情報 ID
Adobe ColdFusion に関するセキュリティアップデート公開 | APSB24-107
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公開日 |
優先度 |
APSB24-107 |
2024 年 12 月 23 日 |
1 |
要約
ColdFusion バージョン 2023、および 2021 に関するセキュリティアップデートが公開されました。 これらのアップデートにより、ファイルシステムの恣意的な読み取りにつながる可能性のあるクリティカルな脆弱性が解決します。
アドビは、 CVE-2024-53961 に、任意のファイルシステム読み取りにつながる可能性のある既知の概念実証があることを認識しています。
対象のバージョン
製品名 |
アップデート番号 |
プラットフォーム |
ColdFusion 2023 |
アップデート 11 とそれ以前のバージョン |
すべて |
ColdFusion 2021 |
アップデート 17 とそれ以前のバージョン |
すべて |
解決策
アドビは、これらのアップデートを次の優先度評価に分類しており、対象製品をご利用のお客様に最新バージョンへのアップグレードを推奨します。
安全ではない Wddx デシリアライゼーション攻撃からの保護方法については、更新されたシリアルフィルタードキュメントを参照してください:https://helpx.adobe.com/jp/coldfusion/kb/coldfusion-serialfilter-file.html
脆弱性に関する詳細
謝辞:
この問題を報告し、ユーザーの保護にご協力いただいた以下の研究者の皆様に対し、アドビより厚く御礼を申し上げます。
- ma4ter - CVE-2024-53961
注:アドビは、HackerOne と公開バグバウンティープログラムを実施しています。外部セキュリティリサーチャーとしてアドビで働くことに興味がある方は、https://hackerone.com/adobe をご覧ください。
セキュリティ保護のために、ColdFusion JDK/JRE LTS バージョンを最新リリースにアップデートすることをお勧めします。 この ColdFusion ダウンロードページは定期的に更新され、インストールでサポートされている JDK バージョンの最新の Java インストーラーが含まれます(以下の表を参照)。
外部 JDK ビューの使用方法については、ColdFusion JVM の変更を参照してください。
また、ColdFusion セキュリティドキュメントに記載したセキュリティ構成設定を適用するとともに、該当するロックダウンガイドを確認することを推奨します。
ColdFusion JDK 要件
COLDFUSION 2023(バージョン 2023.0.0.330468 以降)
アプリケーションサーバーの場合
JEE のインストール環境で、使用しているアプリケーションサーバーのタイプに応じて、各起動ファイル内で「-Djdk.serialFilter= !org.mozilla.**;!com.sun.syndication.**;!org.apache.commons.beanutils.**;!org.jgroups.**;!com.sun.rowset.**」という JVM フラグを設定します。
例:
Apache Tomcat アプリケーションサーバー:「Catalina.bat/sh」ファイルで JAVA_OPTS を編集します。
WebLogic アプリケーションサーバー:「startWeblogic.cmd」ファイルで JAVA_OPTIONS を編集します。
WildFly/EAP アプリケーションサーバー:「standalone.conf」ファイルで JAVA_OPTS を編集します。
スタンドアロンインストールではなく、ColdFusion の JEE インストールで、JVM フラグを設定します。
COLDFUSION 2021(バージョン2021.0.0.323925)以降
アプリケーションサーバーの場合
JEE のインストール環境で、使用しているアプリケーションサーバーのタイプに応じて、各起動ファイル内で「-Djdk.serialFilter= !org.mozilla.**;!com.sun.syndication.**;!org.apache.commons.beanutils.**;!org.jgroups.**;!com.sun.rowset.**」
という JVM フラグを設定します。
以下に例を示します。
Apache Tomcat アプリケーションサーバーは、「Catalina.bat/sh」ファイルで JAVA_OPTS を編集します
WebLogic アプリケーションサーバー:「startWeblogic.cmd」ファイルで JAVA_OPTIONS を編集します
WildFly/EAP アプリケーションサーバー:「standalone.conf」ファイルで JAVA_OPTS を編集します
スタンドアロンインストールではなく、ColdFusion の JEE インストールで、JVM フラグを設定します.
詳しくは、https://helpx.adobe.com/jp/security.htmlを参照するか、PSIRT@adobe.com 宛てに電子メールでお問い合わせください。