このページでは、Adobe Acrobat Sign のビジネスおよびエンタープライズのお客様向けに、Acrobat Sign のトランザクションがどのようにカウントされ、使用権限ごとに課金されるかについて説明します。
Adobe によるトランザクションの定義
トランザクションは、Adobe Acrobat Sign PSLT および Adobe Acrobat Sign の追加条件で定義されています(購入したライセンスの種類による。詳しくは、ご自身の契約書を参照してください)。原則的に法律文書に従い、トランザクションは、電子文書または関連する電子文書のコレクションが Acrobat Sign を介して 1 人以上の受信者に送信されるたびに発生します。
トランザクション使用量にカウントされる製品の使用:
機能 |
ユーザーアクション |
署名を依頼 |
契約書を用意して「送信」をクリックします。 |
署名を対面で依頼 |
モバイルアプリで、対面での署名フローの実行時に、契約書を用意して「署名」をクリックします。 |
一括送信 |
複数の受信者を読み込んで、「送信」をクリックします。Acrobat Sign トランザクションの数は、送信された契約書数に等しくなります。各受信者に契約書が送信されます。 |
Giga サイン |
複数の受信者を読み込んで、「送信」をクリックします。Acrobat Sign トランザクションの数は、送信された契約書数に等しくなります(一括送信同様)。Giga サインでは、1 つの契約書に複数の署名者が署名できます。 |
Web フォーム署名 |
エンドユーザーが web フォームに入力して送信する場合(認証ステータスの設定を問わない)。 |
カスタムワークフローの使用 |
カスタムワークフローを使用して契約書を生成する場合。 |
Acrobat Sign Web UI 内の「入力と署名」タブ | ユーザーがアプリケーションの「入力と署名」タブを使用して文書をアップロードした後の、契約書への署名の追加。 |
Acrobat と Acrobat Sign はそれぞれ異なる製品で、それぞれの製品に「入力と署名」という機能がございます。 これらは異なる機能であり、トランザクション消費という観点でも扱いが異なります。
- Acrobat 画面で「入力と署名」機能を使用した場合、Acrobat Sign トランザクションは消費されず、Acrobat Sign トランザクションレポートにはカウントされません。
- Acrobat Sign 画面で「入力と署名」機能を使用した場合、Acrobat Sign トランザクションが消費され、Acrobat Sign トランザクションレポートに反映されます。
サードパーティ統合およびアプリケーション
トランザクション(Salesforce、Workday、Microsoft Teams など)を送信するためにサードパーティ統合を使用すると、上記の詳細に従ってトランザクションの使用量にカウントされます。署名用に送信される契約書は、Acrobat Sign web アプリケーション、サードパーティアプリケーション(Salesforce、Workday、Microsoft Teams など)、または Acrobat Sign API によって実装されたお客様独自のアプリケーションを使用して作成されたかどうかに関係なく、課金対象のトランザクションです。カスタム実装とサードパーティ統合で Acrobat Sign API を使用すると、Acrobat Sign の「署名用に送信」機能が使用されます。
使用権限に対するトランザクションの使用量としてカウントされない製品の使用:
機能 |
ユーザーアクション |
Web フォームの作成 |
Web フォームテンプレートを作成します。 |
カスタムワークフローの作成 |
ワークフローテンプレートを作成します。
|
「下書き」ステータスの契約書 | 契約書を作成して、送信する代わりに「下書き」として保存します。 (次のアラートを参照) |
アーカイブ |
外部署名付き文書を Acrobat Sign エコシステムにアップロードします。 |
ライブラリテンプレートの作成 |
契約書を送信するのためのテンプレートを作成します。 |
Acrobat Standard または Pro プランの「入力と署名」 | Acrobat アプリケーションインターフェイス内から「入力と署名」ツールを使用します。 |
「下書き」の契約書が「トランザクション消費レポート」にカウントされるべきでないときにカウントされるという既知の問題があります。
請求不可能なアカウントからの請求可能なアカウントへの移行
請求不可能なアカウントタイプのサービス(開発者アカウントなど)でトランザクションを作成した後に、そのアカウントを請求可能なタイプのサービス(チーム版、エンタープライズ版など)に昇格させたアカウントは、トランザクションまたはトランザクションのステータスが変更(トランザクション上のファイルの変更、ファイルのステータスの非表示への変更など)された場合に、既存のトランザクションは使用されたものとしてカウントされます。
認証アドオンサービスの使用量:
認証アドオンサービス(例:ナレッジベース認証、電話認証、Government ID 認証)の使用量、および Notarize 統合の使用量は、上記の指標には含まれていないことに注意してください。これらのサービスの使用量は、Acrobat Sign アプリケーションの「送信設定」で確認できます。
アドビを通じてクラウド署名へのアクセスを購入されたお客様は、「デジタル署名」ページでこれらのリソースの使用量を表示できます。
VIP ライセンスプログラムでサービスを購入したアカウントでは、形式が変更になった「使用状況を確認」ポップアップが表示され、ライセンス設定のコンテキスト内にトランザクション数がよりわかりやすく表示されるようになりました。