さらに、クリップのソース設定で、露出、ホワイトバランス、色合いの RAW コントロールを調整できます。これらのオプションを選択するには、クリップを選択し、エフェクトコントロールパネルに移動して、「ソース」を選択します。
Premiere Pro の 2023年8月リリース (バージョン 23.6) の新機能と強化機能について説明します。
Premiere Pro では、ARRIRAW を使用してワークフローを最適化できるようになりました。改善されたカラーマネジメントと新しい設定により、ARRIRAW はこれまで以上に柔軟になっているので、あらゆるシーケンスでフッテージが非常に優れた外観になります。以前に改善された形式サポートと GPU アクセラレーションに加えて、ARRIRAW はリアルタイムで再生され、外観も素晴らしいので、ユーザーは編集とグレーディングに集中できます。
Premiere Pro を更新するためのベストプラクティスについて説明します。
ARRIRAW のカラーマネジメントの改善と新しいオプションにより、ワークフローを問わずクリップが非常に優れた外観になります。これまでと同様に ARRIRAW を使用して作業を続けることも、新しいオプションにアクセスして柔軟性を最大限に高めることもできます。
ARRIRAW のカラーマネジメント設定にアクセスするには、フッテージを変換/カラーに移動します。カラー設定パネルでは、自動的に検出されたログ C メディアカラースペースを使用したり、カラースペースを上書きしたり、入力 LUT を適用したりできます。
選択したメディアカラースペースに関係なく、Premiere Pro では、フッテージがシーケンスのカラースペースに合わせて確実に変換されるので、クリップが非常に優れた外観になります。
見逃した方のために
これらの最新の改善は、ARRIRAW の驚異的な速度での再生を実現するために、アドビが年間を通じて行ってきた取り組みの一部です。Premiere Pro 23.1 以降、GPU デベイヤー処理により、シーケンス内で直接 RAW フッテージを驚異的なリアルタイム再生できるようになりました。トランスコードは必要ありません。ARRIRAW の書き出しは最大 15 倍高速なので、わずかな時間でファイルを出力できます。
さらに、アナモフィックレンズのメタデータと共に ARRI ALEXA 35 カメラのサポートを拡張したので、アスペクト比が意図したとおりに表示されます。
より簡単に、より一貫性のあるカラーを実現
アドビでは、この 1 年間、Premiere Pro のカラーをより速く、より簡単に、より一貫性のあるものにすることに取り組んできました。Premiere Pro 23.3 では、自動トーンマッピングが導入されました。これにより、同じ SDR タイムライン内での iPhone HLG や 10 ビットログフッテージなどの HDR メディアの操作がより簡単になります。
様々なカメラのフッテージを組み合わせて、見栄えの良い画像の編集とカラーグレーディングを開始できます。追加の手順は必要ありません。
自動トーンマッピングは、iPhone HLG のような HDR ビデオだけでなく、他の HLG や PQ 形式もサポートします。また、Sony S-Log、Canon C-Log,、Panasonic V-Log などの Log(対数)ビデオにも対応しています。
自動トーンマッピングは、デフォルトでオンになっています。シーケンス設定でオンまたはオフにし、LUT ベースのワークフローを使用できます。
その他のアップデート
Log ビデオのカラースペースの自動検出設定を移動
Log ビデオのカラースペースの自動検出設定は、環境設定からファイル /プロジェクト設定/一般にあるプロジェクト設定に移動しました。この設定はプロジェクトに関連付けられるようになったので、この設定が必要なプロジェクトと不要なプロジェクトを切り替えやすくなります。
ヘルプを入手し、フィードバックをより迅速に提供
Premiere Pro 内で「ヘルプ」または「フィードバックを提供」を選択すると、アドビサポートコミュニティフォーラムに自動的にログインします。
名前オーバーレイからテキストオーバーレイへの書き出しエフェクトを変更
ファイル名以外のオプションが使用可能であることを示すために、書き出しエフェクトの名前を名前オーバーレイからテキストオーバーレイに変更しました。
修正された問題
Premiere Pro をさらに改善するために懸命に取り組んできました。重要な修正やパフォーマンスの改善などについては、こちらを参照してください。