Acrobat JavaScript デバッガー
Acrobat の JavaScript デバッガーを使用すると、デバッガーダイアログを使用してコードを行ごとに確認したり、ブレークポイントを設定したり、変数を調査したりできます。
JavaScript デバッガーを有効にするには、編集/環境設定/JavaScriptを選択して、「Acrobat を再起動した後で JavaScript デバッガーを使用」オプションを選択します。
デバッガーを開始するには、ツール/JavaScript/デバッガーを選択します。
文書レベル JavaScript の管理
文書レベル JavaScript ダイアログボックスを使用して、現在の文書にスクリプトを追加、編集または削除できます。
このダイアログボックスを開くには、ツール/JavaScript/文書レベル JavaScript を編集を選択します。
JavaScript エディター
JavaScript エディターを使用して、スクリプトを作成および編集できます。
このダイアログボックスを開くには、ツール/JavaScript/すべての JavaScript を選択します。
文書のアクションと JavaScript
特定の JavaScript を特定の文書のアクションに関連付けることができます。アクションがトリガーされると、スクリプトが実行されます。
文書のアクションダイアログボックスを開くには、ツール/JavaScript/文書のアクションを選択します。
アクションを選択して「編集」をクリックし、スクリプトをアクションに追加します。
JavaScript を使用した PDF のカスタマイズ
PDF ファイルをカスタマイズする最も簡単で強力な方法の 1 つは、JavaScript を使用することです。Adobe Acrobat ソフトウェアの JavaScript は、ISO-16262 の JavaScript バージョン 1.5(以前の名称は ECMAScript)に基づいて、オブジェクト、メソッド、プロパティを実装し、これにより PDF ファイルを操作したり、データベース連動型の PDF ファイルを生成したり、PDF ファイルの外観を変更したりといった様々なことができます。Acrobat JavaScript コードを特定の PDF 文書、その PDF ファイル内のページ、フィールドまたはボタンと結びつけたり、ユーザーアクションと結びつけることもできます。
JavaScript は、XML フォームに対して有用です。JavaScript により、フォームの自動処理、Web およびデータベースの通信、コメントの追加、ユーザーインターフェイス機能が可能です。Acrobat および Adobe LiveCycle ツールを使用して作成された PDF ファイルは、データを XML としてカスタムスキーマに抽出できます。Java および その他の言語で 記述されたアプリケーションは、Simple Object Access Protocol(SOAP)を使用した Web サービスで Acrobat と簡単に統合できます。
詳しくは、JavaScript を使用した Acrobat アプリケーションの開発(英語)を参照してください。