タイムラインパネルがアクティブな状態で、トラックを右クリックし、ドロップダウンリストから「トラックの追加」を選択します。トラックの追加ダイアログボックスが開きます。
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Premiere Pro のタイムラインパネルを使用してシーケンスの作成、組み立て、並べ替えを行う方法について説明します。
指示に従って操作しますか?Premiere Pro でプロジェクトを開いて開始しましょう。
シーケンスとは何ですか?
シーケンスは一連のクリップで、シーケンスには少なくとも 1 つのビデオトラックと 1 つのオーディオトラックが含まれている必要があります。オーディオトラックのあるシーケンスには、通常のオーディオトラックを出力してミキシングするためのマスターオーディオトラックも含まれている必要があります。複数のオーディオトラックは、オーディオのミキシングに使用されます。。
Premiere Pro では、各シーケンスの設定を指定し、クリップをトリミングし、クリップからシーケンスを組み立てることができます。
すべての Premiere Pro プロジェクトに 1 つまたは複数のシーケンスを含めることができます。プロジェクト内の各シーケンスには、それぞれ異なる設定を指定できます。シーケンスを 1 つまたは複数のタイムラインパネルで組み立てたり並べ替えたりすることができ、シーケンスのクリップ、トランジションおよびエフェクトは視覚的に表示されます。シーケンスは、タイムライン上で平行に並べられている複数のビデオトラックとオーディオトラックから構成されています。複数のトラックを使用して、クリップをスーパーインポーズまたはミックスします。
どのようにシーケンスを作成しますか?
プロジェクトパネルで、アセットをパネルの下部にある「新規項目」アイコンにドラッグすることで、すばやくシーケンスを作成できます。
再生時間:58 秒
ファイル/新規/シーケンスオプションを使用して、シーケンスを作成し、シーケンスプリセットを選択することもできます。Premiere Pro のシーケンスプリセットには、一般的なアセットタイプに適した設定が含まれています。例えば、フッテージのほとんどが DV 形式である場合は、DV のシーケンスプリセットを使用します。詳しくは、シーケンスのプリセットおよび設定を参照してください。
出力に低めの画質を設定する場合(web ビデオのストリーミングなど)は、シーケンスの設定を変更しないでください。 代わりに、後で書き出しの設定を変更します。
統合クリップを使用してクリップからシーケンスを作成する場合、メディア形式によっては空のステレオオーディオトラックが存在します。必要に応じて、そうした空のステレオオーディオトラックを削除できます。
タイムラインでのシーケンスの操作
Premiere Pro を起動すると、画面下部の中央のフレームに単一のタイムラインパネルが表示されます。任意のデフォルトワークスペースを開くことも、プロジェクトを作成することもできます。タイムラインパネルでは、すべてのシーケンスを削除したり、複数のシーケンスを追加したりできます。各シーケンスは、そのタイムラインパネル内のタブとして表示されます。また、複数のタイムラインパネルをそれぞれ別個のフレーム内に開き、各パネルに任意の数のシーケンスを表示することもできます。
タイムラインパネルメニューでアイテムを選択または選択解除することでアイテムを表示または非表示にできます。これらのアイテムには、タイムルーラー番号やワークエリアバーなどが含まれます。
タイムラインパネルでシーケンスを開く
タイムラインパネルで新しいシーケンスを開くには、プロジェクトパネルでシーケンスをダブルクリックします。シーケンスがタイムラインパネルの新しいタブで開かれます。
複数のタイムラインパネルの表示
プロジェクトにシーケンスが複数ある場合は、タイムラインパネルを複数表示することができます。シーケンスを開くと、新しいタブで開かれます。そのタブを別のドッキングエリアにドラッグします。シーケンスが新しいタイムラインに表示されます。
タイムラインのナビゲーションコントロール
タイムラインパネルには、シーケンスのフレーム間を移動するためのコントロールがあります。
A. タイムルーラー B. ワークエリアバー C. 再生ヘッド D. 再生ヘッドの位置 E. ズームスクロールバー
タイムルーラーには、シーケンスの時間を示す目盛りが水平に表示されています。数値は、シーケンスの時間がルーラーに沿って左から右に表示されることを示します。シーケンスを表示する詳細度に応じて、数値は変わります。
デフォルトでは、シーケンス設定ダイアログボックスの「表示形式」フィールドで指定したタイムコード表示形式に従って、これらの数値が表示されます。
ワークエリアバーは、プレビューをレンダリングするシーケンス領域、または書き出す予定の領域を定義するシーケンス領域を指定します。ワークエリアバーは、タイムルーラーの下部にあります。デフォルトでは、ワークエリアバーは表示されません。ワークエリアバーを有効にするには、シーケンス名の横にある三重線アイコンをクリックし、ドロップダウンリストから「ワークエリアバー」を選択します。
ワークエリアバーの端をドラッグするか、キーボードショートカットを使用してシーケンス内のワークエリアを設定できます。詳しくは、レンダリング用のワークエリアを定義するを参照してください。
再生ヘッド(旧称:時間インジケーターまたは CTI)は、プログラムモニターに表示されている現在の時間を示します。プログラムモニターにそのプレビューが表示されます。ルーラー上の青い三角形が再生ヘッドです。再生ヘッドからタイムルーラーの下端まで、垂直線が表示されます。再生ヘッドをドラッグして、現在の時間を移動できます。
再生ヘッドの位置は、タイムラインパネルの現在のフレームのタイムコードを示します。別の時間に移動するには、再生ヘッドの位置をクリックし、新しい時間を入力します。表示にマウスポインターを合わせ、左右にドラッグすることもできます。
タイムコードとフレーム数を切り替えて表示することができます。Ctrl キー(Windows)または Command キー(macOS)を押しながら、モニターまたはタイムラインパネルの現在の時間をクリックします。
ズームスクロールバーはタイムラインパネルの下部にあります。このバーは、タイムラインのタイムルーラーの表示エリアに対応しています。ソースモニターおよびプログラムモニターにもズームスクロールバーがあります。ハンドル(両端の白い部分)をドラッグすると、バーの幅を変更し、タイムルーラーのスケールを変更することができます。
- バーをドラッグして最大幅まで広げると、タイムルーラーのデュレーション全体が表示されます。バーを縮めると、表示がズームインされてルーラーのデュレーションの表示が詳細なものになります。バーの拡大と縮小は、再生ヘッドを中心としておこなわれます。
- バーの上にマウスを置くと、マウスホイールをスクロールしてバーの拡大および縮小をおこなうことができます。
- バーのハンドル以外の部分をドラッグすると、スケールを変更せずに、タイムルーラーの可視部分をスクロールできます。バーをドラッグしても、再生ヘッドは移動しません。ただし、バーを移動してからタイムルーラーをクリックして、バーと同じエリアに再生ヘッドを移動することができます。
- ズームスクロールバーでは macOS のジェスチャーがサポートされています。
ソーストラックインジケーターは、ソースモニター内のクリップのビデオやオーディオトラックを表します。ソースクリップトラックをインサートまたは上書きするときに、対象のタイムライントラックのヘッダーに配置します。
シーケンス内の移動
タイムラインパネルで再生ヘッドの位置を設定するには、次のいずれかの操作をおこないます。
- タイムルーラーで、再生ヘッドをドラッグするか、再生ヘッドを表示させたいポイントをクリックします。
- 再生ヘッドの位置でドラッグします。
- 再生ヘッドの位置をクリックし、有効な時間を入力して、Enter キー(Windows)または Return キー(macOS)を押します。
- プログラムモニターのいずれかの再生コントロールを使用します。
- 希望する方向に再生ヘッドを移動するには、左向き矢印キーまたは右向き矢印キーを押します。
- Shift キーを押しながら矢印キーを押すと、5 フレームずつ移動します。
タイムコードを使用して再生ヘッドを移動するには、再生ヘッドの位置でタイムコード値をクリックします。新しい時間を入力し、Enter キー(Windows)または Return キー(macOS)を押します。macOS の場合、テンキーは使用しないでください。タイムコードを入力する際は、次のいずれかのショートカットを使用できます。
- 先頭のゼロを省略。
例えば、「0;0;12;3」と入力すると「00;00;12;03」と解釈されます。 - セミコロン(NTSC)またはコロン(PAL)を省略します。
例えば、「1213」と入力すると、NTSC プロジェクトでは「00;00;12;13」、PAL プロジェクトでは「00:00:12:13」と解釈されます。 - 標準値の超過分の値を入力します。
例えば、タイムコードに「30 fps」と入力すると、再生ヘッドの位置は「00;00;12;23」と解釈されます。10 フレーム先に進める場合は、フレーム番号を 00;00;12;33 に変更します。再生ヘッドが 00;00;13;03 に進みます。 - プラス記号(+)またはマイナス記号(-)を指定。
数字の前にプラス記号(+)またはマイナス記号(-)を指定すると、指定したフレーム数だけ再生ヘッドを前または後に移動します。例えば、+55 と指定すると、再生ヘッドが 55 フレーム先に進みます。 - ピリオドを追加。
数字の前にピリオドを追加すると、タイムコード値でなく正確なフレーム番号を指定できます。例えば、.1213 と指定すると、再生ヘッドが NTSC プロジェクトでは 00;00;40;13、PAL プロジェクトでは 00:00:48:13 に移動します。
選択ツールをタイムコード値の上に配置して、 左右にドラッグすることもできます。ドラッグする距離が遠いほど、タイムコードの変更が速くなります。
クリップの端やマーカーにスナップするには、タイムラインパネルで Shift キーを押しながら再生ヘッドをドラッグします。
タイムラインでシーケンスをズームインまたはズームアウトするには、次のいずれかの操作をおこないます。
- タイムラインパネルがアクティブな状態で、+ を押すとズームインします。ズームアウトするには、- を押します。
- ズームインするには、ズームツール を選択します。シーケンスの拡大表示部分を囲むようにドラッグします(範囲選択)。ズームアウトするには、ズームツールを選択して、Alt キー(Windows)または Option キー(macOS)を押しながらタイムラインパネルの任意の場所をクリックします。
- ズームスクロールバーを使用します。ズームインするには、表示エリアバーの端をドラッグして両端を近づけます。ズームアウトするには、ドラッグして両端を離します。
- シーケンスのズームインとズームアウトをおこなうには、マルチタッチトラックパッドをピンチでズームします。
- (欧米言語およびロシア語のキーボードのみ)ズームアウトしてシーケンス全体がタイムラインパネルに表示されるようにするには、バックスラッシュ(¥)キーを押します。キーを押す前の状態にズームインするには、もう一度キーを押します。
クリップの長いシーケンスがある場合、それらのほとんどは非表示になります。クリップが非表示になる場合は、タイムラインパネルのシーケンス内を水平にスクロールします。これらの各コマンドでは、タイムラインパネルが選択されている必要はありませんが、タイムラインパネルの上にマウスカーソルを置く必要があります。
- マウスホイールをスクロールします。
- Page Up キーを使用して左へ移動するか、Page Down キーを押して右へ移動します。
- Alt キー(Windows)を押すか、Command キー(macOS)を押してマウスホイールを動かします。
- タイムラインパネルの下部のズームスクロールバーを左右にドラッグします。
- Apple MacBook Pro コンピュータの場合、マルチタッチトラックパッド上を 2 本の指で水平に動かし、シーケンスを水平に移動します。
ビデオやオーディオクリップがタイムラインのトラックで止まると、非表示になってしまう場合があります。クリップが非表示になる場合は、タイムラインでシーケンス内を垂直にスクロールします。タイムラインのシーケンス内を垂直にスクロールするには、次のいずれかの操作をおこないます。これらの各コマンドでは、タイムラインパネルが選択されている必要はありませんが、タイムラインパネルの上にマウスカーソルを置く必要があります。
- タイムラインパネルの右側のスクロールバーを上または下にドラッグします。
- Apple MacBook Pro コンピュータの場合、マルチタッチトラックパッド上を 2 本の指で垂直に動かし、シーケンスを垂直に移動します。
トラックの操作
タイムラインパネルのビデオトラックおよびオーディオトラックで、クリップの配置や編集およびクリップへの特殊効果の追加をおこなうことができます。必要に応じてトラックの追加や削除をおこなえるほか、名前の変更や処理対象のトラックの指定をおこなえます。
A. ビデオトラック B. オーディオトラック
トラックの追加
新規ビデオトラックは既存のビデオトラックの上、 新規オーディオトラックは既存のオーディオトラックの下に表示されます。 トラックを削除すると、トラック内のすべてのクリップが削除されますが、プロジェクトパネルに表示されているソースクリップには影響しません。
システムのリソースの許す限り、任意の数のトラックをプロジェクトに追加できます。クリップをシーケンスに追加するときは、トラックも同時に追加できます。クリップ追加時のトラックの追加 を参照してください。
-
-
トラックの追加ダイアログボックスで、次のいずれかの操作をおこないます。
- 必要な数のトラックを追加するには、ビデオトラック、オーディオトラック、オーディオサブミックストラックの「追加」フィールドに数を入力します。
- 追加するトラックの場所を指定するには、追加するトラックの種類に応じて、配置メニューからオプションを選択します。
- 追加するオーディオトラックまたはサブミックストラックの種類を指定するには、トラックの種類メニューからオプションを選択します(オーディオチャンネルの種類について詳しくは、シーケンス内のオーディオトラックを参照してください)。
-
「OK」をクリックします。注意:
オーディオトラックには、チャンネルの種類(モノラル、ステレオ、5.1)が同じオーディオクリップだけを入れることができます。 オーディオクリップの種類が不明な場合は、プロジェクトパネルでクリップを選択して、 プレビューエリアでクリップの情報を確認します。
トラックの削除
ビデオとオーディオのいずれの場合も、 複数のトラックを同時に削除できます。
-
タイムラインパネルがアクティブな状態で、トラックを右クリックし、ドロップダウンリストから「トラックの削除」を選択します。トラックの削除ダイアログボックスが開きます。
-
トラックの削除ダイアログボックスで、 削除するトラックの種類のチェックボックスをオンにします。
-
オンにした項目ごとに、 削除するトラックをメニューで指定します。
-
「OK」をクリックします。
トラック名の変更
トラック名を変更するには、次の操作をおこないます。
-
変更するトラック名を右クリック(Windows)、または Ctrl キーを押しながらクリック(macOS)して、「名前の変更」を選択します。
-
トラックの新しい名前を入力して、Enter キー(Windows)または Return キー(macOS)を押します。
同期ロックで変更を防止
トラックの同期ロックを有効にすると、挿入、リップル削除、リップルトリミングなどの操作を実行したときにどのトラックに操作が適用されるかを指定できます。操作にクリップが含まれる場合は、同期ロックの状態にかかわらず、トラックが移動します。その他のトラックは、同期ロックが有効な場合にのみ、クリップのコンテンツが右に移動します。
次のいずれかの操作をおこないます。
- 選択したトラックの同期ロックを有効にするには、ロックする各ビデオトラックおよびオーディオトラックの先頭で「同期ロックを切り替え」アイコン をクリックします。
- 特定の種類(ビデオまたはオーディオ)のすべてのトラックについて同期ロックを有効にするには、対象となる種類のトラックの先頭で Shift キーを押しながら「同期ロックを切り替え」アイコン をクリックします。
同期ロックアイコン がボックスに表示され、対象となるトラックの同期ロックが有効になります。
1 つまたは複数のトラックの同期ロックを無効にするには、ビデオまたはオーディオのすべてのトラックでもう一度、同期ロックを切り替えボックスをクリックするか、Shift キーを押しながらクリックします。これで、同期ロックアイコンが表示されなくなります。
トラックのロックで変更を防止
トラック全体をロックすれば、シーケンスのほかの部分を操作しているときに、そのトラック上のクリップを誤って操作してしまうことを防止できます。タイムラインパネルでは、ロックされたトラックには斜線が表示されます。ロックされたトラック内のクリップはどのような方法でも変更できませんが、プレビューや書き出し時にはシーケンスに含まれます。ビデオトラックとそれに対応するオーディオトラックの両方をロックするには、各トラックを個別にロックします。ターゲットトラックをロックすると、そのトラックはターゲットではなくなります。トラックのロックを解除して、トラックを再びターゲットトラックに指定するまで、そのトラックにソースクリップを追加することはできません。
トラックをロックすることで、 インサート編集時にトラック内のクリップが移動するのを防ぐことができます。
次のいずれかの操作をおこないます。
- 選択したトラックのトラックロックを有効にするには、各ビデオトラックおよびオーディオトラックの先頭で「トラックのロック切り替え」アイコン をクリックします。
- 特定の種類(ビデオまたはオーディオ)のすべてのトラックについてトラックロックを有効にするには、対象となる種類のトラックの先頭で Shift キーを押しながらトラックのロック切り替えボックスをクリックします。
シーケンス内のトラックの除外
任意のトラックに含まれているビデオまたはオーディオクリップをプレビューと書き出しから除外することができます。除外したビデオトラック内のクリップは、プログラムモニターと出力ファイルにブラックビデオとして表示されます。また、除外したオーディオトラック内のクリップも、オーディオミキサー、スピーカーまたは出力ファイルに出力されません。
色合いホイール
シャドウ色相調整ホイールおよびハイライト色相調整ホイールを使用して、シャドウとハイライトの色合いの値を調整します。中央が空白のホイールは何も適用されていないことを示します。色合いを適用するには、ホイールの中央をクリックし、ホイールの穴に合わせてカーソルをドラッグします。
トラックの左端にある目の形のアイコン(ビデオの場合)またはミュートアイコン(オーディオの場合)をクリックして非表示にします。(これらのアイコンは、切り替えスイッチとして機能します。トラックをシーケンスに含めるには、アイコン、またはボタンを押します)。
目の形のアイコン付きのトラックを除外しても、出力からは除外されません。除外したトラックに、除外しなかったトラックのクリップの前または後ろで実行されるクリップが含まれている場合、除外しなかったトラックの最後のクリップの前または後ろにブラックビデオが表示されます。出力ファイルからこの最後のブラックビデオをトリミングするには、書き出し設定ダイアログボックスで必要に応じてインポイントとアウトポイントを設定します。
すべてのビデオまたはオーディオトラックを除外するには、Shift キーを押しながら目の形のアイコン(ビデオの場合)またはスピーカーアイコン(オーディオの場合)をクリックして非表示にします。これにより、すべてのビデオトラックまたはオーディオトラックが除外されます(これらのアイコンは、切り替えスイッチとして機能します。すべてのアイコンを再び表示してトラックをシーケンスに含めるには、アイコンのボックスを Shift キーを押しながらもう一度クリックします)。
トラック表示の設定
様々な方法でタイムラインパネル内のトラックをカスタマイズできます。トラックを展開したり閉じたりすると、トラックコントロールの表示と非表示を切り替えることができます。複数の表示オプションの中から必要なものを選択すると、ビデオクリップまたはオーディオクリップの表示形式を管理できます。ヘッダー領域のサイズを変更するか、ビデオトラックとオーディオトラックの境界を移動すると、一方のトラックの表示領域を拡大できます。
トラックの展開およびサイズ変更
トラックを展開して、トラックコントロールを表示できます。 また、トラックの高さを高くして、アイコンやキーフレームを見やすくしたり、 ビデオトラックのサムネールやオーディオトラックの波形を 大きいサイズで表示したりすることができます。
トラックのサイズを変更するには、トラックヘッダー領域で、2 つのトラックの間にマウスカーソルを移動し、カーソルが高さ調整アイコン に変わったら、上または下にドラッグして、下のトラック(ビデオトラックの場合)または上のトラック(オーディオトラックの場合)の高さを変更します。
展開していないトラックは、常に同じ高さで表示され、高さを変更することはできません。
オーディオトラックを展開して、 そのトラック内の個々のクリップまたはオーディオトラック全体に オーディオフェードラインを使用することができます。
トラックヘッダー領域のサイズ変更
トラックヘッダー領域のサイズを変更するには、トラックヘッダーの右端にマウスポインターを合わせてサイズ変更アイコン を表示します。その後、右端をドラッグします。トラックヘッダーの上部に表示されているアイコンが隠れずに表示される幅が最小幅になります。最大幅は、最小幅の約 2 倍です。
トラックの表示形式の設定
-
トラックをダブルクリックして展開します。
-
ビデオトラックのスタイルをカスタマイズするには、タイムラインパネルで「タイムライン表示設定」(レンチアイコンのツール )をクリックします。
「すべてのインスタンスのプロジェクト項目名およびラベルカラーを表示」のチェックボックスをタイムラインの表示設定に移動しました 。
ビデオトラックとオーディオトラックでの キーフレームの表示方法と調整方法について詳しくは、キーフレームとグラフの表示を参照してください。
シーケンス設定は、シーケンスを作成するときに正しく指定してください。シーケンスをいったん作成すると、タイムベースなどのシーケンス設定はロックされます。これは、後でシーケンス設定を変更した場合に矛盾が発生しないようにするためです。
シーケンスを作成する場合は、標準のシーケンスプリセットから選択することができます。または、一連の設定を変更してカスタムシーケンス設定プリセットとして保存することもできます。シーケンスのほとんどのパラメーターを調整してシーケンス設定を大幅に変更する場合は、新規シーケンスを開始して、その設定をカスタマイズします。
シーケンスを作成すると、新規シーケンスダイアログボックスが開きます。新規シーケンスダイアログボックスには、「シーケンスプリセット」、「一般」および「トラック」の 3 つのタブがあり、それぞれに様々な設定があります。
シーケンスのプリセットオプション
使用可能なプリセットは、シーケンス設定のグループです。Premiere Pro には、次のような、いくつかのカテゴリのシーケンス設定プリセットが既にインストールされています。
- AVC-Intra
- AVCHD
- Digital SLR
- DV-24p
- DV-NTSC(北米の標準規格)
- DV-PAL(欧州の標準規格)
- DVCPRO50
- DVCPROHD
- HDV
- モバイルデバイス
- XDCAM EX
- XDCAM HD422
- XDCAM HD
これらのシーケンス設定プリセットには、一般的な種類のシーケンスに適した設定が含まれています。例えば、Panasonic P2 ビデオカメラで撮影した AVC-Intra または DVCPRO 素材を編集するには、AVC-Intra、DVCPRO50 および DVCPROHD シーケンス設定プリセットを使用します。Panasonic P2 形式で記録された DV25 素材の場合は、フッテージのテレビ方式に応じて DV-NTSC または DV-PAL 用のプリセットを使用します。
使用できないシーケンス設定を変更する必要がある場合は、 必要とする設定でシーケンスを作成して、 次に現在のシーケンスの内容を このシーケンスに移動することで変更できます。
シーケンスのプリセットの選択
様々な種類、形式およびパラメーターのアセットをシーケンスに含めることができますが、シーケンスの設定が、シーケンスで使用されている大半のアセットのパラメーターと一致する場合に Premiere Pro のパフォーマンスが最高になります。パフォーマンスを最適化して、レンダリング時間を短縮するには、シーケンスを作成する前に、編集する主なアセットのパラメーターを確認します。アセットのパラメーターを確認した後に、一致する設定でシーケンスを作成します。テープベースのデバイスからアセットをキャプチャする前にも、これらのパラメーター確認して、適切なキャプチャ設定を選択してください。アセットのパラメーターには次のものがあります。
- 録画形式(DV、DVCPRO HD など)
- ファイル形式(AVI、MOV、VOB など)
- フレーム縦横比(16:9、4:3 など)
- ピクセル縦横比(1.0、0.9091 など)
- フレームレート(29.97 fps、23.976 fps など)
- タイムベース(29.97 fps、23.976 fps など)
- フィールド(プログレッシブ、インターレースなど)
- オーディオサンプルレート(32 Hz、48 Hz など)
- ビデオコーデック
- オーディオコーデック
プロパティパネルを使用して、このようなアセットのパラメーターの多くを検出できます。詳しくは、クリップのプロパティの表示を参照してください。
フリーウェアの MediaInfo や GSpot Codec Information Appliance など、サードパーティのアプリケーションを使用することもできます。また、Apple QuickTime Player で、ウィンドウ /ムービーインスペクターを表示を選択して、ファイルの作成に使用されたコーデックを検索することもできます。
アセットでは、Premiere Pro がネイティブサポートしていないコーデックを使用することができます。通常は、関連するコーデックをインストールすると、これらのアセットを編集できます。ただし、コンピューターシステムに深刻な問題を引き起こすおそれのある未テストのコーデックをインストールしないように注意してください。
カスタムシーケンスプリセットの作成
シーケンス設定のほとんどをカスタマイズするには、 新規シーケンスを開始し、既存のプリセットを選択してから、 それぞれの設定を変更する必要があります。
編集モードによっては、可能なすべてのフレームレートがサポートされていない場合があります。例えば、23.976 fps でカスタムプリセットを作成するには、編集モードとして「カスタム」を選択します。次に、タイムベースメニューから 23.976 fps のフレームレートを選択します。
-
ファイル/新規/シーケンスを選択するか、プロジェクトパネルで「新規項目」 をクリックして、「シーケンス」を選択します。
-
新規シーケンスダイアログボックスの「シーケンスプリセット」タブで、ビデオフッテージまたはキャプチャカードの仕様に適合するプリセットを選択します。
注意:「カスタム」設定からカスタムシーケンスを作成する場合(編集モードのドロップダウンリストでアクセス可能)、「設定」タブをクリックする前にプリセットを選択する必要はありません。
-
必要に応じて、「設定」タブ、「トラック」タブまたは「 VR ビデオ」タブを変更します。
-
プリセットに名前を付け、説明を追加します。
-
「OK」をクリックして、プリセットを保存します。
各種シーケンスの作成
DV、HDV または HD 形式のワイドスクリーンフッテージを編集できます。ワイドスクリーンのアセットを正しく表示および再生するには、 ワイドスクリーンのアセットに合うようにシーケンスを設定する必要があります。
-
ファイル/新規/シーケンスを選択します。
-
フッテージに適したプリセットを選択します。次のいずれかの操作をおこないます。
DV フッテージの場合は、名前に「ワイドスクリーン」と示されている、DV-NTSC プリセットか DV-PAL プリセットのどちらかを選択します。これらのプリセットは、水平ピクセルを使用します(NTSC の場合はピクセル縦横比 1.2、PAL の場合は 1.422 です)。
HDV プロジェクトの場合、HD アナモルフィック 1080(ピクセル縦横比 1.333)または正方形ピクセル(ピクセル縦横比 1.0)を使用して HDV プリセットを選択します。
HD プロジェクトの場合は、HD キャプチャカードとともに提供されるプリセットを選択します。
-
「シーケンス名」フィールドに名前を入力し、「OK」をクリックします。
720p、1080p または 1080i の HDV フッテージまたは HD フッテージを編集できます。これらの形式でシーケンスを作成する場合は、ソースフッテージの仕様に適合するプリセットを選択してください。
に付属の DVCPROHD プリセットは、Panasonic P2 ビデオカメラで MXF ファイルに記録した素材を編集するためのプリセットです。Premiere Pro には、AVCHD、XDCAM HD および XDCAM EX 用のプリセットも含まれています。追加の HD シーケンスプリセットは、Premiere Pro をサポートする HD キャプチャカードを取り付けると、Premiere Pro にインストールされます。
HDV フッテージの場合は、フッテージの設定に適合する設定を持つカスタムプリセットを作成し、保存します。カスタムシーケンスプリセットの作成について詳しくは、カスタムシーケンスプリセットの作成を参照してください。
フッテージをシーケンスに配置した際にレンダリングさせておくと、パフォーマンスが向上する場合があります。
-
ファイル/新規/シーケンスを選択します。
注意:25 fps で撮影した DVCPROHD 720p フッテージを編集するには、DVCPROHD 720p 50p プリセットを選択します。例えば、PAL バージョンの Panasonic HVX200 カメラで撮影した 25pN ネイティブモードフッテージなどの場合です。次に、「一般」タブを選択します。その後、タイムベースドロップダウンリストから「25.00 フレーム/秒」を選択します。
「シーケンスプリセット」タブが選択された状態で、 新規シーケンスダイアログボックスが表示されます。
-
フッテージに適したプリセットを選択します。
-
(オプション)マスターオーディオトラックの チャンネル数を設定するには、「トラック」タブを選択します。オーディオパネルのマスターメニューで、 次のいずれかを選択します。
モノラル
1 つのモノラルチャンネルに出力します。
ステレオ
ステレオパンが適用された 2 つのモノラルチャンネルに出力します。
5.1
左前方、右前方、左後方、右後方パンにそれぞれ対応する 4 つのモノラルチャンネルに出力します。
-
「パン / バランス」を調整します。
-
「シーケンス名」を追加します。
-
「OK」をクリックします。
Windows の場合、非圧縮の 10 bit または 8 bit のフッテージのプレビュー用に、プロジェクト設定のカスタムプリセットを作成することができます。詳しくは、Premiere Pro ヘルプの未圧縮ビデオ再生でのシーケンスの作成を参照してください。
SDI カードまたは外部モニターに接続されているデバイス上のシーケンスを最高の品質でプレビューするには、プレビューファイルにいずれかの非圧縮形式を使用します。非圧縮 8 bit(4:2:2 YUV)は SD 出力用のプロジェクトに適しており、非圧縮 10 bit(4:2:2 YUV)は HD 用のプロジェクトに最適です。また、非圧縮 10 bit(4:2:2 YUV)と高ビット数カラーレンダリングの場合、Premiere Pro は 10 bit アセット内の色情報を使用し、シーケンス内の他のアセットをアップサンプリングして 10 bit プレビューファイルを生成します。サポートされている SD-SDI または HD-SDI カードがインストールされているシステムでこれらのプレビューファイル形式を使用した場合、最高のプレビューパフォーマンスを実現できます。
どちらの非圧縮形式も 4:2:2 YUV でビデオファイルをサブサンプリングします。ただし、プレビューファイルで利用可能な他のファイル形式とは異なり、ビデオデータに圧縮をおこないません。これらが非圧縮と呼ばれるのは、この 2 番目の圧縮レイヤーを追加しないからです。したがって、プレビューで圧縮形式よりはるかに高いカラー深度が保たれます。そのため、非圧縮プレビューファイルのサイズは、圧縮プレビューファイルよりも大きくなります。
-
ファイル/新規/シーケンスを選択します。
-
新規シーケンスダイアログボックスで、「設定」タブをクリックします。
-
編集モードメニューで、目的の編集モードを選択します。
-
タイムベースメニューで、目的のフレームレート(24、25、29.97 フレーム/秒など)を選択します。
-
「ビデオ」セクションで、目的の「フレームサイズ」、「ピクセル縦横比」、「フィールド」および「表示形式」の各設定を選択します。例えば、「1920 x 1080」、「正方形ピクセル(1.0)」、「なし」、「30 fps ドロップフレームタイムコード」を選択します。
-
「オーディオ」セクションで、「サンプルレート」および「表示形式」の目的の設定を選択します。
-
「ビデオプレビュー」セクションで、システムに対応するプレビューファイルの形式とコーデックのセットを 1 つ選択します。
Windows の場合は、プレビューファイル形式に「Microsoft AVI」を選択し、コーデックには「なし」(または「Uncompressed UYVY 422 8 bit」)を選択します。
macOS の場合は、プレビューファイル形式に「QuickTime」を選択し、コーデックには「なし」(または「非圧縮 YUV 10 bit 4:2:2」または「非圧縮 YUV 8 bit 4:2:2」)を選択します。
オプションで装備しているハードウェアキャプチャカードまたは再生カードによっては、異なるファイル形式およびコーデックが表示されます。
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(オプション)システムが 10 bit 以上の形式をサポートしている場合は、「最大ビット数」チェックボックスをオンにします。
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(オプション)非圧縮再生をもう一度使用する場合は、 「プリセットの保存」をクリックして、プリセットの名前と説明を入力し、 「OK」をクリックします。
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シーケンスの名前を入力して「OK」をクリックします。
ビデオカメラまたはフィルムから約 24 fps ノンインターレース(プログレッシブ)で取り込んだフッテージのことを 24p フッテージといいます。このフッテージでは、フィルムの画質と動きの描写が維持されます。24p のフレームレートは映画フィルムのフレームレートに非常に近くなります。それぞれのフレームは、(インターレース化された半分のフレームのフィールドからではなく)プログレッシブラインで構成されます。つまり、24p 形式では被写体が映画のフィルムに近い品質となるため、一般に、低予算で制作しなければならない場合に利用されます。
Premiere Pro には、「フレームを繰り返し」と「インターレースフレーム」の 2 つの DV 24p 用 24p プルダウン方式があります。どちらのオプションも 29.97 fps で再生されるように 24p フッテージを変換しますが、表示とパフォーマンスが多少異なります。これらのオプションは、新規 DV-24p シーケンスの開始時に新規シーケンス設定で選択できます。または、既存のシーケンスで変更することもできます。
Premiere Pro は、24p 方式および 24Pa 方式を採用したカメラからだけ 24p フッテージおよび 24Pa フッテージの読み込みをおこなうことができます。
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ファイル/新規/シーケンスを選択します。
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「シーケンスプリセット」タブの使用可能なプリセットリストから、ほとんどのフッテージのフレーム縦横比およびオーディオサンプリングレートと一致する 24p プリセットを選択します。24p プリセットは、DV-24P、DVCPRO50 の 480i、DVCPROHD の 1080i および DVCPROHD の 720p フォルダーにあります。
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シーケンスの名前を入力します。
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「OK」をクリックします。
24p フッテージをキャプチャすると、シーケンスの設定にかかわらず、Premiere Pro はフッテージを 24p として認識して処理します。
24p 再生オプションの設定
再生設定は、シーケンスの作成時におこないます。
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ファイル/新規/シーケンスを選択します。
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新規シーケンスダイアログボックスで、「一般」タブをクリックします。
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「再生設定」をクリックします。
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24p 変換方法ペインで、次のいずれかのオプションを選択します。
フレームを繰り返し(ABBCD)
必要に応じてフレームを繰り返して、29.97 fps 再生を維持します。このオプションを選択すると、CPU リソースの使用量を軽減できます。
インターレースフレーム(2:3:3:2)
フレームをテレシネのような方式で組み合わせて、29.97 fps 再生を維持します。このオプションを選択すると、再生がスムーズになりますが、より多くの CPU リソースが使用されます。
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再生設定ダイアログボックスで「OK」をクリックして、 新規シーケンスダイアログボックスで「OK」をクリックします。
24p プルダウンの無効化
NTSC プリセットを使用しているプロジェクトでは、初期設定で、24p DV フッテージは 24p プルダウン方式を使用して 29.97 fps で再生されます。プルダウン方式を無効にすると、ムービーの仕上げを、フィルムをフレーム補間なしでビデオまたはブロードキャスト用に変換したフィルムのようにできます。
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プロジェクトパネルで、24p クリップを右クリック(Windows)、または Control キーを押しながらクリック(macOS)します。
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変更/フッテージを変換を選択します。
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「フレームレート」セクションで「24p DV プルダウンに変更」を選択します。
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「OK」をクリックします。注意:
サードパーティ製のフィルム仕上げプラグインエフェクトをマスターシーケンスに適用することもできます。このようなプラグインは、一般にテレシネ形式への変換をおこなったり、粒子感やカラー補正を追加して様々なフィルムストックのシミュレーションをおこなったりします。撮影中は照明設定を慎重におこない、三脚を使用してパンをゆっくりおこなうことで、重いフィルムカメラを使用して撮影したときのような効果が得られます。このような細部に気を配ることで、プロジェクトの品質はより映画に近いものになります。
24p ソースタイムコードの表示
24p フッテージを読み込んだ場合、Premiere Pro は 23.976 fps プログレッシブフッテージとして処理します。24p プロジェクト内の 24p フッテージを操作する際には、タイムコードが 24 fps として表示されます。ただし、カメラは 24p フッテージを 30 fps ノンドロップフレームタイムコードで録画およびログします。キャプチャ用に 24p フッテージをログする場合は、カメラのタイムコードカウントである 30 fps ノンドロップフレームタイムコードに従ってクリップをログします。
30 fps のノンドロップフレームタイムコードを 24p フッテージが含まれたプロジェクトで使用すると、24p フッテージタイムコードカウントで 5 つおきにフレームがドロップされます。24p クリップのプロパティを表示すると、フレームレートは 23.976 と表示されますが、タイムベースは 29.97 で表示されます。 クリップの元のタイムコードを読み取る場合は、次の操作をおこないます。
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プロジェクトパネルで、クリップを右クリック(Windows)、または Control キーを押しながらクリック(macOS)します。
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変更/フッテージを変換/ファイルのフレームレートを使用を選択します。
携帯電話やポータブルメディアプレーヤーなど、ポータブルデバイスで再生可能な形式にビデオを編集することができます。ターゲットデバイスに適したプロジェクト設定のプリセットを選択すれば、編集作業がより簡単になります。ムービーの編集が完了したら、Adobe Media Encoder を使用して、ターゲットデバイスに適したオーディオおよびビデオでエンコードします。
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次のいずれかの操作をおこないます。
- 初期画面から「新規プロジェクト」をクリックします。
- ファイル/新規/プロジェクトを選択します。
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新規プロジェクトダイアログボックスで「OK」をクリックします。
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新規シーケンスダイアログボックスで、「シーケンスプリセット」タブを選択します。
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Mobile & Devices プリセットフォルダーを選択します。次のいずれかの操作をおこないます。
- フレームサイズが 176 x 144 または 88 x 72 の 3GPP ビデオ専用にムービーを編集するには、CIF、QCIF、QQCIF プリセットを選択します。
- Web 用や、フレームサイズが 320 x 240 または 128 x 96 の 4:3 ビデオを表示できるモバイルデバイス用にムービーを編集するには、iPod、QVGA、Sub-QCIF プリセットを選択します。
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「シーケンス名」フィールドに名前を入力し、「OK」をクリックします。
複数のシーケンスの使用
1 つのプロジェクトに、設定の異なる複数のシーケンスを含めることができます。シーケンスの作成時に各シーケンスの設定を選択しますが、選択した設定の一部は、シーケンスを作成した後で変更できます。
シーケンスを切り替えるには、プログラムモニターのタブから使用したいシーケンスを選択するか、タイムラインパネルで、使用したいシーケンスのタブをクリックします。選択したシーケンスは、両方のパネルに表示されます。
シーケンスを個別のタイムラインパネルに表示するには、シーケンスのタブをドラッグします。Ctrl キー(Windows)または Command キー(macOS)を押しながらタブをドラッグして、パネルがドッキングしないようにします。
ソースモニターでシーケンスを開くには、プロジェクトパネルで Ctrl キーまたは Command キーを押しながらシーケンスをダブルクリックするか、またはタイムラインパネルで Ctrl キーまたは Command キーを押しながらネストされているシーケンスをダブルクリックします。
関連リソース
お問い合わせ
シーケンス設定の操作に関するご質問については、Premiere Pro コミュニティまでお問い合わせください。お客様からのご連絡をお待ちしています。