任意の表示で右下隅のカメラアイコンをタップし、アプリ内蔵カメラをオンにします。
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Lightroom のアプリ内蔵カメラを使用して、サポートされているデバイスで DNG および HDR 写真を撮影し、プロモードでシャッタースピード、フォーカス、フラッシュなどの設定を調整します。
Android ベースのタブレットデバイスでは、撮影モジュールは使用できません。
アプリ内蔵カメラに高速にアクセス
アプリ内蔵カメラは、次のいずれかの方法で起動できます。
アプリのショートカット
- Lightroom mobile(Android)のバージョン 3.2 以降では、Android のバージョン 7.1.1 以降を実行するデバイス用にアプリのショートカット機能が追加されています。ただし、Android デバイスでのこの機能のサポートは、モバイルデバイスの製造元で有効化または設定されます。
- アプリのショートカットにアクセスするには、少なくとも 1 回 Lightroom アプリを起動する必要があります。
デバイスのホーム画面で、Lightroom アプリアイコンを長押しして、次のショートカットにアクセスします。
- 自分撮りデバイスの前面カメラを使用するアプリ内のカメラモジュールを起動します。
- Lightroom Cameraデバイスの背面カメラを使用するアプリ内のカメラモジュールを起動します。
- 写真を追加デバイスのフォトギャラリーから画像を選択および追加できる読み込みインターフェイスを起動します。
Lightroom Camera ウィジェット
携帯端末のホーム画面に Lightroom Camera ウィジェット を追加できます。Lightroom Camera ウィジェットをタップすると、Lightroom のアプリ内蔵カメラに直接移動します。
撮影設定
()アイコンをタップして、設定を表示します。
ボリュームキー機能
アプリ内蔵カメラにアクセスする際に使用できるデバイスのボリュームキーに機能を割り当てます。タップして、なし、露光量補正、撮影、またはズームを選択します。
画面の明るさを最大にする
オンにして、撮影モード中のデバイス画面の明るさを最大に設定します。
写真にジオタグを付ける
オンにして、撮影した写真の EXIF メタデータ内の位置情報のタグ付けを許可します。
ツールチップ
オンにして、撮影モード中にツールチップを有効にします。撮影インターフェイスで()アイコンが表示されたらタップして、ツールチップを表示できます。
未処理の HDR を保存
この設定は HDR モードでのみ使用できます。オンにして、処理済み RAW HDR 写真の他に未処理の元の写真も保存できます。
デバイスに元の画像を保存
デバイスに、撮影した元の画像のコピーを保存します。
自動モードでの写真の撮影
A. RAW/JPEG 撮影のオプション B. カメラ内蔵フラッシュのオプション C. 前面カメラに切り替え D. ビューファインダーオーバーレイのオプション E. 追加の撮影設定 F. 撮影オプションの切り替え G. プリセット H. 露光量補正のロック I. 撮影ボタン J. 撮影モード(自動) K. 最後に撮影した写真のプレビュー L. 「切り抜き縦横比」オプション M. トリガータイマーのオプション N. 撮影インターフェイスを閉じる
カメラ内蔵フラッシュのオプションの設定
アイコンをタップして、フラッシュオプションバーを切り替えます。
AUTO(初期設定)
外部の光源条件に基づき、デバイスのフラッシュが自動的に「オン」または「オフ」になります。これは初期設定のフラッシュオプションで、汎用設定に適しています。
オン(強制フラッシュ)
撮影のたびにデバイスのフラッシュが「オン」になります。
オフ(フラッシュ無効)
撮影のたびにデバイスのフラッシュが「オフ」になります。
ピンチしてズーム
ビューファインダー画面でピンチジェスチャーを使用して、カメラのズームを開始できます。
- ズームインするには、外側に広げるジェスチャーを使用します。
- ズームアウトするには、ピンチジェスチャーを使用します。
写真に適用されるズームは、本質的に非破壊であるため、写真の編集中にズーム前の元のサイズにいつでも戻すことができます。
タップしてフォーカス
Lightroom のアプリ内蔵カメラを使用して写真を撮影する際に、カメラのレンズは実際のシーンに自動フォーカスします(初期設定)。ただし、焦点を前景ではなく、背景にある被写体などの特定の領域に正確に合わせたい場合には、その領域にレンズの焦点を手動で合わせることもできます。
実行するには、以下の手順に従います。
- ビューファインダー画面をタップして、その領域の鮮明な画像を表示します。
- タップすると、ボックスオーバーレイが表示され、レンズが焦点を合わせている場所が示されます。
RAW 写真の撮影
バージョン 2.0 以降、Adobe Photoshop Lightroom mobile は、Android バージョン 5.0(Lollipop)以降を実行している DNG RAW 画像の撮影をサポートしています。ただしこの機能は、DNG RAW 画像の撮影をサポートしているデバイスのみで使用できます。DNG 撮影のサポートは、デバイスの製造元で有効化/設定されます。
RAW 撮影:カメラモジュールで、ビューファインダーの上部にある撮影ファイル形式バッジ(初期設定は DNG)をタップし、次に DNG を選択します。これで、Digital Negative(DNG)RAW 形式で写真を撮影できるようになります。
デバイスが DNG 撮影をサポートしているか確認するには:
- 最初 Lightroom アプリの最新バージョンがモバイルデバイスにインストールされていることを確認します。
- アルバム表示で、画面の左上隅にある()アイコンをタップしてサイドバーメニューを表示します。
- メニューで、デバイス情報とストレージ/デバイス情報をタップします。
- DNG 撮影のサポート で「はい」または「いいえ」のどちらが表示されているかを確認します。「はい」が表示されている場合は、アプリ内蔵カメラを使用して RAW 画像の撮影ができます。
ビューファインダーオーバーレイを使用した写真の構成
オーバーレイは、写真の構成に役立ちます。
アイコンをタップして、オーバーレイオプションを切り替えます。
初期設定では、オーバーレイはオフになっています。
三分割
撮影対象の領域または三分割の接合点を整列します。
ニ分割
撮影対象の領域またはニ分割の接合点で整列します。
黄金比
撮影対象の領域または黄金比に基づいているファイグリッドの接合点で整列します。
レベルオーバーレイ
デバイスのセンサーを使用して、横向きの写真の地面にカメラを合わせるか、歪曲収差を回避します。
シュートスループリセット
右下隅の()アイコンをタップして、プリセットを表示します。次のプリセットが用意されています。
- 高コントラスト
- フラット
- 暖色シャドウ
- 高コントラスト白黒
- フラット白黒
プリセットのいずれかを選択して、ライブ撮影に適用します。これにより、撮影する前に写真をプレビューできます。アドビのアプリ内蔵カメラを再度起動すると、最後に使用したプリセットが自動的に初期設定されます。
シュートスループリセットは、OpenGL ES 3.0 以降をサポートしている Android デバイスでのみ使用できます。デバイスでサポートされている OpenGL バージョンを確認するには、アルバム表示の左上にある()アイコンをタップしてサイドバーメニューを表示し、次にデバイス情報とストレージ/ デバイス情報をタップします。
露光量補正の設定
ビューファインダー画面を横方向にスワイプすると、「露光量補正」スライダーが現れます。スライダーをいずれかの方向にドラッグし、適切な露光量レベルを設定します。
露光量補正を現在値でロック:画面右下の アイコンをタップして、露光量補正を現在の値に固定します。アイコンはロック状態を示す黄色に変わり、ロックされている露光量の値も表示されます。
露光量補正のロックができるのは、撮影モードが「自動」のときのみです。
露光量補正スライダーをダブルタップすると、露光の値がゼロに戻ります。
最後に撮影した写真のプレビュー
カメラモジュールで、左下の(最後に撮影した)サムネールをタップすると、撮影済みの最後の写真のプレビューが表示されます。
最後に撮影した写真のサムネールをタップすると、プレビューが表示されます。プレビューをタップすると、カメラビューに戻ります。
異なる切り抜き縦横比で撮影
切り抜き縦横比を表示するには、()アイコンをタップします。次の切り抜き縦横比を使用できます。
- 16:9
- 3:2
- 4:3
- 1:1
任意の縦横比をタップして選択して、ビューファインダーにオーバーレイとして表示します。これにより、撮影前に最適な切り抜き縦横比で写真をプレビューすることができます。
この切り抜きは、本質的に非破壊です。後で写真を編集する際に、切り抜き縦横比を変更することができます。
ディレイ撮影のトリガー
アイコンをタップして、タイマーオプションツールバーを切り替えます。写真撮影前に数秒のディレイを設定できます。撮影時に 2 秒、5 秒または 10 秒のディレイを設定するオプションがあります。初期設定では、タイマーは「オフ」になっています。
ディレイを設定すると、「オフ」にするまで設定されたままになります。
プロフェッショナルモードでの写真の撮影
プロフェッショナルモードでは、シャッタースピード、ISO 感度、焦点距離を手動で調整可能
A. RAW/JPEG 撮影のオプション B. カメラ内蔵フラッシュのオプション C. 前面カメラに切り替え D. ビューファインダーオーバーレイのオプション E. 追加の撮影設定 F. 撮影オプションの切り替え G. プリセット H. 露光量補正のロック I. 撮影ボタン J. 撮影モード(自動) K. 最後に撮影した写真のプレビュー L. 「切り抜き縦横比」オプション M. トリガータイマーのオプション N. 撮影インターフェイスを閉じる
A. RAW/JPEG 撮影のオプション B. カメラ内蔵フラッシュのオプション C. 前面カメラに切り替え D. ホワイトバランスのオプション E. マニュアルフォーカス距離 F. 撮影オプションの切り替え G. プリセット H. 露光量補正のロック I. 撮影ボタン J. 撮影モード(プロ) K. 最後に撮影した写真のプレビュー L. シャッタースピードの設定 M. ISO 感度の設定 N. 撮影インターフェイスを閉じる
バージョン 2.1 以降、Adobe Photoshop Lightroom mobile は、Android バージョン 5.0(Lollipop)以降を実行しているデバイスで、シャッタースピード、ISO 感度、および焦点距離の手動調整をサポートしています。ただし、これらの機能がデバイスで使用できるのは、これらの機能のサポートがデバイスの製造元により有効化および設定されている場合だけです。
シャッタースピードの調整
シャッタースピードは、カメラが露光する時間を調整します。この時間を調整することで、最適なクリエイティブ効果を実現できます。
たとえば、シャッタースピードを遅く設定すれば、動きの速い被写体を撮影して、「モーションぼかし」または「光の軌跡」効果が得られます。同じ被写体の動きを止めて撮影するには、シャッタースピードを速く設定します。
()アイコンをタップして、シャッタースピードスライダーを調整します。シャッタースピードを遅くするには、スライダーを左に移動し、シャッタースピードを速くするには、スライダーを右に移動します。
シャッタースピードを調整すると、ISO 値が自動的に補正され、ISO 値を調整すると、シャッタースピードが自動的に補正されます。これは、写真が暗すぎたり明るすぎたりしないよう、撮影時に調整するためのものです。
ISO 値を「AUTO」にリセットするには、ISO アイコンをダブルタップします。
ISO 値の調整
ISO は、デバイスのカメラの光に対する感度をコントロールするものです。
()アイコンをタップして、ISO スライダーを調整します。ISO 値を低くするには、スライダーを左に移動し、ISO 値を高くするには、スライダーを右に移動します。
ISO 値を高く設定すると、撮影する写真にノイズが発生します。したがって、シャッタースピードを非常に速くしたい場合にのみ、高い ISO 値を使用する必要があります。
ISO 値を「AUTO」にリセットするには、ISO アイコンをダブルタップします。
カメラの焦点距離の調整
この設定を使用して、デバイスのカメラの焦点距離を増減することができます。
()アイコンをタップして、焦点距離スライダーを調整します。焦点距離を下げるには、スライダーを左に移動し、焦点距離を上げるには、スライダーを右に移動します。
プロフェッショナル撮影モードでは、リセットアイコンをタップして、シャッタースピード、ISO 感度、ホワイトバランス、および手動焦点距離を「自動」にリセットします。
手動焦点距離を「自動」にリセットするには、[ ] アイコンをダブルタップします。
ホワイトバランス設定のオプション
プロフェッショナルモードで アイコンをタップして、ホワイトバランスのオプションバーを表示します。
A. ロック状態の自動ホワイトバランス B. 白熱灯 C. 蛍光灯 D. 晴天 E. 曇り
光源条件に従い、AUTO、タングステン、蛍光灯、昼光、曇天またはカスタムをプリセットホワイトバランスオプションから選択できます。
自動ホワイトバランス:これは初期設定のオプションです。
自動ホワイトバランスをロック(Android):中間色のものにカメラを向けてサンプル抽出し、ホワイトバランスをロックします。
ホワイトバランスを「自動」にリセットするには、WB アイコンをダブルタップします。
HDR モードにおける高コントラストのシーンの撮影
現在の最新アップデートでは、HDR モードは Samsung S8、Samsung S8+、Samsung S7、Samsung S7 Edge、Samsung Note 8、Google Pixel、Google Pixel 2、Google Pixel XL、Google Pixel 2 XL、Google Pixel 3、Google Pixel 3 XL および One Plus 5 の各モバイルデバイスのみで使用できます。
テクノロジープレビュー機能としての HDR:以下の仕様に適合する互換性のあるその他の Android モバイルデバイスでは、HDR モードは テクノロジープレビュー機能として使用でき、サイドバーメニューから有効にできます。
- 3 GB 以上の RAM
- Android OS バージョン 6.0(Marshmallow)以降
- アプリのバージョンは「Arm8」です。
- DNG 撮影対応
デバイスで仕様を確認するには、デバイス情報とストレージ/デバイス情報
に移動します。
Lightroom mobile (Android)の内蔵カメラで、HDR モードを使用して、ハイダイナミックレンジ写真を撮影します。
HDR モードで撮影ボタンをトリガーして高コントラストのシーンを撮影すると、Adobe Photoshop Lightroom mobile が自動的にすべての処理をバックグランドで実行して RAW HDR 画像を作成します。
- Adobe Photoshop Lightroom mobile がシーンを分析し、露光量値の適切な範囲を決定して、露光量がブラケットされた複数の画像を撮影します。
- 露光量がブラケットされた画像を自動的に整列して、HDR 画像を撮影する際の難しい手の動きを補います。
- 露光量がブラケットされた画像のゴーストを除去して、撮影したシーン中の自動車、人物、葉などの動く物体を補正します。
- 画像に自動階調を適用し、均一に階調が調整された結合 HDR 画像を作成します。
- 露光量が異なる複数の画像を結合して、32 ビットの浮動小数点形式の DNG ファイルを作成します。これが処理済み RAW HDR 画像となります。
この処理で得られた RAW HDR ファイルは、デスクトップで Lightroom の HDR 結合機能を使用して生成されるファイルの種類と類似しています。Lightroom CC での HDR 結合の詳細については、HDR 写真の結合を参照してください。
生成された RAW HDR ファイルはサイズが大きく、先に説明したように多くのバックグラウンドでの処理を必要とします。したがって、撮影した後、HDR 画像が Lightroom の写真表示や表示グリッドに表示されるまでに多少の時間がかかります。
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撮影インターフェイスで、インターフェイスの左下隅にあるメニューから HDR モードを選択します。
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モバイルデバイスをぶれないように手で持ちながら、撮影ボタンをタップします。1 回の撮影セッションで複数の HDR 画像を撮影できます。
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左上隅にある 閉じるアイコンをタップして撮影インターフェイスを終了し、最後の表示に戻ります。終了すると、Adobe Photoshop Lightroom mobile が撮影した HDR 画像の処理を開始します。
注意:HDR 画像を処理して最終的な RAW HDR 出力を作成することは、GPU の負荷が大きく複雑なコンピューター処理です。したがって、 撮影した後、HDR 画像が Lightroom の写真表示や表示グリッドに表示されるまでに多少の時間がかかります。 処理のステータスを確認するには、()クラウドアイコンをタップして、メニューの見出し撮影済み写真を処理中の下で進捗を見ます。
HDR 処理が完了すると、画像が Adobe Photoshop Lightroom mobile に読み込まれます。
Android デバイスの通知バーには、Adobe Photoshop Lightroom mobile アプリにより進捗状況と完了ステータスについての重要な通知が表示されます。
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これで、処理済みの HDR 画像が Lightroom の写真表示またはグリッド表示に表示されます。
編集用のルーペ表示で任意の HDR 画像を開くと、HDR 画像の名前の末尾に「-hdr」が付いていることが分かります。
iPad または iPhone で Lightroom を使用して写真を撮影する方法については、Lightroom mobile(iOS)での写真の撮影を参照してください。