機能制限ライセンス - オンライン | デプロイメントガイド

機能制限ライセンス - オンラインとは

機能制限ライセンス - オンラインは、デスクトップソフトウェアへのアクセスを必要とするが、環境の安全性のためにユーザー指定ライセンスを使用できないユーザー向けの安全なライセンスアクティベーション方法です。機能制限ライセンス – オンラインでは、インストール時にライセンスを検証するためにインターネットへの接続が必要です。ただし、ソフトウェアを使用するためにユーザーがログインする必要はありません。

Acrobat Classic バージョンを、機能制限付きライセンスパッケージに含めることができるようになりました。これにより、安定リリースの Acrobat バージョンがお客様に提供されるため、安全な環境でより適切なデプロイメントが可能になり、ライセンス管理のエクスペリエンスが改善されます。

詳しくは、「Document Cloud 製品トラック」を参照してください。

機能制限ライセンス - オンラインの仕組み

管理者のワークフロー

管理者として「機能制限付きライセンス - オンラインパッケージ」を Admin Console 内の「パッケージ」タブから作成し、ユーザーマシンでのデプロイを行います。

注意:

機能制限ライセンス - オフラインのオプションは、アドビがこのタイプのライセンスを使用する権限を付与した場合にのみ Admin Console に表示されます。このオプションはデフォルトでは表示されません。

ユーザーワークフロー

コンピューターでアプリケーションを起動します。ライセンスは自動的にアクティベートされます。 

アプリケーションが起動すると、次を含むライセンスリクエストが生成されます。

  • インストールしたライセンス認証情報を識別する Adobe 生成のパッケージ ID
  • 様々なコンピューター属性の SHA-256(セキュアハッシュアルゴリズム)ハッシュである、Adobe が生成したデバイス ID
注意:

ライセンス要求で共有される情報はいずれもデバイスを特定しません。

アプリは、HTTP プロトコルを使用して、インターネット経由で Adobe ライセンスサーバーにリクエストを送信します。セキュリティをさらに強化するために、組織はファイアウォールによってすべての Adobe ネットワークトラフィックをインターセプトして展開し、内容を検証することで、インターネットへのアクセスを制御することができます。

管理者のタスク

ライセンス

機能制限ライセンス - オンラインのライセンスを正常にアクティベートするには、クライアントコンピューターがアドビライセンスサーバー lcs-cops.adobe.io に HTTPS 経由でアクセスできる必要があります。管理者は、場合に応じて、ファイアウォールでエンドポイントを開き、エンドポイント lcs-cops.adobe.io を許可する必要があります。クライアントマシンは、ランダムな間隔で指定されたエンドポイントに到達して、ライセンスを検証しようとします。ただし、エンドポイントに到達できない場合、エンドポイントはクライアントマシン上のキャッシュされたライセンスに依存します。初回のアクティベーション後、クライアントコンピューターを安全な場所に移動できます。それ以降は Adobe サーバーとやり取りしなくても、ライセンスの有効期限が切れるまでライセンスが引き続き機能します。

ライセンスのアクティベーションには、次の 2 つのオプションがあります(下記の手順 8)。

  • https://lcs-cops.adobe.io 経由。
  • https://lcs-cops-proxy.adobe.com 経由(固定 IP アドレス)。

ライセンスの有効期限は、お客様の契約終了日です。

パッケージの作成

注意:

ユーザーが作成したパッケージの可用性

2023 年 12 月以降、アドビのエンタープライズ版とグループ版のサポートポリシーに準拠したパッケージのみが、Admin Console の「パッケージ」タブで利用可能になります。

これにより、「パッケージ」タブのパフォーマンスと読み込み時間が最適化されます。

  1. パッケージタブで、パッケージを作成をクリックします。

  2. 機能制限ライセンス」を選択し、「次へ」をクリックします。

  3. オンラインライセンス認証を選択し、「次へ」をクリックします。

    オンラインライセンス認証の選択

  4. 使用権限画面で、必要な使用権限を選択し、「次へ」をクリックします。

    使用権限の選択

  5. 設定画面で、必要なオプションを選択し、「次へ」をクリックします。

    設定オプション

    • プラットフォームの選択:オペレーティングシステムとプロセッサーサポートを以下から選択します。
      • macOS(ユニバーサル)
      • macOS(Intel)
      • macOS(Apple Silicon)
      • Windows(64-bit)
      • Windows(32-bit)
      • Windows (ARM)
    注意:

    1 つのオペレーティングシステムとアーキテクチャータイプ用に作成されたパッケージは、別のオペレーティングシステムにデプロイすることはできません。

    • Windows 64-bit、Windows 32-bit、Windows ARM のデバイス用に、別々のパッケージを作成する必要があります。
    • macOS(Intel)と macOS(Apple Silicon)のデバイス用に、別々のパッケージを作成する必要があります。または、macOS(ユニバーサル)パッケージを作成し、macOS(Intel)と macOS(Apple Silicon)の両方のマシンでアプリのインストールに使用することもできます。
    • 言語:パッケージの作成に使用する言語を選択します。
    • OS ロケールを使用:クライアントコンピューターの OS 言語でデプロイされるパッケージを作成できます。この場合、OS 言語が、パッケージがデプロイされるデフォルトのフォールバック言語となります。
  6. アプリを選択画面で、次の種類のパッケージのいずれかを選択して作成できます。

    説明

    方法

    クライアントコンピューターに Creative Cloud アプリが既にインストールされている場合は、このパッケージを作成します。その後は、インストール済みアプリのライセンスを取得するだけで済みます。例えば、アプリが既に別のライセンス認証方法を使用してインストールされている場合に、機能制限ライセンス - 分離ライセンスを使用して、これらのアプリをライセンス認証することができます。

    使用可能なアプリケーション」から、ライセンスファイルを「選択したアプリケーション」に追加します。

    説明

    方法

    クライアントコンピューターが既に機能制限ライセンス - 分離ライセンスでライセンス認証されている場合は、このパッケージを作成します。次に、コンピューターにアプリをインストールします。

    使用可能なアプリケーション」から、ライセンスファイルを「選択したアプリケーション」に追加します。

    説明

    方法

    アプリとライセンスを含むパッケージを作成します。

    使用可能なアプリケーション」からアプリケーションとライセンスファイルを「選択したアプリケーション」に追加します。

    対応するアプリケーションの横にあるプラスアイコンをクリックしてパッケージに追加し、「次へ」をクリックします。

    アプリケーションを選択

    必要に応じて、選択元の使用可能なアプリケーションのリストを絞り込むことができます。

    最新バージョン:使用可能なすべてのアプリケーションの最新バージョンを表示します。

    長期サポートバージョン:アドビの長期サポートバージョンを表示します。

    ベータ版アプリ:使用可能なベータ版アプリを表示します。詳細情報

    以前のバージョン以前のバージョンのアプリのリストを表示します。セキュリティアップデートまたは機能アップデートを受信しないバージョンが表示されます。

    使用可能なアプリケーションのフィルター

    アプリのアドオン : 特定のアドビアプリにはアドオンが付属しています。したがって、1 つ以上のアドオンを持つアプリを追加する場合、作成するパッケージにアドオンを含めることができます。デフォルトでは、アドオンはパッケージに含まれていません。

    アプリのアドオン

    選択が完了したら、「次へ」をクリックします。

  7. 現在、Windows ARM デバイスでは使用できません)プラグインを選択画面で、パッケージに含めるプラグインを検索して選択し、「次へ」をクリックします。

    互換性のあるプラグインのみを表示」チェックボックスをオンにすると、パッケージ内のアプリと互換性のあるプラグインを表示できます。このフィルターは、Creative Cloud デスクトップアプリがパッケージに含まれている場合にのみ表示されます。

    選択したプラグインのリストを表示するには、「選択されたプラグイン」をクリックします。

    注意:

    パッケージにプラグインを含めた場合、必ずしもそのプラグインをサポートするアプリケーションを同じパッケージに含める必要はありません。ユーザーのコンピューターに以前にインストールされたアプリのプラグインとエクステンションを含めることができます。また、プラグインの対象となるアプリケーションがコンピューターにない場合、そのプラグインはコンピューターにインストールされません。

    プラグインを選択

  8. オプション画面で、必要なオプションを選択し、「次へ」をクリックします。

    デバイス識別オプション

    このパッケージがインストールされているデバイスに関する情報をアドビが収集できるようにするには、このオプションを選択します。この情報をアドビに送信できるようにデバイスを有効にすることで、これらのデバイスに基づくアクセスを管理および編集できます。詳細については、デバイスの管理を参照してください。

    デバイス識別オプション

    注意:

    このオプションは、教育機関のお客様はご利用いただけません。これは、教育機関のお客様の場合、アドビがデフォルトでこの情報を収集することを意味します。そのため、教育機関の管理者として、お使いのデバイスのアクセスの管理と編集ができます。

    クライアントがアドビのライセンスサーバーに情報を送信する方法を選択します

    DNS 名で Adobe ライセンスサーバーを認証する(デフォルト):トラフィックが https://lcs-cops.adobe.io. へのファイアウォールを通過することを許可します。

    固定 IP アドレスで Adobe ライセンスサーバーを承認:トラフィックが https://lcs-cops-proxy.adobe.com に加え、ライセンス認証オプション画面に表示されている固定 IP へのファイアウォールを通過することを許可します。

    デフォルトのドメインの背後には静的でない IP があり、ライセンスアクティべーションオプション画面では、静的な IP のリストからいずれかを指します。2 番目のオプションでは、送信ネットワークトラフィックを管理する際に、顧客がより多くの制御をおこなうことができます。

    ライセンスアクティベーションオプション

    ネットワーク呼び出しによる機能フラグの取得:アドビのデスクトップアプリは、アドビのサーバーから機能フラグを定期的に取得し、最新の機能と改善点を提供します。このプロセスにより、アプリ全体を更新しなくても、特定の機能を動的に更新できます。最新の機能構成を取得するために定期的なネットワーク呼び出しが行われることに注意してください。この機能を無効にするには、アドビライセンス認証ツールキットを使って、次のコマンドを実行します。

    Windows の場合
    adobe-licensing-toolkit.exe --writeconfig --key DisableFeatureFlags --value 1

    ショートフォーム:

    adobe-licensing-toolkit.exe -j -k DisableFeatureFlags -y 1

    macOS の場合:

    sudo ./adobe-licensing-toolkit --writeconfig --key DisableFeatureFlags --value 1

    ショートフォーム:

    sudo ./adobe-licensing-toolkit -j -k DisableFeatureFlags -y 1

    上記のコマンドの実行方法については、アドビライセンス認証ツールキットの使用方法を参照してください。

    • リバースプロキシを介してアドビに連絡:このオプションを選択すると、リバースプロキシを介したライセンス認証が有効になります。クライアントコンピューターは、入力されたエンドポイントを探してライセンスを有効にします。ライセンスアクティベーションを正常に完了するには、リバースプロキシに正しいエンドポイントを指定する必要があります。
      • DNS 名で Adobe ライセンスサーバーを認証することを選択した場合、リバースプロキシを lcs-cops.adobe.io に指定します。
      • 固定 IP アドレスでアドビライセンスサーバーを承認を選択した場合は、リバースプロキシを lcs-cops-proxy.adobe.com に指定します。

    リバースプロキシを設定および構成する方法について詳しくは、「機能制限オンラインリバースプロキシユーザーガイド」を参照してください。

    • Remote Update Manager を有効化:管理者として、リモートからクライアントコンピューター上でアップデーターを実行します。詳しくは、「Remote Update Manager」を参照してください。
    • 内部 Adobe Update Server にリダイレクト:このパッケージのすべてのアップデートを内部アップデートサーバーにリダイレクトします。内部サーバーの詳細は、Admin Console のパッケージ環境設定内のオーバーライド XML で指定されます。詳しくは、環境設定を参照してください。
    • 現在、Windows ARM デバイスでは使用できませんエクステンション用のフォルダーを作成し、UPIA コマンドラインツールを含める:パッケージフォルダー内にサブフォルダーを作成します。このフォルダーには、パッケージとインストールするエクステンションが含まれます。詳しくは、パッケージのエクステンションの管理を参照してください。
    • カスタムインストールディレクトリにパッケージをインストール:このパッケージ内のアプリをカスタムインストールディレクトリにインストールします。ディレクトリは、Admin Console のパッケージ環境設定内で定義されます。詳しくは、環境設定を参照してください。
    管理オプション

  9. 確定画面で、以下を指定します。

    パッケージ名:パッケージの名前を入力します。

    フラットパッケージを作成:macOS プラットフォームを選択した場合は、フラットパッケージを作成するオプションを利用できます。このオプションはデフォルトで選択されています。詳しくは、「フラットパッケージの作成」を参照してください。

    パッケージをビルドする前に、パッケージに格納するアプリケーションと設定をレビューすることができます。

    パッケージを作成」をクリックします。

    注意:

    macOS パッケージを作成している場合、Adobe Package Downloader が、コンピューターにダウンロードされます。プロセスを開いて実行し、ダウンロードを完了します。詳しくは、Adobe Package Downloader を参照してください。

パッケージ作成プロセスが開始されると、パッケージリストに戻ります

パッケージが正常にビルドされると、パッケージをダウンロードするように求められます。

また、対応するパッケージ行のアクション列に、
ダウンロードリンクが表示されます。これを使用して、後でパッケージをダウンロードできます。

パッケージは Admin Console で 3 日間だけ利用可能です。パッケージをダウンロードできる残り時間を確認するには、そのパッケージ名の右側にある をクリックします。

注意

作成したパッケージに、修正が必要なバグまたは問題のためにロールバックされた 1 つ以上のアプリが含まれている場合、このパッケージは「無効化済み」と表示されます。このパッケージはダウンロードできなくなります。

また、無効化されたアプリを含むパッケージを以前にダウンロードしたことがある場合は、それをデプロイしないでください。無効化されていないバージョンのアプリで新しいパッケージを作成してデプロイする必要があります。

無効化されたパッケージ

Packageinfo.txt

ダウンロードしたパッケージには、Packageinfo.txt ファイルが含まれます。このファイルには、そのパッケージに関する次のような情報が含まれています。

  • パッケージ名
  • パッケージタイプ - FRL オンラインパッケージ
  • プラットフォーム
  • ロケール
  • Creative Cloud デスクトップアプリケーションのバージョン
  • パッケージ設定
    • Remote Update Manager - 有効または無効
    • アプリパネル - 有効または無効
    • ベータ版アプリのダウンロード - 有効または無効
    • ブラウザーベースの認証 - 有効または無効
    • ファイルパネル - 有効または無効
    • マーケットパネル - 有効または無効
    • OS ロケールを使用 - 有効または無効

PackageInfo.txt ファイルは、情報提供のみを目的としています。

パッケージのデプロイ

機能制限ライセンスパッケージを作成したら、次はライセンスを使用してエンドユーザーマシンをセットアップします。

Creative Cloud アプリのインストールとアンインストールのエラーに関するトラブルシューティングについて詳しくは、このドキュメントを参照してください。

ライセンスのアップデート

組織が契約を更新した場合、ユーザーにライセンスを再付与するために新しいパッケージまたはライセンスのみのパッケージをデプロイする必要はありません。ユーザーのコンピューターが更新されたライセンスを取得するには、インターネット経由で Adobe Licensing Server にアクセスするだけになります。

ユーザーマシンのアプリを任意の段階で更新するには、最新のアプリを含むパッケージを作成し、ユーザーマシンにデプロイを追加します。次の手順を実行して、パッケージを作成するか、作成済みのパッケージを更新できます。

ライセンスの削除

コンピューターからの単一のライセンスの削除

以下の場合にコンピューターから個々のライセンスを削除できます。

  • パッケージがライセンスのみのパッケージの場合
  • パッケージにライセンスとアプリが含まれているが、アプリを OS 固有の手順でアンインストールする場合(例:Windows の追加/削除プログラム

Adobe ライセンス認証ツールキットを使用してライセンスを削除する場合Adobe ライセンス認証ツールキットは、ライセンスのアクティベートまたはアンインストールに使用されるコマンドラインユーティリティです。Admin Console からダウンロードしたライセンスパッケージに含まれています。または、Admin Console のパッケージツールから直接ダウンロードできます。

ライセンスを削除にするには、管理者権限で次のコマンドを実行します。

Windows:

adobe-licensing-toolkit.exe --precondition --uninstall --filePath <.json ファイルの絶対パス>

macOS:

sudo ./adobe-licensing-toolkit --precondition --uninstall --filePath <.json ファイルの絶対パス>

詳しくは、これらの手順を参照してください。

注意:

.json ファイルは、Admin Console からダウンロードされ、ユーザーマシンにデプロイされたパッケージ内にあります。ファイルにはライセンス情報が含まれています。

コンピューターからのすべてのライセンスの削除

1 台のマシンに複数のライセンスがインストールされている場合、管理者権限で次のコマンドを実行してライセンスを削除します。

Windows:

adobe-licensing-toolkit.exe --precondition --uninstall --all

macOS:

sudo ./adobe-licensing-toolkit --precondition --uninstall --all

詳しくは、これらの手順を参照してください。

製品とライセンスのアンインストール

ユーザーのコンピューターからライセンスを削除する代わりに、ライセンスと製品をアンインストールすることもできます。これには、機能制限ライセンスパッケージ自体を使用します。

詳しくは、ユーザーのコンピューターからパッケージをアンインストールする方法を参照してください。

よくある質問

すべてのパッケージには、ライセンスファイルが組み込まれます。ライセンスのみのパッケージを作成するには、パッケージにアプリケーションを追加する手順をスキップします。

ライセンスのみのパッケージは、デプロイ先のクライアントのコンピューターに、ライセンスなしまたは体験版ライセンスのアプリケーションが既にデプロイされている場合に作成します。

Microsoft の System Center Configuration Manager(SCCM)を使用してパッケージをデプロイするには、SCCM コンソールからインストール / アンインストールプログラムを作成する必要があります。インストール / アンインストールプログラムを作成する手順は、「SCCM によるアドビパッケージのデプロイ」のこのセクションに記載されています。

上記の手順を使用して、SCCM でパッケージを作成およびデプロイします。ただし、以下の例外があります。

手順のステップ 2

  1. package.exe ファイルを参照して選択する代わりに、アドビライセンス認証ツールキットadobe-licensing-toolkit.exe)ファイルを参照して選択します。
  2. 新規プログラムウィザードに戻ったら、コマンドラインの末尾に以下のフラグを追加します。
    構文
    --precondition --install --filePath ngl-preconditioning-data.json

    adobe-licensing-toolkit.exe --precondition --install --filePath ngl-preconditioning-data.json

必要に応じて、Windows 版のアドビライセンス認証ツールキット(adobe-licensing-toolkit.exe)ファイルをダウンロードします。

  1. Admin Console で、パッケージツールに移動します。
  2. ライセンス認証ツールキットカードのダウンロードリンクを使用します。

次の情報のみが、ユーザーのコンピューターからライセンス要求を通じて Adobe に共有されます。

  • マシン ID(SHA-256 ハッシュ)
  • 最初と最後のユーザーのチェックイン
  • 製品の NPDID
注意:
  • NPDID(NGL 事前調整データ ID)は、一意のエンタイトルメント識別子です。 
  • マシン ID はマシン名と同じではありません。これは、マザーボードのシリアル番号やブートディスクのシリアル番号などの、様々なコンピューターの属性に関する不可逆の SHA-256 ハッシュです。

以下に、送信された情報を含むライセンス要求の例を示します。

“npdId”: “ID of NGL Preconditioning Data”,
“npdPrecedence”: “Precedence of NGL preconditioning data”,
“asnpTemplateId”: “ASNP Template ID”,
“deviceDetails”: {
    “deviceId”: “Device ID”,
    “osName”: “OS Name”,
    “osVersion”: “OS Version”,
    “currentDate”: 1510649774873
},
“appDetails”: {
    “nglAppId”: “NGL App ID”,
    “nglAppVersion”: “NGL App version”,
    “nglLibVersion”: “NGL Lib version”,
    “currentAsnpId”: “Current ASNP Id”,
    “locale”: “en_US”
}

それに応じて、アドビのライセンスサーバーは、デバイス ID に固有の署名付きライセンスを送信します。

機能制限ライセンス - オンラインのライセンスをアクティベートするには、クライアントコンピューターが Adobe ライセンスサーバーにインターネット経由でアクセスできる必要があります。また場合によっては、管理者がファイアウォールでエンドポイントを開き、エンドポイント https://lcs-cops.adobe.iohttps://lcs-cops-proxy.adobe.com を許可する必要があります。

注意:

様々なアドビアプリに含まれるサービスは、Adobe サーバーへの接続を試みる場合があります。ただし、接続が不可能な場合、バックグラウンドで呼び出しが失敗します。ライセンス認証するには、2 つのエンドポイントのいずれか(https://lcs-cops.adobe.io または https://lcs-cops-proxy.adobe.com)が必要です。

コンピューターは、ランダムな間隔で指定されたエンドポイントに到達して、ライセンスを検証しようとします。ただし、エンドポイントに到達できない場合、キャッシュされたライセンスに依存します。つまり、最初のアクティベーション後、コンピューターが遠く離れた場所または安全な場所に移動された場合、有効期限が切れるまでライセンスは引き続き機能します。

管理者がオンラインアクティベーションパッケージで機能制限ライセンスを無効化すると、Admin Console に表示される使用ライセンスのカウント数が減少します。ただし、クライアントコンピューターは次の Adobe ライセンスサービス(https://lcs-cops.adobe.io または https://lcs-cops-proxy.adobe.com)に接続できる必要があります。

契約更新に従って、ユーザーマシンは更新されたライセンスを受け取るためにオンラインである必要があります。ライセンスのみのパッケージまたは更新パッケージをデプロイする必要はありません。

ユーザーは、延長猶予期間開始から 99 日間、利用可能なアドビアプリにアクセスできますが、その間、新しいパッケージを作成することはできません。詳しくは、「契約の有効期限フェーズ」を参照してください。

警告:

この 99 日間の猶予は、ライセンスが更新された場合のデプロイメントを容易にするために、アドビが独自の裁量で提供しており、変更される可能性があります。

Adobe は、仮想化環境での Creative Cloud アプリケーションの使用をサポートしていません。

機能制限付きライセンス - オンラインによるアクティベーションをサポートする Acrobat のバージョンはサポートされている仮想化環境(Citrix XenApp、WTS、App-V、VMWare Horizon)における永続的環境と非永続的環境全体で機能します。

マシンが停止しており、Adobe ライセンス認証ツールキットを実行してライセンスを削除できない場合、Admin Console ライセンスカウントは更新されません。契約更新の際に、アカウントマネージャーに通知するか、Adobe にその旨を伝えてください。

現在、テクニカルコミュニケーション製品では、NUD(ユーザー指定デプロイメント)、FRL(FRL - オンライン)、および例外的にオフラインデプロイメント(アドビアカウントマネージャーへの連絡が必要)の 3 つのライセンス認証方式をサポートしています。

Captivate と Presenter は古いライセンス技術を使用しているため、当面は、シリアル番号を使用してデプロイする必要があります。Captivate と Presenter のデプロイについては、アドビアカウントマネージャーにお問い合わせください。近い将来、これらの製品は他の 3 つの製品と一緒に利用できるようになり、Captivate と Presenter をシリアル番号を使用して別途デプロイする必要はなくなります。

2 つのサーバー製品(FrameMaker Publishing Server、RoboHelp Server)では、Admin Console を使用して機能制限ライセンスのライセンスパッケージのみを作成することを強くお勧めします。パッケージのデプロイメントとライセンス認証の両方を使用するオプションを選択しないでください。 

これら両方のサーバー製品には、スケーリング要件とともに満たす必要のある多くの前提条件があり、すぐにデプロイすることは困難です。このような場合、以下のサーバー製品の必要システム構成を確認してください。

さらに、FrameMaker Publishing Server のインストール手順を説明した YouTube のビデオを併せてご覧ください。https://www.youtube.com/watch?v=2deelyM5VA8

サーバー製品をダウンロードするには、(Admin Console からダウンロードするのではなく)次のリンクを使用してください。

上記のパッケージの作成手順で、「リバースプロキシを介してアドビに連絡」を選択します。

このオプションは、リバースプロキシを介したライセンスのアクティベーションを有効にします。クライアントコンピューターは、入力されたエンドポイントを探してライセンスを有効にします。ライセンスアクティベーションを正常に完了するには、リバースプロキシに正しいエンドポイントを指定する必要があります。

リバースプロキシを設定および構成する方法について詳しくは、「機能制限オンラインリバースプロキシユーザーガイド」を参照してください。

管理オプション

Adobe License Decoder は、コンピューター上のすべての機能制限ライセンスについて情報を提供するコマンドラインツールです。このツールは、コンピューター全体でインストールされたライセンスファイルを調査し、以下の情報を提供します。

  • 各ライセンスファイルに関連付けられているアプリ.
  • アプリのインストールに使用されたパッケージ.
  • アプリがインストールされた日時と各アプリに対応するライセンスの有効期限。

ツールのダウンロードや詳細なドキュメントには、Github リポジトリーを使用します。

クライアントコンピューターでアクティブ化されたパッケージを識別するには、次の手順に従います。

1.Adobe Licensing Toolkit を使用して、クライアントコンピューターで次のコマンドを実行します。

  • macOSadobe-licensing-toolkit --licenseInformation
    ショートフォーム:adobe-licensing-toolkit -l
  • Windowsadobe-licensing-toolkit.exe --licenseInformation
    ショートフォーム:adobe-licensing-toolkit.exe -l

このコマンドは、コンピューターにインストールされているすべてのアプリのライセンス情報を表示します。
出力例:

Adobe Licensing Toolkit (0.1.5.57)
License Details
 
NpdId          : MWVjZGNlMzMtZGU2Yi00ZmNlLTkzZTktY2MxMjBhZmFiZjg1
AppId          : Photoshop1
DeploymentMode : FRL_ONLINE, FRL
CacheExpiry    : 03/06/19 20:01:56 India Standard Time
LicenseId      : 511F26523959D15EBD9B
LicenseExpiry  : 03/06/21 20:01:56 India Standard Time
 
NpdId          : YjZiOGU0ZTItYTkxNy00NTFlLWFkOTItZTljNTc2M2U2OTgx
AppId          : Animate1
DeploymentMode : FRL_CONNECTED
Operation Successfully Completed

2. Admin Console からパッケージを探します。

  1. Admin Console にログインし、「製品」タブに移動します。

  2. 検索ボックスに、上記のライセンス認証ツールキットコマンドの実行で取得したパッケージのNpdIdを入力します。

    注意:

    検索は大文字と小文字を区別しません。また、部分検索を行うこともできます。つまり、検索時にNpdId全体を入力する必要はありません。

  3. フィルタリングされたパッケージのリストで、パッケージをクリックします。パッケージの詳細が右側に表示されます。

    Admin Console のパッケージライセンス ID は、上記の Licensing Toolkit コマンドの NpdId に対応します。

    これを使用して、クライアントコンピューターにインストールされているパッケージを識別します。

    パッケージの詳細

    注意:

    パッケージライセンス ID は、2021 年 7 月 24 日以降に作成されたパッケージでのみ使用できます。

はい。Adobe XD は、ETLA 契約を通じて購入した Creative Cloud コンプリートプランの機能制限ライセンスプランの一部として利用できます。ただし、ユーザー指定ライセンス環境の XD と比較すると、XD インターフェイス、機能、ワークフローに違いがあります。

差異について詳しくは、「機能制限ライセンス環境の Adobe XD」を参照してください。

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2025 年 2 月 13 日
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