編集/環境設定(Win)または Lightroom Classic/環境設定(macOS)に移動します。
Lightroom Classic 9.2(2020 年 2 月リリース)で導入された機能
Raw 画像の読み込みに関する初期設定の調整
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環境設定ダイアログボックスの「プリセット」タブを選択します。
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マスタードロップダウンから、次のいずれかを選択します。
Adobe デフォルト
Raw 画像に Adobe デフォルトを適用する場合は、このオプションを選択します。
カメラ設定
Raw 画像を撮影したカメラの設定を保持するには、このオプションを選択します。
プリセット
このオプションを選択し、読み込み時に Raw 画像に適用するプリセットを選択します。
注意:「カメラ設定」を選択し、Lightroom Classic に一致する設定がない場合は、Adobe デフォルト設定が適用されます。
カメラモデル固有の Raw 初期設定の調整
初期設定の作成
カメラモデルに基づいて初期設定を調整するには、次の操作を実行します。
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編集/環境設定(Win)または Lightroom Classic/環境設定(macOS)に移動します。
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環境設定ダイアログボックスの「プリセット」タブを選択します。
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「RAW デフォルト」の下にある「特定のカメラのマスター設定を上書き」を選択します。
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カメラドロップダウンからカメラモデルを選択します。ドロップダウンリストには、Raw 画像の読み込み元のすべてのカメラモデル名が表示されます。
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(オプション)シリアル番号に基づいてカメラの初期設定を作成する場合は、「シリアル番号を表示」を選択します。カメラドロップダウンリストに、カメラモデル名とシリアル番号が表示されるようになりました。
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初期設定ドロップダウンから、次のいずれかを選択します。
Adobe デフォルト
Raw 画像に Adobe デフォルトを適用する場合は、このオプションを選択します。
カメラ設定
Raw 画像を撮影したカメラの設定を保持するには、このオプションを選択します。
プリセット
このオプションを選択し、読み込み時に Raw 画像に適用するプリセットを選択します。
注意:「カメラ設定」を選択し、Lightroom Classic に一致する設定がない場合は、Adobe デフォルト設定が適用されます。
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「初期設定を作成」をクリックします。
初期設定の変更
作成した初期設定を変更するには、次の操作を実行します。
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編集/環境設定(Win)または Lightroom Classic/環境設定(macOS)に移動します。
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環境設定ダイアログボックスの「プリセット」タブを選択します。
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変更する初期設定を選択し、次のいずれかの操作を実行します。
- 初期設定の横にある下向き矢印 をクリックします。
- 初期設定を右クリックまたは左クリックします。
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ポップアップメニューから新しい設定を選択します。
初期設定の削除
作成した初期設定を削除するには、次の操作を実行します。
ISO 値に固有の Raw 初期設定の調整
Raw 画像の ISO 値に基づいて、Raw 初期設定を調整できます。これをおこなうには、ISO アダプティブプリセットを作成し、Raw 画像のデフォルトとして設定する必要があります。
プリセットの ISO 値ごとに異なる設定を指定できます。画像にプリセットで指定したものと異なる ISO 値がある場合は、プリセットで定義した値に基づいて適切な設定値が計算されます。例として、次のプリセットを作成します。
- ISO 400 輝度ノイズ軽減 0
- ISO 1600 輝度ノイズ軽減 10
そして ISO 800 で画像を読み込むと、輝度ノイズ軽減は 5 に設定されます。
ISO 値に基づいて Raw 初期設定を調整するには、次の操作を実行します。
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ISO アダプティブプリセットを作成します。詳しくは、ISO アダプティブプリセットの作成を参照してください。
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編集/環境設定(Win)または Lightroom Classic/環境設定(MacOS)に移動します。
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環境設定ダイアログボックスの「プリセット」タブを選択します。
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次のいずれかの操作を実行します。
- マスタードロップダウンから、プリセット/ユーザープリセットを選択し、ISO アダプティブプリセットを選択します。
- 特定のカメラの「マスター設定を上書き」を選択し、カメラモデルを選択します。次に、初期設定ドロップダウンからプリセット/ユーザープリセットを選択し、ISO アダプティブプリセットを選択します。
- マスタードロップダウンから、プリセット/ユーザープリセットを選択し、ISO アダプティブプリセットを選択します。
ISO アダプティブプリセットの例
例 1
このプリセットは、輝度ノイズ軽減を次のように設定します。
- ISO 400 以下の画像の場合は 0
- 1600 ISO の画像の場合は 10
- 6400 ISO 以上の画像の場合 は 30
このプリセットの主な用途は、画像の ISO 値の増加に応じて、ノイズ軽減量をカスタマイズして増加させることです。
例 2
このプリセットは、次の設定をカスタマイズします。
- 輝度ノイズ軽減
- 偽色の軽減
- カラーノイズ軽減の滑らかさ
- 黒レベル
- 明瞭度
- シャープのマスク
このプリセットは、ISO 値に基づいて Raw 画像に次の変更を加えます。
- ISO 400 以下では、ノイズ軽減を完全に無効にします。
- ISO 値が低い場合はシャープのマスクを無効にし、ISO 値が高い場合は有効にします。
- ISO 値が低い場合は黒レベルと明瞭度の初期設定値を使用し、ISO 値が高い場合は異なる値を使用します。
RAW デフォルト設定の場所
RAW デフォルト設定を別のマシンに移動する場合や、設定のバックアップを取る場合、RAW デフォルト設定は次の場所にあります。
- macOS:/Users/<ユーザー名>/Library/Application Support/Adobe/CameraRaw/Defaults
- Windows:C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Adobe\CameraRaw\Defaults\
FAQ
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Lightroom Classic の環境設定をリセットした場合、Raw 初期設定を再設定する必要がありますか?
Lightroom Classic の環境設定をリセットまたは削除しても、初期設定の Raw 設定は個別に保存されるので、影響はありません。
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Raw 初期設定の書き出し/読み込みをおこなう方法を教えてください。
Lightroom Classic には、Raw 初期設定の書き出し/読み込みをおこなうためのオプションはありません。ただし、次の場所から RawDefaults.xmp をコピーして、手動で RAW 初期設定の書き出し/読み込みをおこなうことができます。
macOS:/Users/<ユーザー名>/Library/Application Support/Adobe/CameraRaw/Defaults
Windows:C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Adobe\CameraRaw\Defaults\