ColdFusion 11 Update 7 (リリース日:2015年11月17日)には、次の変更が含まれています。
- Tomcat を 7.0.64 にアップグレード
- Tomcat コネクタを 1.2.41 にアップグレード
- OpenSSL ライブラリを 1.0.2 にアップグレード
- Windows 10 および Mac OS X 10.11 をサポート
- セキュリティ情報 APSB 15-29 に記載されている脆弱性に対処
- コネクタ、データベース、言語、キャッシュなどの領域に対する数件の重要なバグ修正
これは累積的なアップデートで、ColdFusion 11 の以前のアップデートによる修正も含んでいます。
重要な注意
ColdFusion 11 アップデート 7 には、IIS および Apache コネクタのバグ修正が含まれています。 Users should reconfigure the connector to apply the fixes.
バグ 3982328 の修正が不要な場合は、代わりに wsconfig –upgrade コマンドを使用して、コネクタを再設定できます。
IIS 10 とのコネクタは、このアップデートの適用後にのみ設定できます。
このアップデートは、ColdFusion 11 専用です。
修正されたバグ
このアップデートで修正されたバグの詳細なリストについては、このドキュメントを参照してください。
既知の問題
このアップデートには次の問題が存在することが知られています。
- Windows 10 では、ColdFusion 11 サーバーのインストールに時間がかかる。
- ColdFusion 11 サーバーがロックダウンされている場合、このアップデートのアンインストール後にサーバーを手動で再起動する必要がある。
前提条件
- 64 ビットコンピューターでは、32 ビット ColdFusion には 32 ビット JRE を、64 ビット ColdFusion には 64 ビット JRE を使用します。
- ColdFusion サーバーがプロキシの背後にある場合は、サーバーが更新通知を受け取ってアップデートをダウンロードできるようにプロキシ設定を指定してください。スタンドアロンインストールの場合は jvm.config の下のシステムプロパティ、JEE インストールの場合は対応するスクリプトファイルを使用してプロキシ設定を指定します。
- http.proxyHost
- http.proxyPort
- http.proxyUser
- http.proxyPassword
- JEE アプリケーションサーバー上で実行している ColdFusion の場合、アップデートをインストールする前に、すべてのアプリケーションサーバーインスタンスを停止します。
- ColdFusion 11 アップデート 7 のアーリーアクセスリリース(プレリリース)ビルドを適用してある場合は、再インストールしてください。
インストール
このアップデートのインストール手順については、「サーバー更新」セクションを参照してください。
- アップデートは、ColdFusion サーバーインスタンスの Administrator から、またはコマンドラインオプションを通じてインストールできます。
- Windows ユーザーは、「スタート/すべてのプログラム/Adobe/Coldfusion 11/Administrator」を使用して ColdFusion Administrator を起動できます。
- 「ダウンロードおよびインストール」オプションを使用してアップデートをインストールするときに、「{cf_install_home}/{instance_name}/hf-updates/hotfix_007.properties のファイルで書き込みファイル操作を実行するときにエラーが発生しました」というエラーが表示された場合は、{cf_install_home}/{instance_name}/hf_updates フォルダーに書き込み権限があることを確認してください。
- このアップデートを適用した後でコネクタを再設定する必要があるかどうかについては、「重要な注意」の節を参照してしてください。{cf_install_home}/{instance_name}/runtime/bin で入手できる wsconfig ツールを使用して、コネクタを再設定します。wsconfig ツールは管理者/ルート権限で起動する必要があります。
- アップデート 7 を使用すると、コネクタ設定ファイルは、{cf_install_home}/config/wsconfig/backup にバックアップされます。コネクタの再設定後、worker.properties ファイルに行われたカスタム変更をすべて元に戻します。
インストール後
- このアップデートの適用後、ColdFusion のビルド番号は 11,0,07,296330 になるはずです。
- ColdFusion 11 アップデート 7 のインストール後に JDK 8 にアップグレードする場合は、 tools.jar を {JDK_Home}/lib から {cf_install_home}/cfusion/lib/ に手動でコピーします。この手順を省くと、ColdFusion Web サービスに障害が発生する可能性があります。また、新しくコンパイルしたクラスを取得するために、以前に生成されたスタブが {cf_install_home}/cfusion/stubs/ フォルダーから消去されていることを確認してください。
アンインストール
アップデートをアンインストールするには、次のいずれかの操作を行います。
- ColdFusion Administrator で、「サーバーアップデート/アップデート/インストール済みアップデート」に移動して「アンインストール」をクリックします。
- コマンドプロンプトからアップデートのアンインストーラーを実行します。例:java -jar {cf_install_home}/{instance_home}/hf_updates/hf-11-00007/uninstall /uninstaller.jar
上記のアンインストールオプションを使用してもアップデートをアンインストールできない場合、アンインストーラーが破損している可能性があります。ただし、次の操作を実行すれば、手動でアップデートをアンインストールできます。
- {cf_install_home}/{instance_name}/lib/updates からアップデート jar を削除します。
- {cf_install_home}/{instance_name}/hf-updates/{hf-11-00007}/backup ディレクトリから {cf_install_home}/{instance_name}/ にすべてのフォルダーをコピーします。
メモ
- ColdFusion Administrator で、アップデートが「使用可能なアップデート」と「インストール済みアップデート」の両方にリストされている場合は、キャッシングの問題である可能性があります。次の手順に従います。
- 「サーバーアップデート/アップデート/使用可能なアップデート」に移動して「アップデートの有無をチェック」をクリックします。
- Ctrl + F5 キーを押して、ColdFusion Administrator の上部バナーから、バルブ通知を削除します。
- ColdFusion サーバーが自動的に起動しない場合(ps -ef | grep -i coldfusion コマンドの結果を見ると、ColdFusion は実行されていますが、ColdFusion Administrator にアクセスできません)、アップデートの適用後にサーバーを手動で再起動します。この問題はまれで、少数の Unix または Linux ベースのオペレーティングシステムで起こるだけです(マシンコンソールのバッファー割り当てサイズがほとんどゼロの場合)。
改訂履歴
2015年12月7日:OpenSSL ライブラリのアップグレードを変更リストに含めました。