PhotoshopからAdobe Stockのチラシテンプレートを直接ダウンロードして、すぐにデザインを開始しましょう。テキストをカスタマイズし、お気に入りの写真を追加すれば、あっという間に完成します。
「Typekit」の名称は「Adobe Fonts」に変わりました。
テンプレートを選択して、デザインを開始する
Adobe Photoshopを起動し、「ファイル」から「新規」をクリックするか、Ctrl+Nキー(Windows)またはCommand+Nキー(macOS)を押します。新規ドキュメントダイアログボックスが開くので、上部にあるカテゴリータブから「印刷」をクリックします。空のドキュメントプリセットの下にテンプレートが表示されるので、スクロールして好みのテンプレートを選択します。ここでは例として、「新聞形式のインディーロックのチラシ」を選択します。「ダウンロード」をクリックし、ダウンロードが完了したら「開く」をクリックします。テンプレートのデザインが新規ドキュメントとして開き、そのまま編集できます。
フォントが環境にない場合
テンプレートで使用されているAdobe Typekitフォントがご使用のコンピューターにインストールされていない場合は、環境に無いフォントダイアログボックスが表示されます。 「フォントを解決する」をクリックすれば、自動的にTypekitフォントがインストールされ、テンプレートのデザイン通りに表示されます。次の手順では、そのフォントをお好みのデザインに合わせて変更します。
テキストをカスタマイズする
文字ツールを選択します。見出しの「インディーロック」をトリプルクリックして、1行すべての文字を選択します。好きなタイトルを入力してみましょう。フォントやサイズは、画面上部のコントロールパネルで簡単に変更できます。
Adobe Creative Cloudメンバーシップでは、フォントサービスのAdobe Typekitが利用できます。1,300種類を超える膨大なフォントライブラリから、新しいフォントを追加してみましょう。モリサワフォントを始めとする日本語書体も豊富に含まれています。テキストを選択して、コントロールパネルで「フォント」メニューを開き、「Typekit.comから同期するフォントを選択」をクリックします。ブラウザーでAdobeTypekitライブラリが開くので、そこからお好みのフォントを探してください。ここでは、欧文フォントの「Bebas Neue」を選択します。「同期」をクリックして、コンピューターに追加します。Photoshopに戻って「フォント」メニューを開くと、「Bebas Neue」が追加されていますので、選択して見出しのフォントを変更します。
注意: 一部のフォントは、有償のCreative Cloudメンバーシップでのみ提供されます。詳しくは、Creative CloudでのTypekitの使用 およびPhotoshopでTypekitフォントを同期する(英語)を参照してください。
レイヤーの使い方
テンプレートのアートワークは、編集がしやすいようレイヤーで構築されています。テキストやグラフィック、画像などの要素を個別のレイヤーに分けて、ドキュメント内の他の部分に影響を与えることなく、特定の要素だけに編集を加えることができます。レイヤーグループを作成すると、関連する複数のレイヤーを同じフォルダーにまとめて整理することができます。ウィンドウ/レイヤーを選択してレイヤーパネルを開くと、複数のレイヤーグループが表示されます。各レイヤーグループの目のアイコンをクリックして表示と非表示を切り替えることで、テンプレートの構造を確認できます。確認したら、すべてのレイヤーを表示状態に戻します。詳しくは、最高の柔軟性と操作性を持つレイヤーをご覧ください。
グラフィックの編集
見出しを囲む長方形の色を変更してみましょう。「グラフィック」レイヤーグループの左にある矢印をクリックして開き、さらにその中の「見出し」レイヤーグループをクリックして開きます。次に「見出しボックス」レイヤーをダブルクリックで開き、カラーピッカーを表示します。レインボー色のスライダーをドラッグしてカラー範囲を指定し、マウスカーソルのマーカーで任意の鮮やかさの色を選択します。「OK」をクリックします。
手持ちの写真を追加する
レイヤーパネルで「画像」レイヤーグループを開き、「主なアーティスト」、「[画像がここに入ります]」の順に選択します。[画像がここに入ります]レイヤーの左側にあるスマートオブジェクトサムネールをダブルクリックすると、新しいウィンドウが開き、黒い背景色の画像が表示されます。これが、スマートオブジェクトの元画像です。
レイヤーパネルで、[画像がここに入ります]レイヤーを選択した状態で、手持ちの写真をカンバス上にドラッグします。コーナーハンドルをドラッグして、写真のサイズを調整します(このとき、Shiftキーを押しながらドラッグすると、元の縦横比のままサイズを変更できます)。
ファイル/保存を選択して保存し、ウィンドウタブの「X」をクリックして閉じます。元のテンプレートドキュメントに戻ると、写真が挿入されています。
他にもチラシに追加する写真があれば、同じ手順を繰り返します。
スマートオブジェクトのリンク元画像に写真を追加する際に、挿入する写真がカラーであっても、自動的にモノクロ調に変換されます。これは、写真レイヤーのすぐ上に色相・彩度の調整レイヤーがあり、彩度が-100に設定されているためです。もし写真をカラーのまま使用したい場合は、調整レイヤーの目のアイコンをクリックし、写真に適用されている効果を非表示にして保存します。
デザインのバリエーションを試す
レイヤーを活用することで、様々なデザインのバリエーションを1クリックで試すことができます。例えば、レイヤーパネルで「ハーフトーンテクスチャ」レイヤーグループを非表示にすれば、チラシ全体からハーフトーンテクスチャを除去できます。
チラシを保存して、印刷する
編集の途中に、ファイル/保存を選択して、チラシのファイル名を指定します。なるべく早い段階で保存し、こまめに保存することをお勧めします。レイヤーを使って作業しているので、保存後でも簡単に元の状態に戻すことができます。チラシが完成したら、ファイル/名前を付けて保存(Macでは別名で保存)をクリックします。ダイアログボックスが開くので、フォーマットから「Photoshop PDF」を選択し、「保存」をクリックします。今度は「Adobe PDFを保存」ダイアログボックスが開くので、印刷所の推奨PDF設定を選択して、「PDFを保存」をクリックします。
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