデオをライブラリに読み込みます。ビデオクリップがライブラリに読み込まれた後で、ActionScript を使ってより簡単に制御できるムービークリップオブジェクトに変換してカスタマイズします。

    デフォルトでは、埋め込むビデオクリップの再生の長さに合わせて、Animate によりタイムラインが展開されます。

    ビデオファイルにオーディオが含まれていて、オーディオを読み込まない場合は、「オーディオを含める」をオフにします。 

  6. 次へ」をクリックします。確認メッセージを参照して、「終了」をクリックします。

    ビデオの読み込みウィザードによって、ビデオは SWF ファイルに埋め込まれます。選択した埋め込みオプションに応じて、ビデオはステージ上またはライブラリに表示されます。

    ビデオの読み込みの終了ダイアログ
    ビデオの読み込みの終了ダイアログ

  7. プロパティインスペクター(ウィンドウ/プロパティ)で、ビデオクリップにインスタンス名を付け、ビデオクリップのプロパティに変更を加えます。

    ビデオクリップのインスタンス名
    ビデオクリップのインスタンス名

ライブラリへのビデオファイルの読み込み

FLV、F4V または H.264 ビデオを読み込むには、読み込み/ビデオの読み込みまたはライブラリに読み込みコマンドを使用します。

外部ソースから動的に FLV または F4V ファイルを読み込む独自のビデオプレーヤーを作成するには、ムービークリップシンボル内にビデオを配置します。動的に FLV または F4V ファイルを読み込む場合は、ビデオファイルの実際のサイズに合わせてムービークリップのサイズを調整し、ムービークリップを拡大および縮小することでビデオを拡大および縮小します。

 コンテンツを最も柔軟に制御できるように、ビデオをムービークリップ内に配置することをお勧めします。ビデオのタイムラインはメインタイムラインとは独立して再生されます。これで、ビデオのためにメインタイムラインのフレーム数を拡張する必要がなくなります。フレーム数が増えると、FLA ファイルの操作が困難になることがあります。

  1. FLV、SWF または F.264 ビデオファイルをライブラリに読み込むには、次のいずれかの操作をします。

    • ファイル/読み込み/ライブラリに読み込みを選択します。

    • ライブラリパネルで既存のビデオクリップを選択し、ライブラリパネルメニューから「プロパティ」を選択します。ビデオファイルを右クリックして、ポップアップメニューからプロパティを選択することもできます。「読み込み」をクリックします。読み込むファイルを指定して、「開く」をクリックします。

    「ライブラリに読み込み」オプション
    「ライブラリに読み込み」オプション

ビデオクリップのプロパティの変更

プロパティインスペクターでは、ステージ上の埋め込みビデオクリップのインスタンスを変更し、そのインスタンスにインスタンス名を割り当てて、ステージでの幅、高さ、および位置を変更できます。また、ビデオクリップのインスタンスを入れ替えること、つまり他のシンボルを割り当てることもできます。インスタンスに異なるシンボルを割り当てると、ステージに異なったインスタンスが表示されますが、その他のインスタンスプロパティ(サイズ、基準点など)はまったく変更されません。

各ビデオのプロパティダイアログボックスでは、次の操作が行えます。

  • 読み込まれたビデオクリップに関する情報(名前、パス、作成日、ピクセルサイズ、長さ、およびファイルサイズなど)を確認します。

  • ビデオクリップ名を変更します。

  • ビデオクリップを更新します(ビデオクリップを外部エディターで変更した場合)。

  • FLV または F4V ファイルを読み込み、選択したクリップを置き換えます。

  • ビデオクリップを FLV または F4V ファイルとして書き出します。

プロパティインスペクターでのビデオインスタンスプロパティの変更

  1. ステージで、埋め込みビデオクリップまたはリンクされたビデオクリップのインスタンスを選択します。
  2. ウィンドウ/プロパティを選択し、次のいずれかの操作を行います。

    • プロパティインスペクターの左側の「名前」テキストフィールドに、インスタンス名を入力します。

    • ビデオインスタンスのサイズを変更するには、「W」と「H」に値を入力します。

    • ステージ上でのインスタンスの左上隅の位置を変更するには、「X」と「Y」に値を入力します。

    • 「入れ替え」をクリックします。現在インスタンスに割り当てられているクリップを置き換えるビデオクリップを選択します。

     埋め込みビデオクリップは、別の埋め込みビデオクリップとだけ入れ替えることができます。また、リンクされたビデオクリップは、リンクされた別のビデオクリップとだけ入れ替えることができます。

各ビデオのプロパティダイアログボックスでのビデオクリッププロパティの表示

  1. ライブラリパネルでビデオクリップを選択します。
  2. ライブラリパネルメニューから「プロパティ」を選択するか、ライブラリパネルの下部にある「プロパティ」ボタンをクリックします。ビデオのプロパティダイアログボックスが表示されます。

ビデオへの新しい名前の割り当て、ビデオの更新、置き換え

  1. ライブラリパネルでビデオクリップを選択し、ライブラリパネルメニューから「プロパティ」を選択します。
  2. 次のいずれかの操作を行います。

    • 新しい名前を割り当てるには、「名前」テキストフィールドに名前を入力します。

    • ビデオを更新するには、更新するビデオファイルを選択して「開く」をクリックします。

    • ビデオを置き換えるには、「読み込み」をクリックし、現在のクリップと置き換える FLV、F4V または H.264 ファイルを探して「開く」をクリックします。

タイムラインを使用したビデオ再生の制御

埋め込みビデオファイルの再生を制御するには、ビデオを含むタイムラインを制御します。例えば、メインタイムライン上で再生されているビデオを一時停止するには、そのタイムラインをターゲットとする stop() アクションを呼び出します。同様に、シンボルのタイムラインの再生を制御することによって、そのムービークリップシンボルのビデオオブジェクトを制御することができます。

ムービークリップに読み込んだビデオオブジェクトに適用できるアクションは、goToplaystoptoggleHighQualitystopAllSoundsgetURLFScommandloadMovieunloadMovieifFrameLoaded、および onMouseEvent です。アクションをビデオオブジェクトに適用するには、まずビデオオブジェクトをムービークリップに変換します。

カメラからのビデオストリームをライブで表示するには、ActionScript を使用します。まず、ステージ上にビデオオブジェクトを配置して、ライブラリパネルメニューから「新規ビデオ」を選択します。ビデオオブジェクトにビデオストリームを割り当てるには、Video.attachVideo アクションを使用します。

ActionScript 2.0 リファレンスガイド』の「Video および attachVideo(Video.attachVideo メソッド)」および『ActionScript 3.0 リファレンスガイド』の「fl.video」も参照してください。

ソースファイルの編集後の埋め込みビデオの更新

  1. ライブラリパネルでビデオクリップを選択します。
  2. プロパティ」を選択して「更新」をクリックします。

    埋め込みビデオクリップが編集済みのファイルに更新されます。ビデオクリップを最初に読み込んだときに選択した圧縮設定が、更新されたクリップに再度適用されます。

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2025 年 2 月 13 日
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