Cloud Service としての Adobe Experience Manager | 製品の説明

発効日:2020 年 7 月 30 日

Adobe Experience Manager Sites(AEM Sites)とは

AEM Sites は、デジタルでのクロスチャネル顧客エクスペリエンスを提供するための、コンテンツとエクスペリエンス管理プラットフォームです。AEM Sites により、企業はあらゆるチャネルにわたる大規模なデジタルエクスペリエンスの構築と管理をおこなうことができます。

製品およびサービス

ライセンス指標

AEM Sites:Cloud Service

1 か月あたりのページビュー

AEM Sites:製品の制限事項

  • ページビュー。お客様が使用できるのページビュー数は、セールスオーダーで許可された数を上限とします。ページビューには、ページビューと API 呼び出しの組み合わせが含まれ、5 回の API 呼び出しが 1 ページビューとしてカウントされます。
  • 同時利用ユーザー。お客様は次のものを使用できます。
    • 最大 20 人の同時ユーザーによる AEM Sites での最大 500 万回のページビューライセンス。または、
    • 最大 40 人の同時ユーザーによる AEM Sites での最大 500 万回以上のページビューライセンス。 
  • 環境。お客様は、すべて同じコードリポジトリを共有する 1 つの実稼働環境、1 つのステージング環境、および 1 つの開発環境をデプロイできます。
  • ストレージ。お客様は、実稼働環境で最大 1 テラバイト、ステージング環境で 1 テラバイト、開発環境で最大 200 ギガバイトのストレージを使用できます。
  • ネットワーク I/O。お客様は次のものを使用できます。
    • 年間最大 25 テラバイトのネットワーク I/O と、最大 500 万ページビューの AEM Sites ライセンスを AEM サイトに提供、または
    • 年間最大 50 テラバイトのネットワーク I/O と、500 万以上のページビューの AEM Sites ライセンスを AEM サイトに提供、または
  • 追加機能。お客様は、AEM Assets のメディアライブラリ機能、および AEM Sites 用のエクスペリエンスフラグメントを利用できます。

Adobe Experience Manager Assets (AEM Assets)とは

AEM Assets は、お客様がデジタルアセットを共有および配布できるデジタルアセット管理システムです。ユーザーは画像、ビデオ、文書、オーディオクリップ、リッチメディアを管理、保存、利用して、Web 上、印刷物、デジタル配信に使用できます。

製品およびサービス

ライセンス指標

AEM Assets:クラウドサービス

標準ユーザーシートあたり(1 年)

AEM Assets:製品の制限事項

  • 標準ユーザー。お客様が使用できる標準ユーザーの数は、セールスオーダーで許可された数を上限とします。
  • 環境。お客様は、すべて同じコードリポジトリを共有する 1 つの実稼働環境、1 つのステージング環境、および 1 つの開発環境をデプロイできます。
  • ストレージ. お客様はストレージを使用できます。
    • 本番環境では最大 1 テラバイト、ステージング環境では 1 テラバイト、開発環境では 200 ギガバイト、そして 10〜24 人の標準ユーザーへの AEM Assets ライセンス。
    • 本番環境では最大 5 テラバイト、ステージング環境では 5 テラバイト、開発環境では 200 ギガバイト、そして 25 人以上の標準ユーザーへの AEM Assets ライセンス。
  • ネットワーク I/O。お客様は次のものを使用できます。
    • AEM Assets が 10〜24 人の標準ユーザーにライセンスされている場合、年間最大 25 テラバイトのネットワーク I/O。または
    • AEM Assets が 25 人以上の標準ユーザーにライセンスされている場合、年間最大 50 テラバイトのネットワーク I/O。
  • Brand Portal。お客様は、アセットの配布のために Brand Portal にアクセスして使用できます。Brand Portal には、500 のライトユーザーと、最大 10 テラバイトの Brand Portal オンデマンドストレージが含まれます。
  • スマートコンテンツサービス。お客様はスマートコンテンツサービスにアクセスして使用できます。
  • その他の制限。お客様には、エクスペリエンスフラグメントまたはコンテンツサービスを使用するライセンスは付与されません。

アドオン

製品およびサービス

ライセンス指標

アドオン製品およびサービスの適用性

サンドボックス

単位

AEM Sites または AEM Assets

開発環境

単位

AEM Sites または AEM Assets

ストレージ

テラバイトあたり(1 年)

AEM Sites または AEM Assets

同時利用ユーザー

20 同時ユーザーのパック単位

AEM Sites

Commerce Integration Framework

1 か月あたりのページビュー

AEM Sites

Asset Share

単位

AEM Assets

ライトユーザー

ライトユーザーシートあたり(1 年)

AEM Assets

Dynamic Media

1 か月あたりのページビュー

AEM Sites または AEM Assets

Cloud Service Dynamic Media ストレージ

テラバイトあたり(1 年)

Dynamic Media

アドオン:製品の制限

サンドボックス:サンドボックスは、非実稼働の使用例に対してのみ個別にライセンスされ、AEM Sites または AEM Assets の機能を実行することはできません。サンドボックスに含まれる各環境は、200 ギガバイトのストレージに制限されています。

開発環境。追加の開発環境は、AEM Sites または AEM Assets の非実稼働環境でのみ利用できます。AEM Sites または AEM Assets の機能を実行するために単独で使用することはできません。開発環境は、同じコードベースを共有する指定された実稼働環境で使用する場合に個別にライセンスを取得する必要があり、複数の AEM Sites または AEM Assets のデプロイメントで共有することはできません。追加の開発環境には、最大 200 ギガバイトのストレージが含まれます。

ストレージ. AEM Sites または AEM Assets の実稼働環境、ステージング環境、または開発環境にストレージを追加できます。

同時利用ユーザー。同時ユーザーパックは、AEM Sites にのみ追加できます。同時利用ユーザーパックは、AEM Sites のデプロイメントごとに個別にライセンスを取得する必要があり、複数の AEM Sites のデプロイメントで共有することはできません。

Commerce Integration Framework。Commerce Integration Framework は、AEM Sites にのみ追加できます。お客様が使用できるのページビュー数は、セールスオーダーで許可された数を上限とします。サードパーティの eコマースプラットフォームと統合する場合、Commerce Integration Framework には I/O ランタイムオンデマンドサービスの使用が含まれます。

Asset Share。アセット共有は、AEM Assets にのみ追加できます。アセット共有は、AEM Assets のデプロイメントごとに個別にライセンスを取得する必要があり、複数の AEM Assets のデプロイメントで共有することはできません。アセット共有には、AEM Assets 内に格納されているお客様のデジタルアセットを内外のグループに容易に配布できるカスタムメディアポータルを構築するための AEM Sites 機能の使用が含まれます。

ライトユーザー。ライトユーザーは、アセット共有およびブランドポータルにアクセスするためにのみ AEM Assets に追加できます。

Dynamic Media。AEM Sites または AEM Assets に Dynamic Media を追加できます。Dynamic Media には、計 1 テラバイトのオンデマンドストレージが付属します。Dynamic Media に含まれる一部の機能へのアクセスは、Adobe Scene7 または Dynamic Media Classic のブランド名が入った代替インターフェイスを介して提供されることがあります。アドビは独自の判断により、代替インターフェイスのブランドを更新し、かかる機能を単一アクセスのインターフェイスに統合することがあります。Dynamic Media が AEM Sites のアドオンとしてライセンスされている場合、お客様は Dynamic Media によって配信されるお客様のコンテンツについてのみ、AEM Sites 環境内で AEM Assets を利用できます。

Cloud Service Dynamic Media ストレージ。Cloud Service Dynamic Media ストレージは Dynamic Media にのみ追加できます。

定義

アドオンとは、お客様がライセンスを付与し、注文書で特定できる追加の製品およびサービスを意味します。

API 呼び出しとは、HTTP クライアントによりリクエストを行うアプリケーションがデータを取得または変更するための HTTP アプリケーションプログラムインターフェイス(API)リクエストです。

Brand Portal とは、Brand Portal On-demand Service です。Brand Portal は、AEM Assets 環境外のマルチテナント環境で動作します。したがって、AEM Assets の最小稼働率は Brand Portal には適用されません。

同時利用ユーザー数とは、同じ 30 分の期間内に AEM Sites の実稼働環境でログインしてアクティブな(つまり、少なくとも 1 回操作を実行した)ユーザーの数です。Cloud Service としてデプロイされたカスタマイズ無しですぐに使用できる AEM Sites は、実稼働環境にユーザーから掛かる平均負荷に基づいて指定された、同時利用ユーザー数(AEM Sites の説明に記載)に対応する仕様となっています。同時利用ユーザー数が、AEM Sites の説明に指定されている同時利用ユーザー数を超えた場合、または実稼働環境にユーザーから掛かるお客様の平均負荷が、オーサリングアクティビティ中に Adobe の仕様平均値を超えた場合、お客様がご利用のサービスのパフォーマンスに制限がかかる場合があります。実稼働環境にユーザーから掛かるお客様の平均負荷が、Adobe の仕様平均値を下回っている場合は、お客様の AEM Sites のデプロイメントでは、指定された同時利用ユーザー数(AEM Sites の説明に記載)以上のユーザー数に対応できる場合があります。

コンテンツサービスとは、JSON 形式の API を介してユーザー定義のコンテンツを公開する一連の機能です。

開発環境は、設計、コーディング、テスト、品質保証などの開発機能を実行するための非実稼働環境です。

ライトユーザーとは、アセット共有および Brand Portal を使用したり、アクセスしたりできる個人です。ライトユーザー指定ライセンスを同時に、または複数のユーザーで使用することはできません(同じログイン ID を複数のユーザーまたはコンピューターで同時に使用することはできません)。

メディアライブラリでは、個々のデジタルアセットレベルで使用するために AEM Assets で次の機能を利用できます。お客様の Web コンテンツ管理システムを支援するすぐに使用できるデジタルアセットのストレージ、「プロパティ基本」タブでのメタデータプロパティの管理、タイムライン機能へのアクセス(コメントの表示、アセットのバージョンの管理、ワークフローの起動、アクティビティの表示など)、注釈アイコンを使用したコメントの追加、静的なレンディションの管理、Web およびデジタルでの利用。AEM Assets のその他の機能を使用するには、AEM Assets のフルライセンスが必要です。

ページビュー アプリケーションの画面表示、アプリケーションの画面状態、モバイル Web ページ、ソーシャルネットワークページを含む、インターネットサイトの電子メールまたは Web ページの単一表示。ページビューは、Web ページの読み込みまたは更新時、アプリケーションの読み込み時、コンテンツのレンダリング時、または開いているか表示中の電子メールからコンテンツが表示されるたびにカウントされ、オリジンサービスでアクティビティをトリガーします。

発行インスタンスとは、お客様が対象とする視聴者にコンテンツを利用可能にする環境です。

サンドボックスとは、開発環境、ステージング環境、実稼働環境以外の使用例(概念実証、デモ、トレーニングなど)で破棄可能なインスタンスをデプロイするためのプログラムです。サンドボックスおよびそこに含まれる環境には、AEM Sites または AEM Assets の最小稼働率が適用されません。

スマートコンテンツサービス スマートコンテンツサービスオンデマンドサービス。お客様は、スマートコンテンツサービスにタグ付けされた画像を送信して処理することを選択できます。お客様は、この処理によってスマートコンテンツサービスが今後画像処理を行う際に、お客様のタグのつけ方を学習しより正確に再現できるようになることに同意します。スマートコンテンツサービスは、AEM Assets 環境外のマルチテナント環境で動作します。したがって、AEM Assets の最小稼働率はスマートコンテンツサービスには適用されません。

ステージング環境とは、デプロイメントパイプラインにより実稼働環境にプッシュする前にアプリケーションの変更を検証するために使用する環境です。

標準ユーザーとは、製品とサービスを使用またはアクセスできる個人(お客様の従業員または臨時従業員)であり、任意の目的でプログラムにより(API の使用など)製品とサービスにアクセスできる個人を含みます。標準ユーザー指定ライセンスを同時に、または複数の標準ユーザーで使用することはできません(同じログイン ID を複数の標準ユーザーまたはコンピューターで同時に使用することはできません)。

「ストレージ」とは、実稼働環境、ステージング環境、および開発環境内のすべてのアクティブデータについて、一度に使用可能なすべてのストレージを組み合わせた合計です。

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