デフォルトのテンプレートを使用する方法と、各種ポッドおよびコンポーネントのレイアウトを定義する方法を学習します。
Adobe Connect 12.5 では、デフォルトのテンプレートが新たに追加され、クイズポッド（トレーニングのテンプレート）やチャットパネル（レイアウト非依存型）などの機能を活用できるようになりました。次のセクションでは、新たに追加された 3 種類のテンプレートで採用されたさまざまなレイアウトについて説明しています。
バージョン 12.4 以前で採用されているテンプレートについては、「会議室のレイアウト」をご覧ください。
このデフォルトテンプレートは、ミーティング用に開発されました。デフォルトの会議室テンプレートを使うことも、必要に応じてテンプレートをカスタマイズすることも可能です。
ビデオレイアウト：このレイアウトでは、出席者がビデオフィードを共有すると、カメラからの映像が表示されるように設計されました。ビデオポッドのその他のビューをメニューから確認して、会議中のどのタイミングでもニーズに合わせてビューを選択できます。
共有レイアウト：このレイアウトを使用すると、参加者がコンテンツを共有できるようになります。会議前や会議中に共有ポッドにアップロードしたドキュメント、画像、スライドを共有できます。デスクトップ全体、特定のアプリケーションウィンドウ、カスタムポッドを共有できます。
ディスカッションレイアウト：自由にディスカッションする際には、このレイアウトが便利です。ビデオを共有している参加者すべてにビデオポッドが表示されます。ディスカッションポッドが 2 つ追加され、ディスカッションできそうな賛成意見と反対意見を収集できます。さらに、メモおよびアクション項目ポッドも使用できます。
ブレインストーミングレイアウト：このレイアウトを使うと、参加者が共通のホワイトボードを使って書き込んだり絵を描いたりして、共同作業しやすくなります。大規模な会議で参加者がグルーブごとに特定の分野に特化して集中的にブレインストーミングすることが必要な場合、主催者が小さいグループを作って、小会議室でグループごとに個別に共同作業するように組織できます。
このデフォルトテンプレートは、ウェビナー用に開発されました。デフォルトの会議イベントテンプレートを使うことも、必要に応じてテンプレートをカスタマイズすることも可能です。
ロビーレイアウト：ほとんどの場合、ウェビナー発表チームはセッションが始まるよりもかなり前にログインします。一部の登録済みゲストや参加者も前もって参加する可能性があります。主催者が参加者に会議室への入室を許可すると、参加者はロビーレイアウトでやり取りできます。ウェビナーの詳細共有ポッドには、セッションの詳細を共有する画像（トピック、発言者、経過時間など）が表示されます。予告編ビデオポッドで、コンテンツの一部を使って参加者の意欲を高めることができます。このポッドではビデオだけでなく、Adobe Connect で対応しているあらゆるコンテンツを使えます。
概要レイアウト：定数に達した時点で、ウェビナーを始めることができます。司会者、主催者、プレゼンターがビデオを共有し、参加者を歓迎して、参加者が理解しておくべきハウスキーピング項目について説明します。あるいは、ウェビナー中にやり取りする方法について提案できます。このタイミングで、参加するための利用規約についてユーザーに知らせ、必要に応じて録画を開始します。
プレゼンテーションレイアウト：コンテンツの発表はこのレイアウトから始めます。プレゼンテーションで使用するスライドやドキュメントをセッション前にアップロードすることをお勧めします。チャットパネルがオンになっている場合は、モデレートされた Q&A ポッドがここに表示されます。
画面共有レイアウト：このレイアウトは、プレゼンテーションレイアウトと似ています。レイアウトが分離されているため、ひとつ前のレイアウトで共有していたプレゼンテーションを停止せずに画面共有を切り替えられます。画面共有の完了後に、主催者はプレゼンテーションレイアウトに切り替えて、中断した箇所からプレゼンテーションを再開できます。
終了レイアウト：セッションを終える前にこのレイアウトを使うと、プレゼンテーションで使用したスライドなどの付加的なリソースを参加者と共有できます。Web リンクポッドも採用されているため、ニュースレターの購読、開催予定のウェビナーへの登録、フォローアップ会議のスケジュール設定などのアクションを促すリンクを共有できます。また、ウェビナー終了時の一般的なアンケートの質問もあらかじめ作成されています。質問をそのまま使うこともできますし、質問をカスタマイズして特定のニーズに合わせることも可能です。
これは、ライブのトレーニングセッションや仮想教室セッション用に開発されました。このテンプレートを使用して作成された会議室でチャットパネルを使用することを想定しています。有効にするとチャットパネルをレイアウト全体で使用できるようになりますが、ビデオ録画には表示されません。ただし、特定のレイアウトに追加されたチャットポッドはビデオ録画に表示されるため、トピックに特化したディスカッションに適しています。
概要レイアウト：このレイアウトは 1 つのビデオポッドで、セッションを開始するインストラクター、プレゼンター、または主催者が Web カメラを共有することを想定しています。このレイアウトでクラスに挨拶して、このセッションで使用するコンテキストを設定できます。右上に表示されるノートポッドをこのセッションの学習目標として使用できます。または、その他の目的（行動規範やハウスキーピング項目など）で再利用できます。右下に表示される出席者ポッドを使用すると、クラスの参加者を管理できます。
プレゼンテーションレイアウト：コンテンツの発表はこのレイアウトから始めます。プレゼンテーションで使用するスライドやドキュメントをセッション前にアップロードすることをお勧めします。チャットパネルがオンになっている場合は、モデレートされた Q&A ポッドがここに表示されます。
ディスカッションレイアウト：ユーザーがコンテンツを消極的に使用するのではなく、クラスを活性化させて、学習プロセスでアクティブなコントリビューターになれるための複数の方法があります。このレイアウトには、クラスで使用できるディスカッションポッドが 2 つ導入されており、特定のトピックに関する長所と短所に関する意見を参加者が共有できます。このレイアウトをカスタマイズして、ポッドのタイトルをコンテキストに合わせることや、必要に応じてディスカッションポッドを追加または削除することが可能です。他のポッドを追加して参加者を増やし、さらに活性化させることも検討できます。
アセスメントレイアウト：このレイアウトには、とても効果的なクイズポッドがあります。このポッドを使用して、セッション中にその場でアセスメントを実行できます。セッションにアセスメントを組み込み、クイズを優先して生成したものの、使用しないことにする場合は、会議室でこのレイアウトを削除するか、クラス中にスキップできます。
小会議室レイアウト：主催者は必要に応じてグループを小分けにして、選択中のレイアウトで小会議室を作成できます。このレイアウトは、ブレインストーミングするための小会議室を想定して、入念に設計されています。生徒が各グループでホワイトボードを使用して、小会議室でグループごとに共同作業できます。
終了レイアウト：セッションを終える前にこのレイアウトを使うと、プレゼンテーションで使用したスライドなどの付加的なリソースを出席者と共有できます。Web リンクポッドも使用できるため、ニュースレターの購読、開催予定のウェビナーへの登録、フォローアップ会議のスケジュール設定などのアクションを促すリンクを共有できます。また、トレーニングセッション終了時の一般的なアンケートの質問もあらかじめ作成されています。
