このドキュメントでは、Lightroom Classic を使用する際に発生する一般的な問題を解決するトラブルシューティング手順について説明します。Lightroom Classic の特定の問題についてフォーラムに投稿したり、サポートに問い合わせたりする前に、以下の手順をすべてお試しください。
Lightroom Classic の既知の問題
この問題が最新の Lightroom Classic のリリースで既知の問題になっているかどうかを確認します。
「Lightroom Classic の既知の問題」を参照してください。
クラッシュが発生した場合は、次のいずれかの操作が推奨されます。
- すべてのクラッシュレポートを提出します。お使いのメールアドレスを記載して既知の問題についてクラッシュレポートを送信された場合は、ご指摘の問題を修正するための解決策をメールで受け取れる場合があります。
- 互換性の問題を確認するためのポップアップウィンドウが表示される場合もあります。Lightroom Classic で問題が検出されると、その問題の解決方法が表示される場合があります。
- Creative Cloud Diagnostics で、「システムをチェック」を選択します。 スキャンが完了すると、検出された問題のリストが表示されます。 ハードウェア互換性の問題から、ソフトウェアの競合や古いドライバーまで、様々な問題が検出される可能性があります。 ツールは、特定された問題ごとに、それらを解決するための特定のアクションを提案します。 これには、ドライバーの更新、システム設定の調整、特定のコンポーネントの再インストールなどが含まれます。推奨される手順に従って問題を解決します。これにより、Creative Cloud アプリケーションのパフォーマンスと安定性が向上します。
カメラについて最新のサポートを受けるには
サポートについて最もよく尋ねられる質問は、「最新のカメラの Raw ファイルサポートを受けるにはどうすればよいですか?」というものです。
「Photoshop または Lightroom がカメラをサポートしていない」を参照してください。
Lightroom Classic の最新のアップデートをインストールする
アドビソフトウェアが最新であることを確認するだけで、多くの問題を修正できます。
「Lightroom Classic を最新に保つ」を参照してください。
アドビでは、最新のバージョンとその 1 つ前のバージョンに対してテクニカルサポートとセキュリティ修正を提供しています。バグの修正は、最新バージョンに対してのみ提供しています。詳しくは、「Lightroom Classic — サポート対象バージョン」を参照してください。
オペレーティングシステム更新プログラムのインストール
お使いのオペレーティングシステムが最新であることを確認するだけでも多くの問題を修正できます。
- Mac OS の場合は、「お使いの Mac のソフトウェア更新プログラムを入手するには」を参照してください。
- Windows の場合は、「Windows Service Pack と Update Center」を参照してください。
アドビでは、非運用パーティションでお客様独自のテストを行い、新しい OS が現在のハードウェアおよびドライバーで動作することを確認していただくよう推奨しています。
Creative Cloud で、利用できる更新プログラムが表示されない、またはアプリケーションが体験版モードになっている
利用できる更新プログラムが見つからない場合、お使いのアプリケーションで体験版と表示されていますか?
利用できる更新プログラムが表示されないを参照してください。
Lightroom Classic をアクティベーションできない、またはアプリケーションが体験版モードになっている
Lightroom Classic を起動できない場合、現像モジュールが無効になっている場合、またはアプリケーションが体験版として表示される場合は、以下を参照してください。
グラフィックカード(GPU)ドライバーのアップデートのインストール
コンピューターのグラフィックカードの GPU(Graphics Processing Unit)とドライバーのトラブルシューティングについては、「グラフィックプロセッサー(GPU)とグラフィックドライバーの問題に関するトラブルシューティング | Lightroom Classic」を参照してください。
Lightroom Classic でコンピューターのグラフィックカード GPU(グラフィック処理ユニット)を使用する方法については、「グラフィックプロセッサー(GPU)に関する FAQ | Lightroom Classic」を参照してください。
Windows:
最新のビデオドライバーを使用することによって、GPU ドライバーのクラッシュ、スクリーン/ドキュメントの再描画、青色や X で消された画像またはカラー表示問題を回避できます。アップデートしたドライバーは、カード製造元の web サイト(NVIDIA、AMD、または Intel)から入手できます。
Windows Update を実行しただけでは、ビデオドライバーは最新の状態にはなりません。ご使用のカードの製造元 web サイトに直接移動して、ドライバーアップデートをチェックしてください。
macOS:
ビデオドライバーはオペレーティングシステムのアップデートに含まれています。「Apple メニュー/この Mac について/ソフトウェアアップデート」を選択して、OS の最新のアップデートをすべてインストールしていることを確認します。
Lightroom Classic のパフォーマンスの最適化
ご使用のコンピューターで Lightroom Classic を最適化するには、「パフォーマンスを最適化する」を参照してください。
モニターのキャリブレーション
破損したモニタープロファイルは、Lightroom Classic のパフォーマンスとカラーの再現の両方に影響します。
オペレーティングシステムの補正機能またはハードウェアの色彩計のどちらかを使用してモニターを補正して、モニターに適したカラープロファイルを作成します。
モニターの補正方法について詳しくは、「How (& Why) to Calibrate Your Monitor(モニターを補正する方法(および理由))」を参照してください。
Lightroom Classic でのカラーに関するよくある質問への回答については、「FAQ | Lightroom におけるカラー」を参照してください。
環境設定を復元する
Lightroom Classic の環境設定を工場出荷時の状態にリセットすることにより、断続的に発生する異常なビヘイビアーの問題の多くを解決できます。
Lightroom Classic の環境設定をリセットするには:
- Lightroom Classic を終了します。
- Shift+Option(macOS)または Shift+Alt(Windows)を押しながら Lightroom を起動します。
環境設定のリセットを求めるダイアログボックスが表示されます。
- 「はい」をクリックします。
詳しくは、「環境設定のリセット後にカタログと画像を回復する」を参照してください。
写真が見つからない場合のトラブルシューティング
現像モジュールでは、写真が見つからないか、オフラインになっているか、失われている場合に通知が表示されます。また、グリッド表示とフィルムストリップの画像セルに、画像に見つからないことを示すアイコン()が表示されます。
「見つからない写真を検索する」を参照してください。
カタログのトラブルシューティング
「Photoshop Lightroom Classic カタログに関する FAQ」を参照してください。
Lightroom Classic を開いたときに、カタログが空か、予期した画像の一部がない場合は、新しいカタログを作成したか、間違ったカタログまたは古いカタログを開らいている可能性があります。参照
Lightroom Classic の起動時に「別のアプリケーションで既に開いているため、Lightroom カタログを開けません」というエラーが発生する場合は、次の文書を参照してください。
その他のカタログリソース:
同期のトラブルシューティング
Lightroom Classic の同期に関するよくある質問の回答を確認するには、「Lightroom Classic の同期に関する FAQ」を参照してください。
プラグインの問題の解決
多数のサードパーティ製プラグインをインストールしており、Lightroom Classic で動作が不安定な場合は、次にプラグインのトラブルシューティングを行います。
- プラグインの製造元をチェックして、ご使用のプラグインのアップデートがあるかどうかを調べます。
- Lightroom Classic のプラグインマネージャーを使用して問題のあるプラグインを無効にします。
- Lightroom で「ファイル/プラグインマネージャー」を選択します。
- リストされているプラグインごとに「無効」をクリックします。
- 問題がまだ起きるかどうか調べます。
- 問題が解決した場合は、プラグインを 1 つずつ有効に戻します。
- 各プラグインを再度有効にしたあとで問題が再現されるかどうかを調べます。
Lightroom Classic を起動するには、Windows Media Feature Pack が必要です。
次の方法で、Windows 10 N および Windows 11 N に Media Feature Pack をインストールできます。
- Windows 10 N:スタートボタンをクリックしてから、設定/ アプリ/ アプリと機能/オプション機能/機能の追加を選択します。 次に、使用可能なオプション機能のリストで「Media Feature Pack」を見つけます。
- Windows 11 N:スタートボタンをクリックし、設定/アプリ/オプション機能を選択します。 「オプション機能を追加する」の横の「機能を表示」を選択してから、使用可能なオプション機能のリストで「Media Feature Pack」を選択します。
コンピューターの再起動を求めるメッセージは表示されませんが、Media Feature Pack のインストールを正常に完了するために、再起動する必要があります。
Windows Media Feature Pack について詳しくは、こちらをクリックしてください。
ユーザーアカウント権限のトラブルシューティング
上記のトラブルシューティング手順のいずれも問題を解決しない場合、問題はユーザー権限に関連している可能性があります。
「修復して続行」をクリック
起動時に Lightroom でユーザー権限の問題が発生しましたダイアログボックスが表示された場合は、エラーダイアログボックスで「修復して続行」をクリックします。
フォルダーのアクセス権を手動で変更する
以下のフォルダーおよびこれらのフォルダーにある全項目に関するアクセス権を「読み書き」に手動で変更します。アドビアプリケーションでこれらのフォルダーを開いたとき、または使用中に、これらのフォルダーに書き込みできるようにするためです。
- /Users/[ユーザー名]/Library/Preferences/
- /Users/[ユーザー名]/Library/Preferences/Adobe/
- /Users/[ユーザー名]/Library/Preferences/Adobe/Lightroom/
- /Users/[ユーザー名]/Library/Caches/Adobe/
- /Users/[ユーザー名]/Library/Caches/Adobe/Lightroom/
- /Users/[ユーザー名]/Library/Caches/Adobe Camera Raw 2/
- /Users/[ユーザー名]/ライブラリ/Application Support/Adobe/
- /Users/[ユーザー名]/Library/Application Support/Adobe/Lightroom/
- /Users/[ユーザー名]/Library/Application Support/Adobe/CameraRaw/
- /Users/[ユーザー名]/Library/Application Support/Adobe/OOBE/
- /Users/[ユーザー名]/Library/Application Support/Adobe/Common/
- /Users/[ユーザー名]/Documents/Adobe/
- /Users/[ユーザー名]/Documents/LrClassicLogs/
- /Users/[ユーザー名]/Library/Logs/Adobe/
次の操作を実行します。
1. ユーザーライブラリフォルダーを開きます。ユーザーライブラリフォルダーを開くには、Option キーを押しながら Finder で、「進む/ライブラリ」を選択します。
macOS X 10.7 以降で、ユーザーライブラリフォルダーはデフォルトで非表示になっています。このユーザーライブラリフォルダーを特定してアクセスするには、「Mac OS X 10.7 以降でユーザーライブラリファイルを表示できない」を参照してください。
2. これらのフォルダーとその中にあるすべての項目のアクセス権を「読み書き」に変更します。アクセス権を変更するには、Apple 記事「Mac 上での項目の権限を設定」に記載されている次のトピック「ユーザーとグループへのアクセス権限の割り当て」および「フォルダーまたはディスク内のすべての項目にアクセス権限を適用する」を参照してください。
3. Lightroom を起動します。
スクリプトを使用してアクセス権を復元する
上記の解決策でフォルダーのアクセス権限に関する問題が解決しない場合は、以下で説明する実行しやすいシェルスクリプトベースの解決策を試してください。このシェルスクリプトは、所有権、および読み/書き権限を自動的に復元し、アドビユーザーフォルダーおよびサブフォルダーのセットからアクセス制御リスト(ACL)を削除します。
このシェルスクリプトを実行するには、次の手順を実行します。
- 上記に指定したリンクを使用して LightroomCorrectPermission.zip をダウンロードします。デフォルトでは、このファイルは、/Users/[ユーザー名]/Downloads/LightroomCorrectPermission.zip にダウンロードされます。
- このダウンロードしたファイルを解凍すると、LightroomCorrectPermission.sh シェルスクリプトファイルが展開されます。
- Mac デスクトップで、Spotlight 検索ボックスに Terminal と入力して、ターミナルを起動します。
- 解凍した LightroomCorrectPermission.sh シェルスクリプトファイル(手順 2)を Finder からターミナルウィンドウにドラッグします。ターミナルウィンドウに次のテキストが表示されます。
/Users/[ユーザー名]/Downloads/LightroomCorrectPermission.sh - Enter キーを押してシェルスクリプトを実行します。
- プロンプトが表示されたら、Mac ログイン認証情報を入力します。
注意:管理者権限のあるアカウントを使用してログインしてください。 - Lightroom を起動します。
新しい管理者ユーザーアカウントを設定する
アクセス権の問題を特定するために、管理者ユーザーアカウントを作成します。管理者ユーザーアカウントの作成手順については、以下を参照してください。
macOS:
ユーザーを作成する際に、新しいアカウントポップアップウィンドウを [標準] から [管理者] に必ず変更してください。
macOS でまだ問題が発生する場合は、ディスクのアクセス権限の修復を試みてください。詳しくは、「ディスクユーティリティーでディスクのアクセス権を修復する」を参照してください。
Lightroom Classic の起動時にユーザー権限のエラーが発生する場合は、「Lightroom で起動時にユーザー権限の問題が発生した」を参照してください。
Windows:
管理者ユーザーアカウントを作成したら、新しいユーザーにログインし、Lightroom Classic を実行して問題が解消したかどうかを確認します。
「アクセス権修復」コマンドを使用して、オペレーティングシステムのためのアクセス権を修復します(Lightroom Classic などのアプリケーションのアクセス権ではなく)。
セーフモードでの起動によるシステムアドオンおよびユーティリティのトラブルシューティング
サードパーティ製の拡張機能などのユーティリティで Lightroom Classic の操作が中断される場合があります。
コンピューターをセーフモードで起動すると、サードパーティ製の拡張機能とユーティリティはオフになります。そのため、問題の解決に役立つ可能性があります。
macOS:
- セーフモードで起動する:macOS では、セーフモードで起動すると、サードパーティ製の拡張機能とスタートアップ項目がすべて無効になります。この場合、必須カーネル拡張機能と Apple によりインストールされたスタートアップ項目だけが実行されます。
Windows:
- コンピューターをセーフモードで起動する: Windows では、セーフモードで起動すると、Windows は一連の限定されたファイルおよびドライバーで起動されます。
その他のトラブルシューティング
上記の手順をすべて試しても問題が解決しない場合は、Lightroom Classic に関する問題をフォーラムに投稿してください。
Lightroom Classic のバージョン間の動作の違いについて不明なことがある場合は、以下を参照してください。
その他の一般的なトラブルシューティングのヘルプが必要な場合は、以下を参照してください。
アプリケーションのインストール/ダウンロードまたは Creative Cloud メンバーシップに関する質問については、以下を参照してください。