説明
擬似乱数を生成します。
戻り値
0~1 の範囲の擬似乱数(小数)
カテゴリ
シンタックス
Rand([algorithm])
履歴
- ColdFusion(2023 リリース)アップデート 8 および ColdFusion(2021 リリース)アップデート 14:デフォルトのアルゴリズムが CFMX_COMPAT から SHA1PRNG に変更されました。
- ColdFusion MX 7:algorithm パラメーターが追加されました。
関連項目
パラメーター
パラメーター |
説明 |
---|---|
algorithm |
(オプション)乱数を生成するために使用するアルゴリズムです。ColdFusion では、次のアルゴリズムを使用する暗号ライブラリがインストールされます。
|
使用方法
乱数ジェネレーターのシードを設定するには、この関数を呼び出す前に Randomize 関数を呼び出します。乱数ジェネレーターのシードを設定すると、Rand 関数は常に同じ擬似乱数列を生成します。この動作は、一貫したパターンを再現する必要がある場合に役立ちます。ColdFusion では、JCE(Java Cryptography Extension)を使用し、Sun JCE デフォルトセキュリティプロバイダーを含む Sun Java 1.4.2 ランタイムがインストールされます。このプロバイダーには、「パラメーター」節で示したアルゴリズム(デフォルトのアルゴリズムを除く)が含まれています。JCE フレームワークには、他のプロバイダーを実装するための機能も含まれています。ただし、当社ではサードパーティのセキュリティプロバイダーに対するテクニカルサポートは提供していません。
例
次の例では、3 つのアルゴリズムをすべて使用して、単一の乱数を生成しています。
<cfscript> randAlgorithmArray=["CFMX_COMPAT","SHA1PRNG","IBMSecureRandom"]; for (index=1;index<=arrayLen(randAlgorithmArray);index++){ WriteOutput("#randAlgorithmArray[index]# を使用した場合の乱数値:" & rand(randAlgorithmArray[index]) & " | "); } </cfscript>
出力
CFMX_COMPAT を使用した場合の乱数値 : 0.329643036436 | SHA1PRNG を使用した場合の乱数値:0.383554386687 | IBMSecureRandom を使用した場合の乱数値:0.429820155151 |