Adobe セキュリティ速報

Adobe After Effects に関するセキュリティアップデート公開 | APSB23-75

情報 ID

公開日

優先度

ASPB23-75

2023 年 12 月 12 日    

3

要約

Windows 版および macOS 版の Adobe After Effects に関するアップデートが公開されました。このアップデートは、    クリティカルおよび中度のセキュリティ上の脆弱性に対応します。  この脆弱性が悪用されると、現在のユーザーのコンテキストで任意のコード実行、メモリリークにつながる恐れがあります。         

対象のバージョン

製品名

バージョン

プラットフォーム

Adobe After Effects

24.0.3 以前のバージョン       

Windows および macOS

Adobe After Effects

23.6.0 以前のバージョン     

Windows および macOS

解決策

アドビは、これらのアップデートを次の優先度評価に分類しており、Creative Cloud デスクトップアプリケーションの更新メカニズムを使用してインストールを最新バージョンにアップデートすることを推奨します。詳細については、こちらのヘルプページを参照してください。

製品名

バージョン

プラットフォーム

優先度評価

入手方法

Adobe After Effects

24.1

Windows および macOS

3

Adobe After Effects

23.6.2

Windows および macOS

3

マネージド環境の場合、IT 管理者は Admin Console を使用してエンドユーザーに Creative Cloud アプリケーションをデプロイできます。詳細については、こちらのヘルプページを参照してください。

脆弱性に関する詳細

脆弱性のカテゴリー

脆弱性の影響

深刻度

CVSS 基本スコア 

CVE 番号

領域外メモリーへの書き出し(CWE-787

任意のコード実行

クリティカル

7.8

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H

CVE-2023-48632

解放済みメモリ使用(CWE-416

任意のコード実行

クリティカル

7.8

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H

CVE-2023-48633

不適切な入力検証(CWE-20

任意のコード実行

クリティカル

7.8

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H

CVE-2023-48634

領域外メモリー参照(CWE-125

メモリリーク (Memory Leak)

中度

3.3

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:L/I:N/A:N

CVE-2023-48635

謝辞

一連の問題を指摘し、ユーザーの保護にご協力いただいた以下の皆様に対し、アドビより厚く御礼を申し上げます。

  • Trend Micro の Zero Day Initiative の Mat Powell 氏:CVE-2023-48632、CVE-2023-48633、CVE-2023-48634、CVE-2023-48635
      

注:アドビは、HackerOne と非公開で招待制のバグバウンティープログラムを実施しています。アドビの外部セキュリティリサーチャーとして働くことに興味がある方は、次のステップをお知らせしますので、このフォームにご記入ください。


詳しくは、https://helpx.adobe.com/jp/security.htmlを参照するか、PSIRT@adobe.com 宛てに電子メールでお問い合わせください。

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