マニュアル キャンセル

Premiere Pro でのオーディオチャンネルのマッピング

  1. Adobe Premiere Pro ユーザーガイド
  2. ベータ版のリリース
    1. ベータ版プログラムの概要
    2. Premiere Pro ベータ版ホーム
    3. ベータ版機能
      1. メディアインテリジェンスと検索パネル
      2. メディアインテリジェンスと検索パネルに関するよくある質問
      3. キャプションを翻訳
      4. 生成拡張の概要
      5. 生成拡張に関するよくある質問
      6. カラーマネジメントシステム
  3. はじめに
    1. Adobe Premiere Pro の概要
    2. Premiere Pro の新機能
    3. Premiere Pro の更新のベストプラクティス
    4. Premiere Pro のキーボードショートカット
    5. Premiere Pro のアクセシビリティ
    6. よくある質問
    7. リリースノート
  4. ハードウェアおよびオペレーティングシステムの要件
    1. 推奨ハードウェア
    2. 必要システム構成
    3. GPU および GPU ドライバーの要件
    4. GPU アクセラレーションレンダリングとハードウェアによるエンコード/デコード
  5. プロジェクトの作成
    1. 新規プロジェクトの作成
    2. プロジェクトを開く
    3. プロジェクトの移動または削除
    4. 複数の開いているプロジェクトの操作
    5. プロジェクトのショートカットの操作
    6. Premiere Pro プロジェクトの下位互換性
    7. Premiere Rush プロジェクトを Premiere Pro で開いて編集する
    8. ベストプラクティス:独自のプロジェクトテンプレートを作成する
  6. ワークスペースとワークフロー
    1. ワークスペース
    2. 読み込みと書き出しに関する FAQ
    3. パネルの操作
    4. Windows タッチおよびジェスチャーによる操作
    5. デュアルモニターセットアップでの Premiere Pro の使用
  7. Frame.io
    1. Frame.io のインストールとアクティベート
    2. Premiere Pro および After Effects での Frame.io の使用
    3. Adobe Workfront と Frame.io の統合
    4. プロジェクトを共同編集する共同作業者の招待
    5. よくある質問
  8. メディアの読み込み
    1. 読み込み
      1. ファイルの転送
      2. 静止画の読み込み
      3. デジタルオーディオの読み込み
    2. Avid または Final Cut からの読み込み
      1. Avid Media Composer からの AAF プロジェクトファイルの読み込み
      2. Final Cut Pro 7 および Final Cut Pro X からの XML プロジェクトファイルの読み込み
    3. ファイル形式
      1. サポートされているファイル形式
      2. Blackmagic RAW のサポート
    4. タイムコードの操作
  9. 編集
    1. ビデオの編集
    2. シーケンス
      1. シーケンスの作成と変更
      2. ソースモニターでのインポイントとアウトポイントの設定
      3. シーケンスにクリップを追加
      4. クリップの並べ替えと移動
      5. シーケンス内でのクリップの検索、選択およびグループ化
      6. シーケンスからクリップを削除
      7. シーケンス設定の変更
      8. ソースモニターに読み込まれたシーケンスからの編集
      9. シーケンスの簡易化
      10. シーケンスのレンダリングとプレビュー
      11. マーカーの操作
      12. クリップにマーカーを追加
      13. エフェクトコントロールパネルでのマーカーの作成
      14. デフォルトのマーカーカラーの設定
      15. マーカーの検索、移動および削除
      16. 色によるマーカーの表示または非表示
      17. マーカーコメントの表示
      18. シーケンスマーカーのコピーとペースト
      19. After Effects とのマーカーの共有
      20. ソースのパッチ適用とトラックのターゲティング
      21. シーン編集の検出
    3. クリップのカットとトリミング
      1. クリップの分割またはカット
      2. クリップのトリミング
      3. トリミングモードでの編集
      4. J カットと L カットの実行
      5. クリップの作成と再生
      6. トリミングと再生の環境設定の調整
    4. ビデオ
      1. クリップの統合によるオーディオとビデオの同期
      2. メディアをレンダリングして置き換え
      3. 取り消し、履歴、イベント
      4. フレームの固定と保持
      5. 縦横比の操作
    5. オーディオ
      1. Premiere Pro のオーディオの概要
      2. ソースモニターでのオーディオクリップの編集
      3. オーディオトラックミキサー
      4. ボリュームレベルの調整
      5. エッセンシャルサウンドパネルを使用したオーディオの編集、修復および向上
      6. スピーチを強調
      7. スピーチを強調に関する FAQ
      8. オーディオカテゴリのタグ付け
      9. 自動ダッキングオーディオ
      10. リミックスオーディオ
      11. オーディオクリップミキサーを使用したクリップボリュームおよびパンのモニタリング
      12. オーディオバランスとパンについて
      13. 高度なオーディオ - サブミックス、ダウンミキシング、およびルーティング
      14. オーディオエフェクトおよびトランジション
      15. オーディオトランジションの操作
      16. オーディオへのエフェクトの適用
      17. ラウドネスレーダーエフェクトを使用したオーディオの測定
      18. オーディオミックスの録音
      19. タイムラインでのオーディオの編集
      20. Premiere Pro でのオーディオチャンネルのマッピング
      21. Premiere Pro で Adobe Stock オーディオを使用する
    6. 文字起こしベースの編集
      1. 文字起こしベースの編集
      2. 文字起こしベースの編集に関する FAQ
    7. 高度な編集
      1. マルチカメラ編集ワークフロー
      2. VR の編集
    8. ベストプラクティス
      1. ベストプラクティス:オーディオミックスの高速化
      2. ベストプラクティス:効率的な編集
      3. 長編映画の編集ワークフロー
  10. ビデオエフェクトとトランジション
    1. ビデオエフェクトとトランジションの概要
    2. エフェクト
      1. Premiere Pro のエフェクトの種類
      2. エフェクトの適用と削除
      3. FX バッジの使用
      4. エフェクトプリセット
      5. Premiere Pro のメタデータエフェクト
      6. 様々なソーシャルメディアチャンネル用にビデオを自動的にリフレーム
      7. カラー補正エフェクト
      8. エフェクトマネージャー
      9. クリップのデュレーションと速度を変更する
      10. 調整レイヤー
      11. フッテージのスタビライズ
    3. トランジション
      1. Premiere Pro でのトランジションの適用
      2. トランジションの変更とカスタマイズ
      3. モーフカット
  11. タイトル、グラフィック、キャプション
    1. プロパティパネル
      1. プロパティパネルについて
      2. テキストの編集
      3. シェイプの編集
      4. オーディオの編集
      5. ビデオの編集
      6. シェイプでマスク
      7. テキストスタイルの作成、適用、再定義
    2. エッセンシャルグラフィックスパネル(24.x 以前)
      1. エッセンシャルグラフィックスパネルの概要
      2. タイトルの作成
      3. リンクされたスタイルとトラックスタイル
      4. スタイルブラウザーの操作
      5. シェイプの作成
      6. ペンツールによる描画
      7. オブジェクトの整列と分布
      8. テキストとシェイプの外観の変更
      9. グラデーションの適用
      10. レスポンシブデザイン機能のグラフィックへの追加
      11. 音声テキスト変換
      12. 文字起こし用言語パックのダウンロード
      13. キャプションの操作
      14. スペルチェックおよび検索と置換
      15. テキストの書き出し
      16. 音声テキスト変換に関する FAQ
    3. モーショングラフィックステンプレート
      1. モーショングラフィックステンプレートのインストールと使用
      2. モーショングラフィックステンプレートでの画像またはビデオの置き換え
      3. データ駆動型モーショングラフィックステンプレートの使用
    4. ベストプラクティス:グラフィックワークフローの高速化
    5. レガシータイトルの廃止に関する FAQ
    6. レガシータイトルからソースグラフィックへのアップグレード
  12. フォントと絵文字
    1. カラーフォント
    2. 絵文字
  13. アニメーションとキーフレーム
    1. キーフレームの追加、移動、設定
    2. エフェクトのアニメート
    3. モーションエフェクトを使用したクリップの編集およびアニメーション
    4. キーフレームのオートメーションの最適化
    5. キーフレームの移動とコピー
    6. エフェクトとキーフレームの表示および調整
  14. 合成
    1. 合成、アルファチャンネル、クリップの不透明度の調整
    2. マスクとトラッキング
    3. 描画モード
  15. カラー補正とグレーディング
    1. 概要:Premiere Pro のカラーワークフロー
    2. カラー設定
    3. 自動カラー補正
    4. Lumetri Look を使用したカラーでクリエイティブに
    5. RGB および色相/彩度カーブを使用したカラーの調整
    6. ショット間のカラーを修正および一致
    7. Lumetri カラーパネルでの HSL セカンダリコントロールの使用
    8. ビネットの作成
    9. Look と LUT
    10. Lumetri スコープ
    11. カラーマネジメントの表示
    12. タイムライントーンマッピング
    13. 放送用 HDR
    14. DirectX HDR サポートを有効にする
  16. メディアの書き出し
    1. ビデオの書き出し
    2. プリセットマネージャーの書き出し
    3. 書き出しのワークフローと概要
    4. クイック書き出し
    5. Web およびモバイルデバイス向けの書き出し
    6. 静止画像の書き出し
    7. 他のアプリケーション用のプロジェクトの書き出し
    8. Pro Tools で使用する OMF ファイルの書き出し
    9. Panasonic P2 形式への書き出し
    10. 書き出し設定
      1. 書き出し設定のリファレンス
      2. 基本ビデオ設定
      3. エンコード設定
    11. ベストプラクティス:書き出しの高速化
  17. 共同編集
    1. Premiere Pro での共同作業
    2. 共同ビデオ編集の基本を学ぶ
    3. チームプロジェクトの作成
    4. Team Projects でのメディアの追加と管理
    5. 共同作業者の招待と管理
    6. 変更点の共同作業者との共有および管理
    7. Team Projects の自動保存結果とバージョンの表示
    8. チームプロジェクトの管理
    9. リンクされているチームプロジェクト
    10. よくある質問
  18. 長編とエピソードのワークフロー
    1. 長編とエピソードのワークフローガイド
    2. プロダクションの使用
    3. プロダクション内のプロジェクト間でクリップがどのように動作するかを説明します
    4. ベストプラクティス:プロダクションの操作
  19. 他のアドビアプリケーションの操作
    1. After Effects および Photoshop
    2. Dynamic Link
    3. Audition
    4. Prelude
  20. アセットの整理と管理
    1. プロジェクトパネルでの操作
    2. プロジェクトパネルでのアセットの整理
    3. アセットの再生
    4. アセットの検索
    5. Creative Cloud ライブラリ
    6. Premiere Pro の同期設定
    7. プロジェクトのコンソリデート、トランスコードおよびアーカイブ
    8. メタデータの管理
    9. ベストプラクティス
      1. ベストプラクティス:ブロードキャストでのプロダクションから学習する
      2. ベストプラクティス:ネイティブ形式で作業する
  21. パフォーマンスの向上とトラブルシューティング
    1. 環境設定の設定
    2. 環境設定のリセットおよび復元
    3. リカバリモード
    4. プロキシの使用
      1. プロキシの概要
      2. 取り込みとプロキシのワークフロー
    5. システムが Premiere Pro と互換性があるかどうかの確認
    6. Apple シリコン用 Premiere Pro
    7. ちらつき削除
    8. インターレースとフィールドオーダー
    9. スマートレンダリング
    10. コントロールサーフェスのサポート
    11. ベストプラクティス:ネイティブ形式で作業する
    12. ナレッジベース
      1. 既知の問題
      2. 修正された問題
      3. Premiere Pro クラッシュの問題の修正
      4. Premiere Pro の更新後に設定を移行できない
      5. Premiere Pro または Premiere Rush での緑とピンクのビデオ
      6. Premiere Pro でメディアキャッシュを管理する方法
      7. レンダリングまたは書き出し時のエラーの修正
      8. Premiere Pro の再生とパフォーマンスに関する問題のトラブルシューティング
  22. 拡張機能とプラグイン
    1. Premiere Pro でのプラグインと拡張機能のインストール
    2. サードパーティのデベロッパーの最新のプラグイン
  23. ビデオとオーディオのストリーミング
    1. Secure Reliable Transport(SRT)
  24. アセットとオフラインメディアの監視
    1. アセットのモニタリング
      1. ソースモニターとプログラムモニターの使用
      2. リファレンスモニターの使用
    2. オフラインメディア
      1. オフラインクリップの操作
      2. オフライン編集用のクリップの作成
      3. オフラインメディアの再リンク

ソースオーディオチャンネルと出力オーディオチャンネルをマッピングすることで、オリジナルサウンドの豊かさと深度を十分に表現した高音質なオーディオエクスペリエンスを実現します。

Adobe Premiere Pro logo

まずは無料で試してみる
AI を使用したワークフローの強化を試してみましょう

オーディオチャンネルのマッピングを使用すると、タイムライン内の特定のトラックに対して、クリップから個別のオーディオチャンネルをルーティングすることができます。これは、サラウンドサウンドマイクやマルチトラックオーディオレコーダーで録音されたものなど、マルチチャンネルオーディオクリップに便利です。

複数のオーディオチャンネルを含むクリップを読み込むと、すべてのチャンネルに対応する適切な数のオーディオトラックを持つシーケンスが Premiere Pro によって自動的に作成されます。デフォルトでは、クリップ内の各オーディオチャンネルは、シーケンス内のオーディオトラックにマッピングされます。

ただし、オーディオチャンネルのマッピングは変更できます。これは、読み込み時に行うか、プロジェクトパネルでオーディオを右クリックして変更オーディオチャンネルを選択することで実行できます。

読み込み時のソースオーディオチャンネルのマッピング

読み込みまたはキャプチャ時に、Premiere Pro が自動的にクリップのオーディオチャンネルをオーディオトラックとミックストラックへとマッピングする方法を指定できます。

  1. 環境設定タイムラインを選択します。

    画像は、メディアの形式を選択できるセクションを示すタイムライン環境設定ダイアログボックスを示しています。
    タイムラインの環境設定ダイアログボックスを使用して、メディアの形式を選択します。

  2. デフォルトのオーディオトラック」セクションから形式を選択し、「OK」を選択します。

ソースオーディオチャンネルマッピングの変更

  1. プロジェクトパネルでオーディオを含む 1 つまたは複数のクリップを選択し、クリップ変更オーディオチャンネルを選択します。

    注意:

    複数のオーディオクリップを選択している場合は、選択したすべてのクリップのトラック形式が同じであることを確認してください。ワークフローが「オーディオチャンネルを変更」を使用したソースクリップの変更に依存している場合は、Premiere Pro でプロキシを使用しないようにします。プロキシを使用すると、予期しない動作が発生します。

    クリップを変更ダイアログが開き、「オーディオチャンネル」タブが選択されています。
    オーディオ出力をステレオトラックにマップします。

  2. オーディオチャンネルダイアログボックスに、左側にクリップチャンネル、上部にソースチャンネルを含むマトリックスが表示されます。マトリックス内の対応するセルを選択して、クリップチャンネルをソースチャンネルにマッピングします。チェックマークは、クリップチャンネルがそのソースチャンネルにマッピングされていることを示します。

  3. チャンネルのオーディオをプレビューするには、ソースチャンネルを選択するか、「再生」ボタンを選択するか、スライダーを使用します。

  4. OK」を選択します。

注意:

統合クリップのオーディオチャンネルは変更できません。初期設定でモノラルを指定する必要があります。ただし、コンポーネントクリップから利用可能なすべてのオーディオチャンネルの順序を変更したり、有効/無効にすることは可能です。

オーディオ出力デバイスハードウェアチャンネルへのシーケンスオーディオチャンネルのマッピング

シーケンスミックストラックの各チャンネルに対して、ターゲットとするハードウェアオーディオデバイスのチャンネルを指定できます。チャンネルのマッピングは、環境設定ダイアログボックスのオーディオ出力マッピングパネルで指定できます。Premiere Pro は、指定されたハードウェアのチャンネルで各シーケンスチャンネルを再生します。

例えば、プロジェクトに 5.1 チャンネルのシーケンスが含まれているにもかかわらず、再生するシステムのハードウェアは 2 チャンネルしかサポートしていない場合を想定します。この場合、6 つのシーケンスチャンネルの割り振り先を 2 つのハードウェアチャンネルから選択することができます。

16 チャンネルのシーケンスについては、選択したハードウェアデバイスのチャンネルが 16 チャンネル未満の場合、16 出力チャンネルにマッピングされたままになります。

例えば、選択したデバイスにはチャンネルが 2 つしかない場合を想定します。この場合、ハードウェアチャンネルにマッピングできるのは、16 チャンネルシーケンスの最初の 2 チャンネルだけです。

注意:

オーディオ出力マッピングペインでは、コンピューターに取り付けられているサポート対象のデバイスであれば、有効にされていないデバイスにもシーケンスチャンネルをマッピングすることができます。有効にされていないデバイスに指定したチャンネルマッピングは、指定したデバイスを有効にしなければ確認できません。シーケンスのオーディオチャンネルをデバイスにマッピングするだけでは、デバイスは有効になりません。オーディオハードウェアデバイスを有効にするには、オーディオハードウェア環境設定で設定します。詳しくは、ASIO デバイス設定の指定(Windows のみ)を参照してください。

シーケンスチャンネルをハードウェアデバイスにマッピングするには、マッピング出力対象メニューを選択します。マッピング出力対象メニュー下部のリストには、選択したデバイスのサポート対象のハードウェアチャンネルが表示されます。チャンネルタイルを使用して、シーケンスチャンネルを各ハードウェアチャンネルにマッピングすることができます。

例えば、サードパーティ製の 16 チャンネルオーディオデバイスを選択した場合、このリストには 16 個のハードウェアチャンネルが表示されます。ステレオデバイスを選択した場合、リストにはハードウェアチャンネルが 2 つだけ表示されます。リスト内の各チャンネル名の右側にあるタイルは、選択したハードウェアチャンネルにマッピング可能なシーケンスチャンネルの種類を表します。シーケンスチャンネルには、ステレオチャンネル、5.1 チャンネル、16 チャンネルの 3 種類があります。

  1. 編集/環境設定/オーディオハードウェアを選択します。

  2. オーディオハードウェア」タブのマッピング出力対象メニューから、目的のデバイスのドライバーを選択します。デフォルトでは、「デスクトップオーディオ」(Windows)または「ビルトイン」(macOS)が選択されます。

  3. リストで、シーケンスチャンネルのタイルをドラッグして、リストに表示されている 任意のハードウェアチャンネルに移動させます。
  4. OK」を選択します。

クリップからのオーディオの抽出

クリップからオーディオを抽出すると、プロジェクトの新しいオーディオソースクリップを生成することができます。オリジナルのソースクリップは保持されます。オリジナルのソースクリップに対して行ったソースチャンネルマッピング、ゲイン、速度、デュレーション、フッテージの変換などのあらゆる調整は、新たに抽出したオーディオクリップに適用されます。

  1. プロジェクトパネルで、オーディオを含むクリップを 1 つまたは複数選択します。

  2. クリップオーディオオプションオーディオを抽出を選択します。

    抽出されたオーディオを含む、新しいオーディオファイルが作成されます。このファイル名の最後には「抽出」と追加されます。

ステレオトラックのモノラルトラックへの分割

モノラルクリップに分割」コマンドを使用すると、クリップのステレオまたは 5.1 サラウンドオーディオチャンネルからモノラルオーディオソースクリップを作成できます。ステレオクリップを分割すると、各チャンネルが 1 つのチャンネルに対応した 2 つのモノラルオーディオソースクリップが作成されます。5.1 サラウンドクリップを分割すると、各チャンネルが 1 つのチャンネルに対応した 6 つのモノラルオーディオソースクリップが作成されます。Premiere Pro はオリジナルのソースクリップを保持します。「モノラルクリップに分割」コマンドでは、新しいファイルは作成されません。適切なソースチャンネルマッピングが適用されたソースクリップのみが作成されます。

  1. プロジェクトパネルで、ステレオまたは 5.1 サラウンドオーディオを含むクリップを選択します。

  2. クリップオーディオオプションモノラルクリップに分割を選択します。

    作成されたオーディオソースクリップには、オリジナルのクリップ名にチャンネル名が続くファイル名が付けられます。例えば、Premiere Pro で「Zoom」という名前のステレオオーディオクリップから 2 つのオーディオソースクリップを作成すると、「Zoom 左」と「Zoom 右」という名前になります。

    注意:

    モノラルクリップに分割」コマンドでは、リンクされたクリップは作成されません。リンクされたモノラルクリップを作成するには、「ソースチャンネルマッピング」コマンドを使用します。「モノラルクリップに分割」コマンドは、タイムラインパネルのシーケンス内のクリップではなく、プロジェクトパネル内の項目に対して機能します。

すべてのステレオトラックのモノラルトラックへの分割

Premiere Pro は、各クリップがキャプチャされるか読み込まれるたびに、自動的にステレオおよびサラウンドチャンネルの各チャンネルを個別のモノラルクリップに分割できます。

  1. 環境設定オーディオを選択します。

  2. ソースチャンネルマッピングエリアで、ステレオメディアメニューから「モノラル」を選択します。

  3. OK」を選択します。

モノラルクリップのステレオとしての使用

モノラルオーディオクリップをステレオクリップとして使用することができると便利な場合があります。チャンネル形式を使用すると、モノラルクリップをステレオチャンネルに適用することができます。

  1. プロジェクトパネルでモノラルクリップを選択します。

  2. クリップ変更オーディオチャンネルを選択します。

  3. クリップを変更ダイアログボックスで、クリップチャンネル形式ステレオを選択し、「OK」を選択します。

    注意:

    クリップを変更」コマンドは、クリップがタイムラインパネルに表示される前に、プロジェクトパネルでのみモノラルクリップに適用できます。モノラルオーディオトラックで使用している場合、クリップのインスタンスをステレオに変換することはできません。

サウンドが片方のチャンネルにしかないステレオクリップがある場合、 または片方のチャンネルのサウンドをもう片方のチャンネルのサウンドに置き換えたい ステレオクリップがある場合は、ソースクリップチャンネルマッピング、 左チャンネルへ振るオーディオフィルターまたは右チャンネルへ振るオーディオフィルターを 使用できます。

複数のオーディオクリップのリンク

1 つのビデオクリップを複数のオーディオクリップにリンクしたり、複数のオーディオクリップを互いにリンクしたりすることができます。シーケンス内のオーディオクリップをリンクする場合は、マスタークリップではなく、そのインスタンスのみがリンクされます。プロジェクトパネル内のオリジナルのマスターオーディオクリップは、影響されません。

リンクされたクリップは、タイムラインパネルで移動やトリミングを行っても同期されたままになります。ボリュームエフェクトやパンエフェクトなどのオーディオエフェクトを、リンクされたクリップのすべてのチャンネルに適用することができます。リンクされた複数のクリップのうち 1 つだけを移動する編集を行うと、非同期インジケーターが表示されます。

複数のクリップがリンクしている場合でも、ソースモニターで表示およびトリミングすることができます。ソースモニターでは、一度に 1 つのチャンネルだけを表示したり再生したりすることができます。リンクされたクリップにマーカーが含まれている場合、ソースモニターのタイムラインには、表示されているトラックのマーカーのみが示されます。ソースモニターにプロジェクトパネルからの複数のクリップのリンクを表示している場合は、上書きボタンまたはインサートボタンを使用して、リンクされたクリップをタイムラインパネルへ別々のトラックとして追加することができます。

エフェクトコントロールパネルには、すべてのビデオトラックとオーディオトラックがマルチクリップリンクで表示され、適用済みのエフェクトがトラック別にグループ化されます。エフェクトパネルのエフェクトを、エフェクトコントロールパネルの特定のグループに適用することができます。

オーディオクリップのリンク

オーディオクリップのチャンネルの種類が同じで、各クリップが異なるトラック上にある必要があります。ビデオクリップにリンクされているオーディオクリップのように、クリップが既にリンクされている場合は、再度複数のクリップにリンクさせる前にそれらのリンクを解除する必要があります。

  1. 必要に応じて、ビデオとオーディオがリンクされている各クリップを選択するか、または複数のクリップを選択し、クリップリンク解除を選択します。

  2. タイムラインパネル内の個別のトラック上の各オーディオクリップを、Shift キーを押しながらクリックして選択します。ビデオクリップも Shift キーを押しながらクリックして選択できます。

    注意:

    すべてのオーディオクリップは、同じトラック形式 (モノラル、ステレオまたは 5.1 サラウンド)にする必要があります。

  3. クリップリンクを選択します。

ソースモニターでの複数のリンクされたクリップの編集

  1. タイムラインパネルで、リンクしているクリップをダブルクリックします。

  2. トラックメニューからトラックを選択して、特定のチャンネルを表示します。

  3. (オプション)トラックのインポイントとアウトポイントを指定します。

    特定のトラックのインポイントとアウトポイントを指定すると、同等のトリミングが、残りのリンクされたトラックのインポイントとアウトポイントに適用されます。リンクされたトラックのデュレーションが異なる場合は、インポイントとアウトポイントは違うものになります。リンクされたクリップのインポイントとアウトポイントが同じになるのは、デュレーションが等しい場合だけです。


お問い合わせ

オーディオのミキシングに関するご質問については、Premiere Pro コミュニティまでお問い合わせください。お客様からのご連絡をお待ちしています。

ヘルプをすばやく簡単に入手

新規ユーザーの場合

Adobe MAX 2025

Adobe MAX Japan
クリエイターの祭典

2025 年 2 月 13 日
東京ビッグサイト