情報 ID
Adobe Experience Manager に関するセキュリティアップデート公開 | APSB24-21
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公開日 |
優先度 |
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APSB24-21 |
2024年4月9日 |
3 |
要約
Adobe Experience Manager (AEM)を対象としたアップデートが公開されました。これらのアップデートは 重要 と評価された脆弱性を解決します。 これらの脆弱性が悪用されると、任意のコード実行、セキュリティ機能のバイパスが発生する恐れがあります。
対象の製品バージョン
製品名 | バージョン | プラットフォーム |
---|---|---|
Adobe Experience Manager(AEM) |
AEM Cloud Service(CS) |
すべて |
6.5.19 以前のバージョン |
すべて |
解決策
アドビは、これらのアップデートを次の優先度評価に分類しており、対象製品をご利用のお客様に最新バージョンへのアップグレードを推奨します。
製品名 |
バージョン |
プラットフォーム |
優先度 |
入手方法 |
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Adobe Experience Manager(AEM) |
AEM Cloud Service リリース 2024.03 |
すべて | 3 | リリースノート |
6.5.20 | すべて |
3 |
AEM 6.5 Service Pack リリースノート |
Adobe Experience Manager の Cloud Service をご利用のお客様には、新機能のほか、セキュリティや機能性のバグ修正を含むアップデートが自動的に配信されます。
Experience Manager のセキュリティに関する留意事項:
AEM バージョン 6.4、6.3 および 6.2 のサポートについては、アドビカスタマケアにお問い合わせください。
脆弱性に関する詳細
脆弱性のカテゴリー |
脆弱性の影響 |
深刻度 |
CVSS 基本スコア |
CVSS ベクター |
CVE 番号 |
クロスサイトスクリプティング(保存済み XSS)(CWE-79) |
任意のコード実行 |
重要 | 5.4 | CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N | CVE-2024-26046 |
クロスサイトスクリプティング(保存済み XSS)(CWE-79) |
任意のコード実行 |
重要 | 5.4 | CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N | CVE-2024-26047 |
情報漏えい(CWE-200) | セキュリティ機能のバイパス | 重要 | 5.3 | CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:L/I:N/A:N | CVE-2024-26076 |
クロスサイトスクリプティング(保存済み XSS)(CWE-79) |
任意のコード実行 |
重要 | 5.4 | CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N | CVE-2024-26079 |
クロスサイトスクリプティング(保存済み XSS)(CWE-79) |
任意のコード実行 |
重要 | 5.4 | CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N | CVE-2024-26084 |
クロスサイトスクリプティング(保存済み XSS)(CWE-79) |
任意のコード実行 |
重要 | 5.4 | CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N | CVE-2024-26087 |
クロスサイトスクリプティング(保存済み XSS)(CWE-79) |
任意のコード実行 |
重要 | 5.4 | CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N | CVE-2024-26097 |
クロスサイトスクリプティング(保存済み XSS)(CWE-79) |
任意のコード実行 |
重要 | 5.4 | CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N | CVE-2024-26098 |
クロスサイトスクリプティング(保存済み XSS)(CWE-79) |
任意のコード実行 |
重要 | 5.4 | CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N | CVE-2024-26122 |
クロスサイトスクリプティング(保存済み XSS)(CWE-79) |
任意のコード実行 |
重要 | 5.4 | CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N | CVE-2024-20778 |
クロスサイトスクリプティング(保存済み XSS)(CWE-79) |
任意のコード実行 |
重要 | 5.4 | CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N | CVE-2024-20779 |
クロスサイトスクリプティング(保存済み XSS)(CWE-79) |
任意のコード実行 |
重要 | 5.4 | CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N | CVE-2024-20780 |
Apache httpd をデフォルト以外の設定でプロキシで使用している場合、CVE-2023-25690 の影響を受ける可能性があります。詳しくはこちらをご覧ください: https://httpd.apache.org/security/vulnerabilities_24.html
謝辞
一連の問題を報告し、ユーザーの保護にご協力いただいた以下の皆様に対し、アドビより厚く御礼を申し上げます。
- Lorenzo Pirondini 氏 -- CVE-2024-26047, CVE-2024-26076, CVE-2024-26079, CVE-2024-26084,
- Jim Green 氏 (green-jam) -- CVE-2024-26087, CVE-2024-26097, CVE-2024-26098, CVE-2024-26122, CVE-2024-20778 CVE-2024-20779 CVE-2024-20780
- Akshay Sharma氏 (anonymous_blackzero)-- CVE-2024-26046
注:アドビは、HackerOne と非公開で招待制のバグバウンティープログラムを実施しています。アドビの外部セキュリティリサーチャーとして働くことに興味がある方は、次のステップをお知らせしますので、このフォームにご記入ください。
詳しくは、https://helpx.adobe.com/jp/security.htmlを参照するか、PSIRT@adobe.com 宛てに電子メールでお問い合わせください。