Adobe Connect Events および必要な AEM テンプレートの作成と管理を行います。参加者、招待状、キャンペーン追跡などを管理します。
テンプレートとイベントカタログの作成と修正
テンプレートの作成
イベントのページ、カタログ、電子メールの作成にテンプレートを使用すると、より柔軟にデザインすることができます。 イベントを作成する前に、他のイベントにも適用可能なそのイベントの一般的な要件をキャプチャするテンプレートを作成できます。 組織のさまざまなニーズに合うように、事前に複数のテンプレートをデザインし、保存することができます。 イベントページ、イベントカタログおよび電子メール用に定義済みのテンプレートを使用し、必要に応じて変更することもできます。
カスタマイズしたイベントページのテンプレートを作成できます。用意されているイベントページのテンプレートは 2 つのみですが、イベントマネージャーとイベント管理者は、複数のリッチコンポーネント(画像やカルーセルなど)を駆使して、ブランド入りのカスタムテンプレートを好きなだけ作成できます。
イベントマネージャーが非公開のテンプレートを作成し、イベント管理者が共有テンプレートを作成することで、会社の様々な要件に対処することができます。 一般的にテンプレートの共有は、会社の情報のやり取りにおいて一貫性と企業イメージを確実に維持するために作成されます。
Adobe Connect 12.4 を使用して、応答性の高いイベントページとイベントカタログを作成しましょう。応答性が高い新しいテンプレートは、Adobe Experience Manager 6.5 を活用できるように改良済みページコンポーネントをベースに構築されています。携帯電話やデスクトップなどのあらゆる画面サイズに対応するレスポンシブページに加えて、今回のリリースで導入された新しいフォントも利用できます。
パブリッシュ直後のイベントやカタログと干渉しないように、既存のテンプレートを使い続けることも可能です。ただし、以前のテンプレートは廃止予定で近日中に削除されるため、改良済みテンプレートの使用を開始することをおすすめします。
改良済みの新しいテンプレートをコピーし、以前と同じようにニーズに合わせてカスタマイズできます。
Adobe Connect 12.3 以前のバージョンでイベントテンプレートを作成および編集する方法については、Adobe Connect Events の作成と編集を参照してください。
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「イベント管理」タブの「イベントテンプレート」または 「電子メールテンプレート」に移動します。
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「デフォルトのテンプレート(レスポンシブ)」にカーソルを合わせて、
をクリックして編集します。
デフォルトテンプレートのコピーも作成できます。
「デフォルトのテンプレート(レスポンシブ)」の メニューをクリックして、「コピーを作成」を選択します。ドロップダウンメニューから「テンプレート」を選択します。「コピー名」を入力します。「コピー」をクリックします。コピーしたテンプレートにカーソルを合わせて、 をクリックして編集します。
コピーしたテンプレートで をクリックすると、テンプレートの作成、名前変更、削除、リセットを実行できます。 -
プレビューアイコンをクリックすると、パブリッシュされた状態のイベントテンプレートが表示されます。
プロパティアイコンをクリックして、「パブリッシュ済みとして表示」を選択します。 -
AEM インスタンス起動後に、AEM コンポーネントで編集します。イベントバナー用の画像を追加することや、さまざまなフォントやタイムゾーンなどに詳細を追加することが可能です。
携帯電話、デスクトップ、タブレットの各エミュレーターで、イベントページを一番上から確認してください。
テンプレートの管理
イベント管理者は、既存のテンプレートを更新、名称変更、削除、およびコピーすることができます。 イベントマネージャーは、共有テンプレートに対しては非公開のコピーのみ作成できます。仮想教室マネージャーやウェビナーマネージャーもまた、既存のテンプレートの非公開のコピーを作成する権限を持ちます。 また、セミナーおよびイベント機能を使用するすべての更新されたアカウントの場合、セミナー管理者にも既存のテンプレートの非公開のコピーを作成する権限があります。
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「イベント管理」タブの「イベントテンプレート」または「電子メールテンプレート」に移動します。
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左側余白にある必須オプションをクリックします。既存のテンプレート上のポインターを動かして、各オプション(「テンプレートを編集」、「コピーを作成」、「テンプレートを削除」、「テンプレート名を変更」)を表示します。
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をクリックして、テンプレートの作成、名前変更、削除、リセットを実行します。
Adobe Connect では、AEM テクノロジを利用して、電子メールテンプレート、イベントテンプレート、およびイベントカタログのデザインとレイアウトを行います。 専用に作ったテンプレートは共有することができ、テンプレートの使用はアクセス制御でコントロールします。 Adobe Connect では、Adobe Connect ユーザと管理者のためにカスタマイズした AEM コンポーネントも利用できます。 これらの AEM コンポーネントは、テンプレート領域にドラッグして設定することができ、素早いテンプレートのデザインおよびレイアウトを可能にします。
レイアウトコンテナー
コンテナーは、境界線で区切られた領域を形成し、イベントテンプレートにおいて、そこに配置したコンポーネントをすべて保持します。 コンテナーを使うと、背景のカスタマイズや、寸法の限定が簡単になります。
イベントバナー(小)
イベント情報に「バナー画像 (小)」としてアップロードしておいた小さなイベントバナーを、様々なイベントページや電子メールに目立つように表示します。 イベントバナーのさまざまなプロパティ(サイズ、説明、位置、代替テキスト、リンクなど)をカスタマイズできます。イベントバナー(小)の画像の推奨サイズは 640 x 120 ピクセルです。
イベントバナー(大)
イベント情報に「バナー画像 (大)」としてアップロードしておいた大きいイベントバナーを、様々なイベントページや電子メールに目立つように表示します。 イベントバナーのさまざまなプロパティ(サイズ、説明、位置、代替テキスト、リンクなど)をカスタマイズできます。イベントバナー(大)の画像の推奨サイズは 1280 x 240 ピクセルです。
イベントカルーセル
おすすめイベントをカルーセル表示します。このコンポーネントには、各おすすめイベントの大きなバナー画像と、イベント名および時間が表示されます。
イベント期間
イベント作成中に入力されたイベントに関する基本的な情報が、「イベント情報」として表示されます。イベント情報のフォントプロパティもカスタマイズできます。
イベント情報 (簡易版)
「イベント情報」として入力されている、イベントに関する基本的な情報を、イベント情報に表示します。 情報のフォント属性をカスタマイズすることもできます。
イベント情報 (詳細版)
入力されたイベントに関する詳細情報が、「詳細情報」として表示されます。情報のフォント属性をカスタマイズすることもできます。
イベントリスト
このコンポーネントには、イベントカタログのイベントリストが表示されます。一覧表示されているイベントは、既存のイベントタグを使用してフィルタリングできます。イベントをロゴで目立つように表示することや、位置揃えの管理、テキストの書式設定、今後のイベントの表示などが可能です。このコンポーネントで利用できる主な設定をここからの部分で説明します。
ページサイズ
1 つのページに表示されるイベントの数を指定します。
実際のイベントデータを表示
「イベントリスト」コンポーネントの編集時に、実際のイベントデータを表示する必要があるかどうかを指定します。
タグパネルの位置
タグパネルの表示の有無と表示方法を指定します。
タグパネルのタイトル
タグパネルのタイトルを編集します。
タグをすべて表示
フィルタリング用としてタグパネルにタグをすべて表示するには、このチェックボックスをオンにします。すべてのタグを表示する必要がない場合は、このチェックボックスをオフにして、必要なタグを選択します。
今後のイベントを表示
何日先までのイベントをカタログに表示するかを指定します。
テキストプロパティ
このタブでは、「イベントカタログ」ページのさまざまな要素(イベント名やタグパネルのリストなど)に適用するテキストプロパティを調整できます。
カラープロパティ
このタブでは、「タグ」セクションに適用するカラープロパティ、塗りのスタイル、境界線の色などを設定できます。
ラベルの設定
このタブで、「イベントリスト」コンポーネントの様々なラベルの既定値を変更することができます。
イベントフォーム
イベントログイン
イベントの出席者に対してログイン用のワークフローが表示されます。
イベント登録
イベント登録用のワークフローが表示されます。このワークフローに沿ってユーザーが特定のイベントに登録します。登録回答のフィールドに入力できる文字数は 2048 文字までです。
イベントのカレンダー招待状
カレンダー招待状により、登録確認ページに「カレンダー招待状のダウンロード」ボタンが挿入されます。イベント招待状電子メールのテキストをカスタマイズできます。ボタンのラベルも変更もできます。
イベントのロゴ
イベントのロゴを追加します。サイズ、説明、位置、代替テキストなどの各種パラメーターを使用して、イベントロゴの表示形式をカスタマイズできます。推奨サイズは 200×120 ピクセルです。
イベント名
イベント情報の「名前」の箇所に、イベント名を表示します。フォント属性をカスタマイズすることができます。最大文字数は 60 文字です。
イベント開始時刻
イベントページまたは電子メールに、Adobe Connect Central のイベント情報に記載されたとおりのイベント開始時間が表示されます。
イベント時間
イベントページまたは電子メールに、Adobe Connect Central のイベント情報に記載されたとおりのイベント開始時間が表示されます。
水平線
このコンポーネントを使用して、イベントページをセクションごとに区分けするための水平線を描きます。線の太さと色は変更可能です。
水平区切り
このコンポーネントを使用して水平方向に区切り線を引き、指定した余白を設定することで、イベントページの視認性を高めることができます。高さパラメーターで余白の高さを管理します。
リンクボタン
イベントページやカタログページなどの Web ページに移動できるボタンを作成します。ボタンのスタイルをカスタマイズできます。 このコンポーネントを使用することで、リンク、スタイル、ラベルを設定できます。
発言者の概要 (簡易版)
Adobe Connect Central のイベント情報に入力された「発言者の概要」を、使用中のイベントテンプレートに表示します。 フォント属性を指定することもできます。
発言者の概要 (詳細版)
Adobe Connect Central のイベント情報に入力された「発言者の詳細」を、使用中のイベントテンプレートに表示します。 フォント属性を指定することもできます。
発言者の画像
Adobe Connect Central の「イベント情報」にアップロードされた「発言者の画像」を、使用中のイベントテンプレートに表示します。サイズ、説明、位置、代替テキスト、リンクなど、さまざまな画像プロパティも指定できます。推奨サイズは 400 x 400 ピクセルです。
発言者名
Adobe Connect Central のイベント情報に記載された「発言者名」を、使用中のイベントテンプレートに表示します。 フォント属性を指定することもできます。
テキスト
WYSIWYG エディターやインラインエディターでテキストを挿入します。テキストのフォントプロパティも調整できます。
電子メールテンプレートで利用できるテキストコンポーネントでは、追加のランタイムフィールドが利用できます。このフィールドを使用して、次の変数の値を電子メールに自動挿入できます。
- オーディオコンファレンスの詳細
- イベント作成者名
- イベント説明
- イベント期間
- イベントログイン URL
- イベント名
- イベント登録 URL
- イベントサイトの URL
- イベント開始時刻
- イベント概要
- イベント時間
- イベント URL
- 名
- 姓
- ログイン
- タイムゾーン
- ユーザーの電子メール
- 発言者名
- 発言者の概要
- 発言者の概要 (詳細版)
- 発言者情報の URL
タイムゾーン
ページに表示されるすべての時計のタイムゾーンを設定します。ページに表示されたすべてのタイミングが、指定のタイムゾーンに変換されます。 タイムゾーンを左揃え、中央揃え、または右揃えにすることができます。
アカウントロゴ
会社のロゴを表示します。ロゴは Adobe Connect Central、イベントページ、またはメール内に追加されます。 サイズ、説明、位置、代替テキスト、リンクなど、ロゴのプロパティをカスタマイズできます。
タイトル
このコンポーネントを使用して、インラインエディターでタイトルを挿入し、表示スタイルを設定します。
フォント
Adobe Connect 12.4 に新たに導入されたフォントは、次のとおりです。
- Source Sans 3
- Garamond Premier Pro
- Kepler Std
- Minion Pro
- Myriad Pro
- Utopia Std
- Warnock Pro
このオプションは、Adobe Connect 12.4 のリリース後に作成された新しいアカウントでは利用できません。
イベント管理者は、新しいレスポンシブテンプレートを導入するタイミングを計画するために、2 つのオプションを利用できます。イベントのレスポンシブテンプレート、電子メールテンプレートおよびイベントカタログを管理するには、次の手順に従います。
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Adobe Connect Central にログインし、イベント管理/イベント管理/カタログとテンプレートのページに移動します。
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要件に応じてチェックボックスの設定を変更します。
新規イベント作成時に表示するのは改良済みテンプレートのみ
デフォルトではオフになっています。ユーザーは、新規イベント作成時に既存のテンプレートとレスポンシブテンプレートの両方を使用できます。
オンにすると、新規イベント作成時に使用できるのは、レスポンシブテンプレートのみになります。改良済みの新しいテンプレートをアカウントで使用できる状況であれば、イベント管理者はこのチェックボックスをいつでもオンにできます。このアカウントで改良済みイベントカタログテンプレートを使用
デフォルトではオフになっています。ユーザーは、中断なしで既存のカタログを使い続けることができます。
オンにすると、カタログでレスポンシブデザインが使用されます。以前のイベントテンプレートで作成されたイベントも、同じように表示されます。ユーザーが特定のイベントページに移動すると、過去にそのイベントを作成するために使用されたテンプレートに基づいてレンダリングが行われます。イベント管理者は、アカウントが新しいレスポンシブカタログを使用できる状況であれば、このチェックボックスをオンにできます。 -
「保存」をクリックします。