機能
Adobe Sign リリースノート:2018
ライフサイエンス業界でのコンプライアンス
FDA 21 CFR Part 11(バイオ医薬品業界で世界的に受け入れられている電子記録と署名に関しての規制)に準拠できます。現在、CFR21 へのコンプライアンスを確保するためにはデジタル署名の使用が必須条件となっています。このリリースでは、CFR21-11 へのコンプライアンスを確保するためのオプションが次のように強化されています。
- 電子サインによる ID 認証の強制:署名が適用されるたびに個別の認証を要求できるようになりました。
- 署名の理由:独自の理由を直接入力するか、事前定義済みのピックリストから理由を選択できるようになりました。
- ローカルタイムスタンプを強制 – 署名ブロックのビジュアルコンポーネントとして、ローカルタイムゾーンオフセットを使用して、保護された署名時間を表示します。時間の参照は、文書に保存され、監査証跡に記録されます。
SAFE-BioPharma Association は医薬、バイオテクノロジー、ヘルスケア業界で世界的に受け入れられているデジタル ID およびデジタル署名に関しての標準規格です。Adobe Sign は SAFE-BioPharma の製品およびサービス認証の要件をすべて満たしている認証取得済みの製品です。このソリューションでは TransSped などのプロバイダーが発行した証明書に基づく認証をおこなう際に、デジタル署名を使用して FDA 21 CFR Part 11 へのコンプライアンスを確保することもできます。
フォーム
入力と署名の機能がさらに強化されました。現在は、他のユーザーから送られてきたドキュメントに必要事項を入力して署名する機能に加え、署名を追加せずにフォームへの入力のみをおこなう機能も使用できます。
クラウド署名の機能強化
アカウント/管理者メニューから 1 つまたは複数のクラウドベースデジタル ID プロバイダーを事前選択することで企業の標準規格との整合性とコンプライアンスを確保できるようになりました。
デジタル署名のグループ管理
グループ管理者が特定のビジネスプロセスに関連するデジタル署名の環境設定を管理できるようになりました。オーサリング中にデジタル署名フォームフィールドの表示と非表示を切り替えたり、署名者に署名の理由を追加するよう要求したりすることができるようになりました。
スウェーデンの BankID を用いた署名
スウェーデンの顧客やパートナーから簡単に署名を入手できるようになりました。650 万を超えるスウェーデンの人々は銀行から割り当てられたデジタル ID を使用して安全に署名をおこなえます。登録やダウンロードは必要ありません。
3 月から 4 月の間に、事前に発表されていたパートナーが発行するデジタル ID が利用可能になります。
Adobe Sign のパスワードを 2 段階認証で使用できるようになりました。これは Adobe Sign アカウントを持つ社内の署名者に最適な機能です。
エクスペリエンスの刷新
Microsoft OneDrive ストレージからファイルを取得できるようになりました。送信者は OneDrive にファイルをアップロードして署名を依頼できます。署名者はドキュメント内で表示する画像(写真、スタンプ、免許証など)を OneDrive にアップロードできます。
Adobe Sign は引き続き異なる画面サイズを使用している送信者を対象としてエクスペリエンスの改善に取り組んでいます。このリリースでは、あらゆる画面サイズに合わせてホーム画面と管理画面の表示内容がスムーズに調整されるように最適化されています。
電子メールカスタマイズに新しく 2 つのテンプレートが追加されました。これにより、まだ署名をおこなっていない人にリマインダーを送信したり、署名の依頼をキャンセルしたりするときに使用する電子メールテンプレートを完全に制御できるようになります。これは、署名の依頼や確認に使用できる既存のカスタマイズオプションに加えて新たに追加されたものです。カスタマイズはアドビプロフェッショナルサービスを通じて提供されます。
Adobe Sign プランで利用できる機能
機能 |
Adobe Sign プラン |
利用可能日 |
---|---|---|
ライフサイエンス業界でのコンプライアンス |
Enterprise | 3 月 16 日 - リクエストに応じて提供 |
オンライン決済 | Business および Enterprise | 3 月 16 日 - リクエストに応じて提供 |
入力と署名でフォーム入力のみをおこなう機能 | すべて | 3 月 16 日 |
クラウド署名プロバイダーの事前選択 | Business および Enterprise | 3 月 16 日 |
デジタル署名のグループ管理 | Business および Enterprise | 3 月 16 日 |
スウェーデンの BankID を用いた署名 | Business および Enterprise | 3 月 16 日 |
OneDrive との連携 | すべて | 3 月 16 日 |
柔軟なページ表示 | すべて | 3 月 16 日 |
電子メールカスタマイズの拡張 | Enterprise | 3 月 16 日 - リクエストに応じて提供 |
Adobe Sign 認証 | Enterprise | 3 月 16 日 - リクエストに応じて提供 |
解決された問題
問題 ID |
説明 |
---|---|
4189092 | EU のお客様向けに管理ページの「アーカイブ済み」セクションに表示される日付の書式を修正しました |
4194130 | 認証方式が競合している場合にワークフローの「認証」ドロップダウンボックスが空白になっていた問題を修正しました |
4195998 | フォームフィールドテンプレートからサーバーエラーが発生する場合があった問題を修正しました |
4198332 | ワークフローデザイナーのレイアウト(フィールドサイズと余白)を改善しました |
4198567 | ラジオボタンの配置を改善しました |
4198771 | グループ管理者がグループに含まれるユーザーの電子メールを更新できなかった問題を修正しました |
4202918 | SAML が有効になっている場合にユーザーが名前の値を編集できなかった問題を修正しました |
4204219 | 正規表現フィールド検証で「くし型」フィールドプロパティが考慮されていなかった問題を修正しました |
4205020 | 特定の参加者のフィールドをすべて削除したときにワークフローテンプレートで発生していた問題を修正しました |
4207981 | 共有 AU1 のユーザーが Oauth でシングルサインオンを使用できなかった問題を修正しました |
4209279 | Adobe Sign ライブラリの W-9 フォームが更新されました |
モバイルデバイスでの手書き署名を必須にするように署名設定を事前設定します。署名者は、モバイルデバイスに送信されたテキストメッセージを受け取り、指またはスタイラスを使用して署名できます。
解決された問題
問題 ID |
説明 |
---|---|
4192638 | Safari で条件付き添付ファイルフィールドからアップロードできなかった問題を修正 |
4196239 | Mega サインでテンプレートに配置された署名フィールドを適切に識別できなかった問題を修正 |
4197658 | SAML ログインおよびログアウト URL で追加のパラメーターをサポートするように機能強化 |
4204151 | 複数のテンプレートが追加された場合にフォームフィールドが 1 ページを置き換えることがまれにあった問題を修正 |
4207445 | 拒否する関係者がハイブリッドワークフローの一部になっている場合の、キャンセルされた契約書の通知を改善 |
4208213 | Safari で Cookie が無効な場合のウィジェットでの署名を改善 |
4208237 | サポート文書の元の形式でのダウンロードをサポートするオプションを改善 |
4208421 | Excel 文書の PDF 形式への処理を改善 |
4209132 | 一部の API トランザクションで日付フィールドの形式が適切に処理されなかった問題を修正 |
4209983 | 条件付きチェックボックスでテキストフィールドのデフォルト値を適切に読み込まなかった問題を修正 |
4212432 | 特定の状況で REST API 呼び出しのロケールが適切に処理されなかった問題を修正 |
4215323 | まれに署名者フィールドが適切にレンダリングされないことがあった問題を修正 |
4215324 | 外部アーカイブユーザーが最終版の PDF を受け取れなかった問題を修正 |
4215418 | 表示規則で制限された共有文書が共有先で表示されなかった表示上の競合の問題を 修正 |
4215420 | 文書でテキストフィールドが署名フィールドと同じ場所に配置されている場合のフォントの問題を修正 |
エクスペリエンスの刷新
ワークフローの自動化をさらに活用
Adobe Sign のワークフローデザイナーで作成したビジネスプロセスを強化します。新しいカスタムワークフローの送信機能は、送信機能に合わせた最新のリフロー可能なデザインにより送信エクスペリエンスを改善します。
カスタムワークフローでは送信機能の設定方法に関する手順を挿入できるため、従来の送信機能と異なります。 送信パラメーターの隣に手順が表示されていた従来の機能とは対照的に、新しいワークフローの送信機能ではページ上部に手順が表示されます。
さらに、新しいインターフェイスを有効にすると、ワークフローデザイナーから次の新機能を使用できるようになります。
- 署名者にデジタル署名の使用を求めるライブラリテンプレートを使用
- 受信者が電話ベースの PIN で認証をおこなうように設定
- 送信ページで受信者グループを定義するように設定
- 送信ページで有効なソースからファイルを添付
デジタル ID を使用してシンプルなフォームに署名する
入力と署名ツールを使用することで、ドキュメント形式に関係なく、クラウドベースのデジタル署名によってドキュメントまたはフォームに署名できます。 契約書をアップロードし、署名を配置するだけで完了します。
もちろん、入力と署名製品の以前の機能は引き続きすべて利用でき、 操作も簡単です。
SMS 認証プロセスを会社名でカスタマイズし、PIN 番号が会社から提供されていることを受信者がわかるようにします。
コンプライアンスの拡張
GDPR
顧客アカウントの管理者は、署名者から収集した情報を直接管理することで、European Union General Data Protection Regulation(GDPR)に完全に準拠できます。プライバシー管理者は、システムから従業員のユーザー情報を削除するだけでなく、事業運営に不要になった署名者の契約書を削除する権限を持ちます。
GDPR に対応する 3 つのツール:
- ユーザーログ - ユーザーは Adobe Sign がどのような個人情報を収集するか知ることができます
- 契約書の削除 - プライバシー管理者は受信者の電子メールを検索し、見つかった契約書の確認をおこない、価値がなくなった契約書を削除する権限を持ちます
- ユーザーの削除 - プライバシー管理者は管理者アカウント内の任意のユーザーを完全に削除する権限を持ちます
BioPharma の機能強化
アカウント内のカスタムワークフローで 21 CFR Part 11 のコンプライアンスを可能にします。
ワークフローデザイナーがデジタル署名に対応しました。
「ID 認証を強制」を有効にすると、受信者は「クリックして署名」ボタンをクリックしたときに追加で認証を求められます。
- サクセスマネージャーにリクエストすることで、この最終認証を削除できます。
デフォルトでは、Adobe Sign 認証メソッドは受信者の電子メールアドレスを認証パネルに挿入します。
- サクセスマネージャーは、電子メールフィールドを空欄のまま残すようにデフォルトアクションを設定できます。
Adobe Sign はすべてのユーザー、すべてのサービスレベルで FedRAMP Tailored 要件に完全に準拠しています。
クラウド署名の機能強化
強化されたクラウド署名制御
クラウド署名の事前選択機能の精度が上がり、管理者は署名者が Adobe Sign 組織の内部か外部かによって、その署名書に表示されるデジタル ID プロバイダーを制御できるようになりました。
制限されているプロバイダー(例:BankID)と関係するお客様は、そのプロバイダーが IdP にアクセスできるようにアカウント ID を提供する必要があります。アカウント ID は外部署名者のオプションの下にあります。
RSA-PSS のサポート
より安全な署名アルゴリズムをサポートします。Qualified Electronic Signatures に関するドイツ固有の要件に準拠しています。
クラウド署名の機能強化
v6 REST API と Webhook の統合
迅速に Adobe Sign を統合し、ダッシュボードの更新や次の手順のプロセスのトリガーに使用できるプッシュ通知を作成する、まったく新しい Webhook 管理機能など、次世代 API ツールで新たな効率性を実現します。
Microsoft Dynamics CRM(v7)向け Adobe Sign
刷新されたユーザーエクスペリエンスと LinkedIn の顧客の連絡先詳細により、セールスチームは取り引きを迅速にまとめることができます。また、Adobe Sign を Microsoft Dynamics ワークフローに埋め込むことで、見積から現金化までのプロセスを完全に自動化します。
すべてのガイドの一覧は Dynamics 統合ページでご確認いただけます >
Adobe Sign プランで利用できる機能
機能 |
Adobe Sign プラン |
利用可能日 |
---|---|---|
ワークフローの自動化の改善 | Enterprise | 6 月 11 日 |
デジタル ID を使用してシンプルなフォームに署名する | すべて | 6 月 11 日 |
SMS のカスタマイズ | Business および Enterprise | 6 月 11 日 |
GDPR | すべて | 6 月 11 日 |
Bio-Pharma の改善 | Enterprise | 6 月 11 日 |
FedRAMP Tailored | すべて | 6 月 11 日 |
強化されたクラウド署名制御 | Business および Enterprise | 6 月 11 日 |
RSA-PSS のサポート | すべて | 6 月 11 日 |
REST API v6 と Webhook | Enterprise | 6 月 11 日 |
Microsoft Dynamics CRM(v7)向け Adobe Sign | Enterprise | 6 月 11 日 |
解決された問題
問題 ID |
説明 |
---|---|
4022024 | ユーザーが同じ契約書を複数回操作する際の「管理」タブの署名機能を改善 |
4181842 | 受信者が受信者グループに含まれる場合に、受信者の契約書が「管理」タブに表示されなかった問題を修正 |
4181927 | 受信者リストに同じ委任者が複数含まれる場合、自動委任が委任者の契約書を適切にリレーしない問題を修正 |
4183019 | ウィジェットを操作する際の Apple デバイスの Cookie なしサポートを改善 |
4196244 | 既存の受信者を 2 回以上リストできるように、「署名者の置き換え」を改善 |
4198442 | POST/Agreement REST API に対して Bad Request 応答を引き起こす可能性があるエラーを修正 |
4201635 | GPS 位置情報の処理を改善 |
4202778 | フィールドが移動されると、デフォルトのフィールドデータがドキュメントに転送されることがある問題を修正 |
4204328 | 非常に長い名前を持つファイルを新しい契約書テンプレートから削除できない問題を修正 |
4207846 | アクセントの付いた文字が不明な文字として報告されることがある問題を修正しました |
4208002 | 契約拒否の理由がレポートに入力できなくなる設定の問題を修正 |
4209645 | デジタル署名オブジェクトの生体認証署名によって署名プロセスが停止することがある問題を修正 |
4210095 | トランザクションの例であることがわかるようにトランザクションページに透かしを追加 |
4210491 | 添付されたライブラリドキュメントによってワークフローが正常に開始されないことがあるライブラリの問題を修正 |
4211295 | 手書きまたは画像署名が許可されていない場合、入力と署名で署名がブロックされる問題を修正 |
4211537 | ウィジェットがフィールドのロール設定を保存しない問題を修正 |
4211656 | 契約書の作成時間に関連付けられる期限日を改善 |
4212722 | 管理ページから拒否されたときに拒否理由が強制されないことがある問題を修正 |
4213328 | 署名時にスクリーンリーダーを使用するユーザーのアクセシビリティを改善 |
4215256 | ドキュメントへの署名時にスクリーンリーダーがポップオーバーコンテンツにアクセスする方法を改善 |
4215416 | 「署名のお知らせ」メールのポルトガル語翻訳を明確化 |
4215419 | 長い表示コンテンツを持つフィールドのラベルの表示方法を改善 |
4215906 | 元の署名者がキャンセル後に署名を検証した場合、キャンセルされたウィジェットを「署名用に送信済み」ステータスに戻せる条件を修正 |
4216325 | グループ管理者が CSV を使用してユーザーを一括で追加する機能を改善 |
4217578 | デジタル署名の署名後リダイレクトに対して、リダイレクト時に 0 秒の遅延が適用される問題を修正 |
4218427 | ウィジェットが公開されてからアーカイブの電子メールが変更された場合、ウィジェットが外部アーカイブコピーを送信しない問題を修正 |
ユーザーエクスペリエンスの変更
GDPR Cookie 管理
GDPR 規則では、ページ操作に厳密に必要とは言えない cookie を保存する際には、事前に EU ユーザーの許可を得ることが求められています。
無料版または Individual サービスレベルの EU ユーザーが Adobe Sign サービスの利用を継続するためには、この条件に同意する必要があります。
cookie の保存に必要な同意は 1 つのデバイスにつき一度だけで、繰り返し同意を求められることはありません。
Team、Business、Enterprise サービスレベルのユーザーの場合は、アカウント管理者が、自身の管理するすべてのアカウントについて cookie の保存に同意します。個別のユーザーが cookie の保存について同意に求められるのは、管理者より先に Adobe Sign にアクセスした場合のみです。
EU の IP 範囲からアクセスする署名者も、契約書を開く前に cookie の保存について同意を求められます。
カスタムワークフローデザイナーのインターフェイス改善
カスタムワークフローデザイナーを使用する Enterprise レベルのユーザーには、改善された新しいデザイナーインターフェイスが表示されます。
12 月のリリースでは、この改善されたインターフェイスが唯一のオプションになるので、管理者も個々のユーザーも、新しい機能に慣れておくことをお勧めします。
ユーザーを新インターフェイスに移行させるための準備期間が必要な場合は、次の設定をすることで、12 月のリリースまでは従来のインターフェイスを使用できます。
- アカウント管理者としてログインします。
- アカウント/アカウント設定/送信設定/カスタムワークフロー送信に移動します。
- 「新しいカスタムワークフロー送信機能を有効にする」チェックボックスをオフにします。
- 「保存」をクリックします。
目の不自由な方向けのアクセシビリティ改善
Adobe Sign のアクセシビリティは今回のリリースで大きく前進しています。
スクリーンリーダー用のページレイアウトが最適化され、スクリーンリーダーの雑音除去や、識別しやすいユーザーコントロールに加えて、契約書の PDF をダウンロードせずに直接アクセスできる機能が追加されました。新しいスクリーンリーダーでは、文書をブラウザーから直接読み上げることができます。
Adobe Sign UI のデフォルトのフルスクリーンモード
小型のデバイスでのエクスペリエンスを向上させ、デスクトップでのより優れた読み上げエクスペリエンスを実現するために、Adobe Sign の 3 月のリリースでは、ブラウザーの幅に基づいたより柔軟な Sign UX を導入しました。
当初、この機能は Enterprise レベルでは一部のアカウントのみ有効になっており、Individual および Team レベルでは全アカウントで有効になっていました。
7 月のリリースでは、これがデフォルトの設定になりました。すべての新規ユーザーが、狭い幅に収まるように縮小された Web UI ではなく、ページの幅とスタックコンポーネントに合わせて調整された Web UI を使用できるようになりました。この時点では、従来のインターフェイスに戻すオプションもありました。
9 月のリリースで、すべてのユーザーが新しい折り返し可能な表示に移行しました。従来のインターフェイスに戻すための UI コントロールは削除されています。
エクスペリエンスの刷新
ウィジェット URL のデータを使用してフィールドの値を事前設定することで、ウィジェットの効率を向上できます。ほぼ同じ内容のフォームに対して複数のウィジェットを管理する必要がなくなります。 署名者の責任ではないフィールドを事前設定することで、署名者の労力を低減できます。 1 つのウィジェットを作成し、それを使用して適切な関係者またはデータアナリストに応答を分割または転送できるようになります。
Document Cloud クライアントの HIPAA 設定
Document Cloud インターフェイスを使用して Adobe Sign を操作するユーザーが、HIPAA 準拠を必要とする場合には、HIPAA 準拠チェックボックスを有効にする必要があります。
- Adobe Sign アカウント管理者として Adobe Sign に直接ログインします。
- アカウント/アカウント設定/HIPAA 設定に移動します。
- 「HIPAA コンプライアンスが必要です」の横のボックスをオンにします。
- 「保存」をクリックします。
この設定によって、Document Cloud インターフェイスからの通知が無効になります。
Adobe Sign に直接ログインしているユーザーは、この設定を有効にする必要はありません。
Document Cloud インターフェイスを使用して Adobe Sign を操作するユーザーが、HIPAA 準拠を必要とする場合には、HIPAA 準拠チェックボックスを有効にする必要があります。
- Adobe Sign アカウント管理者として Adobe Sign に直接ログインします。
- アカウント/アカウント設定/HIPAA 設定に移動します。
- 「HIPAA コンプライアンスが必要です」の横のボックスをオンにします。
- 「保存」をクリックします。
この設定によって、Document Cloud インターフェイスからの通知が無効になります。
Adobe Sign に直接ログインしているユーザーは、この設定を有効にする必要はありません。
署名リマインダー通知をさらにきめ細かく設定できます。毎日または毎週のリマインダーに加え、1 日おき、毎就業日、3 日ごと、5 日ごとにリマインダーを設定可能です。
Adobe Sign プランで利用できる機能
|
Adobe Sign プラン |
利用可能日* |
---|---|---|
GDPR Cookie 管理 |
すべて |
2018 年 9 月 6 日 |
カスタムワークフローデザイナーのインターフェイス改善 |
Enterprise |
2018 年 9 月 6 日 |
ウィジェット - URL から設定 |
Business および Enterprise |
2018 年 9 月 6 日 |
Document Cloud アカウントの HIPAA 準拠 |
すべて |
2018 年 9 月 6 日 |
リマインダーオプションの拡張 |
すべて |
2018 年 9 月 6 日 |
アクセシビリティの改善 |
すべて |
2018 年 9 月 6 日 |
解決された問題
問題 ID |
説明 |
---|---|
4175944 | 共有テンプレートに GET/libraryDocuments/ID メソッドを使用するときに、「API 呼び出し者にこの操作を実行する権限がありません」というエラーが発生する |
4193231 | バックエンドからのレポート実行中に「受信者のセキュリティオプション」列が表示されない |
4199103 | タブ移動(TAB キーまたは「次へ」ボタンを押す)が Adobe Sign フォーム(フォームフィールド)で正しく機能しない |
4201566 | 特定の契約書が 2 番目の受信者に対して空白で表示される |
4203106 | 署名者へのメッセージ設定の URL がハイパーリンクに変換されていない |
4210091 | レポートのレポートパラメーターを変更すると、「完了までの中位時間」ゲージに関するダッシュボードのカラーシーケンスが変更される |
4212595 | Mega サインの送信ページで「自分の署名を追加」チェックボックスをすばやくクリックすると、そのチェックボックスは選択状態で表示されるが、設定は有効にならない |
4219812 | 置き換えられた署名者にキャンセルの電子メールが送信されない |
4220682 | 「最初の受信者」ボックスに送信者の電子メールアドレスが設定される |
4223594 | 契約書を表示ページに、削除された契約書を表示してはならない |
4223667 | サードパーティ統合からの送信時にトランザクションがエラーになることがある |
4223756 | ワークフローの「送信者への指示」セクションが Enter(改行)キーを認識しない |
4223856 | ユーザーが変更をおこなった場合に、バックエンド履歴の「編集者」が空になる |
4223902 | CC に設定されたユーザーが毎日のリマインダー電子メールを受信できない |
4223991 | 署名者が署名済みの保管用コピーを複数受信する |
4224477 | 署名者の確認方法を送信後に変更できない |
4224769 | 送信が OFF になっているユーザーが、送信が ON になっているアカウントと共有するときに送信を実行できない |
4224783 | ユーザーが管理ページの「履歴」タブにアクセスしようとするとエラーが発生する |
4224835 | 署名フィールドが署名者(ユーザーの電子メールアドレス)に割り当てられている場合でも、オーサリングページに「署名フィールドがありません」がポップアップする |
4227764 | カナダの携帯電話番号が固定電話として報告される問題の調査 |
4227839 | 値がないすべてのユーザー設定に会社名が適用される |
4227871 | モバイル署名オプションの使用時に特定の携帯電話番号でエラーが発生する |
4227886 | Mega サイン - 「自分の署名を追加」チェックボックスがオンになったまま |
4227894 | スペースで区切られた CC とライブラリテンプレートがワークフローで認識されない |
4227959 | ノルウェーのユーザーの問題の調査 - モバイル署名のテキストメッセージが受信されない |
4228335 | REST API v6 - 送信者と最初の署名者が同じ場合に、署名依頼の電子メールが送信されない |
4228555 | MULTI_ACTION_ENABLED が真のときに、get/agreements/id 呼び出しが、同じ署名者を複数回置き換えた participantid を返さない |
4229533 | 管理ページの高度な検索バーが数分間グレー表示され、ユーザーが契約書を検索できない |
信頼できる安全な業界最先端のソリューション
受信者認証の次のステップである Government ID 認証では、政府発行の文書(パスポートまたは運転免許証/ナショナル ID と受信者の最近の写真を組み合わせたもの)を使用して、受信者の厳正な本人認証をおこないます。
文書構造検証や、生体認証と機械可読領域の比較など、AI を活用した数十もの自動認証技術により、数千件のグローバル ID 文書タイプをリアルタイムで認証できます。
高度な顔比較アルゴリズムを使用して、ID 文書から抽出された顔写真と受信者の顔写真を自動的に比較し、ID 文書を送信した受信者が正当な所有者であることを確認します。
(管理対象リリース - アクセスするにはサクセスマネージャーにお問い合わせください)
CSC パートナー向け OAuth サポート
署名者は、サードパーティ資格情報(Google、Facebook など)を使用した TSP デジタル署名にアクセスできます。OAuth 認証サービスを介することで、毎回ユーザー名やパスワードを使用して TSP に手動でログインする必要がなくなります。
Adobe Sign は、署名ワークフローの完了時にのみ作成される、新しい正式な監査レポートを作成しています。正式な「最終版」レポートが作成される前に、「仮監査レポート」を入手できます。 この新しいレポートは、本リリースで下位層の顧客へと段階的に実装され、2019 年始めにはすべてのエンタープライズ顧客およびグローバル顧客に適用されます。
この変更に含まれる、すべてのイベントのタイムスタンプは、YYYY-MM-DD の形式(GMT タイムゾーン)に設定されます。
ユーザーエクスペリエンスの向上
カスタムワークフローを使用して送信された契約書では、単一の既存文書テンプレートおよびワークフロー定義を使用し、契約書のオプションの署名やフィールドをスキップできるようになりました。
例えば、2 人の外部署名者用に作成されたあるライブラリテンプレートで、1 人の副署名者を、1 人の外部署名者のみに送信できるようになりました。副署名者が自分たちの情報を正しいフィールドに情報を適用できるよう、ワークフローは 2 人目の署名者用に定義されたフィールドをスキップします。
統合
Adobe Sign と MS Dynamics 365 の統合は Dynamics 365 for Talent に拡張されました。これにより、人事部門や採用担当マネージャーは、Dynamics 経由で配信されるオファーレターで電子サインを使用することができます。
Adobe Sign は人事サービス配信アプリケーションとシームレスに統合し、法的効力を持つ、信頼性の高い電子サイン機能をあらゆる文書に追加することができます。
Adobe Sign は Workplace by Facebook と統合しつつあり、両方を利用している顧客は Workplace 環境内からシームレスに電子サインワークフローに関わることができます。2019 年初めにサービス開始予定。
解決された問題
問題 ID |
説明 |
---|---|
4208150 | 契約書の入力と署名に対するタイムゾーンの不一致を修正しました |
4208214 | 受任者が既に契約書に含まれている場合に、自動委任が失敗する問題を修正しました |
4211047 | 通貨フィールドでのコンテンツの書式設定を改善しました |
4213971 | IE11 の「スタート」ナビゲーション矢印で発生していた読み込み時間の同期の問題を修正しました |
4220788 | 送信者に含まれる並行受信者が、送信者を並行グループ以外の最初の受信者としていた API の送信に関する問題を修正しました |
4221170 | 送信者でないユーザーに対し、「GET /agreements」メソッドが無効な契約書を返していた問題を修正しました |
4221360 | ユーザーアカウントの表示名値が同一の場合に、高度なアカウント共有で発生していた問題を修正しました |
4222055 | フィールドのコンテンツが生成された後に手書き署名を委任できたことにより、最初の署名フィールドが置き換えられていた問題を修正しました |
4223110 | オーサリングで参加者リストの最後の参加者の 2 つのインスタンスが表示される UI エラーを修正しました |
4224522 | visiblePages を定義する API 呼び出しのエラー処理を 改善しました |
4224704 | documents.adobe.com から起動すると、入力と署名でテキストが追加されない問題を修正しました |
4227806 | ダウンロードしたレポートデータ用の電子メール通知を改善しました |
4228506 | 同じ受信者が複数回追加された契約書の処理を改善させるよう、v5 REST API を強化しました |
4228555 | 参加者を複数回置き換えると間違った participantID が返される API 問題を修正しました |
4229406 | 契約書が取り消された場合の、カスタムワークフロー経由で送信された契約書の電子メール通知を改善しました |
4229407 | 文書の表示制限が有効になっている場合に、電子メールのサムネールが受信者に間違ったカバーページを表示していた問題を修正しました |
4230601 | モバイルアプリケーション用の「クリックして署名」ボタンの表示を改善しました |
4230764 | バイオ医薬業界のルールに基づいて documents.adobe.com から契約書を送信すると、署名者が署名を適用できない問題を修正しました |
4231703 | 2 人目の署名者がアクティブとなってから委任された場合、管理ページに最初の署名者の名前が表示される問題を修正しました |
4232121 | 署名スタックに受信者が連続してリストされていた場合、「署名してください」電子メールが受信者の 2 番目のインスタンスに配信されない問題を修正しました |
4232237 | コンテナーレベルでデータの書き出しリンクを表示するよう MegaSign を改善しました |
4232310 | 小さな画面でのページビューの管理パネルコンテンツのレンダリングを改善しました |
4232604 | ユーザーアカウントが電子メールアドレスを変更した場合の、アーカイブ電子メールの更新方法を改善しました |
4232764 | 「契約書を変更できません」エラーが発生し、テンプレート所有者がテンプレートを編集できない問題を修正しました |
4233242 | 署名者が 1 人のみのウィジェットの署名後のメッセージを改善しました |
4233352 | 現在選択中の言語を表示するよう、言語設定のユーザーインターフェイスを改善しました |
4233987 | CC フィールドを編集すると CC フィールドが必須となっていたワークフローデザイナーの問題を修正しました |
4235089 | 墨消しされたユーザーが、新しい契約書に署名できない問題を修正しました |
4235261 | 送信された契約書から送信者に複数のリマインダーが届く問題を修正しました |
4235725 | ファックスおよびコードフィールドがユーザープロファイルから削除されました |
4235743 | 手書き署名プロセスをダウンロードする際、署名者のアカウントロゴが読み込まれていた問題を修正しました |
4235960 | OAuth ページの読み込み時のユーザーフィードバックを改善しました |
4194228 | アプリケーション内での、サポートページへのクロス共有ルーティングを改善しました |
4232734 | CFR 署名ワークフローにおける社内署名者の署名認証を改善しました |
4232754 | コールバックが 411 エラーで失敗するメッセージの長さによるエラーを修正しました |
4235002 | PUT /formFields 呼び出しを使用すると、「契約書が変更されました」というスプラッシュ画面が表示されていた問題を修正しました |
4235748 | 埋め込みアプリケーションに Cookie 同意バナーを表示するコードを改善しました |