Adobe セキュリティ速報

Adobe InDesign に関するセキュリティアップデート公開 | APSB22-50

情報 ID

公開日

優先度

APSB22-50

2022 年 9 月 13 日

3

要約

Adobe InDesign に関するセキュリティアップデートが公開されました。  このアップデートは、複数のクリティカルおよび重要な脆弱性に対応します。この脆弱性が悪用されると、任意のコード実行やファイルシステム読み取り、
メモリリークにつながる恐れがあります。  

対象のバージョン

製品名

対象のバージョン

プラットフォーム

Adobe InDesign

17.3 以前のバージョン

Windows および macOS 

Adobe InDesign

16.4.2 以前のバージョン

Windows および macOS 

解決策

アドビは、これらアップデートを次の優先度評価に分類しており、ユーザーに Creative Cloud デスクトップアプリケーションアップデーターを使用するか、または InDesign ヘルプメニューにアクセスして「アップデート」をクリックして、ソフトウェアのインストールを更新することを推奨します。詳細については、こちらヘルプページを参照してください。

製品名

アップデートバージョン

プラットフォーム

優先度評価

Adobe InDesign

17.4

Windows および macOS

3

Adobe InDesign

16.4.3

Windows および macOS

3

マネージド環境の場合、IT 管理者は Cloud Packager を使用して展開パッケージを作成できます。 詳細については、こちらのヘルプページを参照してください。

脆弱性に関する詳細

脆弱性のカテゴリー

脆弱性の影響

深刻度

CVSS 基本スコア 

CVE 番号

不適切な入力検証(CWE-20)

任意のファイルシステム読み取り

クリティカル

7.5

CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:N/A:N

CVE-2022-28851*

*この CVE は、最新バージョンの ID 17.4 でのみ使用可能です。

領域外メモリーへの書き出し(CWE-787

任意のコード実行

クリティカル

7.8

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H

CVE-2022-28852

領域外メモリーへの書き出し(CWE-787

任意のコード実行

クリティカル

7.8

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H

CVE-2022-28853

領域外メモリー参照(CWE-125

メモリリーク

重要

5.5

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:N/A:N

CVE-2022-28854

領域外メモリー参照(CWE-125

メモリリーク

重要

5.5

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:N/A:N

CVE-2022-28855

領域外メモリー参照(CWE-125

メモリリーク(Memory Leak)

重要

5.5

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:N/A:N

CVE-2022-28856

領域外メモリー参照(CWE-125

メモリリーク

重要

5.5

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:N/A:N

CVE-2022-28857

領域外メモリー参照(CWE-125

メモリリーク

重要

5.5

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:N/A:N

CVE-2022-30671

領域外メモリー参照(CWE-125

メモリリーク

重要

5.5

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:N/A:N

CVE-2022-30672

領域外メモリー参照(CWE-125

メモリリーク

重要

5.5

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:N/A:N

CVE-2022-30673

領域外メモリー参照(CWE-125

メモリリーク

重要

5.5

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:N/A:N

CVE-2022-30674

領域外メモリー参照(CWE-125

メモリリーク

重要

5.5

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:N/A:N

CVE-2022-30675

領域外メモリー参照(CWE-125

メモリリーク

重要

5.5

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:N/A:N

CVE-2022-30676

ヒープベースのバッファオーバーフロー(CWE-122

任意のコード実行

クリティカル

7.8

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H

CVE-2022-38413

ヒープベースのバッファオーバーフロー(CWE-122

任意のコード実行

クリティカル

7.8

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H

CVE-2022-38414

ヒープベースのバッファオーバーフロー(CWE-122

任意のコード実行

クリティカル

7.8

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H

CVE-2022-38415

領域外メモリー参照(CWE-125

任意のコード実行

クリティカル

7.8

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H

CVE-2022-38416

領域外メモリー参照(CWE-125

任意のコード実行

クリティカル

7.8

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H

CVE-2022-38417

謝辞

この問題を報告し、ユーザーの保護にご協力いただいた以下の研究者の皆様に対し、アドビより厚く御礼を申し上げます。

 

  • Yonghui Han 氏(tmgr)--CVE-2022-28852、CVE-2022-28853、CVE-2022-28854、CVE-2022-28855、CVE-2022-28856、CVE-2022-28857、CVE-2022-30671、CVE-2022-30672、CVE-2022-30673、CVE-2022-30674、CVE-2022-30675、CVE-2022-30676
  • Trend Micro の Zero Day Initiative の Mat Powell 氏(CVE-2022-38413、CVE-2022-38414、CVE-2022-38415、CVE-2022-38416、CVE-2022-38417)

 

 

更新履歴:

  • 2022 年 7 月 13 日:情報 APSB22-30 を更新しました。今回の更新では、CVE-2022-34245、CVE-2022-34246、CVE-2022-34247、CVE-2022-34248 が追加されました。





詳しくは、https://helpx.adobe.com/jp/security.htmlを参照するか、PSIRT@adobe.com 宛てに電子メールでお問い合わせください

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