テクスチャの書き出し

作品を書き出す方法について説明します。

Substance 3D Painter での作業内容に満足したら、テクスチャをビットマップファイルに書き出すことができます。書き出したビットマップファイルは、ほとんどすべての 3D ソフトウェアで使用できます。Substance 3D Painter には便利な書き出しダイアログがあり、書き出したファイルのフォーマットと設定をここでカスタマイズできます。

書き出しダイアログ

テクスチャの書き出しダイアログには、次の 2 つの方法でアクセスできます。

  • ファイル/テクスチャを書き出すに移動する
  • キーボードショートカット Ctrl または Cmd + Shift + E を押す

テクスチャの書き出しダイアログには、設定出力テンプレート、および書き出しのリストの 3 つのタブがあります。

設定

設定タブには、書き出しのメイン設定があります。設定タブの左側にあるチェックボックスを使用して、テクスチャセットの書き出しを有効または無効にします。テクスチャセットを選択して各テクスチャセットの設定を調整したり、特定のマップの出力を無効にしたりすることもできます。

グローバル設定を選択すると、すべてのテクスチャセットの設定を同時に調整できます。グローバル設定の各オプションの概要を以下に示します。

テクスチャの書き出しダイアログの設定タブのスクリーンショット

出力ディレクトリ

テクスチャの書き出し先を変更するにはここをクリックします。ディレクトリの右側にある R をクリックすると、デフォルトのディレクトリにリセットされます。このパスはプロジェクトごとに保存されます。

出力テンプレート

テクスチャの書き出し方法を定義するテンプレートを選択します。テンプレートは、出力テンプレートタブでカスタマイズまたは作成できます。

ファイルタイプ

テクスチャの書き出しに使用する形式を変更します。ほとんどの形式では、書き出されたテクスチャのビット深度をここで調整することもできます。サポートされているファイル形式とビット深度の詳細については、以下を参照してください。

サイズ

書き出されたテクスチャの正方形の解像度を変更します。デフォルトでは各テクスチャセットのサイズに基づくに設定されていますが、解像度を変更して出力サイズを手動で調整することもできます。

パディング

UV アイランドでカバーされていないスペースを埋める方法を変更します。一部のパディング方法では、パディングの幅をピクセル単位で調整できます。右側のドロップダウンを使用して、この値を変更します。

シェーダーのパラメーターを書き出す

このチェックボックスをオンにすると、シェーダーのパラメーターを含む JSON ファイルも書き出されます。一部の高度なワークフローの場合に便利です。

出力テンプレート

出力テンプレートタブでは、テンプレートを管理できます。テンプレートは、書き出すテクスチャを構成する方法を指定するものです。ほとんどの 3D アプリケーション用のテンプレートが入っているためテクスチャを簡単に書き出せますが、独自のテンプレートを作成することもできます。

テクスチャの書き出しダイアログの出力テンプレートタブのスクリーンショット

プリセットの下に、使用可能なテンプレートのリストが表示されます。テンプレートを選択して編集するか、+ を使用してテンプレートの作成を開始します。

テンプレートを選択すると、出力マップの下に、選択したテンプレートが書き出するファイルのリストが表示されます。各ファイルに書き出されるマップを確認することもできます。

作成の横にあるボタンを使用して、テンプレートにファイルを追加します。入力マップメッシュマップ、および変換されたマップからマップを使用可能なファイルのチャンネルにドラッグして、マップとチャンネルの対応関係を変更します。

注意:

 各ファイルのチャンネルの背景色は、入力マップのリストにある色付きの四角形に対応しています。また、任意のチャンネルにカーソルを合わせると、そのチャンネルに関連付けられている入力マップを確認できます。

書き出しのリスト

書き出し前は、書き出しのリストタブに現在書き出し対象として設定されているマップが表示されます。書き出し後は、コンソールに書き出しの現在の進捗が表示されます。

このタブの右上にある出力ディレクトリを開くを使用して、書き出し先のファイルブラウザをすばやく開くこともできます。

テクスチャの書き出しダイアログの書き出しのリストタブのスクリーンショット

ファイル形式とビット深度

Substance Painter は、さまざまなファイル形式への書き出しが可能です。現在サポートされているフォーマットは次のとおりです。

  • BMP
  • ICO
  • JPEG
  • JNG
  • PBM
  • PGM
  • PPM
  • PNG
  • TARGA
  • TIFF
  • WBMP
  • XPM
  • GIF
  • HDR
  • EXR
  • J2K
  • JPEG-2000
  • PFM
  • PSD

ファイル形式に応じて、ビット深度を変更できます。ビット深度を高くすると、テクスチャの品質は向上しますが、ファイルサイズが大幅に大きくなることがあります。
一部のアプリケーションでは高いビット深度をサポートしていないため、低い値を設定する必要があります。

PSD(Photoshop)ファイルの場合、プロジェクトの各テクスチャセットは、テクスチャセットに関連付けられた書き出し済みテクスチャを含む単一の PSD ファイルとして書き出されます。

次のセクションの内容

他の 3D ソフトウェアで使用するために作品を書き出す方法を学習しました。次は、Painter でよく使用される用語について詳しく説明します。

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