このガイドでは、Adobe Acrobat Sign ユーザーアカウントを設定して、トランザクションを送信可能な状態にするために推奨される最初のステップを説明します。サービスレベルまたは管理者設定に応じてに、特定のユーザーのオプションが少ない場合があります。
プロファイル情報の確認
初めて Acrobat Sign にログインする際には、個人ユーザー情報をよくご確認ください。この情報は、いくつかのテンプレートで使用されるため、正確である必要があります。
- 右上隅の名前にマウスのポインターを合わせてメニューを開き、プロファイルをクリックします。
プロファイルページには、いずれかのトランザクションをパーソナライズする際に Acrobat Sign が使用する特定の値が表示されます。特に重要なものを次に示します。
- 氏名 - 電子メール通信およびデフォルトの活字組みの署名に使用されます。
- 役職名 - 「役職」フィールドに入力したことがある場合、自動的に設定されます。
- 会社名 - 電子メール通信に反映される。登録された完全な会社名である必要があります。
- タイムゾーン - 契約書履歴ログには、より明確にするために、日時スタンプにタイムゾーンが適用されます。
いずれかの内容を調整する必要がある場合は、「プロファイルを編集」ボタンをクリックして、必要な変更をおこなってから、編集内容を「保存」します。
グループ名プロパティは、ユーザーが属する Acrobat Sign グループを示します。すべてのユーザーには、1 つ以上の値が表示されます。複数のグループユーザー(UMG)が有効になっているアカウントでは、複数のグループを表示することができます。
- (プライマリグループ)フラグは、アプリケーションがユーザーのグループに関する情報を必要とするが、UMG サービスを認識していない場合に、使用されるグループを示します。
- UMG が無効になっている場合、すべてのユーザーがプライマリグループの構成要素になります。
- グループ名の隣にあるクエスチョンマークをクリックすると、リンクされているグループ管理者の名前がポップアップで表示されます。
- グループ管理者の名前をクリックして、関係者への電子メールを開きます。
署名とイニシャルの定義
Acrobat Sign では、個人の要件またはビジネス要件に応じて、以下の 3 種類の署名スタイルを使用できます。
- 手書き風フォント:デフォルト値であり、現在好まれているスタイルです。ユーザーの名前に、手書きの署名のように見えるフォントが適用されます。
- このオプションを使用する場合は、何も設定する必要はありません。
カスタマイズした署名
自分だけの固有の署名を作成するには、個人環境設定/自分の署名に移動します。
「作成」ボタンをクリックして署名パネルを開き、署名を作成する方法を選択します。
- バイオメトリック:マウス、スタイラスペンまたは自分の指で署名を描きます。指を使ってタブレット上に署名を描くと、最良の結果が得られます。
- 「モバイル」オプションを使用すると、タッチ対応の電話機に署名パネルを配信して、描画した署名を収集できます。
- 署名画像:署名の実際の画像があれば、その画像をシステムにアップロードできます。この画像が、Acrobat Sign によって署名として適用されます。
納得のいく署名が作成できたら、「適用」をクリックします。
個人イベント/アラート通知を構成
トランザクションをしっかり把握したいパワーユーザーの場合は、契約書のマイルストーンを使用し、自分の受信トレイに電子メールを送信させたり、レポートにアラートを配信させたりすることができます。
イベント/アラート通知を構成するには、個人環境設定/自分の通知に移動します。
通知は、2 つのカテゴリに分割されます。インターフェイスは同じです。
- 自分の通知 - 作成した契約書の通知プロファイルを定義します。
- 共有されている通知 - 明示的またはアカウント共有で自分に共有された契約書のプロファイルを定義します。
以下に簡単な定義を示します。
- イベント:トランザクションに対して発生するアクション(送信、表示、署名など)。
- 警告:指定した期間内に発生しないアクション(8 時間以内に閲覧されない、閲覧後 3 時間以内に署名されないなど)。
イベントと警告は 2 つの方法で通知できます。オプションの設定しだいで、両方で通知、どちらか一方で通知、どちらも使用しないのいずれかを選択できます。以下のオプションがあります。
- 電子メール:このオプションを選択すると、イベントまたは警告が発生するたびに電子メールが送信されます。電子メールの量によってはスパム扱いされる可能性があるので、実際にどのくらいの量が送信されるかを考慮したうえで、このオプションを設定することをお勧めします。
- イベント:「ホーム」タブ(の「イベント/警告」セクション)にフラグが表示されます。イベント/警告ページで作成するすべてのレポートに一覧表示されます。
レポートは、オンにしたイベントの概要を報告するレポートをページ下部で設定できます。このレポートは、必要に応じて週 1 回、毎営業日または毎日送信できます。
パーソナライズされたフッターの定義
ビジネスおよびエンタープライズサービスレベルでは、電子メールに、署名ファイルなどの個人用フッターを作成できます。
アカウント管理者がこのオプションを有効にしていれば、個人環境設定/電子メールフッターに移動して設定できます。
- このオプションが表示されていない場合は、アカウント管理者がアカウントまたはグループのレベルで有効にすることができます。
このフッターは、トランザクション電子メールの下部近く、アカウントレベルフッターがある場合はその上に配置されます。
言語の環境設定の選択
設定できるデフォルトの言語オプションは 2 種類あります。
- 言語の環境設定 - 電子メールの受信時に使用するデフォルトの言語と、画面上のナビゲーションに使用する言語を指定します。
- 署名言語 - Acrobat Sign アカウント以外の受信者宛ての電子メールと画面上の指示に使用するデフォルトの言語を指定します。