タイムラインパネルでクリップを選択し、クリップ内のフレームの位置に時間インジケーターを移動します。モーションエフェクトの「縦横比を固定」チェックボックスがオフになっていることを確認します。
最終更新日 :
2023年5月24日
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ビデオフレーム内でクリップの配置、スケールまたは回転を行うためにモーションエフェクトを使用する方法を学習します。モーションエフェクトのプロパティのキーフレーム設定によるマスタークリップアニメーションです。
モーションエフェクトは、ビデオフレーム内でクリップの配置、スケールまたは回転を行う場合に使用します。初期設定では、タイムラインパネルに追加する各クリップに、モーションエフェクトが基本エフェクトとして適用されます。エフェクトコントロールパネルでモーションエフェクトプロパティを表示および調整するには、モーション名の横の三角形をクリックします。
モーションプロパティのキーフレームを設定して、クリップをアニメーション化することもできます。詳しくは、「プログラムモニターのモーションのアニメート」を参照してください。
注意：
プログラムモニターでクリップの直接操作が可能な標準エフェクトは、すべての描画エフェクト、コーナーピン、クロップ、照明効果、ミラー、トランスフォーム、回転などです。
クリップの位置の調整
プログラムモニターでクリップを調整するには、次の手順をおこないます。
-
-
次のいずれかの操作を行います。
照明効果エフェクトのみ
エフェクトパネルで、クリップに照明効果エフェクトを適用します。レンズフレアがクリップ上に表示されていることを確認してください。ライトの位置は、エフェクトコントロールパネルで選択できるオプションを使用して調整することができます。
照明効果エフェクトを追加する前
照明効果エフェクトを追加する前
照明効果エフェクトを追加した後
照明効果エフェクトを追加した後 モーションエフェクトのみ
プログラムモニターでクリップを選択します。ハンドルとクリップのアンカーポイントがプログラムモニターに表示されます。これにより、クリップの位置を調整することができます。
クリップの拡大／縮小
プログラムモニターでクリップを拡大／縮小するには、次のいずれかの操作をおこないます。
- クリップまたは照明効果エフェクトを配置するには、クリップをダブルクリックします。ハンドルとクリップのアンカーポイントがクリップに表示されます。クリップをドラッグして位置を変更します。クリップまたは照明効果を移動するためにハンドルをドラッグしないでください。
- 自由に拡大・縮小するには、四隅のハンドルをドラッグします。
- 縦または横だけを拡大・縮小するには、一辺のハンドルをドラッグします。
- 均等に拡大／縮小するには、Shift キーを押しながら隅のハンドルをドラッグします。
注意：
モーションエフェクトを使用してクリップを拡大／縮小する場合、画像を 100% 以上に拡大すると、濃淡のむらが出たり、ピクセルが目立ってしまうことがあります。
アセットのスケール調整
アセットをシーケンスにドラッグすると、初期設定ではアセットのフレームサイズは保持され、プログラムフレームの中央にアセットが配置されます。ピクセル縦横比が正しく変換されている場合は、アセットを変形せずに再スケールすることができます。
アセットの手動スケール調整
-
プロジェクトパネルからアセットをシーケンスにドラッグし、アセットを選択します。
-
エフェクトコントロールパネルを開きます。
-
モーションエフェクトの下にあるモーションコントロールを開くには、その横にある三角形をクリックします。
-
モーションエフェクト内の「スケール」コントロールの横にある三角形をクリックすると、スケールスライダーが表示されます。
-
スケールスライダーを左右に移動すると、フレームのサイズが変わります。
アセットをフレームサイズに合わせる
-
タイムラインでアセットを右クリック（Windows）または Control キーを押しながらクリック（macOs）します。
-
「フレームサイズに合わせる」を選択します。
注意：
「フレームサイズに合わせる」オプションを選択すると、画像をシーケンスのサイズに合わせてサンプリングし直します。「フレームサイズに設定」オプションでは、画像のサイズをサンプリングし直しません。これにより、拡大／縮小率がイメージフレーム内に収まるように設定されます。
アセットの自動スケール調整
-
編集／環境設定／メディア（Windows）または Premiere Pro／環境設定／メディア（macOs）を選択します。
-
デフォルトのメディアスケーリングの下の「フレームサイズに合わせる」を選択します。
フレームサイズに合わせる
フレームサイズに合わせる -
「OK」をクリックします。
クリップの回転
- クリップまたはエフェクトを回転するには、いずれかのハンドルのやや外側にマウスカーソルを合わせて、カーソルを回転アイコン
に変更し、ドラッグします。 - エフェクトコントロールパネルで、「モーション」の横にある三角形をクリックして、モーションコントロールを開きます。クリップを回転させるには、「回転」フィールドに値を入力します。
- クリップを反転するには、「回転」フィールドに負の値を入力します。
注意：
時間の経過に応じてモーション、サイズ調整または回転をアニメートするには、プログラムモニターでクリップまたはエフェクトを操作しながらキーフレームを設定します。詳しくは、「プログラムモニターでのクリップのアニメート」を参照してください。
注意点
- 初期設定では、クリップはプログラムモニターの中央に 100 % のサイズ（オリジナルと同じサイズ）で表示されます。位置、スケール、回転の値は、初期設定ではクリップの中心にあるクリップのアンカーポイントから計算されます。
- 位置、スケール、回転の各プロパティは、空間に対して適用されるので、プログラムモニターで直接確認しながら調整するのが最も簡単です。
プログラムモニターでのモーションのアニメート
プログラムモニターでクリップを直接操作し、モーションエフェクトのキーフレームを設定することで、アニメーションやピクチャインピクチャを作成できます。プログラムモニターでクリップの位置とスケールを調整すると、その下のトラックのクリップが見える複雑なコンポジションを作成できます。
クリップの位置をアニメーション化する場合、モーションパスは、プログラムモニターでのクリップの動きを表します。青い小さなボックスはキーフレームがある位置、点線は補間されたフレームでの位置、丸いクリップのアンカーポイントは現在のフレームでのクリップの位置を表します（初期設定では中心に表示されます）。点線状の各点の間隔はキーフレーム間の速度を表します。間隔が広いほど動きが早く、狭いほど動きが遅くなります。
注意：
モーションエフェクトの変更をシーケンスクリップにすばやく適用するには、プログラムモニターで画像をクリックして操作を開始します。画像の位置を調整する場合は、ベジェキーフレームを使用して、その動きをさらに調整できます。
プログラムモニターでのクリップのアニメート
エフェクトコントロールパネルでモーションエフェクトが選択されているときは、プログラムモニターでクリップを操作してアニメーションを作成できます。プログラムモニターでクリップをアニメーション化するには、次の手順をおこないます。
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タイムラインパネルでクリップを選択します。
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次のいずれかの操作を行います。
エフェクトコントロールパネルでモーションエフェクトを選択します。
プログラムモニターで画像をダブルクリックします。
プログラムモニターのクリップの周囲にハンドルが表示されます。
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タイムラインパネルまたはエフェクトコントロールパネルのどちらかで、アニメーションの開始時間まで時間インジケーターを移動します。アニメーションは、クリップの現在のインポイントとアウトポイントの間の任意のフレームから開始できます。
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エフェクトコントロールパネルで、「モーション」コントロールの横にある三角形をクリックします。
-
「位置」コントロールの横にあるアニメーションのオン／オフボタン
をクリックして、最初のキーフレームを設定します。 -
プログラムモニターで、クリップの 8 つのハンドルの近くにカーソルを動かし、次のいずれかのポインターツールを使用してキーフレームの値を変更します。
選択カーソル
は位置の値を設定します。回転カーソル
は回転の値を設定します。スケールカーソル
はスケールの値を設定します。
注意：クリップのハンドルが表示されなくなった場合は、エフェクトコントロールパネルでモーションエフェクトをもう一度選択します。
-
タイムラインパネルまたはエフェクトコントロールパネルで、プロパティの新しい値（新しいキーフレーム）を定義する時間まで時間インジケーターを移動します。
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プログラムモニターでクリップを操作して、手順 3 でキーフレームを設定した各プロパティに新しい値を設定します。エフェクトコントロールパネルの時間インジケーターの位置に新しいキーフレームのアイコンが表示されます。
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必要に応じて、手順 5 と 6 を繰り返します。注意：
クリップのアニメート設定を行う場合、プログラムモニターのズームレベルを低くしたほうが便利な場合があります。ズームレベルを低くすると、画面の表示エリアの外に表示されるグレーのペーストボードエリアが広くなり、このエリアを使用してクリップをスクリーンの外に配置できます。
-
エフェクトコントロールパネルで、プロパティ（位置、スケール、回転またはアンチフリッカー）を展開し、ベジェハンドルをドラッグして、そのプロパティの変更の加速度を制御します。
モーションパスでの位置キーフレームの変更
位置キーフレームは、プログラムモニターでキーフレーム（青い×印）をドラッグするだけで値を変更でき、簡単な操作でモーションパスを調整できます。
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モーションエフェクトのキーフレームがあるクリップを選択します。
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次のいずれかの操作を行います。
既存のキーフレームを移動するには、プログラムモニターでキーフレームのハンドルをドラッグします。
新しい位置キーフレームを作成するには、時間インジケーターを既存のキーフレームの間に設定して、プログラムモニターでクリップを目的の位置までドラッグします。新しいキーフレームがエフェクトコントロールパネル、プログラムモニターおよびタイムラインパネルのクリップに表示されます。
注意：この方法は、キーフレームの位置の値を変更します。キーフレームのタイミングを変更するには、エフェクトコントロールパネルでキーフレームのアイコンを移動します。
曲線に沿ったクリップの移動
プログラムモニターでベジェハンドルを使用して、クリップを曲線に沿って移動させることができます。
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タイムラインパネルでクリップを選択します。
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タイムラインパネルまたはエフェクトコントロールパネルのどちらかで、アニメーションの開始位置まで時間インジケーターを移動します。アニメーションは、クリップの現在のインポイントとアウトポイントの間の任意のフレームから開始できます。
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エフェクトコントロールパネルで、「モーション」コントロールの横にある三角形をクリックします。
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「位置」コントロールの横にあるアニメーションのオン／オフボタン
をクリックして、最初のキーフレームを設定します。 -
タイムラインパネルまたはエフェクトコントロールパネルのどちらかで、アニメーションの終了フレームまで時間インジケーターを移動させます。
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プログラムモニターで、クリップの動きを終了させる位置までクリップをドラッグします。
プログラムモニターに、クリップのモーションの開始位置と終了位置をつなぐモーションパスが表示されます。
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「位置」の横にある三角形をクリックして、速度コントロールを開きます。キーフレームが選択されていると、小のベジェハンドルが上に表示されます。
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いずれか一方または両方のベジェハンドルを任意の方向にドラッグして、モーションパスの曲線を作成します。
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エフェクトコントロールパネルで、位置キーフレームを右クリック（Windows）または Control キーを押しながらクリック（macOs）します。
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時間補間法メニューまたは空間補間法メニューのどちらかから、アクセラレーションの種類を選択します。
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時間インジケーターを最初のキーフレームまでドラッグし、Enter キー（Windows）または Return キー（macOs）を押して、クリップのモーションをプレビューします。
クリップのアンカーポイントの調整またはアニメート
初期設定では、クリップのアンカーポイントはクリップの中央に設定されますが、クリップのアンカーポイントを移動することで、フレームまたはモーションパスに対するクリップの位置を変更することができます。さらに、時間の経過に応じてクリップのアンカーポイントの位置を変化させることができるため、フレームやモーションパスと関連させてクリップを移動させることも可能です。クリップのアンカーポイントのアニメートは、例えば、画像をパンするようなエフェクトの作成に使用できます。
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タイムラインパネルで、時間インジケーターをクリップの先頭に合わせます。
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プログラムモニターでクリップをダブルクリックします。クリップの中央にクリップのアンカーポイントが表示されます。
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「エフェクトコントロール」タブを選択し、必要に応じて、「モーション」の横にある三角形をクリックして「モーション」コントロールを開きます。
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アンカーポイントの水平コントロールを左にドラッグして（数値が小さくなります）、アンカーポイントをクリップの左側にオフセットします。または、右にドラッグして（数値が大きくなります）、アンカーポイントを右側にオフセットします。
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アンカーポイントの垂直コントロールを左にドラッグして（数値が小さくなります）、アンカーポイントをクリップの上方にオフセットします。または、右にドラッグして（数値が大きくなります）、アンカーポイントを下方にオフセットします。
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キーフレームを設定するには、「追加／削除キーフレーム
」ボタンをクリックします。
キーフレームの追加／削除
キーフレームの追加／削除 -
（オプション）時間の経過に応じてクリップのアンカーポイントの位置を変更するには、エフェクトコントロールパネルまたはタイムラインパネルで時間インジケーターを別の時間位置に移動します。水平および垂直アンカーコントロールを新しい値に変更します。
別のキーフレームにより、選択したフレームのクリップのアンカーポイントの位置にマークが付けられます。
-
（オプション）アンカーポイントの位置に変化の速度を設定するには、アンカーポイントの速度グラフのハンドルをドラッグします。
プログラムモニターでアンカーポイントを調整する
注意：
この機能は組み込みのモーションエフェクトのみに適用され、アンカーポイントがあるその他のエフェクトには適用されません。
プログラムモニターで直接モーションエフェクトのアンカーポイントを移動することができます。
- エフェクトコントロールパネルで「モーション」コントロールを開き、「アンカーポイント」プロパティを選択します。
- アンカーポイント上でカーソルを動かすかドラッグすると、カーソルの形状が
に変わります。
プログラムモニターでアンカーポイントをドラッグすると、フレームの位置を維持しながらプログラムモニターでアンカーポイントの位置を変更できます。これはアンカーポイントと位置パラメーターの両方を同時に更新することによって実現できます。
注意：
この動作は After Effects の後ろをパン（アンカーポイント）ツールと同様です。
修飾キーを使用する
アンカーポイントパラメーターのみを更新し、位置パラメーターを更新しない場合は、Alt キー（Windows）または Option キー（macOs）を押したままアンカーポイント上にカーソルを移動すると、カーソルが 
に変わります。その後、プログラムモニターでアンカーポイントをドラッグします。アンカーポイントはそのままでフレームをドラッグします。
スナップを有効にするには、Ctrl キーを押したままアンカーポイントのドラッグを開始します。ターゲット上にボックスが描画されます。その後、アンカーポイントを閉じると、フレームのサイドハンドルまたは中心点にスナップします。
注意点
- プログラムモニターが小さい場合にクリップの位置をドラッグする機能を保持するには、アンカーポイントの十字が非表示になります。関連する画面上のモーション直接操作フレームのピクセル単位のサイズであることに注意してください。
- アンカーポイントの位置を詳細にコントロールするには、エフェクトコントロールパネルでアンカーポイントプロパティを使用します。プログラムモニターでのアンカーポイントへの変更がエフェクトコントロールパネルで更新され、エフェクトコントロールパネルでの変更がプログラムモニターで更新されます。
- エフェクトコントロールパネルのパラメーターを使用してアンカーポイントを変更する場合、実際の画面上ではアンカーポイントを同じ位置に維持しながら、プログラムモニターでフレームを移動します。
関連リソース
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