インターフェイスの概要

Substance 3D Painter のメインインターフェイスとそのナビゲート方法について学習します。

Substance Painter インターフェイスの概要
Substance 3D Painter インターフェイスをパーツに分割してメイン構成要素を示したもの。

  1. ツールとプラグインのツールバー
  2. メインメニューとコンテキストツールバー
  3. 3D および 2D ビューポート
  4. アセットパネル
  5. テクスチャセットリスト
  6. レイヤースタックとテクスチャセット設定
  7. プロパティ
  8. ドックツールバー

ツールとプラグインのツールバー

ペイントツールと便利なプラグインが表示されます。

ペイントツール

ペイントツールを使用するペイントレイヤーまたはマスクを選択します。 

アイコン

名前

説明

ペイント

ペイントツールを使用すると、3D メッシュのサーフェスにブラシストロークを適用できます。

消しゴム

消しゴムツールを使用すると、3D メッシュのサーフェス上に存在する既存のペイントを消去したり非表示にしたりできます。

投影

投影ツールでは、ビューポートにマテリアルをペイントして、3D メッシュのサーフェスにマテリアルを適用できます。マテリアルはカメラの視点から投影されます。

ポリゴン塗りつぶし

ポリゴン塗りつぶしツールを使用すると、ポリゴン図形や UV のラッピング解除といったメッシュのプロパティに基づいてマスクを作成できます。

ぼかし

ぼかしツールを使用すると、既存のペイントを伸縮したり、にじませたり、ぼかしたり、ミックスしたりすることができます。

クローン

クローンツールを使用すると、既存のペイントを 3D メッシュサーフェスの別のパーツに複製またはクローンを作成できます。

マテリアルピッカー

マテリアルピッカーを使用すると、3D メッシュのサーフェスからマテリアル情報を抽出できます。

プラグイン

Painter には、ワークフローのスピードアップに役立つプラグインがデフォルトでいくつか用意されています。 

アイコン 名前 説明
送信...
メッシュとマテリアルを他の Adobe Substance 3D アプリケーションにすばやく送信
3D コミュニティアセット 3D コミュニティアセットプラットフォームには、ワークフローを支援するマテリアルやフィルター、テクスチャ、ブラシなど、数多くのコミュニティが作成したアセットがあります。
  3D Marketplace
3D Marketplace には、Adobe Substance 3D チームが作成した数多くの高品質なアセットが収められています。

リソースアップデーター
Painter の新しいバージョンでは、マテリアルやフィルターといったアセットが更新されていることがよくあります。古いバージョンの Painter で作成されたファイルを開く際に、場合によってはそのファイル内のアセットを更新する必要があります。リソースアップデーターを使用して、アセットを最新バージョンに更新します。 

プロジェクトを作成したり、開いたり、保存したりすることがします。

メインメニューにはいくつかのカテゴリと機能が表示されます。

メニュー名

コンテンツ

ファイル

ファイルメニューでは、新規プロジェクトを作成したり、既存のプロジェクトを保存したりすることができます。また、リソースの読み込みやプロジェクトのテクスチャの書き出しもできます。

編集

編集メニューを使用すると、取り消しやり直しのアクションを迅速に実行できます。また、現在のプロジェクトの設定や一般的な設定にアクセスすることもできます。

モード

モードメニューでは、Substance Painter のインターフェイスを切り替えることができます。各モードには専用の目的があります。

  • ペイントを使用すると、3D メッシュ上でペイントしたり、レイヤースタックを操作したりすることができます。
  • レンダリング(Iray)を使用すると、現在のプロジェクトの、より高品質でリアルなレンダリング画像を作成できます。

 

ウィンドウ

ウィンドウメニューでは Substance Painter のインターフェイスの中で表示または非表示にする箇所を選択できます。ツールバーメニューを使用して、一部のツールバーを非表示にすることもできます。ここで、インターフェイスをデフォルト状態にリセットすることもできます。

ビューポート     

ビューポートメニューでは、3D ビューポートと 2D ビューポートのレンダリングモードを変更できます。

プラグイン

プラグインメニューには、Substance Painter の起動時にロードされた、使用可能なすべてのプラグインが一覧表示されます。それ以外にも、数多くのプラグインが Substance Share にあります。

ヘルプ

ヘルプメニューには、さまざまなアクションが再編成されています。ドキュメントへのリンクから、従来のバージョン情報ウィンドウの内容までカバーされています。このメニューを使用して、バグを報告したり、スクリプティングやシェーダーのマニュアルを読んだりすることができます。 

コンテキストツールバー

現在のブラシやツールを変更します。

ペイントツールを選択したときのツールバーの内容。
ペイントツールを選択したときのツールバーの内容。

設定が UV 投影モードに設定されていて塗りつぶしレイヤーが選択されている場合のツールバーの内容。
設定が UV 投影モードに設定されていて塗りつぶしレイヤーが選択されている場合のツールバーの内容。

設定が 3D 投影モードに設定されていて塗りつぶしレイヤーが選択されている場合のツールバーの内容。
設定が 3D 投影モードに設定されていて塗りつぶしレイヤーが選択されている場合のツールバーの内容。

コンテキストツールバーでは、さまざまなツール設定と機能のほか、次のようにビューポートの表示を制御できます。

  • 除外した形状を非表示:ジオメトリマスクを使用して形状を非表示にできる

  • エンジン計算を一時停止:テクスチャの更新を一時停止する

  • ビューポートモード:3D のみ、2D のみ、またはその両方を左右に並べて表示する

  • カメラ投影モード:遠近法または正投影

  • カメラ回転モード:制約あり(2 軸)またはフリー(3 軸)

  • レンダリングモード:Iray でレンダリングモードに変更するためのショートカット

ビューポート設定のコンテキストツールバー。
ビューポート設定のコンテキストツールバー。

3D ビューポートと 2D ビューポート

3D メッシュをペイントして表示します。

3D ビューポートと 2D ビューポートを並べて表示した様子
3D ビューポートと 2D ビューポートを並べて表示した様子

3D ビューポートに 3D メッシュ、2D ビューポートにメッシュの UV が表示されます。  どちらのビューポートにもメッシュに適用されたテクスチャとマテリアルが表示されるため、メッシュまたはメッシュの UV に直接ペイントできます。

ビューポートの上部にはドロップダウンがあり、ここでさまざまなチャンネルやメッシュマップを表示できます。デフォルトでは、これらのドロップダウンはマテリアルに設定されるため、リアルな照明の 3D メッシュが表示されます。ドロップダウンから別のオプションを選択すると、そのチャンネルまたはメッシュマップが照明なしで表示されます。

アセットパネル

ペイントのリソースを管理します。

スマートマテリアルを表示するアセットパネルウィンドウ
スマートマテリアルを表示するアセットパネルウィンドウ

アセットパネルには、レイヤースタックで次のようにテクスチャとマテリアルの作成に使えるアセットが入っています。

  • ドロップダウンを使用して、アセットをフィルタリングして現在のプロジェクトまたは特定のライブラリに属するアセットのみを表示する

  • 検索でキーワードを入力して、特定のアセットを検索する

  • アセットアイコンを使用して、アセットのタイプでフィルタリングする

アセットパネル

アセットパネルには、次のようなタイプのアセットがあります。

  • マテリアル

  • スマートマテリアル

  • スマートマスク

  • フィルター

  • ブラシ

  • アルファ

  • テクスチャ

  • 環境

注意:

新しいアセットを読み込む方法には、次のようなものがあります。

  • Painter にファイルをドラッグ&ドロップする

  • アセットパネルウィンドウの右下にある「リソースの読み込み」ボタンをクリックする

  • ファイルリソースの読み込みを使用する

テクスチャセットリスト

3D メッシュのすべてのマテリアル ID を表示します。

テクスチャセットはテクスチャセットリストパネルに一覧表示されます。

Painter では、読み込んだメッシュのマテリアル ID ごとに個別のテクスチャセットが作成されます。すべてのテクスチャセットに、独自のレイヤースタックがあります。レイヤースタックを切り替えるには、テクスチャセットリストでテクスチャセットをクリックします。テクスチャセットリストからテクスチャセットの表示をオフにすることもできます。 

レイヤースタック

ペイントするレイヤーを管理および整理します。

フォルダーと塗りつぶしレイヤーがあるレイヤースタックの例。
フォルダーと塗りつぶしレイヤーがあるレイヤースタックの例。

レイヤースタックにレイヤーを追加して、マテリアルを構築します。レイヤースタックの各レイヤーには、ブラシストローク、テクスチャ、エフェクトなどの情報を格納できます。レイヤースタックはこの情報を組み合わせて 3D メッシュ上にテクスチャを作成します。 

レイヤースタックでは、レイヤーの表示と非表示を切り替えたり、レイヤーをグループ化したり、各チャンネルのレイヤーの描画モードと不透明度を調整したりすることができます。

プロパティ

ブラシ、ツール、レイヤーのプロパティを変更します。

さまざまなタイプのプロパティの例

プロパティウィンドウは、現在の選択内容またはツールに応じて変化します。レイヤーをクリックすると、そのレイヤーのプロパティが表示されます。ペイントレイヤーにはツールのパラメーターが表示され、塗りつぶしレイヤーには塗りつぶしのプロパティが表示されます。そのほか、レイヤーのインスタンス化などの高度なメソッドでも、このウィンドウに情報が表示されます。

ドックツールバー

そのほかのウィンドウにアクセスします。

画面右側のドックツールバーに、閉じているウィンドウがすべて含まれています。
ドックツールバーに、たたまれたウィンドウや閉じているウィンドウがすべて入っています。

パネルを閉じると、そのパネルは Painter ウィンドウの右側のツールバーにドッキングされます。パネルを再度開くには、そのパネルのアイコンをクリックします。開いたパネルをクリック&ドラッグして、ワークスペースを配置しなおします。 

注意:

インターフェイスをデフォルトの状態に戻すには、メインメニューの編集/UI のリセットアクションを使用します。

次のセクションの内容

これで、Substance 3D Painter のインターフェイスをすべて学習しました。次は、最初のプロジェクトを作成してみましょう

ご質問やご意見はありますか?

ご質問があれば、ぜひ Substance 3D Painter コミュニティに参加してください。ご意見をお待ちしております。

また、新機能に関するご意見もお待ちしております

ヘルプをすばやく簡単に入手

新規ユーザーの場合

Adobe MAX 2025

Adobe MAX Japan
クリエイターの祭典

2025 年 2 月 13 日
東京ビッグサイト